五十嵐貴久のレビュー一覧

  • サイレントクライシス

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    思った以上にハードボイルドだし
    予想とは全然ちがってて面白かった。
    狙われるのはそこしかないよなと思う。

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    2024年03月09日
  • サイレントクライシス

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    犯人はなんとなくわかっているが動機と真相がギリギリまで謎な話。ドンパチの終わりですぐエンディングになってしまったので後日談みたいのが少しでもあれば後味違ったかも。

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    2024年02月23日
  • 奇跡を蒔くひと

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    ホンマにあの役所はどうしようもないね。それに怒って銃をぶっ放す、そんな対極のお話を読んだところですが、これは小さな意識革命が組織や人の心も変えていくという希望あるお話し。こんな上手くいくことは実際にはないけど、ちょっとだけ気合いが入りますね。

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    2024年02月23日
  • 命の砦

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    女性消防士・神谷夏美シリーズは、前2作が70年代のパニック映画へのオマージュなのに対し、この第3弾は新宿の喫茶店で打ち合わせの際、担当編集者の一言から生まれた作品とか。
    「『大きな嘘』をつくためには『細部をリアル』にしなければならない」との著者のこだわりが遺憾なく発揮され、新宿地下街がリアルに描かれている。
    現代ものではネット関連が必須であり、本書でも犯行のきっかけはグループLINE。
    複数犯による犯行で、地下街のあちこちで出火し、地元消防署のみでは手が足りず、夏美が所属するギンイチも出動に。
    地下街ゆえの凄まじい火災状況に、前作まで活躍していた消防士たちが次々と犠牲になる事態に。
    シリーズも

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    2024年02月19日
  • サイレントクライシス

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    ネタバレ

    まさかの原発同時襲撃。高村薫さん以来か?世界はどんどん暴力的な傾向強めているが、警鐘受けて原発のテロ対策進んだの?特に柏崎刈羽原発…あり得る想定だけに、引き込まれて一気読み。「日本を滅ぼさなければならない、と奴らが信じるに足る何かがあったんだろう。愛国心なのか歴史的な恨みなのか…戦争をしたい馬鹿はどこの国にもいる。目的なんかないのかもしれない。それが正義だと信じ込んでいるんだ」

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    2024年02月16日
  • リターン

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    ネタバレ

    一瞬で読み終わった。
    リカシリーズの続編、2作目。1作目とのつながりを強固に持って始まる話は女刑事VSリカの戦い。
    息つく間もない話の展開にワクワクしつつ、リカシリーズあるあるの気持ち悪さも遜色なくあり、とても面白かった。
    個人的には尚美が満員電車から連れ去られるシーンはちょっと無理矢理感があったようには感じたが、リカの異常さに引っ張られて特に気にならなかった。

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    2024年02月14日
  • 年下の男の子

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    年上女性の心理状況がリアルに伝わってきました。晶子の言動は理解出来ましたが、児嶋くんの気持ちは自分に置き換えてみると、ちょっと想像し難いものでした。さすがに14歳差は…と。だからこそ、児嶋くんの愛は本物だと言えるかもしれませんが。

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    2024年02月12日
  • 交渉人・遠野麻衣子

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     キャリアとして警察庁に入庁し、警視庁特殊班第一係に配属された女性捜査官を描いた警察サスペンス。シリーズ第1作。
              ◇
     キャリア採用の麻衣子は生活安全局に配属予定だったが、男女雇用機会均等法の煽りで刑事部特殊班第一係に配属変更されてしまった。
     当初は形だけの要素が強かった麻衣子の評価は交渉人研修で一変した。受講者中ダントツで優秀な成績を修めたのが麻衣子だったからだ。

     自然な流れとして麻衣子の特殊班第一係配属が正式に決定。麻衣子はネゴシエーターとして本格的に訓練を受けることになった。
     訓練を担当するのが、麻衣子の上司で交渉のエキスパートでもある石田修平警視。石田の知

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    2024年02月09日
  • サイレントクライシス

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    これ、単純に面白い!
    五十嵐さん得意の、台詞回しによって臨場感を盛り上げていく手法がぴったりはまっている気がします。消防士八神シリーズではこの手法、『こんな緊迫して時間のない時に、その長台詞は無理があるだろ』と思ってしまったけれど、これなら違和感ない。
    お勧めです。

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    2024年02月03日
  • 炎の塔

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    超高層ビルがオープン日に火災に見舞われる。原因はワンマン社長が利益優先した施工にある。短い章立てで、関わることになる人達の事が描かれていく。タワーリングインフェルノという映画にインスパイアされての執筆とあったが、ガッカリさせない。特に後半は、先が気になりかなりなページ数なのにも関わらず一気読み。読み切るととても面白かった。ハラハラドキドキしながら読める小説で、災害モノの映画を観ているようで面白かった鎮火には伏線が張り巡らされていて面白かった。

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    2024年02月03日
  • リカ 黒髪の沼(3)

