五十嵐貴久のレビュー一覧
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ネタバレシャッター街になってしまった商店街をどう復活させるかという話で、登場人物のほとんどは早く死んでしまいたいと話しているような老人ばかりなのに、どんどん明るい方向に向かっていく様子が読んでいて楽しかった。
読む前にあらすじでハッピーエンドになることまでわかっていても、商店街が復活していく様は読んでいてこちらまで嬉しくなってくる。
借金取りの話が初めにあり、ずっとその話スルーされ続けて商店街の話ばかりでどうオチをつけるのかと思っていたが、とても気持ちのいい終わり方だった。
でも物語の後、仕事(坊主?)もお金もないのに、どうやって家族で暮らしていくんだろうと少し考えてしまったw -
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特段作家デビューとかは、全く考えていないが、作家という生き物に興味があり、購入したもの。
ただ作家という生き物について書いているのではなく、本書は作家へなるにはどうすべきかと、あくまで素人が作家になるというための方法(イガラシ・メソッド)を紹介したものであり、「小説の新人賞は一種のゲーム」と言い切り、その「攻略本」とでもいったものであり、難しく考えられている小説を書くということに抵抗感を無くそうとし説明しているのには好感さえ覚える。
色々あったが、個人的にはプロットという言わば設計図が大切であることを知らされた。
妙なことに興味があったためか、自分では1日で読破した
珍しい本。 -
購入済み
家庭環境は、大事!
ネタバレ無し!
奥さまは、とても旦那さまを愛していた。然し旦那さんは?でも我が子の双子ちゃんは愛していたみたい。ませた姉と臆病な妹。本当の姿とは、一体何者?
読んで行くうちに、どんどんハマりますね。歪んだ愛情がその後の【リカ】を作り出す。読んで家庭環境は、とても大事だと思ってしまう。99%は、お金でも買えるが、残りの1%は、か え な い・・・。
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岩手県釜崎市、市民スポーツ課職員の奥寺浩子は女子ラグビーのトップ選手だった経験を買われ、岩手県代表の女子ラグビーセブンズチーム「岩手ブロッサム」の監督に就任する。しかし、東日本大震災で失った希望を県民に取り戻すため、目前に迫った岩手国体で優勝することを目標に選手の育成に励んでいたが、チームはまとまらず選手は次々と辞めていった。浩子は、選手集めに奔走しながらも、残った選手たちにハードな練習を課す。あまりの過酷さに浩子に対する不満は募るばかりだった。そんな中、浩子の妹の泉がブロッサムに加入するが、これまでの泉のチームへの言動に対して選手たちから大きな反感を買う。浩子にとって、何としても国体優勝を勝ち取るためには泉の力が必要だった。大会が近づくにに連れ、練習のハードさは増していく。選手たちは限界だった。そして、いよいよ国体が開幕する。女子ラグビーとはいえ、男子にも負けないスピード感や迫力をもって勝負に挑む選手たちの姿に感動を覚える。泥にまみれ、タックルを受け、満身創痍になりながらも、なぜ戦い続けるのか。「ラグビーが好きだから」。強き女性たちのラグビーに賭ける熱い情熱に心が溶かされます。
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ネタバレ評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
吉祥寺のコンビニでアルバイトをして暮らす“おれ”(バツイチ・息子あり)は、家事を終えると夜な夜なバーに繰り出す。ある日、オカマの京子ちゃんから、一年前に忽然と姿を消した少女の母親を紹介される。成り行きでその少女を捜すことになり、新聞記者や刑事から情報を得て捜索を進める。そして、一人の男に目をつけた…。東京・吉祥寺を舞台に描くミステリーは、著者初の文庫書き下ろし!
流石の私でも犯人の目星がついた(笑)筋読みよりおかまの京子ちゃんはじめ妙に大人びている息子など出演者がなかなか個性的で良かったわ。シリーズものなのね。 -
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ネタバレ児童虐待死の報がメディアを賑わす昨今、物語の入りには変にリアルさを感じてしまった。
そうした入りなのでDVから逃れた先でボクシングに出会うストーリー立ては十分に予想できました。
ただし予想としてはDVに打ち勝つ手段としてのボクシングであったので、その点は違っていましたね。
強くなりたくはあっても、それは暴力からでもDV夫からでもなく、何もなかった自分に勝つというものでした。
用意した題材とその先に見るモノが異なるな…と言うのは五十嵐先生の作品では自分にはよくあること。
その後の展開にもこのDV夫が障害になるのではないかと緊張しながら読み進めていたのですが思ったより障害にもならず、少なくともこの作品内では呆気ない退場でした。
(ただし退場の要因は提示されていますので理不尽は覚えません)
しかし読後には嫌なモノを覚えます。
このままでいいのかな、て。
ドラマとしては良いのですが、この作品後の時間軸に向けて、何も解決してないと思うのです。
こういうところも五十嵐先生とは見るところが違うなと覚えるのですが、先生は作品を形作ることに注力して、それはそれは綺麗なハコを作ってくれるのです。
でも自分はそのハコのそとを想像してしまう。
もちろん先生自身もそんなこと(私が思いつく程度のこと)に考え至らぬワケが無く、それはまあ…物語には(今は?)不要なモノだと先生が切り捨てた部分なのでしょう。
そんなこともあって余計な気を巡らせもしたのですが、クライマックスでの試合展開には引き込まれ、幾つかのシーンでは涙も流しました。
いい…。
