【感想・ネタバレ】セカンドステージのレビュー

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Posted by ブクログ

育児ママのために、老人たちが従業員の訪問家事&マッサージ会社を夫に知られずにやっている主婦のお話し

家事&マッサージの会社はまぁいいわ
アイデア次第だし、現実にあったら便利なんだろうなぁとは思う

育児に関しても、かなり現実的な描写
確かに忙しいよねぇ、主婦の方々って
理解のない夫とか姑さんがいたらなおさら
そして子供の脈絡のない泣き喚きとかね
虐待するかしないかは紙一重というのもまぁわかる

ただ、その紙はとても分厚く固くてそんなに破れないけどね

訪問した際の気づきから老人達が動くのもまぁやり過ぎと言えなくもないけど、フィクションなので理解はできる

ただ、終盤でのあの動員はもう無理
受け入れられません
現実を元にしたファンタジーです


ただ、この小説で何より衝撃を受けたのは、その後の小学校でのシーン
この場合は老人達だけど、実際に親から同じような事言われた事があるんだよね
子供のためだったら自分がどうなっても問題を解決するという意思は今になってようやく理解できるようになった
ま、あの時に僕の両親はホントにそんな覚悟があったかどうかは別として
もう、このシーンだけでやられてしまいました
完全に僕の心にスマッシュヒットです

う~ん、でも実際に僕の子が同じような目にあってたとして
同じような事を相手に言えるかどうかですねぇ
自分でははっきり言うべき時には言おうと思っているけど、実際に言えるかどうか
難しいところです

まぁでも、小説でもそうだったように、うちの両親もパフォーマンスだった可能性も多分にありますし

うん、実際にどうであれ、自分の子供にはそういった意気込みで子育てしようと再確認した小説でした

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2015年11月02日

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ネタバレ

二人の子持ちの杏子は、疲れているママ向けにマッサージと家事代行をする会社を起業した。従業員はお年寄り限定
夫の無理解、姑との確執、アルコール依存など、顧客のママたちにはいろんな悩みがあって、いちいち首を突っ込む老人たちに杏子は右往左往。けれど夫の浮気疑惑、息子の不登校など、自分の家庭にこそ問題が・・・。

前回読んだロケットボーイズがあまり好きな話ではなかったのでこちらもどうかな~と思ったのですが久しぶりに面白かったです。特に第4話の「サヨナラ」は泣けました
夫婦愛がすごく感じる作品でした。最後の最期まで騙されたままの矢島さんには本当に泣かせていただけました。本当はすべてを知っているのに・・・そしてこの本を読んで感じたことはお年寄りの力って凄いと改めて感じました。時間もお金もそれなりに確保できる高齢者を味方にするとこんなにも力強い話はないよな~と感じる本当に元気のでる作品でした。

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2015年09月13日

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子育て中のことを懐かしく?思い出しました。
本当、ちょっとした言葉、それで元気になれるのだけど、夫達は分かってくれないんですよね。
年齢を重ねたからこそ言える事、出来る事もある。
私もボランティアで行っている文庫のママさん達の
力になれたらと思いました。

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2015年06月17日

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シニアの方が活躍するのって良いなと思いました。元気で色々な経験がある方の力が実社会でも活かされると良いな。

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2023年10月17日

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働くママたちのためになればと企業した専業主婦と、その下で働く老人たちのおせっかいでほっこりする物語。
ママって、すごい!こんなに頑張ってるんだ、と思えるステキなおはなしでした

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2021年06月04日

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様々な問題を年寄りの御節介で解決していく短編で織りなっていくので1日で読めるというか、仕事ほったらかしで読み進めていってしまった。
飽きさせないテンポのよさだったが会話に違和感があり、誰がしゃべっているのか途中分からないとこもあって⭐️⭐️⭐️⭐️にしました。

箸休めで読む本、だけど今の地域の理想であり、年寄りのネットワークをなめちゃいかんって伝わる本。

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2020年05月26日

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五十嵐貴久って リカのイメージが強すぎてホラーのイメージしかなかったけど こんなハートフルな話も書けるんだねー。さすがプロ 笑。
最終章では ホロっと泣けた。気がついたら 涙が出てたって感じだった。適用間違ってるかもしれないけど まさに 情けは人のためならず と。
少子高齢化 共働きがフツーなりつつある現在 元気な高齢者には どんどん社会進出して いろんな役割を担ってもらえたらと思うけれど 現実問題としては難しいのか なかなかそういう方向には進んでいかないね。
がんばれば がんばるほど 息苦しくなりがちなのは 家庭も仕事も人間関係も同じだなぁ。頑張りすぎず 自然体というのが 1番難しい。

