五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2023年発行だが。2002年初出?の作品を現在の状況に合うように、大幅改稿したものだそうです。
遠野麻衣子は、かって警視庁で石田修平警視に、交渉人としての教育を受けていたが、石田警視との不倫の噂を流され、左遷されてしまった。
所轄の経理という畑違いの多忙で退屈な職務。
ところが、ある日。臨場要請を受ける。
コンビニ強盗を働いた3人組が病院に立てこもり、患者やスタッフ50人を人質に取ったのだった。
麻衣子の職場から近いために白羽の矢が立ったのだが。推薦したのは、石田警視。
彼らが到着するまでの時間を託された。
現場には、交渉人の知識が全くない警官が、絶対してはいけないことをやらかすという…ありがちな危機も乗り越えて、事態をいい方向へ収められるか?
緊迫した状況で話は進み、石田警視も登場。
そして、麻衣子の推理は…?
さくさくと読めて、面白かったです☆ -
Posted by ブクログ
面白かった。
凄腕のネゴシエーターの石田。その石田に教わりメキメキと力をつけていた遠野。 遠野は石田に淡い恋心を抱いていた。
その石田との不倫疑惑で所轄の会計課に飛ばされていた遠野。
そんな中コンビニ強盗事件が発生し、犯人三人は病院に立てこもる。
ネゴシエーター石田が到着する前のつなぎとして犯人との交渉の矢面に立たされた遠野。
石田登場まで必死につなぐ。そこに石田登場。犯人との距離をどんどん詰めて色々な情報を引き出す。
石田すげーとなる中、最終局面で人質が2人殺され、え!? 石田失敗?失脚?みたいな流れになるが、そこからの真相に驚かされる。
身内の医療過誤、ミスに対する復讐が真相。 自分も義理の祖母の件を思い出して、悔しい思いが蘇ってきた。
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Posted by ブクログ
リカシリーズの3作目です。
サイコスリラーとして知られる“リカ”の原点に迫る物語で、女子中学生だった雨宮梨花が、母親の歪んだ愛情のもとで育ち、常軌を逸した執着や妄想を抱くようになっていく過程が描かれます。
独特の手紙形式で語られる前日譚は、これまでのシリーズとは一線を画した恐怖と緊張感のある展開でした。
田舎娘の家政婦が雨宮家に入り込む過程は、淡々とした語りにも関わらず、背筋が凍るような不穏さが漂う構成が秀逸でした。
最恐のモンスター・リカ誕生の背景を描くストーリーで、狂気の芽がじわじわと育つ描写には圧倒され、サスペンス好きには深く刺さる一冊でした。
シリーズ前作を読んでいるとゾッとするような伏線も多く、「怪物・リカ」の誕生を十分に楽しめました。