あらすじ
悲鳴をも、焼き尽くす! ! !
最悪の火災事故——唯一の生存者が語る、
看護学校時代の“雨宮リカ”の素顔とは?
生徒、教職員あわせて百二十余名の命を奪った「青美看護専門学校火災事件」。
その惨劇の前触れは、すでに一年前から始まっていた。
轢死、飛び降り、練炭自殺……学校の内外で続発する生徒たちの非業の死。
その周囲には、いつも「彼女」の影がちらついていた——。
阿鼻叫喚の地獄と化した火災の、唯一の生存者が語る看護学校時代の“雨宮リカ”の素顔とは。シリーズ第六弾!
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読めば読むほど、リカという人物の特異性を感じざるを得ない。
リフレインは今までのシリーズで一番リアルで、とうとう現実世界にまでリカが現れたと錯覚しそうになりました。
作品を読んでいるときは、聞けなかったので「マヅルカ」を聞いてみようと思う。そうすることで余韻を楽しむことができそうです。
リカシリーズはあと3作あるので、そちらも楽しみたい。
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1年でこんなに人が死ぬか…語り口調のせいもあり、シリーズ史上1番不気味。中でもエレベーターのシーン…想像力をフルで掻き立てられた挙句、なんとも気持ちの悪さと怖さが残る。著者の後書き3行、それが全て。
Posted by ブクログ
生徒、教職員あわせて百二十余名の命を奪った「青美看護専門学校火災事件」。
その惨劇の前触れは、すでに一年前から始まっていた。
轢死、飛び降り、練炭自殺……学校の内外で続発する生徒たちの非業の死。
その周囲には、いつも「彼女」の影がちらついていた——。
阿鼻叫喚の地獄と化した火災の、唯一の生存者が語る看護学校時代の“雨宮リカ" の素顔とは。シリーズ第六弾!
リカね~リカね~相変わらず見事な狂いっぷりである。
Posted by ブクログ
『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。
青美看護専門学校で起こった火災で120名以上の死者を出した事故。
同級生がどんどん死ぬ。
リカ(升元結花として登場)の周りの人間で邪魔、あるいは気に入らない人間は消されていく。それも悲惨な姿で。
この本はノンフィクションのように、はじめに、のまえがき、参考資料などが記され、他の作品とは違う作風。
生存者である渡会日菜子が書いた本をもとに解説する。
その本の中で、雨宮リカは死んだ、と。どういうことかな?
音楽だと、サイコキラーはオペラ、無差別殺人はハードロック、リカはマヅルカ!
マヅルカ、You Tubeで聴いた、恐ろしい。隣の部屋から聞こえてたら気が狂いそう。
そしてリカの体臭?
腐った卵を酢で煮込んだような悪臭とは…
中学時代の病気のせい?
興奮したときの、ひらがなだけになる、リカの言葉、この2つがたまらなく怖い。
後ろから悪臭を感じたら、と思うとおちおち外も歩けない。
でも次も読む。
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相変わらず不穏な感じがじわじわ滲み出ていて怖い
寮のネームプレートが手書きっていうだけでゾワッとする
思考の中でさえ名前を呼べないほどの恐怖というのは想像を絶するものだろうな
次作リセットを読むのが楽しみ
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1回目に読むのと2回目に読むのでは受け取り方が全然違う。ここまで危機感を感じた語り手は初めてだなと。途中途中で「いえ、もう遅かったのです」とう後戻り出来ないと感じていることが分かる文章があって、心が苦しい。リカが唯一生かした相手なのでは?全て瞬きで書き上げたこと、どうしても残さなければいけないという執着を感じた。そして最後に分かる中原俊二医療裁判の真相に思わず声が漏れた。
Posted by ブクログ
”あとがき”までが小説だと思える本。
リカシリーズではちょっと違う視点から描かれているので最初戸惑いましたが
流石と言うのが率直な感想でした。
著者の五十嵐さんも提案されてますが発行順と時系列順と2度楽しめるのは嬉しいですね。
Posted by ブクログ
リカシリーズ第6弾。
これまでと違ってドキュメンタリーみたいな構成。
いや、もしかしたら本当に実話なのかも…。
続編ってダルくなりそうだけど、リカシリーズは毎回構成も違うし、主人公も違うから飽きずに読み続けられるのよね。
でもしっかり怖いし、描写もえぐい。
五十嵐先生の引き出しの多さにびっくりする。
前作のリメンバーが植え付けられた狂気が芽生えた感じの話だったが、今回はまさに心に刻む瞬間を見せられている感じかな。
『閉じ込め症候群』の話はやばいな。
考えただけでゾッとした。
医療だけでなく、脳科学?もどんどん発展して欲しいもんです。
脳ってまだ殆どわかってないって昔聞いた気がするけど、今はどこまでわかってきたんかな?
