五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』河出文庫。

    シリーズ第2弾。

    既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2010年に幻冬舎文庫から『交渉人・爆弾魔』というタイトルで刊行されている。

    この大幅改稿版では物語の時代設定が東日本大震災後に変わっているようだ。時代設定がより現代に近くなったことでスマホやSNSも違和感無く登場し、シリーズの延命も図れるということなのだろう。

    冒頭からあれよあれよという間に手に汗握るストーリーの中にに引き込まれていく。その後は有無を言わせない怒涛の展開。まるで主人公の遠野麻衣子がいつの間にか爆破テロ事件の捜査に巻き込まれていくかのよう

    0
    2023年07月14日
  • 交渉人・遠野麻衣子

    Posted by ブクログ

    2006年幻冬舎刊行の文庫は未読。

    まずプロローグを読んで、ガチガチの警察小説を読むぞーという心構えが少し崩れた。
    「え~、いきなり恋愛モノ?」という衝撃。

    そして読み進めていくもわざわざ改題までされた遠野麻衣子は主役じゃないの!?と言うぐらい脇役ポジションに更に衝撃。

    でも遠野麻衣子がどこから活躍するのかと気になりながらもグイグイ惹き込まれる展開に。

    遠野麻衣子、終盤、地味~にやってくれました。
    面白い。しゃしゃり出ないのにいい仕事してます。

    シリーズで読めるのが楽しみ。

    0
    2023年06月28日
  • 交渉人・遠野麻衣子

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子』河出文庫。

    既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2006年に幻冬舎文庫から刊行されている。

    再読しても、なお面白い。二転三転するストーリーと意外な結末。

    終盤まで主人公であるはずの遠野麻衣子は余り活躍しない。何故なら麻衣子の教育係だった石田が犯人との交渉の矢面に立つからだ。まるで麻衣子はオマケのような扱いだ。しかし、ここに事件の全貌に関わる鍵があるのだ。そして、終盤の麻衣子の推理と行動に驚かされる。

    シリーズは4ヶ月連続刊行されるようだ。楽しみは続く。

    警視庁で交渉人の教育を受けていた遠野麻衣子は教育係の石田修平警視との不倫

    0
    2023年06月28日
  • PIT 特殊心理捜査班・水無月玲

    Posted by ブクログ

    しっかり裏切られる。
    驚愕の展開はこのことかと。

    垣間見えるサイコパス的要素は
    さすが五十嵐貴久といった感じ。

    リカシリーズほどではないのでその点は読みやすいが
    帰り道は早足になった。

    0
    2023年05月30日
  • リハーサル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

    リカシリーズの4作目。
    花山 病院の副医院長、大矢昌史をターゲットに決めた雨宮リカ。
    昌史を狙うため、邪魔になる人間を次々殺す。
    最後まで昌史の婚約者、真由美が生存していたので恐ろしさにドキドキ。
    やっぱり……
    副医院長、早く動かなきゃ!とこちらは気持ちが焦る。
    描写がかなりグロテスク。
    どうしてリカは、あちこちで言われるほど、体臭が強いのか、医者がするはずの注射、メスの使い方などが上手い訳。

    0
    2023年05月23日
  • リフレイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

    青美看護専門学校で起こった火災で120名以上の死者を出した事故。
    同級生がどんどん死ぬ。
    リカ(升元結花として登場)の周りの人間で邪魔、あるいは気に入らない人間は消されていく。それも悲惨な姿で。

    この本はノンフィクションのように、はじめに、のまえがき、参考資料などが記され、他の作品とは違う作風。
    生存者である渡会日菜子が書いた本をもとに解説する。
    その本の中で、雨宮リカは死んだ、と。どういうことかな?
    音楽だと、サイコキラーはオペラ、無差別殺