そこに居る人達の感情の変化がとても胸に迫るのです。
正直、ある程度進んだところで、この試合のどこで物語が終わってもいいなと考えました。
血だらけ傷だらけになって、もう十分だ、ここで終わっても納得できる。
そんな展開が続いていきました。
でも五十嵐先生は最後まで、本当の最後まで書き切った。
主人公は中途半端で投げ出さずに戦い抜いた。
ああ、やっぱり五十嵐先生は自分とみているものが違うんだなぁ…という認識を新たにしました。
この試合、会場で観戦していた人は伝説のように語り継ぐだろうなぁ…と思います。
自分も見たかった。
いや、この作品を通してそこに居たのかな、観戦したのかな。
読み通した人はあの伝説の試合の生き証人なのです。 -
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五十嵐貴久って リカのイメージが強すぎてホラーのイメージしかなかったけど こんなハートフルな話も書けるんだねー。さすがプロ 笑。
最終章では ホロっと泣けた。気がついたら 涙が出てたって感じだった。適用間違ってるかもしれないけど まさに 情けは人のためならず と。
少子高齢化 共働きがフツーなりつつある現在 元気な高齢者には どんどん社会進出して いろんな役割を担ってもらえたらと思うけれど 現実問題としては難しいのか なかなかそういう方向には進んでいかないね。
がんばれば がんばるほど 息苦しくなりがちなのは 家庭も仕事も人間関係も同じだなぁ。頑張りすぎず 自然体というのが 1番難しい。 -
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警察側ではなく犯人側に寄り添いながら読み終えるという、珍しい一冊になった。
罪のない幼い3人もの子供達を殺害した人間を美化することも正当化することも許されるわけではないが、
誰も救われず報われることのない、心が痛むばかりの人生を選んだ犯人の心情は察するに余りある。
子供達は閉鎖的で小さな世界に生きている。
まだ幼い彼等は逃れる術を持たない。
ひとつの小さな命が消えた時、その周りには罪深い人間が多く存在した。
人は正しさだけでは生きていけない。
過ちも犯す。
そしてそれを赦すことも大事。
ただ、愛が深ければ深い程、誰かを憎まずにはいられない情がある。
この犯人は、息子をいじめ自殺に追いやった加害者達を憎み、そして自分を憎み、怒りと悲しみと絶望の中20年という長い長い年月を復讐の為に費やしてきた。
こんなにも哀しい生き方があるだろうか。 -
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夫のDVから逃げて、娘と2人で新たな生活を始めた愛。
ひょんな事から通うことになったボクシングジムで、女子プロボクサーを目指すことになった。
女版ロッキーでした。(笑)
無理と言われようと戦うために辛い練習を積み上げ、タイトル戦に挑む。
ありえないという展開も、妙に納得し、最後は愛を応援していました。
真利男が現れないはずないとは思いながら、あのタイミングは嫌だーと悔しくて、悔しくて。
勝ち組負け組は嘘。それは結果だから。
勝てなくてもいい、リングに上がるのを怖がらないで。自分の足で立って戦えばそれでいい。
ママが教えて上げる。勝ち負けよりもっと素晴らしいものがあるってことを。
愛ちゃん、お疲れ様! -
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2014年から1981年にタイムスリップした男が、81年には発表されていない名曲たちを新曲として発表していく…。
昔、タイムスリップした日本人のバンドが、当時未発表だったビートルズの曲をリリースするという漫画があったが、基本ラインは同じ。多少の罪悪感はありつつも、新曲としてリリースし、昔の人たちに熱狂的に受け入れられていく。1981年の世界でリリースされる名曲がどんな売れ方をするのかがとにかく楽しい。選曲に関しては異論もあるだろうが、そんなに違和感はない。ドリカムが入っていないのが不思議だなと思う程度。
1981年当時のことを少しでも知っていて音楽に多少なりとも興味を持っている人は楽しめる小説。当時のことを知らない世代でも、物語の展開が上手なので安心して楽しめるはず。 -
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ネタバレ息子が、同級生のいじめにより自殺し、それを防げなかったと悔いる父親。息子の復讐のためとはいえ、20年もの間、ここまで己を律し、ストイックに生き続けることができるのだろうか。
父親にその思いを遂げさせてあげたい。読み進むうちにその思いは募るが、しかし彼の犠牲になった子供たちに罪はない。
真相が明らかになるにつれ、題名の『贖い』が心に重くのしかかってくる。
追われるもの=犯人の心のありようと共に、追うもの=刑事たちのそれぞれが持つ心の闇を描くことによって、重厚な作品となっている。
それぞれの葛藤を抱えながらも、遂に犯人に辿り着く。
星野刑事と犯人との息詰まる心理戦は、どちらに心を寄せたらいいのかと思いながらも、圧倒されるばかり。
これを機会に、星野刑事が登場する一作目を再読してみよう。 -
Posted by ブクログ
東京、埼玉、愛知で立て続けに殺人事件が起きる。
被害者は、それぞれ小六、中二、一歳の子供。
当初から、犯人らしき者が登場し、「WHAT」よりも「WHY」を主眼に置いた作品のようだ。
物語は、犯人を追及する警視庁や各県警の刑事たちの地道な捜査活動が、交互に詳述される(誰がどこの警察の所属なのかを確認するため、人物一覧表を作ってしまた)。
その刑事たちは、それぞれ何らかの過去を抱えており、行動に支障をきたす場面もあるが、捜査の過程でそれらが次第に明かされる。
星野警部が犯人を確信しているような行動を続けるが、動機が解明されるのは、次巻のようだ。