五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 相棒

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    ネタバレ

    今年の正月にNHKで『幕末相棒伝』というタイトルでドラマ放送されたもの。
    ドラマ化をするというのを聞いてこの作品を知ったのだが、私はドラマを見るのは苦手なため、原作小説を読んだ。
    坂本龍馬と土方歳三がコンビを組むという、考えただけでわくわくしてしまう設定で、とても面白かった。

    水と油のような二人は、初対面では一触即発な空気を醸し出していたが、ともに「将軍暗殺未遂事件」の犯人を追っていくうちに、少しずつ信頼が生まれていく。
    その過程が大変良く、何より二人の会話のキャッチボールが面白かった。

    事件解決後、別れ際に龍馬は土方に向かって、
    「わしゃ、あんたのことが嫌いではない」
    「また会いたいもんじゃの」
    と言うが、土方はこう返す。
    「うるせえ」
    「おれぁお前が気に入らねえ」
    「明日以降お前のことを見つけたら、その時は容赦なく叩き斬る」

    しかし二人の空気感は初対面のときとは随分と変わっており、土方の言葉も微笑ましく感じてしまった。

    新選組や土佐藩の人物の他に、薩摩、長州、御陵衛士など、幕末期の有名人が数多く登場する。
    私が幕末にハマっていたのは十年ほど前なので、その面々にとても懐かしくなった。

    気になったところもいくつかあった。
    展開がゆっくりで、事件の解決の仕方は少し拍子抜けしてしまった。
    また、人物像が司馬遼太郎などの先人が作り上げたイメージを引き継いでおり、新鮮みは感じられなかった。
    しかし二人のやり取りを見ているだけで楽しかったので、多少の引っかかりがあったもののあまり気にならなかった。

    物語は戊辰戦争へと進んでいくが、そこでもハッと驚かされる展開が待っている。
    そうだったら面白いな、という妄想を広げてくれる、とても夢のある作品だった。
    読めて良かったと思う。

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    2022年02月18日
  • 年下の男の子

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    2008年に書かれた小説だそうですが、今こそ是非!実写ドラマ化して欲しい。あの『リカ』の作家さんと気付いてビックリしました。

    0
    2022年02月11日
  • 炎の塔

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    ネタバレ

    映画のようだ

    小学生の時に親に連れられて「タワーリングインフェルノ」を劇場で観たが、リアルで本当に怖かったのを思い出す

    大惨事には、自分を犠牲にしても人を助けることを優先する人、自分だけ助かりたいと思う人、最初から諦める人、泣くだけでパニックになる人…

    その人の本性が嫌でも現れてくる

    先輩の説得が夏美の力になる

    それにしても高層タワーには仕事でも行きたくない

    0
    2022年02月11日
  • 炎の塔

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    架空の日本一のビルで起こる火災の話。
    次から次へと施主や関係者の横暴が原因のミスや欠陥が重なり、被害はどんどん広がってどうしようもなくなる中で、消防士達のプロ意識と一部の一般人の献身により最悪の事態だけは免れることができた。
    全編を通して緊張感のある辛いシーンが続くので、一気読みして疲れてしまった。

    0
    2022年02月05日
  • 相棒

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    大政奉還を目前に控え、徳川慶喜暗殺未遂事件が起きた。
    犯人探しの密命を受けたのは坂本龍馬と土方歳三。
    あり得ない組み合わせの二人が、ぶつかり合いながら何かを感じ合い、捜査を進める姿がとても面白くて、引き込まれた。
    幕末には疎い自分も、エンタメ小説として楽しく読めました。

    0
    2022年01月30日
  • スタンドアップ!

