五十嵐貴久のレビュー一覧
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ネタバレ下巻について。
上巻までは面白かった!
下巻はちょっと苦しかった…話がどうこうではなくて、犯人とその家族、子供の身に起こったことを考えるとしんどい。最終的に行き着いた20年以上前の事実は現代的な問題ではあるけど、読者である自分ももしかしたら加害者になっていたことはなかっただろうかと、今までの自分の人生を思い返すと息苦しくなる展開。この点では辻村深月さんの「噛み合わない会話と、ある過去について」に収録されている「パッとしない子」にも同じ感情を抱きました。
個人的に、春馬山捜査班(埼玉チーム)の恋愛トークは必要だったのか疑問!ここだけ文章テイストも違うぞ。作者さんのイタズラか、編集者の工夫か?犯人を思う妻の「愛しています」の発言も、下巻で出す必要あったか?結局妻も騙されているという点では、犯人が自分1人で罪の全てを贖うという決意からのものだとは思うけど、子供が亡くなった真相を知らないでいたほうが良いのか悪いのか、私には分からなかった。
上巻は事件の登場人物が出揃って、下巻はそれぞれが交差して結末に向かう。
ちなみに私が購入した本の帯には「この男の実行力、前例なし。」と書かれてますが、それ必要か?!実行力云々の話ではなかったような…
あと一つ疑問なのは、警察が加害者側の証言台に立つことってできるんでしょうか? -
Posted by ブクログ
雨宮リカ事件から20年後、バラバラ死体を公園の川に捨てていた女が逮捕される。女の名前は宮内静江、33歳のフリーライターの彼女は殺人を犯す前に雨宮リカについて詳しく調べていた。果たして、模倣犯か、それともリカの心理が感染したのか…?
そして、また新たな類似殺人が次々と起こっていく…。
リカシリーズ第5弾。
今回も「え〜!」の連続でした。まさか、公認心理士さんがあの人だったとは…!
読んでいる途中から、なんか気持ち悪い違和感みたいなものはあったので、警察が追っている人物が犯人ではないと予想はついていたけど、そうきたかー!
いや〜、何年経ってもおっそろしい人です、リカさん。何せ、頭に銃弾6発受けても死んでないんですもんね。今ごろはどこで何してるんだか…。
恐ろしいついでに、続けて第6弾買いに行ってきます! -
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ネタバレ事件後職場復帰した白井有梨。ストーカーは死んだはずなのにまたメールが届く。Sは他にいるのか。新しくSCSのメンバーになった岸川は有梨について調べているらしい。有梨を狙うSの正体とは…。
大高絵麻の事件(元交際相手のDV男から殺害予告を受けた女子高校生)、小原雅代の事件(手紙による脅迫を受けた女性大臣)、冬野未来の事件(男性教師からストーキングを受けた女子高生)、そして白井有梨の事件の4話を収録。
大高絵麻の事件は本当にありそうで怖い。ストーカーをするまで思い詰めた人間は何をするかわからないし、実際似たような殺人事件も多い。冬野未来の事件と対照的だなと思った。男性が女性にするイメージが強いけれど、思春期に関しては男性より女性の方が思い込み強い場合もあるかも。この話は奥さんが強さが印象的。旦那わりとしょうもない。白井有梨の事件は終わり方がホラー映画みたいだった。 -
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ネタバレ新品川署のストーカー犯罪対策室(SCS)に所属する白井有梨。数ヶ月前からSと名乗る人物からのメールを受け取り続けている。有梨を監視しているとしか思えない内容。SはSCSのメンバーなのか。疑惑を抱きつつ、有梨は数々のストーカー事案に対応していく…。
有梨が対応した5件の事件を収録。遠峰良子の事件(不審な投函物を受け取った不倫経験のある主婦)、松野公雄の事件(不審な声が聞こえるとノイローゼになったサラリーマン)、篠崎未架の事件(大量のファンレターで殺害予告を受けた人気若手女優)、小山純子の事件(恋愛問題から生じた老人ホーム内でのいじめ相談)、早川沙紀の事件(大学時代の恋人から付き纏われるOL)。
ストーカーというとどうしても恋愛関係のイメージが多いが、この本を読んで単純に嫌がらせ目的のものも多いのかなと思った。小山純子の事件はこの後交際相手の男性とはどうなるんだろうというのがどうでもいいけど気になった。なかなか強かな女性のようだけれど…女の人はいくつになっても女の人なんだなぁ。こわいなぁ。 -
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ようやく終わったのかと驚きました。今まで様々なやり方で大量殺人をおこなってきたリカの物語が遂に終結します。
あらすじ
前作の続き感がすごいので、リベンジを読んでからの方がよろしいでしょう。前作にて、リカの娘を車で轢き、重体を負わせてしまった小野萌香とその祖母の宇都子。リカの復讐を恐れる二人を守ろうと警察は指名手配を行い、全力でリカの捜査にあたるが…。
あんまりグロくなかったですね。痛そうだなと思う描写が三つくらいありましたが、このシリーズにしてはあっさり。長く続きすぎて終わり方が迷うところですが、なんとなくスピンオフ的に二、三話出そうな予感がする終わり方でした。でも、ちょっとだけ期待してたような終わりじゃなかったので残念でした。でもリカのひらがな構文がとうとうフォントを変えて飛び出してくるのは恐怖ですね。何度読んでも怖いものです。