五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 誘拐<新装改版>

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    初五十嵐。ミステリィをそこそこ読んできたが、ここまでワクワクしたのは何時振りだろうか——。その感情の動きを簡潔に表現するならば——絶望、興奮、驚愕・・・そして——。読み終わるのが嫌で、何度も[×2]中断しました。タイトルがシンプルだけど、もうこれしかないよなっ!と。今まで読んだ中でベスト3に入る傑作です(^^ 星五つ以上でした!!!

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    2019年09月29日
  • Fake

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    面白かった〜。
    こういう話の構成めっちゃ好き。

    タイトルどおり、
    フェイクやったわ。

    いい意味でまんまと騙された。

    沢田との対戦。
    息子のナイフに刺された、
    親。

    人間の欲望に潜む裏切り。
    味方なのか、敵なのか。

    とても面白かった!

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    2019年08月23日
  • 最後の嘘 吉祥寺探偵物語 : 2

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    吉祥寺のコンビニでアルバイトをして暮らす“おれ”(バツイチ・息子あり)を訪ねて、市長選挙を控えた政治家の秘書がやってきた。強引に連れていかれた先で、政治家本人から「娘を捜してほしい」と依頼される。おれはその話に、どこか釈然としないものを感じながらも、報酬につられて引き受けた…。東京・吉祥寺を舞台に描く、書き下ろし探偵ミステリーシリーズの第2弾。

    パターン化していてさくさく読めたので期待を込めて評価は5。時折出る気の利いたやりとりや意外と好きである。

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    2019年07月30日
  • 警官の目

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    どの作品も「ぶっちぎりのおもしろさ!」Top of the Top の警察小説!に偽りなしでした。誉田哲也さんの作品はこれから出るという『背中の蜘蛛』を是非読んでみたいと思いました。

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    2019年07月27日
  • 警官の目

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    五十嵐貴久、今野敏、誉田哲也、三羽省吾『警官の目』双葉文庫。

    シリーズ第2弾。前作も粒揃いの傑作だっただけに期待が高まる。4人の警察小説の名手による4編収録の警察小説アンソロジー。本作もまた、個性あふれる傑作警察小説が収録されており、非常に面白かった。

    今野敏『消えたホトケ』。萩尾警部補が死体消失トリックを解き明かす。短編の中に警察小説の面白さを凝縮した小気味の良い作品。

    五十嵐貴久『汚名』。警官殺しの汚名を着せられ、退職した元刑事の父親が亡くなり、その息子が父親の汚名を晴らす。父親と息子の確執と父親が胸に秘めていた秘密。なかなか読ませる。

    三羽省吾『シェパード』。初読み作家。アクロバ

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    2019年07月12日
  • スタンドアップ!

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    スタンドアップ
    何かわからずに読み始めると 悲惨なDVの描写
    夫のDVから 娘と逃げ出し ひょんなことから ボクシングを始める主人公の愛
    パターン的に DV夫が 探し出して 捕まえにくるストーリーと思いドキドキしながら 読み続け 一気に物語に引き込まれて
    一気に完読した。
    あとがきを 読むと
    ロッキーをやりたいって書かれてた。
    なるほど ロッキーよりも 面白いかも(笑)

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    2019年07月09日
  • スマイルアンドゴー!

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    東日本大震災後、気仙沼で結成されたご当地アイドルを描いた物語。
    コンポーザー役の青年と中心的メンバーの女の子の視点が交互に入れ替わりながら語られていく。序盤、ありがちといえばありがちな展開なのだが、徐々に本から目が離せなくなっていく。解説にも書いてあったが、五十嵐貴久さんの小説は本当に幅広い。
    世のおじさんたちが娘くらいの年齢のアイドルを応援する理由が少しわかる。頑張ってる姿って応援したくなるんだよな。それはスポーツ選手と同じだ。
    さらに、震災で傷つきながら前を向こうとしている姿も描かれるのだから涙は必至。事実をもとにしていることもさらに驚く。いい小説だった。

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    2019年06月19日
  • リカ

    ネタバレ 購入済み

    最後まで

    一気に読んでしまった。
    漫画を見てからの原作でしたが、漫画よりもよりリアルな表現で更に気持ち悪かった。
    後味が悪い話が好きなので、この作品はそういう意味では私好みの後味の悪さでした。

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    2019年04月20日
  • 超・戦略的! 作家デビューマニュアル

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    作家になるための道のりが具体的。5W1Hに基づく100枚プロットなど非常に分かりやすく説得力がある。紹介にあるように作家志望必読の書と思われる。

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    2019年04月13日
  • 誘拐<新装改版>

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    少し前に読み終わったのですが、あえての今感想を。
    本屋さんでパラパラと見て引き込まれたので連れて帰ったわけですが、その日に一気読みでした。
    五十嵐先生ほんと素敵です。どの本も読みやすくてもたつかないっていうのかな、なんて言えばいいかわかりませんが、ホント、大好きです。

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    2019年02月27日
  • スタンドアップ!

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    ネタバレ

     好きな作家さんなので期待値大!で読み始めました。夫のDVに耐え切れず未知の土地、東京・大久保へ逃れ、そこでの新しい生活。「苦しいながらも母子で助け合いながら生きていく話?」と淡々と読み進めていたのですがボクササイズからボクシングのプロテスト合格→ゼロ勝なのに世界タイトルマッチ挑戦とスピードアップしてワクワクする展開!最後のタイトルマッチのシーンでは何度も涙がこみ上げてきて・・面白かったです! ボクシング経験者の方々にはありえない話かもしれませんが「ロッキー」のようなドキドキ感が本当に堪らなかったです! 希望荘住人達との絡みがもっとあっても良かったと思いますが 今年イチ押しの一冊です!