    購入済み

    リカの本間への執着の理由がこの時点では全くわからないのが怖いです。女遊びをしていた本間に、因果応報という言葉では済まされない位の不幸が襲ってきていて、気の毒になってしまいます。

    #ダーク #怖い

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    2024年02月03日
  • バイター

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    五十嵐貴久『バイター』光文社文庫。

    ゾンビ・パニック冒険小説。『タワーリング・インフェルノ』『ポセイドン・アドベンチャー』の次は『ゾンビ』への挑戦か。

    映画などでは何の説明もなく突如としてゾンビが現れて人間を襲うのだが、本作では冒頭に人間がゾンビに変貌した理由やゾンビの弱点などの設定がしっかりと描かれている。

    『ブラッド・セブン』というネーミングには少々笑ってしまったが、息苦しいくらいのスリリングな展開に手に汗握る。夢中になって読んでいると、背後から『バイター』に襲われるのではないかとびくびくしてしまう。

    結末に救いの無いのが、残念なのだが、多くの『ゾンビ』映画も救いの無い結末であるこ

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    2024年01月25日
  • 鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美

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    3部作で終わったはずだった神谷夏美シリーズの新作が出て、びっくり!
    ずっと続いて欲しいシリーズだったけど、いろんな思いがあり、3部で終わると最終作のあとがきにあったが、今作は最終作の続編ではなく、夏美がギンイチに選ばれるまでの前日譚。
    各消防署から選ばれた先鋭達が、厳しい研修を受けて、ギンイチの一員になるまでを描く。
    小柄で体力のない夏美に、他の各隊員たちの目線は冷たい。
    しかし、現場で発揮される諦めない夏美の姿に段々と隊員たちの気持ちが変化していく。
    「命の砦」で誰よりも命をかけていた夏美の弱々しい時代の頃のエピソードが読めて、とても嬉しかった。

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    2024年01月21日
  • リターン

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    ネタバレ

    ふー・・・
    終わった。この怖い人の話し。一冊目のリカの時もこんな感じだった。続きのお話しだが、ほぼ同じことが繰り返されたかんじ。
    しかも、ラストシーンでは、死んだリカが乗り移ったかのように・・・
    怖い。

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    2024年01月21日
  • サイレントクライシス

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    刑事が東京中の警察から追われる。警察の捜査を熟知した刑事の逃走は、紆余曲折しながら様々に逃げ続ける様は緊張感があり、読むページがどんどん進んでいった。真田の軍隊との壮絶な戦闘シーンもかなり攻めていて良かった。
    ただ、最後の兄弟愛は唐突過ぎて若干気分を削がれたが、全体的には十分に満足した本だった。

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    2024年01月17日
  • 交渉人・遠野麻衣子

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    日進月歩どころか分進秒歩ともいわれる現在、身のまわの物を扱った現代ものの小説などは、数年で陳腐なものになってしまう。
    携帯電話の、ガラケーからスマホへの変化など、その極みだろう。特にミステリーなどで、通信手段として重要な場面で使われると、違和感が際立つ。
    そんな思いから、著者は2002年発表の思い入れのある作品『交渉人』を大幅に改稿し、『交渉人・遠野麻衣子』と改題し、河出文庫で刊行。
    『交渉人』を読んだのは、16年も前であり、その幻冬舎文庫版を拾い読みしながら、本書を<再読>。
    本文が445頁だった幻冬舎文庫版に比し、この河出文庫版は345頁と、冗長だった箇所が割愛され、スピーディ感が増してい

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    2024年01月07日
  • 誰でもよかった

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    ネタバレ

    〜と言った。ーと呟いた。が多かった。
    あっさり結末を迎えたが実際に起こったらこんなもんだろう。
    タイトルもうまく回収したと思う

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    2024年01月07日
  • あの子が結婚するなんて

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    旧アカのときに読んでたオススメ本を移設投稿中。
    ベタだけど、女性なら絶っっっっっっ対に共感できるマウンティング思想あるあるが詰まっていて爆笑だった。コメディ感が強いけど、ストーリーもしっかりしてるので最後まで楽しく、気楽に読める一冊。ヒリヒリする部分もあるかも。

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    2024年01月06日
  • リセット

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    リカの高校生時代の話。例の如く、周りの全てを不幸に陥れるリカ健在。こんなにインパクト大きいのにリカシリーズを知っていると、こんなのはただの日常なんだろうなと思ってしまうあたり、充分毒されている。

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    2023年12月31日
  • 相棒

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    妄想なのか、させられたのか。しかも最後に坂本龍馬が生きてる異国の地で、そして土方歳三は信念の前に死ぬってこと。相反すると思われたが2人が並び立つと物凄いエネルギーを生み出す。実際事件解決したから、幕府なんかがんじがらめの何も出来ない腐食の集まり、事実があるし、こうして物語になるのも良いな、伊東が暗殺したと書くのもいいんだよね、実際あーいう腐った人間で一生語り継ぐ歴史に残る、よかったじゃないか、やった事がそのままでも反映されて。犯人探すクライマックスに向かうジワジワ感もいいしだね。でも新撰組は苦手だね

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    2023年12月17日