五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 安政五年の大脱走

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    なかなかハッタリの利いた時代小説だ。でも設定に無理がありすぎる。プロットを捻り過ぎたか。もっと素直な物語にしたほうが爽快だったのでは。

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    2011年10月01日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    大好きな宇宙(ロケット)モノ×青春小説ときたら
    読むしかないでしょ!というわけで読んでみました。

    パチンコに明け暮れるダメ高校生が
    Eカップ女子高生アイドルのおっぱいを
    触らせてもらったことをきっかけに
    キューブサット(小型人工衛星)の
    打ち上げに目覚めていく物語。

    パチスロの天才とか、
    引きこもりだけれど天才とか、
    会話ができない怪力とか個性的な登場人物が
    たくさん出てきて楽しめます。

    最初はよこしまな理由から始めた
    主人公(とその取り巻き)も
    段々キューブサット製作にのめり込んでいく様子が
    リアルに描かれていて、
    読んでいる方もどんどん引き込まれていきま

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    2011年08月25日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    なぜバンドなのか、なぜディープパープルなのかと言う疑問については書き込みが薄かった気がするが、そんなことは枝葉末節。細かいことは気にならないほどテンポがよく、楽しく読める。コンビニバイトがきっかけで、幼なじみに巻き込まれてバンドを始めた主婦が主人公。個性豊かなメンバーが集まって目指すはクリスマスチャリティーコンサート。読んでいると思わずあのリフを口ずさんでしまう。家族の温かさと友情、そして1995年の44歳ならではの比喩に笑い顔でページをめくれる楽しい作品。それにしてもこの作者、女性目線の作品がとても上手。中年女と拗ねている女性心理の描写が見事だった。

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    2011年09月07日
  • 土井徹先生の診療事件簿

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    ネタバレ

    2011/8/5 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2022/1/21〜1/23

    殉職した父の跡を図らずも継ぐことになった、成り立てキャリア警察官の立花令子は副所長として父のゆかりの南武蔵署に赴任する。腫れ物に触るように扱われつつも、いくつかの事件に巻き込まれる。獣医である土井徹先生と孫娘の桃子に事件の話をすると、土井先生が鋭い洞察力で事件を解決する、という安楽椅子探偵型短編集。キャラクターが魅力的だが、残念ながら続編は出ていないようだ。10年くらい経っているので、もう出ないのかなぁ。

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    2022年01月23日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    40代の家庭の主婦がバンドを組んでライブ演奏するまでを描いた話です。いくつになっても思いを遂げるために奮闘する熱い姿は青春そのものです、失敗したら何度でもやりなおせばいいというメッセージが胸に響きます。読後ちょっと元気がでました。

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    2011年07月02日
  • TVJ

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    著者のデビュー作。
    犯行が進行する緊迫感と、それを阻止しようと
    孤軍奮闘するヒロインの力の抜け感(本人は必死)のバランスと
    テンポが良い。恋する女は強し!

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    2011年06月17日
  • 安政五年の大脱走

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    穴を掘るだけの話なのになんで面白いんだろう……(笑)。疾走感と、スカッとした読後感のある時代小説だけど、現代劇を見てるようなテンポの良さで話が進む。時代もの読んだことない人でもすらすら読めそう。

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    2011年05月16日
  • パパとムスメの7日間

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    この人の作品はデビュー作の『リカ』から読んでおります。
    歴史物やホラーや青春物やサスペンス等々、幅広い作風で人気の作家です。
    文章も良いしストーリーも良い。これでもう少し多作だったら良いんだけど、それでもレベルが下がるよりはいいかな?なのです。

    で、この『パパとムスメの7日間』。
    よくある『とりかえばや物語』の現代版です。
    アイディアとしてはそんなに斬新なものではないですが、作品のテンポが良かったです。
    ムスメにやりこめられるお父ちゃんがいいかんじです。
    でもやりこめられてもムスメとコミュニケーションをとれることを喜んでいるお父ちゃん。なかなか可愛いのですが、でも、もうこのお父ちゃんと非常に

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    2011年05月05日
  • 安政五年の大脱走

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    井伊直弼から側室になることを要求され、拒絶したために捕われた姫と家臣。

    一丸となって、幾重にも困難な方法で突き進む家臣たち。一方、ユーモラスで優雅な手段の姫。

    武士の誇りや謀略、痛快で一気に読みました。

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    2011年04月15日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    がっつり一気読み!面白かったー!ビバ青春物♪主人公の心のツッコミが好きすぎて…!そしてキャラが濃いなぁ〜。笑。嫌いな子があまりいなくていいなぁ、この人の作品。ダンナは紙一重なんだけど憎めない感じなんですよねぇ。引きこもりのぱぱさんにしたって、変なキャラの子たちだって、みんな嫌いになれない。

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    2011年02月23日
  • パパとムスメの7日間