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    2018年12月19日
  • 贖い : 下

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    ネタバレ

    3つの事件が繋がった時、それぞれの刑事の捜査がクロスした時、頁をめくる手が震えそうになった。心臓がギュッとなった。稲葉という人がとても怖かったけどその逆、とても悲しい人だと思いながら読み進めました。稲葉を死刑になどさせない、死なせるなんてことには、しない。星野警部の闘いは稲葉が本当の意味で『贖う』まできっと終わらないのだろう。

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    2018年09月10日
  • 贖い : 上

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    ネタバレ

    上巻、一気読みでした。東京、埼玉、愛知で起きた殺人事件。犯人は誰なのか?連続殺人なの?別々の事件なの?わからない糸が絡み合ってどんどん頁をめくっちゃいました。東京の星野警部と里奈、埼玉の神崎と由紀、愛知の坪川。それぞれの刑事を応援しながら下巻へ。掴み所が無いようでいてどしっと構えている星野警部が気になる!こちらを読み終えたら、星野警部シリーズ、第1弾の【誘拐】も読みたいな。

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    2018年08月30日
  • 贖い : 下

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    五十嵐貴久『贖い(下)』双葉文庫。

    下巻に入るとストーリー展開が加速し、このまま一気に結末へと雪崩れ込むのかと思われたのだが……最後まで気を抜くことの出来ない読み応えのある警察小説だった。

    真相が明らかになるにつれ、何ともいたたまれない気持ちになり、『贖い』の意味が解ると哀しく切ない気持ちになった。そういう意味では非常に残酷な物語である。

    杉並の小学校の校門に小学生男児の切断された頭部が置かれる猟奇事件、和光の林で発見された中学生少女の刺殺死体、名古屋のスーパー駐車場から消え、コインロッカーで発見された幼児の死体……三つの事件が次第に1本の線で繋がり、驚愕の真相が明らかになる。

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    2018年08月13日
  • 贖い : 上

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    五十嵐貴久『贖い(上)』双葉文庫。

    『誘拐』にも登場した一風変わった刑事の星野警部補が再び難事件に挑む警察小説。

    一言で感想を述べるなら何も見えて来ないという面白さというのが妥当だろう。上巻に描かれる同時期に発生した三つの殺人事件。怪しい人物は冒頭から提示されているのに犯行動機が全く解らないので、犯人ではないのかもという思いも……事件の真相に一番近付いているのはやはり星野警部補なのだろう。

    杉並の小学校の校門に小学生男児の切断された頭部が置かれる猟奇事件、和光の林で発見された中学生少女の刺殺死体、名古屋のスーパー駐車場から消え、コインロッカーで発見された幼児の死体……三つの事件が同時進行

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    2018年08月13日
  • 1981年のスワンソング

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    タイムスリップもののオキテ破り!!!
    タイムスリップした主人公は未来が変わらない様に行動を慎むのが原則ですが、本作の主人公の松尾君はレコード会社の女性ディレクターに頼まれて1981年に『世界に一つだけの花』や『赤いスイートピー』楽曲提供しちゃいます!?

    1981年を生きてきた訳ではないのですかその時代のゆっくり流れる時間や不謹慎な事を言っても許される事や電話帳に住所が載っているなど面倒くさいけど面倒じゃない時代が羨ましいなぁと思います。



    本作を読んで思った事は小室哲哉や東野圭吾は未来からタイムスリップしてきたんじゃないの!?と思っちゃいました。


    それと、この本は19何年のシリーズに

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    2018年08月01日
  • 安政五年の大脱走

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     めったに挙げない五つ☆。面白かった!こんなに面白い小説を読むのは久しぶりだ。しかも読後感が深い。
     歴史ものでありながら冒険小説でもありサスペンスでもある。でも実は実は深く濃い恋、愛を描いた小説なのでありました。愛があればこそ耐えがたきを耐え、希望に生き抜くことができる。本当のエロくない真のエロスを感じました。
     こんな面白い小説があったこと、たぶんそれほど話題にならなかったのが(知らないけれど)不思議です。P441~P442のやり取りは読後に再読しました。秀逸です。
     まったく知らない作家だと思ったら「1995年のスモークオンザウォーター」で読んでいた。あの小説は…だったなぁ

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    2018年05月06日
  • リカ 黒髪の沼(1)

    購入済み

    画風と相まって面白い

    出会い系で出会った女がこれからどういうことをしてくるのか。画風がしっかりしていて読み応えがあった。

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    2018年02月16日
  • 相棒

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    なんとも楽しい小説。少し評価は甘いが星五つ。
    まず設定が面白い。ありえない設定なのだが、本当にあったかのような錯覚をおこさせるのは作者の筆力か。

    ネタバレになるのであまり書けないが、犯人捜査の過程も面白いし、終盤にはドッキリもありなかなか楽しめました。

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    2018年01月06日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    工業高校の爪弾き者の主人公【カジシン】が同じく落ちこぼれだけど友達が多い【ゴタンダ】頭は良いけどプライドがベジータ並みの【大先生】と供に『キューブサット(人工衛星)』を設計する所事に!?カジシンとゴタンダのダメダメコンビのせいで次はキューブサットを実際に製作する事になる!??勿論3人では無理があるので、何でも器用にこなすスロッター【ドラゴン】と喧嘩無敵の【翔さん】、カジシンの元カノで秋葉原の電気屋の娘【彩香】とその下僕【オーチャン】が加わりいざキューブサットを飛ばす大会に臨むのだが...

    漫画のようなコミカルな展開とカジシンの一人称で進む軽い言葉で紡がれたストーリー!個性的なキャラクター達が

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    2017年05月05日