    0
    2023年05月22日
  • 贖い : 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    親友だと信じていたのに、いじめられたら、その人から死んでくれ、と言われたら…
    3つの殺人事件は、星野の地道で粘り強い捜査で、かすかな繋がりを見つけ、それを手繰っていくことで、稲葉秋雄に行きつく。稲葉は、誰に聞いても評判のいい人間。
    実は20年前に事件で亡くしていた息子は自殺だった。
    いじめによる自殺。
    その加害者達は、同い年。加害者たちが謝罪することもなかった為、20年計画で殺人事件を練っていた。
    加害者たちの子が、事件で殺められる。
    その加害者たちは稲葉の息子の名前を聞いても、何も思い出さない。自分たちがいじめ、自殺に追いやった本人なのに。

    加害者は覚えていないだろう。
    自分の経験からも、

    0
    2023年05月21日
  • リセット

    Posted by ブクログ

    シリーズ7作目!うん。もう、飽きることなく結末はわかっているのにハラハラさせてもらいました。シリーズものって小説や映画も含め途中でやめてしまうことも多いが、8作目も今から楽しみで仕方がない。作者が時系列順で読むことをおすすめしていた。読んだら売っていたシリーズだが、集めて読み返したい衝動が。もうこの作品単体で☆いくつとかではなく、リカの狂気にはまってしまってるので☆5です。

    0
    2023年05月10日
  • 炎の塔

    Posted by ブクログ

    女性消防士・神谷夏美シリーズの第一弾

    壮絶なドラマでしたね。
    感動しました。面白かったです。
    前半戦は、ビル所有者・管理者側の危機管理の無さを呆れながら読んでいました。そしたらなんと消防へ出向している官僚から政府役人までも危機管理の無いこと。愕然としますね。
    でも、現場の消防士の決断、判断、指揮は、なんと素晴らしかったか。カッコいいです。
    ビルの最高責任者、役人は最後の最後まで・・・哀れです。
    五十嵐貴久さんは、ここまで無能を表現するテクニックさすがです。

    後半戦は消防士の活躍する姿に涙して感動しながら読みました。
    消防士の命をかけて闘っている姿に感動し、尊敬します。
    前半部分の危機管理の

    0
    2023年04月21日
  • リセット

    Posted by ブクログ

    リカシリーズ第7弾
    ようやく最新作
    リカを初めて読んだのが2021年10月だから、かれこれ1年半、リカってるわけです

    7作目だというのに全然飽きず、むしろ新鮮さすら感じる恐ろしい作品
    なんだろ、主人公の立ち位置が変わるからかな?

    なるほど…
    これでリセットか
    痺れるフレーズですわ

    ただ、その前の方が衝撃すぎて声出そうになった

    リカシリーズの怖さって、リカという恐怖だけでなく、人間の怖さも垣間見える感じがいいのよね

    次回作はリターン後で復讐というキーワード
    リターンとリメンバーは怖さが半端なかったから、リメンバーへの伏線とかあったらゾクゾクするな

    そういや、あの傍点(というらしい)で

    0
    2023年04月12日
  • 愛してるって言えなくたって

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おじさんなのに、恋をして、どぎまぎして、生活が手につかなくなる姿に、思わず心のなかでツッコんでしまうばかりだった。
    しっかり恋のライバルも出現してきて、面白かった!

    0
    2023年04月10日
  • セブンズ!

    Posted by ブクログ

    7人制女子ラグビーチームの物語、とても面白かったです。

    TVで見たことあるのですが、7人制ラグビーはとてもハードはスポーツですよね。前半後半走りっぱなしでしたね。

    国体開催県として、県民の期待に応えるため、そのプレッシャーは相当なものだと思います。その期待応えようと奮闘する選手の姿、試合に胸が熱くなりました。

    面白すぎて読み始めたら止まらなくなりました。
    あっという間に読み終えました。

    0
    2023年03月09日
  • 贖い : 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    復讐だからって人を殺していいという訳では無いけど、復讐をする側の気持ちがわかる
    何の罪もない子どもが3人も殺されたのは悲しいけど、親の因果が子に報う
    いじめた側が誠意を持って謝罪していれば起こらなかった殺人
    父親のせいで殺された3人の子どもと、信じていた親友に裏切られて自殺に追い込まれた子どもが可哀想でならない

