【感想・ネタバレ】贖い : 上のレビュー

あらすじ

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。2日埼玉・和光。林で、中学生の少女の刺殺死体が発見された。3日愛知・名古屋。ス-パーで幼児が行方不明になる。これらの事件を追う捜査員の姿を丹念に描き、事件の背景、犯人の動機を重層的に炙り出す五十嵐ミステリーの新たな金字塔。ベストセラー『誘拐』で活躍した星野警部が、新たな相棒とともに難事件に挑む。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻、一気読みでした。東京、埼玉、愛知で起きた殺人事件。犯人は誰なのか?連続殺人なの?別々の事件なの?わからない糸が絡み合ってどんどん頁をめくっちゃいました。東京の星野警部と里奈、埼玉の神崎と由紀、愛知の坪川。それぞれの刑事を応援しながら下巻へ。掴み所が無いようでいてどしっと構えている星野警部が気になる!こちらを読み終えたら、星野警部シリーズ、第1弾の【誘拐】も読みたいな。

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2018年08月30日

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五十嵐貴久『贖い(上)』双葉文庫。

『誘拐』にも登場した一風変わった刑事の星野警部補が再び難事件に挑む警察小説。

一言で感想を述べるなら何も見えて来ないという面白さというのが妥当だろう。上巻に描かれる同時期に発生した三つの殺人事件。怪しい人物は冒頭から提示されているのに犯行動機が全く解らないので、犯人ではないのかもという思いも……事件の真相に一番近付いているのはやはり星野警部補なのだろう。

杉並の小学校の校門に小学生男児の切断された頭部が置かれる猟奇事件、和光の林で発見された中学生少女の刺殺死体、名古屋のスーパー駐車場から消え、コインロッカーで発見された幼児の死体……三つの事件が同時進行で描かれる。小学生男児の頭部切断事件を鶴田里奈と共に捜査する星野警部補……冒頭から登場する定年間近の会社員・稲葉秋雄がこれらの事件の鍵を握っているのだろうか。

タイトルの『贖い』の意味は……
下巻に急ぎたい!

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2018年08月13日

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3件の事件がどれも犠牲者が子どもで残酷。どう繋がっていくのか‥まだ上巻ではわからず。星野警部の相棒の里奈が事あるごとに生意気に口答えしてくるし、本当に事件を解決する気があるのかと問いただしたいレベル。さぁ、下巻はどうなるか。

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2025年11月28日

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東京、埼玉、愛知の3ヶ所で起こった残忍な事件についてそれぞれで捜査が進んでいく。その共通点が何か気になってどんどん読み進めてしまった。少しずつだかバラバラだった事件がなんとなく集約されていく気配が…下巻を早く読みたい。4.2

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2025年08月19日

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上巻について。
あらすじにある通り、東京埼玉愛知で起こった別々の事件と、その事件に関わる被害者と調査にあたる警察チームが登場するのが上巻です。3つの地で行われる捜査が入れ子になって語られていくので、登場人物を把握するまでに時間がかかりました。

犯人は上巻の中盤ぐらいで大体分かるように書かれていますが、問題はそこじゃなくて、何を目的として…?というのが気になって読み進めてしまう。謎解き要素というよりは犯罪心理学のようなものとサスペンス、警察ドラマに興味がある方は面白く読めると思う。

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2025年01月06日

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ネタバレ

杉並で小学生男子、和光で中学生女子、名古屋で赤ちゃん、と別の場所で別の殺人事件が起こる。
それぞれを捜査する様子が描かれている。
杉並と名古屋はある程度の土地勘があるため、読んでいて楽しい。
名古屋の赤ちゃんの母親の言葉がつらい。
こどもなんかほしくなかった、分不相応な注文住宅も、なんでも普通、普通を当たり前に選ぶ夫もイライラの原因だと。

杉並事件、本庁捜査一課鶴田理奈は星野と組む。先走るタイプの理奈はゆっくりさんの星野にいらいらしつつも、多分うまいなと思っている様子。
和光事件、県警捜査一課神崎俊郎、中江由紀が組む。
由紀を憎からず思っている俊郎と、この先の展開が気になる。
名古屋事件、同僚を告発したせいで警視庁から愛知県警に移動した、坪川。彼の空気を読まない雰囲気が解決に繋がるのか…
下巻に続く。