早くやる気スイッチ見つけて欲しいわ
次はリセットですね。
どんな話かさっぱりですが、リセットっていうくらいだから、夢オチとかかな?(笑)
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
菅原刑事のスピンオフとかも見てみたいな。
五十嵐先生どうでしょう?
タイトルはもちろん『リクエスト』で。
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まだ、リカに正常な部分があるのか、行為を隠そうとする分、より嫌悪感が増す作品でした。後書きで筆者が述べている通り、それを望んでいるのは読者なのでしょうが。
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今作はこれまでに何度と無く示唆されたリカの看護学校時代の事件について描かれました。
ある人物の手記をベースに様々な雑誌や記事からの引用で過去を振り返る。
過去作のようなリカ自体が迫ってくるような圧迫感はないものの、生理的嫌悪感を催す純粋な悪意に痺れる。
教頭の事件は今まででトップクラスの凄惨さでした。
この頃は謎のでかいおばさんじゃなくて本当に美しい容姿だったんですね。
Posted by ブクログ
リカシリーズ第6弾!
このシリーズ読む度に病みそうになる…
けど続きがどうしても気になって読んでしまう
無限のループ…。笑
第6弾は2年制の看護専門学校で、
リカの周りで起こる不可解な出来事の数々。
今までのシリーズの中で出てきた事件も
度々出てくるので再度読み返したくなる…!
完結篇まで読んで、次は年代順に読みたい!
そして、リカは怖い!
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生徒と教職員合わせて124名が犠牲となった青美看護専門学校の火災。唯一の生存者が記した回顧録を基に、この未曾有の大事件を紐解いていく。
するとそこには、ある人物の名前が…。
この大事件以外にも、青美看護専門学校内のさまざまな事故や出来事に1人の女生徒が関与している事実が判明する。彼女の名は、升本結花。通称・雨宮リカ。
リカシリーズ第6弾。
今回はリカの看護学校時代のお話。
一作目の『リカ』も怖かったけど、ハタチになる前からめちゃめちゃ恐ろしい方ですやん、リカさん…。むしろ、青春時代の方がえげつなくないですか?
『リカ』でのリカさんは、もしかして成人したから、いくらか行動に節操が出たと思った方がいいのかしらと思うくらい、今回は全然容赦ないリカさんでした。執念深いわー。
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リカシリーズも知らないうちに続々と出版されているのを知りあわてて追いかけることにした、今回は青美看護専門学校時代の話だ、ここでも数々の殺人の他に120人もの人を焼き殺している、その後の殺人が可愛らしくらいだ、まだまだリカの隠された時代がある、もうすでに貞子シリーズ超えている、読んでも何のためにもならない小説だが気になるので読み進めていこうと思う。
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シリーズ第六弾。彼女が通っていた看護学校での惨劇が描かれているが、モキュメンタリータッチにした事でおぞましさが際立っている。
本作の魅力で欠かせないのは「謎」である。彼女が何をし、どのように周囲の人間を悪夢に陥れていったか。それがどうしてこうなるのか、ギリギリのところで隠されている。だからこそ「何故?」と興味を惹かれるし、先が気になるのだ。このシリーズ、目を覆わんばかりの惨劇が続くのに読み始めたら止められない。
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もう途中からユカなのかリカなのか頭が混乱してしまった。。
ユカがリカのフリをしていたのか、そもそも初めからユカがリカだったのか、、、。
日菜子を生かしたのは、リカの優しさ?なんて思っていたけど真逆だったのね。
Posted by ブクログ
面白かったー
リカの専門時代の話で何冊か前の本から火事の件が出てて、その話。
もっとリカの不気味さを感じたかった〜
あとこの話以前の話がどーだったかあんまり覚えてなかったので読み返したくなった。
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今回のは全てにおいて中途半端かな、、と思った。
色んな角度からの視点は凄いと思うし、まとめるの大変やったやろうなと思ったし、読みながら色々考える事が出来た。けど、それによって詰め込みすぎと感じた。
またこの辺も細かく書いてくれたら嬉しいです。続編期待しています!
特に『ほん怪』と『彼女を殺したのは誰か?』を!
Posted by ブクログ
「リカ」シリーズ。多くの犠牲者を出した「青美看護専門学校火災事件」と、その前からその学校で起こっていた数々の不審死事件に絡む恐怖を描いたサスペンスホラー。もちろんその事件の影には彼女がいるわけなのですが。このあまりに凄惨な事件がいったいどのように起こったのか、読み進むほどに背筋に寒気が走ります。
わかっているけれど、怖い。気持ち悪い。「ああ、そんなことしちゃダメだってば!」と思いっぱなしです。特に主観視点者の一人である日菜子がもう心配で心配で。だけどこうやって語っているということは、とりあえずはリカの魔の手を逃れられたというわけなのかな……と思いきや。まさかそんなことに……ああまったくどこまでも悲惨すぎる!