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2018年12月16日

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子育て中の杏子は、自分の経験から、子育てママを少しだけでも休ませてあげられるようにと、家事代行とマッサージの会社を起業した。
スタッフは老人達ばかり。
スタッフに助けられながら、杏子の奮闘は続く。

会社の趣旨、元気な老人たちの力を借りるというスタイルにはとても魅力を感じました。
ただ、無理解とはいえ、家族に内緒で会社を経営し続けたことのしわ寄せが後半に来たなと思います。
そこが、物語の展開としては大事なのかもしれないですが。
小学生の子供達を置いたまま、母が出たり入ったり、行き先もちゃんと告げないままと言うのは、大きなことが起こらなくて良かったと言えることではないのではないかなと違和感を感じます。

最後は家族の問題も解決しハッピーエンドという事ですが、なんだかなぁという気持ちは拭えなかったです。

設定が良かったので少し残念でした。

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2018年03月21日

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あぁ、育児、家事に追われるママの気持ちをここまで代弁してくれる小説は初めてかもしれない。

私も正社員で働きながら、育児家事を続けてきた。
もう子供に手はかからないが、子育て時期はノイローゼになりそうなほど悩んだ時期もあった。

テレビのニュースで幼児や乳児の虐待を、育児もしたことない奴等が、信じられない!?という顔して報じているが、どの母親だって紙一重なのだと思う。
そのくらい育児というのは大変なことなのだ。

この作者さんは、母親の訴えを上手に代弁してくれている。

主人公の杏子さんの行動に納得できないところも少々あるけど。。。

色々なアクシデントが起こるが、最後はじんわり心温まるそんなほっこりした小説。

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2017年08月27日

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二人の子育てをする杏子は、夫の理解も得られず一人で頑張るママたちのために、家事代行とマッサージの会社を起業。
夫には気付かれないまま三年が経過。
一緒に働くのは現役を引退したお年寄りたち。
そんなお年寄りは、ママたちの抱える問題を次々に解決。
お年寄りのパワーには、なにか力をもらえた。

2017.7.20

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2017年07月20日

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専業主婦が老人とチームを組んで子育てママのサポートをする会社を興す話。
老人には老人の今があり、過去もある。まだまだ人生が終わったわけじゃなく、普段は表に出さないものの、ここという時には活動的になるし、立ち上がることもある。当たり前の事実を敢えて綴った作品は自分の読書歴にはなく新鮮でした。
最後は格好良さに痺れました。

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2016年05月31日

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39歳の主婦・杏子が、三年前に立ち上げたとあるビジネスを通じて自らの家族の形を問う物語。
そのビジネスとは、育児や家事に疲れたママたちに向けてのマッサージのサービス。そしてこの物語のポイントは、杏子よりもずっとずっと人生の先輩である60歳以上の時間のある老人たち7人組がスタッフ、ということ。
老人たちはそれぞれ過去を背負いながら、客であるママに対して、過ちを犯さぬよう「おせっかい」を繰り広げていく。個性的で強烈な老人たちに社長である杏子は振り回されていくのだが、その仕事を通じて、自分の旦那や小学生の子供達とも向き合い、次なるステージ(セカンドステージ)を歩みだしていく。

結婚をしたり、子供を産むと、女性は少なからず働き方を変えなければならない。日々、家事や育児に追われながらも、やはり社会とはつながっていたいと思う。その気持ちは、専業主婦の友人からもよく聞く。女性と仕事の関係って難しい。多くの女性たちのパワーにもなる一冊だと思う。

私はいつか読書コンシェルジュという仕事をしてみたいなー。色んなニーズに応じて本選んで紹介するっていう。それにはもっともっと読書量必要だけどねー。

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2016年05月29日

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読みやすかった。
主人公の想いが分からないでもないんだけど・・・
現実的ではないかなって思っちゃう。

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2015年07月16日

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自分はまだ子供がいないので
想像はつかないけれど、
やはり子育ては体力と時間を要する大変なことなのだ。