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2023年05月21日

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ネタバレ

神崎と由紀の急展開に顔がにやけてしまった
犯人や動機も気になるけど2人の今後も気になる
下巻も楽しみ

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2023年02月28日

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ネタバレ

映像が浮かんで、映画を見るかのようにスイスイと読み進む作品。
何故そこまでの執念を抱いたのかが理解できる一方で、その執念を罪のない子供の命を奪うことではらしていくことは、なかなか納得がいかない。
憎しみをそこまでつのらせるのは容易ではない、と感じるのは傍観者だからか?
本当にその立場になったら、いつまでも恨みは深く、そして、年を追うごとにより深くなるのかもしれない。

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2021年09月19日

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7月1日2日3日別々の場所で子供が行方不明になり遺体で発見された

それぞれの話が交互に進んでいく

この巻では事件の真相よりそれぞれの担当刑事の人間性や人間関係の難しさが伝わってきた

星野さんの粘り強さはすごい

小分けに進むので続きが気になり止まらない

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2021年08月10日

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3つの殺人事件の話が交錯するので、最初はついていくのが大変やったけど、真相が知りたくて一気読み。
下巻ですべてが繋がるのかと思うと、もう早く読みたいしかない!

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2021年04月14日

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県を跨いで発生した3件の殺人事件。
いずれも子供が殺害されており、それぞれの捜査の様子が並行して綴られていくが、いずれもなかなか手掛かりが見つからない。
一方で何故か稲葉という非常に真面目なサラリーマンの様子が追いかけられているが、思わせ振りではあるものの事件との関係は全く謎のまま上巻が終わった。
どうなるのか全く予想がつかないまま、物語は下巻に続く。

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2020年09月27日

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面白かった!
「贖い」は「あがない」と読みます
タイトル通りの物語です

上巻のストーリとしては
東京、埼玉、愛知で子供が殺される事件が発生

7月1日 東京の杉並で小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれる事件
2日には、埼玉の和光で林の中で中学生の少女の刺殺死体
3日には、愛知のスーパーで1歳の幼児が行方不明になり、コインロッカーから死体となって発見

それぞれの事件を刑事たちが追います
東京の事件を追う星野と里奈、
埼玉の事件は神崎と由紀、
愛知の事件では坪川。

そして、星野がマークする会社員稲葉
事件の犯人は?
稲葉はどうかかわっているの?

それぞれの捜査が切り替わって話が展開していきます。
真相にたどり着くことができるのか?
さらに、この刑事たちの想い、そして過去。
捜査を進めていく中で、その過去が明かされていきます。この辺も本書の読みどころ!
特に、上巻の山場は由紀でしょう。
逃げる参考人を骨折させるほどの暴力をふるった由紀
その窮地を救った神崎
ちょっとほっこりします(笑)

とはいうものの、捜査はなかなか進展せず、このまま三つの事件が関連なく進んじゃうの?
って上巻が終わってしまします(笑)

ということで下巻に続く

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2020年08月08日

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どう考えても犯人らしき人物が早めに出てくるのだけど、先の展開が全然読めず、でもテンポがよくて面白かった。

怪しさしか感じないけど、動悸はなんなのだろう?
もしかして実は犯人じゃないとか…?
などなど考えながら読み進めていました。

3つの事件が並行して進むので、いまどの事件の話だっけ?と混乱することはあったけど、続きが気になる。
早く下巻も読みたい。

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2020年07月05日

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場面が次々と変わっていくので、テンポが良い。
ドラマを見ているような感じ。
そしてストーリー自体も面白い。バラバラに起きている殺人。これらに関連性はあるのか?ないのか?ここからどう進んでいくのか…。
読みながら推理している。
早く下巻も読みたい。

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2020年03月04日

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7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。2日埼玉・和光。林で、中学生の少女の刺殺死体が発見された。3日愛知・名古屋。ス-パーで幼児が行方不明になる。これらの事件を追う捜査員の姿を丹念に描き、事件の背景、犯人の動機を重層的に炙り出す五十嵐ミステリーの新たな金字塔。ベストセラー『誘拐』で活躍した星野警部が、新たな相棒とともに難事件に挑む。

