五十嵐貴久のレビュー一覧
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「何度だってやり直せばいいんだよ!バーカ!」
そうだそうだ!
もちろん最初からというわけにはいかない。これまでのことをなかったことには出来ない。
でも、今ここからまたやりたいことを始めればいい。そう出来るんだよってこの小説は言ってくれている。
無理だって決めつけて、見るだけだったバンドを始めた主人公達。
練習をしながらパートに通って、家事もやって…って本当に大変だけど、楽しいって気持ちが伝わってきて私も何か始めたくなった。
途中まではまさかこの小説で泣くなんて思わなかった。
でも泣いた。いいなぁ…と、良かったなぁと心から思えた。
とっても素敵なラストだったけど、終わってしまったことが寂しい -
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五十嵐作品、初対面からは印象の良い出会い、のあとここんとこ2冊続けて「なんか違う。。」感を味わったので、もうこれが合わなければ私別れる、この恋あきらめるわ。。くらいの棘の分かれ道だったんですが、この作品はキタねー。これはぞっくぞくした。「リカ」なんかよりよっぽど、人間というものの怖さと強さを思い知る。1章の終わり、 「何も無い部屋の真ん中に、藍色の菖蒲が一花活けてある。その濃い青が、鉄之介の瞳を染めた。」ここは痺れた。やっぱりこの作者さんはどえらい創作の泉を内に持ってる。この一文は私が高校国語教師なら、後の井伊直弼である鉄之介の心情とともに解釈を書かせる授業をするね。深い失意と恨みと諦念が襲う
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ネタバレ吉祥寺に住む主婦:杏子は39歳。夫と二人の子供を持つ主婦。夫に内緒で疲れてるママ向けにマッサージと家事代行をする会社を起業した。その会社の従業員はお年寄りばかり。このお年寄りたちが個性揃いで大変だが、なんかほっこりする。
子育てに疲れているお母さんたちに、ほんの少しのんびりできる時間を作るというのは、ビジネスの切り口として、いいかもしれない。
しかし、小さな会社を立ち上げたら苦労の連続‥若いお客さんに説教し苦情、老人同士の恋愛問題が勃発、若い社員に『好きです』と言われたり、従業員はトラブルばかりを起こしたり、次第に夫婦仲は悪くなる。
また小学生の息子がクラスでいじめに遭うがそのSOSのサイ -
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羽田空港からメキシコに向けて飛び立った旅客機がハイジャックされた。犯人は姿を見せず、各所に潜ませたメモで指示を出す。旅客機は函南空港に緊急着陸、交渉人として任についた遠野麻衣子は、謎の犯人と声だけでやりとりすることになる。緊迫感あふれるサスペンスミステリです。
常識外れとも思える要求を出しながらも、正体を見せない犯人の策略はあまりに狡猾。しかしそんな犯人と交渉しながらどんどん人質を解放させていく麻衣子。さすが、と思いつつも、どこかしらぬぐい切れない違和感が。警察の捜査により、犯人の正体は案外あっさり看破されたように思えますが。もちろんそんなストレートな筋書きじゃないよね? とミステリ読みはとこ