五十嵐貴久のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
五十嵐貴久『コヨーテの翼』双葉文庫。
国際テロを画策する過激派組織に雇われた凄腕スナイパーと日本の警察組織との闘いを描いたサスペンス小説。
目的を果たすためなら手段を選ばない冷酷無比の凄腕スナイパー『コヨーテ』。
なかなか読み応えがあり、数々の仕掛けがある面白いサスペンス。お見事。
中東の小国の過激派組織に雇われた『コヨーテ』という名前の正体不明の凄腕スナイパーが、東京オリンピックの開会式で総理大臣暗殺を画策する。『コヨーテ』は数々の要人暗殺に関わって来たと噂されるが、コンピュータをハッキングし、自らの経歴や写真などのデータを抹消したために正体は全くの謎に包まれていた。
ところが早々 -
Posted by ブクログ
「For You」五十嵐貴久さん
怖い作品/リカで著名な五十嵐さんの初めての恋愛小説です。
初恋/刹那さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
1980代ノスタルジー ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
心穏やかさ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
------------
1.こんな気持ちになりたいならば、、、
難しく考えたくない、すとんと小説の世界に入りたい、ドロドロな雰囲気はちょっと、、、優しい気持ちになりたい。
そんな場合には、ぴったりかもです。
------------
2.1980年代にタイムスリップ
1980年前後、そう、山口百恵さんが紅白に出ていた年代。
スマホもな -
購入済み
やられました
最大の予想が外れました。
叙述トリックのようなしかけは当たりましたが相手やタイミングがちがいました。
つまり、やられたい人、ぜひ読んでください。 -
購入済み
ビッグデータ解析とプロファイリング、そして刑事の勘で事件の真相に迫る刑事もの。
大どんでん返し部分も面白かったですが、新しいテクノロジーが登場し捜査手法が変わっていくかもしれないという状況の中で現場の刑事との軋轢とか、どんな組織でもあり得る話で、その辺も面白かったです。 -
購入済み
今回も👍
「警官の貌」に続くアンソロジー集。
前作がとても良かったので、早速こちらも読んでみましたが、さすが期待を裏切りませんでした。
今野敏氏:好きなシリーズの短編
萩尾警部補もの、特に短篇は人情味アッ
プで◎
五十嵐貴久氏:私にとってはお初の作家さん。
途中、あまりにやるせない話で読む
のが辛くなりましたが、終わってみ
れば感動
三羽省吾氏:こちらもお初でしたが、後味の良い、
心暖まる話。
主人公の佐田も良かったですが、脇役
の那智、いい味出してました。
誉田哲也氏:正直、「裏切り」 -
購入済み
ドラマは見てなかったのですパパとムスメが入れ替わる話。
ムスメに遠慮して、はっきりと言葉にしないけど心の中で思っているパパの一言がおもしろい!自我が出て暴走してしまう所もちょっとハラハラしますが面白く、楽しめました。
ドラマは見てなかったのですが、小説の中の小梅と恭一郎のイメージが、私の中の新垣結衣さんと舘ひろしさんのイメージといまいち結びつかず、ドラマはドラマで二人に寄せてて違った面白さを演出しているのでしょうか。ドラマも機会があれば見てみたいと思いました。
が、 -
購入済み
『パパとムスメの7日間』の続編で、今回はママも加わって三人が入れ替わるお話です。
いきなり別の人間の生活を周りに疑われないようにそつなくこなす事は、なかなか難しく、それぞれのエピソードが、「確かにそうなりそう」という感じで笑えて楽しかったです。
また、なんだかんだ言って、家族愛を感じられて心が温かくなります。
-
Posted by ブクログ
ネタバレあり得ない、けど面白い!
龍馬と土方が、組んで将軍暗殺未遂の事件に迫り、二人がいつしか相棒となる。
荒唐無稽のストーリーながら、良く練られた人物像と、時代設定を丁寧に描くことで、物語に魂と真実味が宿る。司馬遼太郎やおーい龍馬で好きになった龍馬と土方が持つ魅力と人物像を少しも損なうことなく、存分にこの物語世界で躍動させている。脇役たちも、しっかり描かれていて違和感ない。真実と見まごうごときの筆致で、心ゆくまで楽しめる。
『いいか、伊東。ひとつだけ教えてやろう。てめえが殺したのは坂本じゃねえ。この国の明日だ。てめえが斬ったのは、そういう男だったんだよ』
このセリフを、土方に言わせるか!もう、本当、