ちょっと、休息を得る。
そんなことは、特に近くに親戚のいないママにとってはとても難しいことだと思う。
ちょこっと何かを頼めるひとがいるって、すごく心強いと思う。

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2015年07月04日

Posted by ブクログ

二人の子持ちの主婦が、マッサージと家事請負の会社を興す。

ストーリーは軽めでさくさく読めます。
3年たっても夫にばれてないというのも夫婦の関係がわかるようですが、スタッフがお年寄りばかりっていうのが斬新でした。

ママたちが少しでいいから休みたいって思うのもわかるし、お年寄りだって何かできるし、時間もあるし、こういうのってある意味理想的?と思います。

登場するおせっかいでバイタリティのあるご老人たち、お友達になりたいです!

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2015年06月30日

Posted by ブクログ

起業したママのお話、ということで親近感が沸いて読んでみました。
すらすら読めた。企業というよりは、マッサージや家事代行を通して見える家族のお話。出てくるキャラクターがみんな愛嬌があって、愛らしい。こんなおじいちゃんやおばあちゃんみたいな年上の友達が欲しくなりました。

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2015年06月05日

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主婦が起業する話で惹かれて購入。まだ働きたい意志があって元気な老人を雇用して清掃サービスやマッサージをやるビジネスは面白かった。また、老人なりにお節介な気持ちが出て問題を解決しようとか行動していたのはウケた。

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2014年10月01日

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いろいろな問題が詰め込まれている

母親の大変さはやらないと理解してしてもらえないと思う 
体力、忍耐力、判断力、想像力、推理力、会話力、社交性、家事力、読み聞かせ力、発言力…などなど

老人たちに力をもらえる

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2022年01月17日

Posted by ブクログ

登場するパワフルなシニア達、みんな元気でスゴイわ。シニアをナメちゃいけませんね。これ、男性におススメです。

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2021年09月23日

Posted by ブクログ

エネルギッシュなおじじとおぱば達でしたね。
自分の行いは回り回って自分に戻ってくる。子どもだろうと年寄りだろうと、関係ない。人間界の摂理かもしれない。
読み終わってから、将来どんなおじじになったら楽しいのかなと考えさせられた。まだ何十年先だけど、考えるべきなのかな。

そう思わせるような作品でした。

真面目な余談?ですが、
小学生の時に人と触れ合う事の大切さや楽しさを教育すべきではないだろか。どの時代や年代でも、いじめもあるし、悪巧みする人間もいる。それらを恐れて人と触れ合う事に距離ができてしまったら、間違いなく負のスパイラルに陥る。
「行いは輪廻の様に」、、、木魚でも叩こうかな。



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2021年07月03日

Posted by ブクログ

主人公の杏子の想いは育児を経験された方なら大なり小なり共感出来る部分があると思います。

「ありがとう」を言わない旦那と子供達 そして社会から取り残されて行く様な危機感など 杏子の心理描写が丁寧に描かれています。

旦那にはその言葉は禁句でしょ!と言いたくなる箇所が何度かあり腹ただしい思いにもなりました。

従業員のお年寄りの無茶ぶりとか他にも結構ツッコミどころもありましたが、楽しく読めた1冊でした。

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2021年01月29日

Posted by ブクログ

子育て、家事、自分のことで大変なのに、ママ支援の会社を立ち上げる杏子はすごいと思う。
でも、家庭以外にも居場所があるのはいいことだ。ずっと家にこもって、子どもの相手だけをするのは、幸せなことだけれど、しんどくもなる。
最後は従業員であるおじいちゃんおばあちゃん、そして顧客のママたちの底力を見た。
近所付き合いは面倒なこともあるけど、やっぱり子どもを見守る目は多いほうがいいし、もっと「助けてほしい」と声に出していいんだと思えた。

