五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「リカ」シリーズ最新作は「リカ•クロニクル」7作目の作品で、時系列に並べると「リバース」→「リセット」→「リフレイン」→「リハーサル」→「リカ」→「リターン 」→「リメンバー」となります。
シリーズ第1作となる「リカ」との出会いから間もなく3年。
私のようにリカ様に取り憑かれた読者はその恐怖を発売当時から数えれば約20年間も味わっています。
本作はシリーズの恐怖という意味では少々物足りなさを感じましたが、それでも彼女の周りでは多くの人が亡くなっていきます。
本作はリカの双子の妹である結花の母方の親戚にあたる升元家が舞台となり、高校一年生の次男•晃の視点で描かれていきます。
本作の中で結花は自らのことを「リカ」と呼びます。
双子の姉であるリカと母親は2人で宗教団体に入りその後の消息はわかりません。
そして自分のことを「リカ」と呼ぶ結花。
いやぁ〜プンプン臭ってきますねぇ。
そして次々と起こる不可解な死...
恐怖の連鎖はついに升元家へと...
説明
内容紹介
母方の親戚にあたる十六歳の結花を引き取って、ひとつ屋根の下で暮らすことになった四人家族の升元家。結花の父親は交通事故で死に、その後、母親が新興宗教にはまって出家したらしい。そんな訳ありの美少女に、高校一年の次男・晃は一目で恋に落ちてしまう。「あたしは結花じゃありません、リカです」淡い恋心をも嘲笑う、恐怖シリーズ第7弾。
著者について
一九六一年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。二〇〇一年「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー。同作はシリーズ化され累計75万部を超える代表作となる。警察小説、時代小説、青春小説、家族小説など幅広い作風で精力的に作品を発表し、その多くが映像化されている。『コンクールシェフ!』『パパとムスメの7日間』ほか著書多数。 -
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文庫うらすじより引用
ある宗教の過激派は聖戦遂行のため、東京オリンピックの開会式に出席する日本の総理大臣や世界各国のVIP殺害を画策し、一人のスナイパーを雇う。スナイパーは数々の要人暗殺に関わったとされるが正体は不明。そんなある日、警視庁にオリンピックの開催中止を求めるメールが入る。メールには、要求に応じなければテロ行為も辞さないとあった…。超人的スナイパーVS全警察管の息詰まる対決。警察は果たして、総理大臣の命を守り、テロを防ぐことはできるのか。超絶エンターテイメント・サスペンス。
以上文庫うらすじより引用。
2020年には実際には東京オリンピックは開催されなかった訳で、2020年より前に、文庫化される前の単行本で読んでいたらもっとスリルと臨場感があったんじゃないかと思います。
実際は、テロリストより病原菌との戦いになり、国民が総理大臣にオリンピックの中止を求めたりしましたし。
自分の計画の為に他に何人も人を殺して、自分だけは逃げようとするコヨーテは極悪非道な赦せない存在だったと思います。
最後の大どんでん返しは全くわかりませんでした。
帯の絶対に最後の一行から読まないでくださいの意味がよくわかりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ結婚式当日に新郎が逃げるとか、新婦が現れないとか、そんなのプランナー9年やってて一度も遭遇しなかったけど、でもすごくウエディング業界のことを調べて書いてあるんだなと思うくらい現場にいた人間からしてもプランナーの心の葛藤がリアルです。
お客様のためにやりたいことはあるけど、でもシステムや天気、会社との折り合いの付け方だったり、もうほんとに定番、型通りが1番だとか。
リアルすぎて読んでて働いてて辛かったことをいろいろ思い出して辛くなりました。
(ストーリーは全然アンハッピーではないです)
最後はもっとなんか違う終わりでもよかったかも?
まぁこれはこれでこよりの人生なので良いですが。
ていうか五十嵐さん、リカの作者なの!?
全然作風違う…他の本ももっと読んでみたくなりました。 -
Posted by ブクログ
子供がアクシデントで高校入試浪人をとなってしまった井口家。妻の美恵子は、息の詰まりそうな人生を打開すべく、コンビニでアルバイトを始めた。そんな中、アルバイトのきっかけにもなった腐れ縁のかおりと、問題を起こした客の雪子とバンドを始めるが…。
思っていたよりもなかなかバンドが始まらず、物静かでこれといった特徴のない美恵子の閉塞した生活が描かれるため、芥川賞系の話かな?という雰囲気が漂う。そこをぶち壊しに来るかおりがストーリーを作っていくのだが、こちらもまた、1995年という設定のせいか、振り切りすぎていて、芥川賞系を思い起こさせる。
本の約半分ほどで、ようやく話が出てくるバンド活動。始まった途端にそれまでとは打って変わって、ストーリーがグイグイと進み始めるのが印象的である。
曲は当然"Smoke on the water"。1曲のみ。「ジャッジャッジャー」というストレートだが苦労の見える表現ではあるが、脳内にはあの有名なリフが流れる。
美恵子以外が強烈なキャラクター、新社長と石川くんという、くすぐりを担当する脇役など、全体にバランスの良いストーリーで単純に最後まで楽しめる作品である。
ただね、買ったやつは表紙がショーモナイ映画販促用の全面帯で、どれがどの登場人物なのかわかるようなわからないような雰囲気であるが、こういうのはつまんないからやめてほしい。★一個減らす。
また、1995年の世俗を、阪神大震災と地下鉄サリン事件(だから1995にしたんだろうけど)を軸に集められてはいるが、たとえばOasis, Blurとか、有森裕子とかさ、もうちょっと色々有ったよね。せっかくの同時代性の部分なので、もうちょっとしらべてほしかった。なお、1995年の理由にはどうも解説を読むと「1985年の」, 「2005年の」というシリーズがあるようで、そちらも読んではみたい。
あー、Deep Purple "Deepest Purple"とRainbow "Long Live Rock'n roll"のアルバムどこに埋まってたかな。CDの山のどこかにあるはずだが。 -
Posted by ブクログ
面白かった
鉄板のクライムサスペンスのエンターテイメント作品
途中、すぐに黒幕が分かってしまいますが、展開が面白い
ストーリとしては、
リストラ勧告を進めていた秋月考介。リストラを告げた先輩は家族心中。結果、その娘は生き残るも、友達だった自分の娘もそのショックで自宅から飛び降り。
全ての責任を負わされる考介。会社と銀行のやり方に憤懣を持っていた彼が考えた犯罪...
日韓友好条約締結にむけ、韓国大統領の来日の警備を警察の威信をかけ強化している中、現職総理大臣の孫娘を誘拐し、条約締結中止と身代金30億円を要求します。
さらに、すべてを金で買えると豪語し、国民を二層化しようとしている総理大臣。
そんな総理大臣でも、孫娘を溺愛...
条約締結はどうなる?
警察VS考介の頭脳戦。
といった展開ですが、考介の本当の狙いは..
後半、
「金で買えないものはある」
というメッセージがぐっと心に刺さります。
ヒューマンサスペンスとして楽しめます。
これは、とってもお勧め!