あらすじ
ある宗教の過激派は聖戦遂行のため、東京オリンピックの開会式に出席する日本の総理大臣や世界各国のVIP殺害を画策し、一人のスナイパーを雇う。スナイパーは数々の要人暗殺に関わったとされるが正体は不明。そんなある日、警視庁にオリンピックの開催中止を求めるメールが入る。メールには、要求に応じなければテロ行為も辞さないとあった……。超人的スナイパーVS全警察官の息詰まる対決。警察は果たして、総理大臣の命を守り、テロを防ぐことはできるのか。超絶エンターテインメント・サスペンス。
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凄腕スナイパーVS警察官!東京オリンピック開催を舞台に繰り広げられる攻防戦が臨場感があってとても楽しめました!スビード感、緊張感もハンパなくて一気読みでした!
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五十嵐貴久『コヨーテの翼』双葉文庫。
国際テロを画策する過激派組織に雇われた凄腕スナイパーと日本の警察組織との闘いを描いたサスペンス小説。
目的を果たすためなら手段を選ばない冷酷無比の凄腕スナイパー『コヨーテ』。
なかなか読み応えがあり、数々の仕掛けがある面白いサスペンス。お見事。
中東の小国の過激派組織に雇われた『コヨーテ』という名前の正体不明の凄腕スナイパーが、東京オリンピックの開会式で総理大臣暗殺を画策する。『コヨーテ』は数々の要人暗殺に関わって来たと噂されるが、コンピュータをハッキングし、自らの経歴や写真などのデータを抹消したために正体は全くの謎に包まれていた。
ところが早々と33ページ目で『コヨーテ』の正体が明かされ、少しがっかりしてしまう。シリア人の父親と日系四世の母親との間に産まれた『コヨーテ』はアメリカのサンディエゴで育ちだが、日本人のような容姿で日本語は母親に教わったという余りにも出来過ぎの経歴。
来日した『コヨーテ』は総理大臣暗殺の準備を進める。東京オリンピック開会式周辺の警備が厳しいことを知った『コヨーテ』は警備に当たる警察官を分散するために陽動作戦を行う。
様々な偶然が重なり、『コヨーテ』という正体不明のスナイパーが総理大臣暗殺を画策していることを察知する警察。
『コヨーテ』はどんな手段で総理大臣暗殺を図ろうとしているのか……
日本の警察組織は……
何ということだ。『コヨーテ』の正体はまさかの……
まんまと騙された。
本体価格670円
★★★★★
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面白かったけど、たたみかけるところがちょっとついていけなかったのは昼休みに少しずつ読んでたからかも。読むなら通して読んでみた方がいいかも。再読する時は1日で読めるようにしようかな。
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東京オリンピックの開会式で、総理大臣の暗殺を企む正体不明のアサシン、コヨーテと警察の攻防をスリリングに描いた、和製「ジャッカルの日」。同作は読んでいないが、映画化された「ジャッカル」は観た。
五十嵐貴久さんは、以前からハリウッド映画へオマージュを捧げて自作に取り入れるのが上手いと常々思っていて、本作もご多分に漏れず、ただオマージュするのではなく、ひと捻り加えていてとても面白かった。
帯文にもある通り、ラストの展開は凄まじい衝撃であった。新年早々心地良く騙されたので、今年はいい年になりそうだ。
この作品が書かれたのはコロナ禍の前だから、東京オリンピックの開会式は観客がたくさん入っている描写が成されていた。
読みながら、本来は延期もなく、無観客開催でもなく、こんな風に盛り上がれたのかなと考えてしまってなんだか切なくなった。
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ある宗教の過激派は世界革命のため、東京オリンピックの開会式に出席する日本の総理大臣や世界各国のVIP殺害を画策し、一人のスナイパーを雇う。
スナイパーは数々の要人暗殺に関わったとされるが正体は不明。そんなある日、警視庁にオリンピックの開催中止を求めるメールが入る。
メールには、要求に応じなければテロ行為も辞さないとあった……。
