五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 安政五年の大脱走

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    五十嵐作品、初対面からは印象の良い出会い、のあとここんとこ2冊続けて「なんか違う。。」感を味わったので、もうこれが合わなければ私別れる、この恋あきらめるわ。。くらいの棘の分かれ道だったんですが、この作品はキタねー。これはぞっくぞくした。「リカ」なんかよりよっぽど、人間というものの怖さと強さを思い知る。1章の終わり、 「何も無い部屋の真ん中に、藍色の菖蒲が一花活けてある。その濃い青が、鉄之介の瞳を染めた。」ここは痺れた。やっぱりこの作者さんはどえらい創作の泉を内に持ってる。この一文は私が高校国語教師なら、後の井伊直弼である鉄之介の心情とともに解釈を書かせる授業をするね。深い失意と恨みと諦念が襲う

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    2010年05月25日
  • リセット

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    リカシリーズ、後2冊となりますが、
    やはり順番に読むべきですね。
    養女時代の高校の頃のリカ。
    そもそも、穢れた血筋の様だ。
    その穢れが最も濃くなり、
    化け物を生み出したという感じ。
    誰もリカを罰せない。
    リカに目を付けられたら終わり。
    逃れられない。
    巧妙で狡猾で自分の純粋な穢れなき世界の女王。
    思い通りにならない者も、
    邪魔する者もリカの世界にはいらない。
    読み続けると、リカの視線を感じて、
    悪臭が漂いはじめる。そんな気がして来る。

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    2026年03月01日
  • 十字路

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    星野警部シリーズ。「誘拐」「贖い」に続く3作目。冷静な洞察力と粘り強さと独自路線の星野警部は前作の「贖い」のまま健在、坪川との掛け合いもよかった。粛々と進んでいくなかで、読む側はどんどん吸い込まれていく。
    事件の真相はかなしくて胸が詰まった。星野警部のその後の執念が目に浮かぶ。

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    2026年02月28日
  • リフレイン

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    ここまでリカシリーズを読まれた方は、
    看護学校時代のリカが分かります。
    ここから読んでも順番に読まないと、
    なんだろ?と、入り込めないかもしれません。
    得体の知れない頭のおかしいだけの女に嫌悪するだけかもしれません。
    最後まで読むと今まで読ん出来たリカの邪悪さが最大になると思います。
    これほどの悪魔はいません。
    こんな恐ろしく残酷な女を生み出した作者の力が恐ろしいです。
    世の中の人間の1番の邪悪さが引き出され、
    もっとも恐ろしい犯罪者を生み出してる。
    ジェイソンもフレディも幽霊も怖くない。
    悪魔の化身とはリカ。
    悪魔さえもここまでしないんじゃないか?
    まだ、3冊続くとはどこまで行くのだろう。

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    2026年02月26日
  • 十字路

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    五十嵐ミステリーの真骨頂

    最も卑劣な犯罪を描く
    圧巻の警察小説

    なぜ、教師は殺されたのか?
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    最初、
    登場人物が多いのと、
    場面転換が多くて、
    ミステリー偏差値低めの私は
    え?え??と戸惑いましたが。苦笑

    途中からは面白くなって
    これはどうやって繋がるの?
    あの人怪しいけどどうなの?
    星野さん早く謎解き!と思いつつ読み進めました。笑

    古畑任三郎みたいな感じかと思ったらそうでもないし、
    相棒?でもない感じですが、
    星野さんと坪井さんが良いタッグを組んで

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    2026年02月17日
  • 年下の男の子

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    ネタバレ

    時間的な事象を言い訳にする機会は幾度となくあるのだが。

    ビジネスの面白いところとか、こうやって仕事は動いていくのね〜、、、っていう。
    キャリアが積み立てられることへの羨ましさというか。
    いろいろ旨みのある内容だった記憶。

    人生は一度なので。
    勇気というにはもっと痛々しいなにかだけれども、言い訳にできない程の想いがね、あるかもね。

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    2026年02月17日
  • 鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美

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    ネタバレ

     女性消防士・神谷夏美シリーズのエピソード0。命の最後の砦たる消防士になるための訓練は想像を絶する過酷さで、読んでいるだけなのに体力を消耗した気分に⋯
     男社会な消防で、体力的なハンデを抱えつつ、挫折しそうになりながらも必死に喰らいつく夏美を応援しながら読んだ。

     他の訓練生からバカにされていた夏美の頑張りが周囲に認められ、仲間と熱い絆を築いていく過程に感動させられたし、日常生活や仕事に置き換えられる金言に励まされ、明日からも頑張ろうと思わせてくれた。

     本シリーズは「命の砦」で一応、三部作として完結した。本作でも言及されているが、銀座第一消防署(ギンイチ)設立の背景には首都直下型地震への

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    2026年02月17日
  • リカ

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    とにかくリカが怖い!!
    個人的にホラーは現実で起きることを容易に想像できてしまうヒトコワが一番怖い。というか、謎の耐久力といいリカはそもそも人間なのだろうか...?
    9作品のシリーズ1作目ということで、今後その辺が解明されるのかとても気になる次第。

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    2026年01月25日
  • 交渉人・遠野麻衣子 籠城

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    さすがだよなこの作品。
    短い中でサスペンスとどんでん返しを盛り込み、素晴らしい作品になっている

