あらすじ
39歳・妻子持ち・営業課長→28歳・新入男子社員
一時の迷いか、本気の恋か?
ビール販売会社の営業課長を務める門倉友広は、一瞬で頭が真っ白になった。新人の加瀬夏生のせいだ。
会社では頼れる上司、家庭では良き父親として、順風満帆な日々を送っていたが、加瀬の出現をきっかけに、営業先で失態をさらしたり、日常業務も手につかなくなって……
不惑目前、今まで抱いたことのない同性へのときめきに中年男が七転八倒する爆笑必至のラブコメディ!
感情タグBEST3
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読みやすくて面白かった。アラフォーのおじさんが中途くんに好意を抱く話ですが、これは恋なの?と自問自答する様も、恋なんだ!と自覚した後に嫉妬に狂ったり、一緒に出張して大はしゃぎしたりする様も笑える描写が多くて楽しかったです。妻子持ちの彼ですが、悲しい展開や泥沼展開はありません。読後感も良かったです!
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ザ・オフィスBL。
特別なことは何も起こらないし、40歳目前妻子持ちで思春期の少年ばりに暴走しちゃう主人公はちょっと気持ち悪いが、全体的な空気感がとても好きだった。
読んで良かったなぁ。
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門倉さんだいぶ理屈っぽいメンヘラで面白い。
元営業だから名刺百枚配れとか出張のホテル代とか大企業は稟議が長いとか座席の感じも色々細かいところがわかる部分も多くて楽しかった。
話を掴んできて上司が着いてくる、アポイントは自分が取る。まさに自分、飛び込み営業は基本
すごく似てたどこもそうなんかな
まぢホテルのとこおっさんズラブ
あんま評価高くないのは何故?個人的にはめちゃくちゃハマって2日で読んだ。笑った
お仕事×BLというよりも恋するおじさんて感じ
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おじさんなのに、恋をして、どぎまぎして、生活が手につかなくなる姿に、思わず心のなかでツッコんでしまうばかりだった。
しっかり恋のライバルも出現してきて、面白かった!
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39歳♂(既婚・子あり・営業課長)が、28歳♂(独身・中途採用社員)に恋をした!? この気持ちは一時の迷いか、本気の愛か…?
なんだろう、このめちゃめちゃ応援したくなる気持ちと、切ない気持ち…。
恋してるんだなぁ〜っていうのがひしひしと伝わってきて、読んでるこっちが赤面しちゃうような言動やシーンがちょっとうらやましく思ってしまったり…。
恋する気持ちを忘れてしまったアラフォー世代の方に、ぜひ読んでもらいたい一冊だと思います。
Posted by ブクログ
うまくいく恋だけが恋ではない。愛してるとさえ言えない恋もある。愛してると言えなくたって、胸に秘めた想いは変わらない。その恋心を抱いたまま、最後まで黙っている者がいてもいい。
五十嵐さん、どんな心境でこの本書いたのか?
何かあったんですか?
身辺で何かあったんですか?
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最後が切ない、切なすぎます。出会って2~3ヶ月なのに人は恋をするとその人のことばかり考えてしまう。まだ出会ってすぐなのになぜ人は恋に落ちるのだろう。そんなものどうだっていい、好きなものは好きなんだ。門倉さん、あなたは加瀬君のことが怖いくらい大好きです。叶わない恋でも何度も繰り返し考えてしまうほど大好きです。仕事に私情を挟んでしまうくらい大好きなんです。でも初恋は心にしまって運命的に出会った多くの本とともにこれからも生きていって欲しい。本はきっといつでも門倉さんに寄り添ってくれます。きっと加瀬君もそんな風に本に助けてもらっていたのだと思います。私も今日で加瀬君とお別れをして新たに寄り添ってくれる本に出会いに行きたいと思います。
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サクッと読めました。
爆笑って書いてあるけど、いい意味で全然爆笑なんかじゃないし、笑えない。
これが恋なのか?人目を気にしてどう言動しようか?と考えもがくのは自分にも覚えがあるし、笑うどころか、わかるなぁ〜と目を細めてしまう感じです。
懐かしい、歯痒さを感じ、後味も良い、いい作品でした。
BL作品は結構読んだけど、また違った味わいです。
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先日、フォローさせて頂いている方がレビューされているのをみまして
にょにょ?リーマン系BL?
