五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
水野忠邦による天保の改革の尻馬に乗り、苛烈な取り締まりを行った、妖怪の異名を取る鳥居耀蔵。
南町奉行に収まった彼は、富くじの裏で陰富を行い、百万両を貯め込み、ひたすら金に執着している。
彼の仕打ちにより、肉親をあるいは職場を失った者たちが、鳥居が溜め込んだ金を残らず奪おうと計画を企てる。
父を切腹に追いやられた矢部鶴松。
江戸から追放された七代目市川團十郎。
高座を潰された立川談志。
発禁処分を受け、酒に溺れて亡くなった読み本作家の娘お葉。
この4人が繰り広げる命を賭けた騙し合いに、痛快感爆発。
腕もたつし、機転が利くが、どこか抜けているところがある鶴松のキャラがいい。
「黙って耐えてた方が得