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    有名どころを手にとってみたけど、面白かったー!ムスメよりお父さんの方が大変だよなぁコレ…とか思いながらトコロどころクスッと笑ってしまう様な描写があって面白かった!良くドラマ化したなぁこれ。お風呂のシーンとかどうしたんだろう。。。からだはってんなぁとか思う。てかお父さんカワイイぞー!ムスメも可愛くないがカワイイぞ。笑。

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    2011年02月23日
  • 安政五年の大脱走

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    ネタバレ

    井伊直弼のわがままから、南津和野藩の美雪姫と51人の半紙が絖神岳に幽閉され、捕らえられた南津和野藩士が大脱走を企てる話。まったくの奇想天外なストーリーですが、この本の本質は、人の心は力では動くものではないということ。この本質を感じつつ、いかに抜け穴を掘るかに引き込まれつつ、最後に”えええええ!”ということになる。ぜひあとがきまで読んでもらって十分楽しめる。
    五十嵐貴久の本ははじめて読みましたが、なかなか面白い。感じたのは、まっとうな話に推理小説の筋書きを取り入れたようなかん時がする。まっというな小説とはいえないが、すごく面白く読める一冊です。ぜひお薦めの本です。

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    2011年01月30日
  • 相棒

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    ネタバレ

    2010/10/16 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2019/5/29〜6/1

    大政奉還を前に、徳川慶喜が乗った駕籠が狙撃される。その調査を求められたのが、不倶戴天の敵と思われた坂本龍馬と土方歳三。果たして、二人は真相に辿り着くのか?いやいや、面白い設定だ。五十嵐さんらしい映像が思い浮かぶ文章。最後には意外などんでん返しもあり、大変面白い作品であった。

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    2019年06月01日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    ベッタベタでコッテコテな青春小説。だがしかしこういうオーソドックスな、アンパンマンか水戸黄門かみたいなテンプレ青春小説が私は好きです。空っぽの頭で楽しむのが吉。

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    2010年04月06日
  • パパとムスメの7日間

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    高校生の娘がお父さんを無視してるところなどとてもリアル。あと口調やしぐさなどで四苦八苦してるところなど、面白かった。香水プロジェクトにいろいろ言いたくなる女子高生の気持ち、「あーそういうふうに考えてたよねー昔」って感じだった。すごくリアル。最後、確執の原因みたいなことが明らかになるんだけど、事実はそんなものなんだろうけど、なんとなくストーリーから外れてるような感じもしたけど、すっきりはしたというか、落ち着くところに落ち着いてよかった。

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    2010年01月12日
  • パパとムスメの7日間

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    パパと娘が事故に遭い、入れ替わってしまう1週間を書いた不思議な話。
    入れ替わる前はパパのことが嫌いだった小梅だったが入れ替わってみてパパの苦労や努力がわかり、だんだん心を開いていくようになる心境の変化がとてもうまく描かれていました。
    パパが小梅になって女子高生に一生懸命になろうとしているところがおもしろかったです。

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    2010年01月09日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    梶屋信介は都内の工業高校に通う17歳。ちょっとしたことから人工衛星をつくることになった。といってもそんなの絶対ムリ!なので仲間を集めたが、その仲間が揃いも揃って変わり者ばかりときた…。—冴えない毎日を冴えない気持ちで送っていたおれたち。でも、何かやらなきゃ何も変わらない。落ちこぼれ高校生たちが繰り広げる、たっぷり笑えてちょっぴり泣ける青春小説。

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    2010年05月23日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    科学系の青春小説です。
    しかし登場してくるキャラクター達はギャンブル好きな高校生に、「おー」と「あー」しか言わない強面な男、天才的な頭脳を持つが引きこもり…などなど、一癖も二癖もある奴等ばかり。そんな奴等が徐々に友情を築いていく姿は読んでいてとても感動しました。
    物語も波乱が波乱を呼ぶ展開で、ドキドキハラハラさせられっぱなし。比較的厚めの本書ですが、ストーリーの展開と文体の歯切れよさでガンガン読めます。お勧めの一冊です。

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    2009年11月12日
  • パパとムスメの7日間

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    舘ヒロシとガッキーでドラマ化されてたのかぁ。

    表紙の絵柄からして「強気パパ」と「ビビリムスメ」かと思ったけど、ちがった。

    メインはどちらかというとムスメ(小梅)視点のほうかなぁ、と思う。

    パパが勤める化粧品会社のあのプロジェクト、ムスメが口出ししたおかげで

    どういった結末になるのかが一番気になる。

    今では消費者視点で考えられるのが大体普通だけど、老舗ゆえにめんどくさいんだろうなぁ。


    ママ視点も含んだ続編があるみたいなので、読んでみたい。

    ドラマも見てみたいな。

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    2010年03月20日
  • パパとムスメの7日間

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    2009/10/18 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2014/9/5〜9/9

    5年ものの積ん読本で、久しぶりの五十嵐作品。列車事故で父とムスメの人格が入れ替わり、という展開はありふれているが、その後の展開が秀逸。観てはいないが、テレビドラマ化もされていたはず。確かに、ドラマ向きの展開だなあ。こういうのは五十嵐さん上手いもんな。

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    2014年09月09日