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2020年03月01日

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有佳利さんはクールでカッコいい。中島が惚れてしまうのはよくわかる。金井由香の件で「口は出すよ」と言う、それが年寄りの義務だと。尚也と良美の捜索での機転はもちろんだけど、その足で尚也のクラスに行って児童たちを震え上がらせるところはほんとに有言実行だと思った。そんな有佳利さんに告白できず、けじめとしてフルマラソンに挑戦した中島もカッコ悪くて?カッコいい!足を痛めた中島に対して有佳利さんは「何だ、このざまは。情けない。みっともない。あんたはそんな男だ。死ぬまでそんなジジイだよ」「馬鹿じゃないの?一度くらいやり通してみなよ。そんなこともできないあんたは死ぬまで負け犬だ。一度くらい……」、って手厳しい言葉をかける。そうしたら思わぬ展開で、やったね中島っ!て感じ。
夫の浮気疑惑に揺れる杏子にかけた諸見里もカッコよかったな。「子供のことはいいんだ。問題は社長の気持だよ。旦那のことが好きかい?一緒にいたいと思うかい?大事なのはそれだ。好きなら他の女に渡すな。仕方ないなんて言うな。社長は女房で、つきあっていた時を含めたらそんな女より全然長い時間を共に過ごしている。有利な立場なんだ。勝てるケンカなんだぞ」「でもな、気持がないなら、夫婦でいる必要はない。社長はまだ若い。どうにでもなる。世間体とかそんなこともいい。要は社長次第なんだ」
熟年離婚に怯えてる場合じゃないよな、オイラ……。

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2019年02月27日

Posted by ブクログ

分かる分かる〜と共感できるところと、えーそれはないでしょ〜と突っ込みたくなるところと、半分半分でした。さらりと読めて、面白かったです。

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2018年11月14日

Posted by ブクログ

二人の子持ちの杏子は、疲れてるママ向けにマッサージと家事代行をする会社を起業した。従業員はお年寄り限定。夫の無理解、姑との確執、アルコール依存など、顧客のママ達にはいろんな悩みがあって、いちいち首を突っ込む老人達に杏子は右往左往。けれど、夫の浮気疑惑、息子の不登校など、自分の家庭にこそ問題が…!?

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2018年05月28日

Posted by ブクログ

従業員のじいちゃん、ばあちゃんたちが元気でね。じいちゃんばぁちゃんネットワークもすごくてね。
そうだよねというところと、えー、なんだかなーとツッコミたくなるとこ織り交ざり、まあまあだったかな。

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2017年11月19日

Posted by ブクログ

専業主婦の杏子が起業した、疲れているママ向けの家事代行兼マッサージ業。ただし従業員はお年寄りだけ。孤独なママのトラブルを老人たちが無理矢理解決する痛快長編小説。
これぞ現代の隙間産業。ありそうで現実には商売としては難しそうだが、今を生きる老若男女の悩みはとてもリアルだ。特に登場する老人たちの主張は、これからの高齢化社会に向けて行政側が一考する必要があると思われる。

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2017年08月14日

Posted by ブクログ

ラストがバタバタと急ぎすぎていたのが難点ですが、働くママさん、子育てママさん色々な生き方、悩みがあって、それはそれでよかったです。
こんな気のいい、というか気持ちのいい”老人”たちが世の中にまだいるんですかね。
昭和の古き良き時代のお年寄りをイメージしました。

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2017年02月16日

Posted by ブクログ

二人の子持ちの主婦がママのためのマッサージと家事代行の会社を立ち上げて色々な問題に直面したりするお話。軽めでさくさくっと読めました。
会社を立ち上げる経緯、小さい子のいるママが当たり前に求められることに応えるのがどれだけ大変か、そこはよくわかって共感できた。従業員をお年寄りにするっていう発想も面白くなるほどと思わせる。
しかーし、自分の子どもをほったらかしにし過ぎでしょう。
小5と小2だよ。仕事が立て込んだとしても8時半までほっとくとかありえないよ。そこはだんなさんの言う通りでしょう。お兄ちゃんの問題にももっと早く気づくことができたんじゃないかな。
そして最後の展開が急すぎるし、いきなりだんなさんが理解を示すのも不自然だし、町中の老人たちがあんな風に行動を起こすのも現実的でないというか。まぁ、フィクションだからいいのかもしれないけど、ちょっと都合よくまとめすぎた気がします。

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2016年05月11日

Posted by ブクログ

「三匹のおっさん」の団体バージョンのようでした。ただ、杏子はどうかと。自分の小学生の子供をほっといて夜の外食なんて。若いママたちの心配するより、自分のすべきことをしろと思ってしまった。でも、こういうビジネスは大歓迎です。

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2015年01月21日

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