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    『スイム!スイム!スイム!』のような終盤の盛り上がり方が胸アツ! テンションは『1985の奇跡』の終盤のよう。何が言いたいのかというと、極上のエンタメ作品であるということ。映像化して欲しいなぁ...。

    0
    2022年01月23日
  • 南青山骨董通り探偵社

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    一流企業で営業マン。ただし平凡で競争は苦手だが辞める勇気はない。
    そんな雅也が探偵にならないかと誘われて。
    給料が良いだけでやりがいがなければ仕事は続かない。その逆もしかりですが、それでもやりがいが上かなって感じる時があります。
    合う合わないもありますし。
    軽快でスピード感がある物語。
    この探偵社は面白い。
    今後の井上雅也の活躍に期待します。

    0
    2022年01月21日
  • 炎の塔

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    炎がビル全体にじわじわと、やがて勢いを増して襲い掛かる描写が見事で、その場にいるかのように苦しくなってしまった。さすがに熱さを感じるわけではないが、まるで自分が迫りくる炎に追いかけられているような恐怖を感じながら読んだ。

    最先端の技術を駆使した超高層ビル。しかし工期や費用などの関係で、出来上がったものはずさんで危険極まりないものだったのだ。
    ビルの一部から出火した炎がフロア中に広がり、上へ下へと広がっていく。
    商業施設とオフィス、そして一流ホテル。最上階には大きなパーティールームがあって、そこに大勢の人が取り残されてしまう。
    救助に向かった消防員のうち、現場に生きて残ったのはたった一人の若い女性の消防士。彼女は体力的にもこれ以上この仕事を続ける自信がなく、更に消防士には向いていないと上官に言われ、近々辞表を出そうと決めていた。
    そんな状況の中で次々と発覚する絶望的な事実と、救助しなければならないたくさんの人たち、迫りくる時間と炎。

    本の冒頭は、オープン初日にそのビルを訪れることになった老夫婦、家族、わけありの恋人たちなどの誰もが期待に胸を膨らませて楽しんでいる様子が描かれている。だから、この後起こる悲劇との落差が余計につらい。

    後半はバタバタとまとめてしまった感があって、個人的にはその悲劇がなぜ起こってしまったのか、そしてその責任は誰がどうとるのかまで読みたかったが、それは著者がこの本で書きたかったことから外れてるのだろうなと思った。

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    2022年01月07日
  • リカ 黒髪の沼(1)

    購入済み

    スリリング

    先の読めない展開でスリリングで面白いです。
    主人公が典型的なクズな男性キャラなので、ハッピーエンドの予感が全くしないですね。

    0
    2022年01月05日
  • 相棒

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    幕末から明治初期の時代は、スターが勢揃いしています。
    その中でも超が付いてもおかしくない、しかも敵対している二人が将軍を狙った者を探すという話。
    フィクションのはずですが、その背景とか佐幕派、勤皇派の思惑や事情は勉強になりました。
    これはその時代の青春物語。
    幕末青春伝です。

    0
    2022年01月03日
  • 年下の男の子

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    ドラマや映画でなく、コミック含めて読む媒体で恋愛ものを久々に読んだ。
    不覚にもドキドキした。気持ちの変化や年齢差の不安など、すっごくわかる!
    いい終わり方だったけど、最後の章はただ現実味がなさすぎるかな。
    もっとも恋愛小説にリアリティなんて誰も求めてないか。

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    2021年11月14日
  • PIT 特殊心理捜査班・水無月玲

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    騙されないように慎重に読み進めるも無駄な抵抗だった...。はい、やられました! ここまでどんでん返ししちゃいますか...。
    警察組織だけではなく、様々な組織や企業、個人も変化に対応できないと生き残っていけない未来がやってくるのだろう。続編をお待ちしております。

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    2021年11月12日
  • 誘拐<新装改版>

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    膨大なリストラを行った方から伺った話を思い出しながら前半は読んでいた。どちらも壊れるよね…。中盤以降は、どこでどう繋がるんだろうとハラハラドキドキ。
    人が投げうってはいけないもの、腹に据えておかなきゃいけないものを提示した秀逸な作品。続編もいつか読む!

