五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今年の正月にNHKで『幕末相棒伝』というタイトルでドラマ放送されたもの。
ドラマ化をするというのを聞いてこの作品を知ったのだが、私はドラマを見るのは苦手なため、原作小説を読んだ。
坂本龍馬と土方歳三がコンビを組むという、考えただけでわくわくしてしまう設定で、とても面白かった。
水と油のような二人は、初対面では一触即発な空気を醸し出していたが、ともに「将軍暗殺未遂事件」の犯人を追っていくうちに、少しずつ信頼が生まれていく。
その過程が大変良く、何より二人の会話のキャッチボールが面白かった。
事件解決後、別れ際に龍馬は土方に向かって、
「わしゃ、あんたのことが嫌いではない」
「また会いたいもん -
Posted by ブクログ
炎がビル全体にじわじわと、やがて勢いを増して襲い掛かる描写が見事で、その場にいるかのように苦しくなってしまった。さすがに熱さを感じるわけではないが、まるで自分が迫りくる炎に追いかけられているような恐怖を感じながら読んだ。
最先端の技術を駆使した超高層ビル。しかし工期や費用などの関係で、出来上がったものはずさんで危険極まりないものだったのだ。
ビルの一部から出火した炎がフロア中に広がり、上へ下へと広がっていく。
商業施設とオフィス、そして一流ホテル。最上階には大きなパーティールームがあって、そこに大勢の人が取り残されてしまう。
救助に向かった消防員のうち、現場に生きて残ったのはたった一人の若い -
購入済み
スリリング
先の読めない展開でスリリングで面白いです。
主人公が典型的なクズな男性キャラなので、ハッピーエンドの予感が全くしないですね。 -
Posted by ブクログ
五十嵐貴久『PIT 特殊心理捜査班・水無月玲』光文社文庫。
水無月玲が率いる特殊心理捜査班のメンバーが若いOLばかりを狙う謎の連続猟奇殺人犯Vを追う警察ミステリー。密林の評価が随分と低いようだが……
非常にリーダビリティが高く、ストーリーも面白い。次々と陰惨な事件が描かれるが、もしかしたら同一犯による犯行かと期待は高まる。物語にどう決着を付けるのか……
なるほど。相沢沙呼の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読む前に本作を読んでいたら、大絶賛だろうな。
前半に描かれたVと名乗る連続猟奇殺人犯は意外にあっさりと逮捕され、その動機にも拍子抜けする。だが、物語はこれで終わりではない。
終盤