五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
雨が降る夜の十字路で、小学校教師が殺害された。行きずりの強盗殺人に思えたが、犯人の行方は杳として知れない。捜査が難航する中、星野警部は独自の視点から事件を調査しなおす。一気読み必至のミステリです。
温厚で誰にも恨まれることのなさそうな被害者。彼が殺されたのはただ巡り合わせが悪かっただけなのか。動機も犯人もなかなかに明らかにならない事件の一方で、謎めいた大学生の物語も進みます。人の注目を集めながらも頑なに他人を寄せ付けようとしない彼にはいったい何があるのか、この謎もまた魅力的でした。そして無念のままに病に倒れた刑事と、その遺志を引き継いだ星野警部。あまりに手掛かりの少ないこの事件をどのようにして -
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光文社文庫編集部・編『Jミステリー 2024 SPRING』光文社文庫。
第5弾となる人気ミステリー作家たちの新作書下ろし短編6編を収録した贅沢なアンソロジー。
本体価格1,200円ということは6編収録だから1編200円に相当するが、書下ろしであれば妥当なところだろう。誉田哲也、五十嵐律人、真梨幸子と素晴らしい短編が並び、1編200円も破格ではないかと思ったのだが、青柳碧人、五十嵐貴久、澤村伊智と駄作と凡作が続き、前半と後半の余りの格差に驚いた。
誉田哲也『心のお話』。姫川玲子シリーズの最新作。『ドルチェ』で主役を務めた魚住久江が姫川の部下として登場する。この短編の山場での姫川のLGBT