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2019年09月12日

Posted by ブクログ

東京、埼玉、愛知で立て続けに殺人事件が起きる。
被害者は、それぞれ小六、中二、一歳の子供。
当初から、犯人らしき者が登場し、「WHAT」よりも「WHY」を主眼に置いた作品のようだ。
物語は、犯人を追及する警視庁や各県警の刑事たちの地道な捜査活動が、交互に詳述される(誰がどこの警察の所属なのかを確認するため、人物一覧表を作ってしまた)。
その刑事たちは、それぞれ何らかの過去を抱えており、行動に支障をきたす場面もあるが、捜査の過程でそれらが次第に明かされる。
星野警部が犯人を確信しているような行動を続けるが、動機が解明されるのは、次巻のようだ。

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2018年09月18日

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東京、埼玉、愛知の3ヶ所で起きた子供の殺害事件。
それぞれに警察も手を尽くすが、殺されたのがいずれも子供であることから、怨恨の線も薄く、手懸かりや目撃証言も少なく、なかなか犯人に近付けずにいた。
一体、犯人の目的はなんなのか…

3ヶ所の事件が交互に進み、少し混乱する。
どの事件の話だったか…

2023.9.23

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2023年09月24日

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ネタバレ

3つの事件と稲葉を知る人の目線で物語は進んでいく。
3つの事件が短いスパンで切り替わるのでたまにゴチャゴチャした。
普通に考えて稲葉が犯人なんだろうけど。。
どんな真相が隠されているのか。。
下巻はきっと辛い話なんだろうな。。

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2022年09月15日

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3つの事件の繋がりを、推理とゆうか想像しながら読み進めていく。何が共通しているのだろうか?動機は?
冒頭から登場する稲葉とゆう人物は、予想どうり犯人なのだろうか?
星野さんを軸に、3件の捜査が同時進行していくので、しっかり把握しながら読まないといけませんな。

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2021年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『エヴァ・ライカーの記憶』に続いて、面白かった……
…のは面白かったんだけど、でも、これも、なぁ~んか惜しい話w

そういう感想になってしまうのは、たんなるエンタメ小説なのか、警察(の捜査)小説なのか、どっちつかずになっているからだと思う。
たんなるエンタメ小説なら、星野警部vs犯人の頭脳戦やらスリル・アクションに徹しちゃった方がスッキリ楽しめただろうし。
警察小説なら、星野警部みたいなスター(?)を出さずに、神崎&中江や坪川みたいな地味なキャラクターだけで捜査過程をコツコツみたいな方が重厚さを楽しめたように思うのだ。

他の方の感想を見ると、「長い」と書いている方が多いように感じるが、それはそのどっちつかずにしちゃったからこそ、なのではないだろうか?
だって、文庫本上下、それぞれ400ページ弱という、決して短くはないが、とはいえこの程度の長さのミステリー小説は普通にあるわけだ。
読者に「長い」と感じさせてしまうのは、話の本籍地がどっちつかずだからのような気がしてならないんだけどなぁ~。

つまり、エンタメ小説として読む読者は、地味な捜査の描写が延々続くところを「退屈だ」と思うだろうし。
コツコツと積み上げていく捜査を描く警察小説を期待して読む読者は、エンタメ要素を「軽い」と思うだろう。

実際、自分も最初の事件のセンセーショナルさから、“エンタメな展開を期待”して読んだ口なのだが、上巻の話の進まなさに期待外れに思った。
ただ、読んでいる内に、「むしろ、これは捜査をコツコツ積み上げた末に詰む、その過程を楽しむ話なのかな?」と思うようになって。
それからは、むしろその話の進まなさを楽しんで読んでいたのに、(下巻)最後の“なんともエンタメな展開”に、「なら、ずっとこっちでやればいいじゃん!」とシラケちゃったんだよなぁ~w
全体のストーリは面白いだけに、その辺はもったいなく思う。

あと、個人的にはパート毎の切り替えが早すぎるように感じた。
特に最初の方なんかは、目まぐるしすぎる。このパートの主人公は何ていう名前の人で…と覚える暇がない。
もし、それぞれのパートをせめて2、3ページ分増やしていたら、(自分は)評価がガラッと変わった気がする。

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2019年10月26日

Posted by ブクログ

複数の場所での事象が並行して話が進んで行く。そのため、かなりの登場人物が出てくるのだが、多過ぎて把握が大変なことこの上ない…
読むのに時間がかかりました(ーー;)
巻末か目次の後に登場人物のラインナップがあるとありがたかったなぁと。
ただ、ぜひ根気強く読んでいただきたいです。
下巻は面白い展開に。

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2019年03月28日

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