五十嵐貴久のレビュー一覧
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夏美シリーズ3が楽しみに待った そして充分以上に伝わった。要所要所のマグネシウム爆破や地下街の火災の怖さが織り込まれ、まさか村田が死ぬとは、婚約者の柳が死ぬとは。犯人の佐竹夫人は許されない罪人だが心から憎めなかった。そこまで追い込んだ都知事に総務省に東京消防庁の罪は深いですが。ラストにむかって夏美の回と柳の回というわかりやすスリルが上がる展開になった 溝川とバディになった瞬間は忘れない溝川の本心が出て命をかけてやり切るのに感動する 夏美がもうダメだと諦めた時の荒木登場は痺れたよ。自分がダメになっても続く消防士がいるという=改めて感謝しかないので
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有名作家さんたちが書く短編警察小説。
[消えたホトケ 今野敏] 密室の事件現場からの死体消失の謎に三課窃盗捜査係の萩尾が挑む。プロの窃盗犯を相手にする刑事だからこその視点が面白かった。
[汚名 五十嵐貴久] 所轄の警務課員の千田と刑事殺しの罪を背負う元警察官の父のお話。父と子それぞれの思いが苦しかった。
[シェパード 美羽省吾] 所轄の強行窃盗係の佐田はとんでもなく身体能力の高い窃盗犯に逃げられてしまう。刑事と犯人の追いかけっこがワクワクするほど面白い。
[裏切りの日 誉田哲也] 刑事課課長の本宮は管内で起きた殺人事件を担当するもなかなか捜査は進まない。そんな中捜査一課長からあることを調べてく -
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五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子 籠城』河出文庫。
『交渉人・籠城』を改題、大幅改稿した警察小説シリーズの第3弾。単行本は2010年に、第一次文庫は2013年に幻冬舎文庫から刊行されている。
また、改題&大幅改稿シリーズ3作に続き、2023年9月にはシリーズ最新作の『交渉人・遠野麻衣子 ゼロ』が単行本で刊行されるようだ。シリーズ第1作の前日譚が描かれるということなので、シリーズ再始動という可能性もありそうだ。
さて、本作。捻りの効いたプロットに、謎に包まれた籠城犯の真意、如何なる事態にも交渉人としての基本を忘れず、冷静沈着な遠野麻衣子警部と籠城犯との緊迫の駆け引き、少年法による加害者と被害 -
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五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』河出文庫。
シリーズ第2弾。
既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2010年に幻冬舎文庫から『交渉人・爆弾魔』というタイトルで刊行されている。
この大幅改稿版では物語の時代設定が東日本大震災後に変わっているようだ。時代設定がより現代に近くなったことでスマホやSNSも違和感無く登場し、シリーズの延命も図れるということなのだろう。
冒頭からあれよあれよという間に手に汗握るストーリーの中にに引き込まれていく。その後は有無を言わせない怒涛の展開。まるで主人公の遠野麻衣子がいつの間にか爆破テロ事件の捜査に巻き込まれていくかのよう -
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五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子』河出文庫。
既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2006年に幻冬舎文庫から刊行されている。
再読しても、なお面白い。二転三転するストーリーと意外な結末。
終盤まで主人公であるはずの遠野麻衣子は余り活躍しない。何故なら麻衣子の教育係だった石田が犯人との交渉の矢面に立つからだ。まるで麻衣子はオマケのような扱いだ。しかし、ここに事件の全貌に関わる鍵があるのだ。そして、終盤の麻衣子の推理と行動に驚かされる。
シリーズは4ヶ月連続刊行されるようだ。楽しみは続く。
警視庁で交渉人の教育を受けていた遠野麻衣子は教育係の石田修平警視との不倫