五十嵐貴久のレビュー一覧

  • リセット

    Posted by ブクログ

    リカ、シリーズ第7弾。時系列をさかのぼって高校生のリカはやはり期待を裏切らなかった。この頃から狂喜は健在だと思いつつ読み進めていくと足元をすくわれる。第8弾もどんなおどろおどろしさが待ち受けているのだろう。怖いもの見たさで期待してしまう。

    0
    2023年09月23日
  • 交渉人・遠野麻衣子 籠城

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子 籠城』河出文庫。

    『交渉人・籠城』を改題、大幅改稿した警察小説シリーズの第3弾。単行本は2010年に、第一次文庫は2013年に幻冬舎文庫から刊行されている。

    また、改題&大幅改稿シリーズ3作に続き、2023年9月にはシリーズ最新作の『交渉人・遠野麻衣子 ゼロ』が単行本で刊行されるようだ。シリーズ第1作の前日譚が描かれるということなので、シリーズ再始動という可能性もありそうだ。

    さて、本作。捻りの効いたプロットに、謎に包まれた籠城犯の真意、如何なる事態にも交渉人としての基本を忘れず、冷静沈着な遠野麻衣子警部と籠城犯との緊迫の駆け引き、少年法による加害者と被害

    0
    2023年08月17日
  • リカ 黒髪の沼(3)

    ネタバレ 購入済み

    出会系でみせる人柄は嘘が殆ど

    マッチングアプリ=出会系アプリで知りあったメンヘラに追いかけられるストーリー。会っても無い相手に個人情報を知られるのは怖いだろうね。何気ない日常会話の中にもアップした写真にも、個人情報は隠れているからね。ネットで知り得た断片的な情報から特定できなくもない。実際にストーカー行為にあい弁護士に相談する人もいる。でも情報を全て消すのは不可能。少しでも身に覚えのある人には怖い漫画だと思う。

    #ドロドロ #怖い #ダーク

    0
    2023年08月13日
  • 交渉人・遠野麻衣子

    Posted by ブクログ

    幻冬舎文庫版「交渉人」は読んでいて、すこぶる面白かった覚えがあったことと、今回は改題されたタイトルにも名前が入ったヒロイン・遠野麻衣子が魅力的だった記憶もあり購入した次第です。
    数ある積読本から「ちょっとプロローグだけ読み返して寝ようか」くらいの気軽な気持ちでページをめくったら、まあ読み始めたら止まらない止まらない。気がつけば読み終えていた午前1時に、自分でもびっくりです。
    というわけで、細部は覚えていなかった部分もあったけど、やっぱりすこぶる面白かった記憶は間違いではなかったことが証明されたところで、寝ることにします。

    0
    2023年08月13日
  • リメンバー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。フリーの記者で、二十年前の「雨宮リカ事件」を調べていたという。模倣犯か、それともリカの心理が感染した!? 精神鑑定を担当した立原教授の周りでは異常かつ凄惨な殺人が続発する。 現場付近で目撃された長い黒髪の女は何者なのか? リカの闇が渦巻く、戦慄の第五弾!

    犯人はあんたか・・・誰に対しても否定的で意見が偉そうだったので嫌な子だとは思って居たが・・・こんな次々殺さんでも良いのに。

    0
    2023年08月07日
  • 交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

    Posted by ブクログ

    第1弾を超えるハラハラ、ドキドキの面白さだった!

    今作では遠野麻衣子が全面で活躍していて、犯人との交渉や警察上級職との捜査方針の確執、援護者との信頼関係、また遠野麻衣子だけではなく、登場人物のあらゆる視点での状況が盛り沢山で描かれていて、読み応えがあり楽しめた。

    第3弾にも期待が膨らむ~♪♪

    0
    2023年07月15日
  • 交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』河出文庫。

    シリーズ第2弾。

    既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2010年に幻冬舎文庫から『交渉人・爆弾魔』というタイトルで刊行されている。

    この大幅改稿版では物語の時代設定が東日本大震災後に変わっているようだ。時代設定がより現代に近くなったことでスマホやSNSも違和感無く登場し、シリーズの延命も図れるということなのだろう。

    冒頭からあれよあれよという間に手に汗握るストーリーの中にに引き込まれていく。その後は有無を言わせない怒涛の展開。まるで主人公の遠野麻衣子がいつの間にか爆破テロ事件の捜査に巻き込まれていくかのよう