    ゲームの中の言葉の引用ですが、
    「……ただこれだけは覚えておいて。
    あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。
    思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。
    それは、その時に悔やんでも遅いから。」

    0
    2023年03月01日
  • リフレイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらず不穏な感じがじわじわ滲み出ていて怖い
    寮のネームプレートが手書きっていうだけでゾワッとする
    思考の中でさえ名前を呼べないほどの恐怖というのは想像を絶するものだろうな

    次作リセットを読むのが楽しみ

    0
    2023年02月05日
  • スタンドアップ!

    Posted by ブクログ

    ボクシング話がツボなのかもしれない。
    無敵の二人も好きだったもんな。
    電車の中で読んでて、涙ぽろぽろ。
    最後のファイナルラウンド!
    もうね、気合いだよね。
    死闘だよね。
    負けない気持ちがカッコよかった!
    面白かった!

    0
    2023年02月04日
  • リフレイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1回目に読むのと2回目に読むのでは受け取り方が全然違う。ここまで危機感を感じた語り手は初めてだなと。途中途中で「いえ、もう遅かったのです」とう後戻り出来ないと感じていることが分かる文章があって、心が苦しい。リカが唯一生かした相手なのでは?全て瞬きで書き上げたこと、どうしても残さなければいけないという執着を感じた。そして最後に分かる中原俊二医療裁判の真相に思わず声が漏れた。

    0
    2023年02月04日
  • 天保十四年のキャリーオーバー

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久『天保十四年のキャリーオーバー』PHP文芸文庫。

    起伏に富んだスリリングなストーリーで、読み応えのある面白い時代エンターテイメント小説であった。

    何時の時代も権力を我が物にしようとする悪い奴らが大勢居る。権力を手にすれば、次は金だ。こうした悪い奴らに正義の鉄槌が振り下ろされる様はスカッとする。

    天保14年。南町奉行の矢部定謙が鳥居燿蔵の謀略に嵌められて罷免させられ、切腹する。定謙の養子で住んでいた屋敷から放逐された鶴松は、鳥居により江戸から追放された歌舞伎役者の七代目市川團十郎らを仲間に引き込み、鳥居への復讐を果たすためにとある計画を練る。

    その計画とは南町奉行となった鳥居が

    0
    2023年01月23日
  • アンサーゲーム

    Posted by ブクログ

    単純に思えて、難しい心理ゲーム。
    面白かったぁ。
    信頼ってなんだろう。お互いを信頼してると思っていても、やっぱり相手の裏を探ってしまう。
    続きが気になりすぎて、最後まで止まらなかった。

    0
    2023年01月17日
  • 誰でもよかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「誰でもよかった」の2つ目の意味が明かされたところでゾクッとした
    横川の行動が意味不明でこの人はなんか怪しいと思いながら読んでいたけど最初から結末を考えていたとは…
    これはこれで横川の正義だったのかもしれないけど、責任を取って辞職するつもりとか言いながら報告書を自分の都合がいいものにしようとしていて、さらに上との何かがあるのでは?と疑ってしまった

    渡瀬が高橋と交渉しているところはドキドキしながら読んだ
    めちゃくちゃ応援した
    それだけにこの結末は悔しかった
    でも面白かった!!

    0
    2022年12月31日
  • 奇跡を蒔くひと

    Posted by ブクログ

    登場人物が多く物語が軌道にのるまで時間を要したが、中盤からはどんどんひきこまれ一気読み。コロナ禍で医療が逼迫している内容は想像がついたが、土壇場で踏みとどまる市民病院のスタッフたちの熱意に心をうたれた。善と悪が本当にわかりやすく、(笑)めっちゃ肩入れしやすかった。。痛快。

    0
    2022年12月26日