    0
    2021年11月03日
  • 相棒

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    幕末の時代、敵同士である土方歳三と坂本龍馬が幕府の命令で一緒に行動することになるという有り得ない設定。
    歴史のifでこういうのも面白い。
    たった二日の出来事だけれども、緊迫感やドラマがあって良かった。
    2人の性格もまた正反対ながら好感が持てる。
    歴史上の結末がわかっているからこそ切なさもあった。

    ただ、幕末に詳しくないので人物名などがややこしくて最初ちょっと混乱しちゃった。

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    2021年11月02日
  • 降りかかる追憶~南青山骨董通り探偵社III~

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    ネタバレ

    相変わらず井上がプライドだけ高くて幼稚でイライラする。。社長がかっこいい。貴子が黒幕とは。おもしろかった!玲子さんは本当に車椅子になってしまうのか、、続きが気になる。

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    2021年11月01日
  • 魅入られた瞳~南青山骨董通り探偵社II~

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    ネタバレ

    シリーズ2作目。ストーリーはおもしろいんだけど、やっぱり雅也がバカすぎてイラつく。。奥さん、何か裏があると思ったけど黒幕とは驚いた。

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    2021年10月25日
  • 土井徹先生の診療事件簿

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    すごくライトな推理小説。動物が好きなので楽しく読めた、今までに出会ったことのないタイプの作品だったなぁ。令子が初めて土井先生に会ったとき、なぜ先生は名前を知っていたのか?その謎が明かされないまま終わってしまった。

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    2021年10月22日
  • PIT 特殊心理捜査班・水無月玲

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    五十嵐貴久『PIT 特殊心理捜査班・水無月玲』光文社文庫。

    水無月玲が率いる特殊心理捜査班のメンバーが若いOLばかりを狙う謎の連続猟奇殺人犯Vを追う警察ミステリー。密林の評価が随分と低いようだが……

    非常にリーダビリティが高く、ストーリーも面白い。次々と陰惨な事件が描かれるが、もしかしたら同一犯による犯行かと期待は高まる。物語にどう決着を付けるのか……

    なるほど。相沢沙呼の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読む前に本作を読んでいたら、大絶賛だろうな。

    前半に描かれたVと名乗る連続猟奇殺人犯は意外にあっさりと逮捕され、その動機にも拍子抜けする。だが、物語はこれで終わりではない。

    終盤に物語は急転直下の展開を見せ、結末はまたまたの掟破り。このところのミステリーはこの作品も含め、古くはウィリアム・ヒョーツバーグの『堕ちる天使』、最近では相沢沙呼の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』のような掟破りの作品が多いように思う。気のせいだろうか。この掟破りは下手すると主人公の使い捨てになっちゃうな。その点、シリーズが続いている相沢沙呼の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の城塚翡翠は稀有な例だろう。

    或る日突然、ビッグデータ解析による犯罪予測システムを開発していた蒼井俊は、車椅子の敏腕プロファイラー・水無月玲が率いるPITと呼ばれる特殊心理捜査班への異動を命ぜられる。突然の異動理由は世間を騒がせていたOLばかりを狙った連続猟奇殺人事件の捜査のためだった。

    自らVと名乗り、警察やマスコミに犯行声明と殺害予告のメールを送りつける犯人は既に20代のOLを3人も殺害していた。その手口は新月の夜に被害者女性の家を訪れ、室内で女性を殺害した上に遺体をバラバラに切断し、駅のコインロッカーにVの字に並べて遺棄するという残忍かつ猟奇的なものだった。

    PITのメンバーは同時に過去の未解決事件である南青山弁護士一家殺人事件と弦養寺公園バラバラ殺人事件の類似性に着眼し、事件を再捜査するが、組織対策犯罪部の刑事の惨殺死体が見付かり……

    プロファイリングとAIによるビッグデータ解析の融合によって残忍な犯人を特定出来るのか……

    本体価格720円
    ★★★★

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    2021年10月20日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    好き。
    おじさんになっても、
    おばさんになっても、
    青春して良いですよね。

    ひたむきに打ち込めるものが、
    あるのはとても幸せな事です。

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    2021年10月14日
  • 南青山骨董通り探偵社

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    予想した展開から2、3回ひっくり返された!主人公の性格が幼稚で好きになれないけど、周りの人達が良い。おもしろかった。シリーズ物みたいなので続きが読みたい。

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    2021年10月07日