あらすじ
都内で起きた爆弾テロの犯人は、遠野麻衣子に向けて更なるテロ予告と教祖釈放を要求。必死の交渉が続く中、爆破事件により東京は大混乱に陥る……。『交渉人・爆弾魔』を改題&大幅改稿した傑作警察小説!
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Posted by ブクログ
河出文庫からリリースされたシリーズ改訂新版の2作目。
一言一句覚えていたわけではないものの、幻冬舎文庫版で印象的だった、クライマックスでの遠野麻衣子と島本警部の会話の一部がなくなっていることに気づく。
解説に「1作目を読まずに本作から読み始めても違和感ないように、かなり大胆に改訂されている」との記述があり、そういうことだったかと納得。
幻冬舎文庫版や前作を、読んでいようがいまいがお構いなしの面白さなので、誰にでもおすすめできる一冊です。
Posted by ブクログ
第1弾を超えるハラハラ、ドキドキの面白さだった!
今作では遠野麻衣子が全面で活躍していて、犯人との交渉や警察上級職との捜査方針の確執、援護者との信頼関係、また遠野麻衣子だけではなく、登場人物のあらゆる視点での状況が盛り沢山で描かれていて、読み応えがあり楽しめた。
第3弾にも期待が膨らむ~♪♪
Posted by ブクログ
五十嵐貴久『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』河出文庫。
シリーズ第2弾。
既読であるが、大幅改稿、改題の上、復刊ということで、再読。親本は2010年に幻冬舎文庫から『交渉人・爆弾魔』というタイトルで刊行されている。
この大幅改稿版では物語の時代設定が東日本大震災後に変わっているようだ。時代設定がより現代に近くなったことでスマホやSNSも違和感無く登場し、シリーズの延命も図れるということなのだろう。
冒頭からあれよあれよという間に手に汗握るストーリーの中にに引き込まれていく。その後は有無を言わせない怒涛の展開。まるで主人公の遠野麻衣子がいつの間にか爆破テロ事件の捜査に巻き込まれていくかのようだ。シリーズ第2弾のリバイズド版も非常に面白い。
来月にはシリーズ第3弾の『交渉人・遠野麻衣子 籠城』が大幅改稿、改題の上で刊行される。そして、2023年9月には最新作の『交渉人・遠野麻衣子 ゼロ』が単行本で刊行されるようだ。楽しみはまだまだ続く。
いきなり遠野麻衣子の目の前で銀座の交番が爆破される。爆破直前に麻衣子はスマホに犯人からの着信を受け、爆破を予告されたのだが、彼女には何も出来なかったのだ。
シヴァと名乗る犯人は解散した合同相対教の教祖御厨徹の釈放を要求する。シヴァは警視庁の交渉人に麻衣子を指名し、教祖が釈放されない場合は新たな爆破テロを行うと予告する。残された時間は30時間……
麻衣子はシヴァを逮捕し、爆破テロを阻止すべく、シヴァと交渉を重ねる。
定価979円
★★★★★
Posted by ブクログ
交渉人シリーズのリライト第2弾!
直感の鋭さは、同じ女性刑事である『姫川玲子』と同等並みに持ち合わせていると思いますが、論理的思考は『遠野麻衣子』の方が一枚上手なので、味方になれば心強いし、敵対すればとても厄介な相手だと感じました❗
冒頭から映画並みのシーンが展開されて、前作よりも残忍さがスケールアップしていますが、交渉シーンは少し物足りなさを覚えます。
彼女の活躍がちょっと気になるので、第3弾もチャレンジします❗
Posted by ブクログ
合同相対教の教祖解放を要望する犯人とのやり取りを描いた警察小説。
テロ事件が発生した時に警察が対応する人海戦術部分が、読んでいて緊迫感があった。
この話かわからないが、映像化されている様なので観たいとと思いました。