    0
    2023年07月14日
  • 交渉人・遠野麻衣子

    Posted by ブクログ

    2006年幻冬舎刊行の文庫は未読。

    まずプロローグを読んで、ガチガチの警察小説を読むぞーという心構えが少し崩れた。
    「え~、いきなり恋愛モノ?」という衝撃。

    そして読み進めていくもわざわざ改題までされた遠野麻衣子は主役じゃないの!?と言うぐらい脇役ポジションに更に衝撃。

    でも遠野麻衣子がどこから活躍するのかと気になりながらもグイグイ惹き込まれる展開に。

    遠野麻衣子、終盤、地味~にやってくれました。
    面白い。しゃしゃり出ないのにいい仕事してます。

    シリーズで読めるのが楽しみ。

    0
    2023年06月28日
  • 交渉人・遠野麻衣子

    Posted by ブクログ

    五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子』河出文庫。

    既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2006年に幻冬舎文庫から刊行されている。

    再読しても、なお面白い。二転三転するストーリーと意外な結末。

    終盤まで主人公であるはずの遠野麻衣子は余り活躍しない。何故なら麻衣子の教育係だった石田が犯人との交渉の矢面に立つからだ。まるで麻衣子はオマケのような扱いだ。しかし、ここに事件の全貌に関わる鍵があるのだ。そして、終盤の麻衣子の推理と行動に驚かされる。

    シリーズは4ヶ月連続刊行されるようだ。楽しみは続く。

    警視庁で交渉人の教育を受けていた遠野麻衣子は教育係の石田修平警視との不倫

    0
    2023年06月28日
  • PIT 特殊心理捜査班・水無月玲

    Posted by ブクログ

    しっかり裏切られる。
    驚愕の展開はこのことかと。

    垣間見えるサイコパス的要素は
    さすが五十嵐貴久といった感じ。

    リカシリーズほどではないのでその点は読みやすいが
    帰り道は早足になった。

    0
    2023年05月30日
  • リハーサル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

    リカシリーズの4作目。
    花山 病院の副医院長、大矢昌史をターゲットに決めた雨宮リカ。
    昌史を狙うため、邪魔になる人間を次々殺す。
    最後まで昌史の婚約者、真由美が生存していたので恐ろしさにドキドキ。
    やっぱり……
    副医院長、早く動かなきゃ!とこちらは気持ちが焦る。
    描写がかなりグロテスク。
    どうしてリカは、あちこちで言われるほど、体臭が強いのか、医者がするはずの注射、メスの使い方などが上手い訳。

    0
    2023年05月23日
  • リフレイン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

    青美看護専門学校で起こった火災で120名以上の死者を出した事故。
    同級生がどんどん死ぬ。
    リカ(升元結花として登場)の周りの人間で邪魔、あるいは気に入らない人間は消されていく。それも悲惨な姿で。

    この本はノンフィクションのように、はじめに、のまえがき、参考資料などが記され、他の作品とは違う作風。
    生存者である渡会日菜子が書いた本をもとに解説する。
    その本の中で、雨宮リカは死んだ、と。どういうことかな?
    音楽だと、サイコキラーはオペラ、無差別殺

    0
    2023年05月22日
  • 贖い : 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    親友だと信じていたのに、いじめられたら、その人から死んでくれ、と言われたら…
    3つの殺人事件は、星野の地道で粘り強い捜査で、かすかな繋がりを見つけ、それを手繰っていくことで、稲葉秋雄に行きつく。稲葉は、誰に聞いても評判のいい人間。
    実は20年前に事件で亡くしていた息子は自殺だった。
    いじめによる自殺。
    その加害者達は、同い年。加害者たちが謝罪することもなかった為、20年計画で殺人事件を練っていた。
    加害者たちの子が、事件で殺められる。
    その加害者たちは稲葉の息子の名前を聞いても、何も思い出さない。自分たちがいじめ、自殺に追いやった本人なのに。

    加害者は覚えていないだろう。
    自分の経験からも、

    0
    2023年05月21日
  • リバース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2023/05/11予約
    『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。

