五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
五十嵐作品、初対面からは印象の良い出会い、のあとここんとこ2冊続けて「なんか違う。。」感を味わったので、もうこれが合わなければ私別れる、この恋あきらめるわ。。くらいの棘の分かれ道だったんですが、この作品はキタねー。これはぞっくぞくした。「リカ」なんかよりよっぽど、人間というものの怖さと強さを思い知る。1章の終わり、 「何も無い部屋の真ん中に、藍色の菖蒲が一花活けてある。その濃い青が、鉄之介の瞳を染めた。」ここは痺れた。やっぱりこの作者さんはどえらい創作の泉を内に持ってる。この一文は私が高校国語教師なら、後の井伊直弼である鉄之介の心情とともに解釈を書かせる授業をするね。深い失意と恨みと諦念が襲うこの場面、瞳を青に染めたのは涙なのか心を覆った闇なのか。でもそのあとの話も、五十嵐さんの完全な創作なのかこれに近いことがあったのかは知らないのだけれど、最後まで息をつかせず読み進めなければ心落ち着かない、すごい魔力がありました。カンタンに言ってしまうと桜田門外の変で有名な井伊直弼が引き金になる物語。でも主人公は彼じゃぁないんだなぁ。究極の脱走劇です。パピヨンやショーシャンクより。章タイトルは井伊直弼の恋、桜庭敬吾の岳、堀江竹人の土、亀井美雪の空、犬塚外記の忠、その後のこと。津和野藩、学びの藩、今の島根県かな。行ってみたくなったな。武士の道というのはこういう形もあるんだなぁ。これを映像化してしまうと、どうしても不衛生な不快感の伴う映像になってしまいそうだからこの作品は本で出会うのがきっと一番いい。2章、一転して権力者となった直弼へ献上されたさまざまな品を外記がいろいろ手にとり殿にお見せする、そこにさらっと出てきたとあるひと品、これがなんという伏線。。!!バテレンのヒントにも気付けなかった、そうか、そういうことなのか、とわかったときには全身鳥肌が立った。藩士の“命”を守るために身を差し出すのはたやすい、でも藩士の“誇り”を守るためには自分は逃げなくてはならない。美雪の英断も胸を打ちます。最高にクレバーなヒロイン。津和野の侍の魂を再確認する場面も良かったなぁ。「わしらは津和野の侍にござりまするぞ。なぜもっと早く言ってくださらなんだか」もう涙、涙。徹底して人間味のない長野主膳もだからこそキイパーソンだった。真の誇りが打ち勝つときの爽快感は、逆にいえば彼の存在が引き立ててくれるから。忠のために死を厭わず、それも武士の道、だけど誇りのためにどんな屈辱にも苦境にも耐えて生き抜く、それも武士の道。ラストの終わり方がいいなぁ。明記せずにこうもハッピーエンドを確信させるやり方は何て憎らしい。やっぱり好きだ、この作者さん。これは手元に置いて何度も読みたいし息子たちにもいずれ読んでほしい。甘えが出た自分が情けなくなったときにまた読みたい。これは名作だとおもいます。綾織りのようにひとりひとりが誰かのために、極限の条件下で知恵と勇気を支えあい、細い糸が重なっていつしか強い輝く羽根になっていくようなこの物語の美しさ、あなたの心にもきっと残るはずです。
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Posted by ブクログ
久しぶりのリカちゃん
もうあの事件から、20年経ってんねんな。
今回、キッカケは、大雨の日に、お姉ちゃんが川にゴミ捨ててるのを警察官が注意!
「今後は気を付けて下さいよ!」
で、中見見ると、凄い異臭とともに…
((*ノଳoଳ)ノオエー
何か、付き合ってたのにとか、お姉ちゃんが言ってるけど、妄想みたい。
過去にこんな事件があったな…
雨宮リカ…((*ノଳoଳ)ノオエー
頭に6発撃たれて、他にも6発、計12発も撃たれて、生きてるのか!
でも、お姉ちゃんは、リカちゃんとは別人。ある事をキッカケにキレたら、あっさり人殺しそうな。
結局、キレて、自分の目ん玉に、ボールペン突き刺して、頭ガンガン打ち付けて、自殺。((*ノଳoଳ)ノオエー
これが、終わっても、事件は続く。
模倣犯なのか、本人なのか!
集団心理とか、心理感染と出て来るけど、怖すぎる!
リカちゃんが、死んでも、生きてても、憑かれた感じで同じ事を!
同じ事って、愛しの人には、手、足、目、鼻、耳は、取り外して、仲良く暮らす…((*ノଳoଳ)ノオエー
今回は、心理学の勉強会みたいなとこが、舞台で、関係者が、取り外されていく!
最後は、どんでん返し!
でも、捕まっても嬉しそうに、愛しの人の手をしっかり握って、心も一体に!
あっ!しっかり握ってるけど、手首から上はないです…
心の一体化は、愛しの人の目ん玉を飴ちゃんのように口に含んで、幸せ〜♡
((유∀유|||))オエー
誰の心の中にもリカはいる!
あなたの中にも ((유∀유|||))オエー
「腐った百合は、雑草よりひどい臭いがする」
『シェイクスピア「エドワード三世』(白水社・河合祥一郎)
******【映画鑑賞】|ꈍωꈍ)ジー******
今日は、行けなかったので、ネトフリで!
「アニマルズ」
監督・主演: ベン・アフレック
選挙、誘拐、不倫、裏社会、移民問題まで、現代のアメリカが抱えるリアルな闇をごった煮してる!
市長を目指す男が、選挙中に、子供が誘拐!
身代金払うお金もない!
この極限状態をどうする!
アニマルズとあるように、野獣化するのか?
バイオレンスってほどやないけど、やった事は、まさに、ケモノ!!! -
Posted by ブクログ
評判が良さそうだったので読んでみた。
あとがきにもあるように、まさに「タワーリング・インフェルノ」。
超高層ビルで大規模火災が発生し、そこに居合わせた人々の運命を描く。
序盤は人物紹介的にいろいろな人が登場するが、それもしっかりと後半で回収され、それぞれに見せ場なり結末が待っている。
反面、主人公の魅力が少し伝わりにくいかな、とは感じた。
場面も細かく切り替わり、そのたびに物語がどんどん進んでいくのでテンポが良い。
なんだか本当に映画を観ているような感覚で、細かな設定や展開に引っかかるところはあるものの、「まあ、いいか」と思えてしまう。
それくらい先が気になる展開で、最後までまったく飽きさせなかった。
優れたリーダビリティを持った作品で、読書スランプ気味になっていた自分には、また読書のエンジンをかけ直してくれるような一冊だった。
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Posted by ブクログ
リカシリーズが終わった時に一つの区切りを感じました。
本屋に行ってみると『なにこれ?』
と思い、裏表紙のあらすじを読んでみると・・・
作者、五十嵐貴久が【リカ】で作家デビュー
そこから【安政5年の大脱走】や【交渉人】【1985年の軌跡】の作成していくのですが、各出版社の締め切りに追われながら、謎の何かに纏わり憑かれていきます・・・
多少の脚色もあるのでしょうが、これがノンフィクションであるのが凄いと思います!!!
怖さとは相手(現象)の正体が分からないと怖い。
正体が分かれば対応の方法が生まれるので怖さが和らぐ・・・
物語は平成の初めぐらいから始まるのですが、携帯電話やワープロの話、それと個人情報に非常にゆるい話に懐かしさを感じます。
氷河期世代で就職した人必読です!!!