どこまでいっても禍々しさがどっぷりと付きまとい、果てしのない絶望を見せつけられるようなこのシリーズなのですが。それでも病みつきになってしまうのですよね。リカのキャラクターの強烈さは、間違いなく魅力的でもあります。お近づきにはなりたくありませんが。
Posted by ブクログ
まるでハリー・ポッターのヴォルテモートみたいだな。
名前を言うのも恐ろしいって…
今回はリカの看護学校時代の話。
この最後は残酷だった。
私でも同じことを願ったかもしれない。
それにしてもあとがきで書いてる読者の批判の声が面白い。
Posted by ブクログ
リカ・クロニクル第6弾。
舞台は、リカの家庭が崩壊して看護師となる『リハーサル』より前、青美看護専門学校時代。
これまでシリーズの会話などで言及されてきた「青美看護専門学校火災事件」の全貌が、唯一生き残った女性の告白本をベースに、ルポルタージュ風に描かれていく。
美貌のリカは影で学校を牛耳り始め、やがて死者124名を出す大惨事を誘引。
その克明な描写とともに、「マヅルカ」の旋律がリフレインのように繰り返し響き、物語全体を支配している。
Posted by ブクログ
リカシリーズ第6弾。リカの看護学校時代の話し。平成3年に18、19歳だということは私と同年代。永遠の28歳、怖い笑。
毎回ですが気持ち悪い話しでした。
リメンバーがどんでん返しだったので、今回も何かどんでん返しがあるのかと構えて読みました。
今回の冒頭を読んだ時に、本当に火災事故があってそれを下敷きにこの小説が書かれたのかと思った、単純なバカです汗。
Posted by ブクログ
リカシリーズ。
リカが看護学生だった頃の物語。
相変わらず、リカの周囲ではたくさんの事件が起こる。しかもまったく証拠が残らない。
怖い、とにかく怖い。でも続きが気になってしょうがない。
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今までのリカシリーズと違って、主人公の書籍をメインとしたいろいろなものからの引用という書かれ方だったので、私には少々読みづらかった。
また今回は素直にリカの恐ろしさが描かれてるだけで、展開はある程度予測出来るものばかりだった。伏線回収もあまりない。青美に通ってたころのリカはまだそこまで狂ってる様子なく、ある程度の意思疎通ができるだけマシだと思ってしまう。火事でリカが生き残ったというのも、炎の中から生還したわけでも無痛症とも関係なく、普通に生き残っただけだったのは拍子抜け気味だった。(もっと化け物じみた生き残り方だと勝手に思っていた。)
ただ、読み落としかもしれないけど、中原医師にリカが伝染してたのは理由がわからなかった。主人公が自分もリカと同じものを持ってるという話をしてたから、伝染るとしたら主人公かと思っていた。
あと、ここでも菅原刑事が出てきてて幼少期からずっとリカが起こした事件になにかしら関わっていたことになるのも、意味があるのだろうか。
閉じ込め症候群、意識や認知機能は問題ないのに手足も動かせず意思疎通も出来ないのは、リカに攫われた本間と状況が似通っていると思った。本間は目もなかったから瞬きでの意思疎通も出来ないし、ずっとリカが近くにいるし主人公どころの絶望ではなかったんだろうと思うと怖すぎる。。
Posted by ブクログ
主人公1番最悪な生かされ方で絶望した
これはみんなと一緒に火災で殺された方がマシだったとも思える...
でも殺し方と殺す理由がなんでもありでちょっと微妙になってきたかも
Posted by ブクログ
シリーズ第六弾。リカの看護学校時代の話、年代的には最も古いリバースの次。多くの人の供述形式で描かれる。生徒、職員あわせて124名が焼死って酷すぎだが、実質主人公の渡会日菜子が閉じ込め症候群で生きながらえたというのも悲惨。
Posted by ブクログ
長らく手をつけられてなかった
リカシリーズ
久々だったけど
あの強烈な臭いは
嗅いだ事がないのに
読んでる間
相変わらず
纏わりついてくるような
気がする…
私の中で
ドラマが残念でならなかったので
(1話で観るのやめた)
小説も止まっていたけど
まだ読んでないのもあるから
早く読みたい!
私の中でのリカは
絶対に叶わないが
大好きな中谷美紀さんとか
黒髪和ホラー顔の
栗山千明さんとか
で
イメージしながら読んでます
Posted by ブクログ
看護学校での真相的なのは分かったけど、リカなの結花なの?ほんとうはどっちなん?そしてここではめちゃ美人さんなんだね…後の方だとなんか気味悪さの方が勝っちゃう感じのイメージ。