    多分、過去に読んだはず。記録に残ってない…
    シリーズとしては3作目。
    広尾の開業医、雨宮家に住込家政婦のため上京した花村幸子。この幸子が長野で世話になっていた教会牧師の蔭山宛の手紙を書く形式で話が進む。
    この手紙で、やたら自分のことを
    『幸子は〜』
    と書くのが気になる。
    イケメンで浮気癖のあるご主人、美人の妻、麗美。双子の梨花と結花の4人家族。
    外からわからない狂気じみた雨宮家、妻が些細なことで激高し双子を折檻。ご主人

    0
    2023年05月16日
  • リセット

    Posted by ブクログ

    シリーズ7作目!うん。もう、飽きることなく結末はわかっているのにハラハラさせてもらいました。シリーズものって小説や映画も含め途中でやめてしまうことも多いが、8作目も今から楽しみで仕方がない。作者が時系列順で読むことをおすすめしていた。読んだら売っていたシリーズだが、集めて読み返したい衝動が。もうこの作品単体で☆いくつとかではなく、リカの狂気にはまってしまってるので☆5です。

    0
    2023年05月10日
  • 炎の塔

    Posted by ブクログ

    女性消防士・神谷夏美シリーズの第一弾

    壮絶なドラマでしたね。
    感動しました。面白かったです。
    前半戦は、ビル所有者・管理者側の危機管理の無さを呆れながら読んでいました。そしたらなんと消防へ出向している官僚から政府役人までも危機管理の無いこと。愕然としますね。
    でも、現場の消防士の決断、判断、指揮は、なんと素晴らしかったか。カッコいいです。
    ビルの最高責任者、役人は最後の最後まで・・・哀れです。
    五十嵐貴久さんは、ここまで無能を表現するテクニックさすがです。

    後半戦は消防士の活躍する姿に涙して感動しながら読みました。
    消防士の命をかけて闘っている姿に感動し、尊敬します。
    前半部分の危機管理の

    0
    2023年04月21日
  • リセット

    Posted by ブクログ

    リカシリーズ第7弾
    ようやく最新作
    リカを初めて読んだのが2021年10月だから、かれこれ1年半、リカってるわけです

    7作目だというのに全然飽きず、むしろ新鮮さすら感じる恐ろしい作品
    なんだろ、主人公の立ち位置が変わるからかな?

    なるほど…
    これでリセットか
    痺れるフレーズですわ

    ただ、その前の方が衝撃すぎて声出そうになった

    リカシリーズの怖さって、リカという恐怖だけでなく、人間の怖さも垣間見える感じがいいのよね

    次回作はリターン後で復讐というキーワード
    リターンとリメンバーは怖さが半端なかったから、リメンバーへの伏線とかあったらゾクゾクするな

    そういや、あの傍点(というらしい)で

    0
    2023年04月12日
  • 愛してるって言えなくたって

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    おじさんなのに、恋をして、どぎまぎして、生活が手につかなくなる姿に、思わず心のなかでツッコんでしまうばかりだった。
    しっかり恋のライバルも出現してきて、面白かった!

    0
    2023年04月10日
  • セブンズ!

    Posted by ブクログ

    7人制女子ラグビーチームの物語、とても面白かったです。

    TVで見たことあるのですが、7人制ラグビーはとてもハードはスポーツですよね。前半後半走りっぱなしでしたね。

    国体開催県として、県民の期待に応えるため、そのプレッシャーは相当なものだと思います。その期待応えようと奮闘する選手の姿、試合に胸が熱くなりました。

    面白すぎて読み始めたら止まらなくなりました。
    あっという間に読み終えました。

    0
    2023年03月09日
  • 贖い : 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    復讐だからって人を殺していいという訳では無いけど、復讐をする側の気持ちがわかる
    何の罪もない子どもが3人も殺されたのは悲しいけど、親の因果が子に報う
    いじめた側が誠意を持って謝罪していれば起こらなかった殺人
    父親のせいで殺された3人の子どもと、信じていた親友に裏切られて自殺に追い込まれた子どもが可哀想でならない

    ゲームの中の言葉の引用ですが、
    「……ただこれだけは覚えておいて。
    あなたが罪を犯したとき、その責任を取るのが、あなただとは限らないということ。
    思いがけないことで、あなたの犯した罪を償わされることもあるのよ。
    それは、その時に悔やんでも遅いから。」

    0
    2023年03月01日