    3123冊
    今年22冊目

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    2026年01月25日
  • リメンバー

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    ネタバレ

    ラスト付近を夜に読むんじゃなかった。
    最後の豹変怖すぎてちょっと寝付けそうにないししばらく飴が食べられそうにない。

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    2026年01月24日
  • 愛してるって言えなくたって

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    ネタバレ

    BLではなく、作者本人も明記しているように純恋愛ものとして普通に楽しめた。面白かったです。
    今日様々なBL作品がそれらを扱う特定のレーベルから出されている中で、そういうレーベルの下にない文庫から出ているということに興味が湧き、本書を手に取った。
    同性に対して抱く友達と恋愛の感情の狭間で揺れるような感覚がすごく丁寧に書かれていて、ただBLとして消化されるものではない、たまたま恋に落ちた人が男性であったというだけのことが、この作品から伝わってきて読んでいて自分も恋しているような気持ちになった。主人公の同性に対して抱くちょっとしたときめきや感情の乱れがすごくよくわかる。私もそういった経験はあるし、人

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    2026年01月25日
  • あの子が結婚するなんて

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    私の個人的な思い込みかも知れませんが、女性の内面を良く表している作品だと思います。こんなこと考えてるのだろうなーと思いましたし、リアリティ半端なかったです。勝手な思い込みですが。なんも起こらなかったら物語にならないので、ストーリーは想定通りでしたが、そこを差し引いても面白かったです。

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    2026年01月23日
  • ダッシュ!

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    数年ぶりに読み返して、当時のワクワクした感じの再現にはならなかったけど、やっぱりおもしろい。わかりやすくて、中学生になる子どもにもすすめたい一冊。

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    2026年01月15日
  • 7デイズ・ミッション 日韓特命捜査

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    重たい事件なんだけど結構軽い感じの表現でサクッと読めました…終盤は緊迫感がありました!ラストも面白いハッピーエンド(?)でした!続編があっても面白そう

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    2026年01月15日
  • 逸脱捜査 キャリア警部・道定聡

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    短編ながら、キチンと伏線が張られていますが、その伏線が分かりやすいので、ミステリーとしては賛否あると思います。私は賛の方です。

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    2026年01月14日
  • 誰でもよかった

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    犯人と交渉人が同じくだりを何度も繰り返すなど、読み手によってはくどいと感じるかもですが、本当にあったなら、こんな感じになるのではと個人的にはリアリティを感じました。そう言う点ではラストも本音ベースなら、あるのではと思わされるエンディングでした。

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    2026年01月08日
  • リバース

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    第3弾!!

    ユッキーさんに、触発され…
    怖っ!!!

    リカちゃんの誕生秘話!
    そこに、住み込みのお手伝いさんとして働いてる幸子さんが、田舎の神父さんに送る手紙で、話が流れていく。
    まぁ、そんな事まで、書くかぁ〜って気はするけど。

    裕福なお医者さんの家庭に生まれた双子。
    梨花と結花。
    長女が梨花。美少女で、成績トップ!ちょっと人を見下したとこあるけど。
    お母ちゃんも美人だけど、ちょっと、潔癖症ぎみで、間違うとお仕置きよ!(DV)になる。
    お父ちゃんは、イケメン医師。なんか、女癖悪い感じ。
    こんな家庭で育ったんやな。

    前任者のお手伝いさんは、急にいなくなる。
    確か、看護師さんもよく辞める。

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    2026年01月06日
  • 交渉人・遠野麻衣子 ゼロ

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    交渉人・遠野 麻衣子のエピソード0。交渉人・遠野 麻衣子は如何にして交渉人になったのか⁉️

    本書は前半に交渉人研修、後半に特殊詐欺グループの捜査をテーマにして描かれていて、一冊で2倍楽しめる作品となっています。

    そして、交渉人研修生のメンバー8人が様々な要因で脱落していく様子が、さながら鬼殺隊入隊の最終選考を受ける炭治郎みたいで、とても面白かったです❗️

    後半の特殊詐欺グループの捜査においては、誰が犯人グループと繋がっているのか⁉️最後まで分からずじまいだったけれども、ハラハラドキドキが止まらない展開でした❗️

    前三部作の遠野 麻衣子の行動がこういう研修で身に付いたのかぁと思うと、ちょ

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    2025年12月22日
  • リバース

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    ネタバレ

    リカシリーズ3作目。
    家政婦の手紙形式で進んでいく物語。
    何でもっと早く逃げないの…何で家にまた戻るの…と思いながらハラハラしながら読んだ。
    最後は結局...その後どうなったの?って終わり方。
    途中消えた宗教の人も殺されたんだろうな…
    誰が死ぬかもう分かっちゃう。
    リカのその後が気になる。

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    2025年12月01日
  • リターン

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    ネタバレ

    リカ事件の終幕がまさかこんな形で訪れるとは思わず、震えてしまいました。
    リカという女はある種概念的な存在なのではないかと思ってしまいますね。たった一人の愛しい人を自分だけのものにしたい、という気持ちがエスカレートすると誰しも心にリカが宿ってしまうのでしょうか。喪失への恐怖心に対する防衛反応のような気も致します。
    とにかくラストを読んで、ゾッとしてしまいました。
    リカは終わらない、繰り返してしまうのでしょうか。続きも早く読もうと思います。

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    2025年12月01日