五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者のデビュー作品だそうな。毎回、違った作風で楽しませてくれる五十嵐さんですが、本作は、冒険活劇物語。
テレビ局が最新のハイテクビルに移転。記念の72時間連続テレビの生放送の最中にハイジャックされるが、平凡なOLが、恋人の危機を救うため、敢然と立ち向かうというお話。
テロリストの目的は?。。。というところで、当然どんでん返しも用意されていて、まぁ、面白かったけれど、平凡なOLを主人公にしたという設定からして、リアリティーという面で、浮いたお話になってしまいました。冒険活劇のハラハラドキドキというより、ドタバタ感という印象が強く出ていました。(コメディーと思って読めば良かったのかもしれません -
Posted by ブクログ
怖いとの評判を聴いて購入。
主人公の初動の甘さが気になるが、ターゲットにされてしまってからはどんな対応も対策もリカには後手になってしまう。追い詰められていく感覚が怖い。
印象的なのは、リカという存在の“異様さ”だけではない。携帯番号から住所を特定したり、職場の環境にまで迫ってくるなど、目に見えないところで積み重ねられている行動の現実味が、ストーカーとしての怖さをより際立たせている。地道に詰められていることを実感する恐怖が印象に残った。
作中では彼女のプロフィールが何度か語られるが、どこまで信じてよいのかわからない。読み進めるほどに正体がわからなくなっていく感覚も、この作品の大きな不気味さ