五十嵐貴久のレビュー一覧
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夫のDVから逃げて、娘と2人で新たな生活を始めた愛。
ひょんな事から通うことになったボクシングジムで、女子プロボクサーを目指すことになった。
女版ロッキーでした。(笑)
無理と言われようと戦うために辛い練習を積み上げ、タイトル戦に挑む。
ありえないという展開も、妙に納得し、最後は愛を応援していました。
真利男が現れないはずないとは思いながら、あのタイミングは嫌だーと悔しくて、悔しくて。
勝ち組負け組は嘘。それは結果だから。
勝てなくてもいい、リングに上がるのを怖がらないで。自分の足で立って戦えばそれでいい。
ママが教えて上げる。勝ち負けよりもっと素晴らしいものがあるってことを。
愛ちゃ -
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2014年から1981年にタイムスリップした男が、81年には発表されていない名曲たちを新曲として発表していく…。
昔、タイムスリップした日本人のバンドが、当時未発表だったビートルズの曲をリリースするという漫画があったが、基本ラインは同じ。多少の罪悪感はありつつも、新曲としてリリースし、昔の人たちに熱狂的に受け入れられていく。1981年の世界でリリースされる名曲がどんな売れ方をするのかがとにかく楽しい。選曲に関しては異論もあるだろうが、そんなに違和感はない。ドリカムが入っていないのが不思議だなと思う程度。
1981年当時のことを少しでも知っていて音楽に多少なりとも興味を持っている人は楽しめる小説 -
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ネタバレ息子が、同級生のいじめにより自殺し、それを防げなかったと悔いる父親。息子の復讐のためとはいえ、20年もの間、ここまで己を律し、ストイックに生き続けることができるのだろうか。
父親にその思いを遂げさせてあげたい。読み進むうちにその思いは募るが、しかし彼の犠牲になった子供たちに罪はない。
真相が明らかになるにつれ、題名の『贖い』が心に重くのしかかってくる。
追われるもの=犯人の心のありようと共に、追うもの=刑事たちのそれぞれが持つ心の闇を描くことによって、重厚な作品となっている。
それぞれの葛藤を抱えながらも、遂に犯人に辿り着く。
星野刑事と犯人との息詰まる心理戦は、どちらに心を寄せたらいいのかと -
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東京、埼玉、愛知で立て続けに殺人事件が起きる。
被害者は、それぞれ小六、中二、一歳の子供。
当初から、犯人らしき者が登場し、「WHAT」よりも「WHY」を主眼に置いた作品のようだ。
物語は、犯人を追及する警視庁や各県警の刑事たちの地道な捜査活動が、交互に詳述される(誰がどこの警察の所属なのかを確認するため、人物一覧表を作ってしまた)。
その刑事たちは、それぞれ何らかの過去を抱えており、行動に支障をきたす場面もあるが、捜査の過程でそれらが次第に明かされる。
星野警部が犯人を確信しているような行動を続けるが、動機が解明されるのは、次巻のようだ。 -
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将軍狙撃未遂事件の捜査のために普段は敵同士の2人が最強のタッグを組む。
例えるならナメック星で悟空とベジータが共に戦うあのワクワク感。
珍しいのは、それが坂本龍馬と土方歳三ってこと。
これまた王道ではあるが、ズボラで人たらしな龍馬と神経質で粗野な歳三の正反対っぷりが面白く共通点は2人とも現実主義者で実務家であるというところ。
捜査を進めていく中で現れる様々な登場人物も幕末オールスターズといった面々で、ファンならニヤニヤしながら読めますよ。
何にしても歴史物というよりバディ物って感じで読み易いです。
最後にちょっとした(?)サプライズもあり、最後までテンポよく読み進められます。 -
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ネタバレ37歳独身でついにマンションを購入した川村晶子。
会社でもそこそこの役職についている晶子だったが、新商品の発売にミスがあることがわかり
取引先の会社の男の子と徹夜で作業することになった。
それがきっかけになり、仕事でもプライベートでもやり取りすることになったのが14歳年下の児島くんだった。
ルックスもよく、聞き上手な青年の児島くんに想いを打ち明けられた晶子の
年齢差や社会的立場などの葛藤。
理屈じゃなくて、大切なのは自分の気持ちだと気付いた晶子。
別れておしまいかと思ったら、意外とハッピーエンドだった。
小川弥生の存在がもっとぐいぐい出てくるのかと思ったけど、そうでもなかった。
最後 -
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子育て中の杏子は、自分の経験から、子育てママを少しだけでも休ませてあげられるようにと、家事代行とマッサージの会社を起業した。
スタッフは老人達ばかり。
スタッフに助けられながら、杏子の奮闘は続く。
会社の趣旨、元気な老人たちの力を借りるというスタイルにはとても魅力を感じました。
ただ、無理解とはいえ、家族に内緒で会社を経営し続けたことのしわ寄せが後半に来たなと思います。
そこが、物語の展開としては大事なのかもしれないですが。
小学生の子供達を置いたまま、母が出たり入ったり、行き先もちゃんと告げないままと言うのは、大きなことが起こらなくて良かったと言えることではないのではないかなと違和感を感じ -
- カート
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試し読み
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ネタバレ作家・五十嵐貴久氏による、
作家になりたい人のための、How To 本です。
著者によると、作家になるためには、
正しい方法(とはいえ、五十嵐氏の提案する方法は
あくまでひとつの方法であり正解というわけではないと言っています)で
小説を書いて応募することだということです。
作家になるためには長編の新人賞を取ることがもっとも効率的であり、
新人賞自体は攻略を考えて戦略的にやるゲームだと考えていい、とのこと。
ちなみに、純文学については著者にその知識がないので、
本書では除外対象とされています。
つまり、この本はエンタメ作家としてデビューするための
How To 本ということでした。
・プロット