しかも作者は、五十嵐貴久さん
「マーダーハウス」を読ませていただいてますけど
随分と系統が違う作品なのでは、と速攻予約
基本は、中堅ビール会社の営業系お仕事小説
39歳妻子あり営業課長が、28歳中途入社の新人君に、どーも恋した模様
……心の声が漏れてしまう
「ちょっと ちがーう」
誠実すぎる文章に逆に恥ずかしくなってしまう
そして、今時の女子達は、こういう状態になってしまった男子を微笑んで見守ります
決して奥様にチクったりしません
ラストを美しくまとめたところは、さすがベテラン作家
一時の迷いか、本気の恋か?
一時の迷いと読みました笑
Posted by ブクログ
最初bl小説だと思ってポンポン進む展開だとおもって読み進めていたからか、一向に自分の気持ちがわかっていない主人公、相手に気持ちを伝えなさそうだし、伝わらなさそうだし…ともどかしかった。
勝手に舞い上がって勝手に悩んでるシーンが多くてコメディ感があったけど、最後一気に切ない。
これまで、同性が好きというシチュエーションは、BL小説のような展開になるとしか思っていなかったので、新たな発見。
同性愛という括りにならない感情もあるのか…と思った。確かに、単純な恋の話ではなかった。
解説を読むと、男同士の友情をブロマンスというらしく、その言葉は古くからあるようだ。同性愛ではなく、友人以上の濃密な関係。
キスも、性的要素じゃなくて、精神的な繋がりを象徴するためのピースとしての描き方もあるようだ。
恋と友情の狭間で揺れ動く主人公はなんだかリアルだった。
Posted by ブクログ
なるほど、確かにBLではないな。
作者本人もそう明言しているけど、これはまさにブロマンスの部類であり、純恋愛よりだと思う。
作品の評価が低い理由はもれなくBL界隈が好きな人の酷評からなんだろうけど、はっきり言ってそう言う人はちゃんと読めてない人。作者もこれがBLとして書く気はないことから、それを取り上げて酷評するのは御門違い。まあ確かにラブコメディって書いちゃってるから「おっさんずラブ」好きの人からちょっと誤解されるのも無理ないかな。
けど内容はやっぱり良かったです!
特に門倉の行動が男心からなる純愛要素満載で、好きな人に日常的に会えないかと、その人が普段から利用する施設とかよく行ってたのを思い出しました笑
自分はゲイで、小学生の頃好きだった男の子が空手をやっていたので、その子に会えないかと市民体育館に行ってました。部活終わりのあいつに会えないかななんて考えながら通学路を散歩したりして当時はそんなこともあったななんて思います。そんなピュアな時もあったな…
話し変わりますが、サブテーマ的に古典文学が扱われてたのも個人的にはポイント高いです。これは案に小説が人生の豊かさを実感できるだけでなく、人生観への悩みから解きほぐしてくれる、そんなツールなんだと教えてくれるような内容になっていて、だからこそ小説が必要なんだと言うすごく深いところまで伝わってくるお話なので勉強になりました。
Posted by ブクログ
BLでない場合、結末ってどうするんだろうなと気になって手に取りました。
最後だけ切ないですが、大体コメディよりでした。
門倉さんが思ったより子供っぽいというか、おっさんずらぶ見たいでした。そこまでコメディでもないですが。
あと各章に古典文学が出てきました。どれも名前だけ知ってて読んだことなかったので興味深かったです。
Posted by ブクログ
今までになかったタイプの話だった。
中途採用で入社してきた男性部下にときめいてしまう男性の話。
妻も娘もいて、浮気の経験もない。
なのに、なぜ?!よりによって?
面白かった。
2023.8.17
Posted by ブクログ
あらすじには「爆笑ラブコメ」って書いてあったけど、僕はもっと繊細で切ない物語だと思った。ラブコメっぽいところもあったけど、ブロマンスの心の動きについては丁寧に書かれていたと思う。