超人的スナイパーVS全警察官の息詰まる対決。
警察は果たして、総理大臣の命を守り、テロを防ぐことはできるのか。
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東京オリンピックを舞台に、テロとの攻防を描いた小説が少なからずあるが、本書のその一冊。
架空の国ゾアンベ教国の過激派が、開会式で挨拶する日本の総理大臣の狙撃を一人のスパイナーに依頼する。
来日した正体不明のスパイナーと日本の警察との虚々実々の対決が、オリンピックのカウントダウンに合わせて交互に綴られる。
スパイナーが次々と繰り出すかく乱工作に、日本の警察は総理の命を守れるのか。息詰まる攻防が続き、ついに迎えた開催日。
スパイナーに対する読者の思い込みを手玉に取った著者の妙手に、思わず・・・
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過激派組織からオリンピックの開会式で日本の総理暗殺の依頼を受けた暗殺者コヨーテ。
オリンピックを無事に開催するため、厳重な警備体制を整えた日本の警察。
依頼主が死んでも任務を遂行することが絶対なんて、ゴルゴ13じゃないですか。
警察は、総理を守ることができるのか。
先入観は怖い。
Posted by ブクログ
文庫うらすじより引用
ある宗教の過激派は聖戦遂行のため、東京オリンピックの開会式に出席する日本の総理大臣や世界各国のVIP殺害を画策し、一人のスナイパーを雇う。スナイパーは数々の要人暗殺に関わったとされるが正体は不明。そんなある日、警視庁にオリンピックの開催中止を求めるメールが入る。メールには、要求に応じなければテロ行為も辞さないとあった…。超人的スナイパーVS全警察管の息詰まる対決。警察は果たして、総理大臣の命を守り、テロを防ぐことはできるのか。超絶エンターテイメント・サスペンス。
以上文庫うらすじより引用。
2020年には実際には東京オリンピックは開催されなかった訳で、2020年より前に、文庫化される前の単行本で読んでいたらもっとスリルと臨場感があったんじゃないかと思います。
実際は、テロリストより病原菌との戦いになり、国民が総理大臣にオリンピックの中止を求めたりしましたし。
自分の計画の為に他に何人も人を殺して、自分だけは逃げようとするコヨーテは極悪非道な赦せない存在だったと思います。
最後の大どんでん返しは全くわかりませんでした。
帯の絶対に最後の一行から読まないでくださいの意味がよくわかりました。
Posted by ブクログ
東京オリンピックの開会式で
日本の総理大臣暗殺を狙うテロ
警察とスナイパーの駆け引きがおもしろかったです
それにしても最後にまさかの・・・
察しのいい人ならある程度予想できてしまうのかな
Posted by ブクログ
東京オリンピックの開会式て総理殺害を目論む伝説のテロリスト。幾つもの非情なトラップを仕掛けて捜査を撹乱するコヨーテに対し、たった一人の異色の総務課員だけが真実に迫るところや、最新の科学技術を活用した捜査の過程は面白かった。
でも、かつて戦場で目撃されたにも関わらず最後のオチはないと思う。残念な幕切れでした。
Posted by ブクログ
東京オリンピックを舞台にしたテロを巡るエンターテイメントサスペンス!
楽しめました。
東京オリンピックの開会式で日本の総理大臣を殺害しようと、過激派に雇われたスナイパー「コヨーテ」
このコヨーテとテロを阻止しようとする日本警察との戦いです。
日本の警察もすごいけど、コヨーテもすごい
そもそもスナイパーなのに、クラッキングもできる。何ともすごい殺し屋です。
そして、コヨーテが仕掛ける様々な陽動作戦。
分散される警察組織。
コヨーテが選択した総理殺害手段。
総理殺害を防ぐことができるのか?
最後の最後で明かされるコヨーテの姿に唸らされました。
これは、面白い
お勧めです!
#このオチだと映像化はできないでしょう(笑)
Posted by ブクログ
安倍元首相の事件もあったし、首相がターゲットであることに創作とは思えなかった。コヨーテの勝ちか、と思う場面もあったけれど最後は結構あっけなかった。
Posted by ブクログ
オリンピック会場を警備する警察側と、首相の暗殺を企む暗殺者・コヨーテの視点を交互に描く。
伏線が散りばめられており、綺麗に収束する結末が見事。