五十嵐貴久のレビュー一覧
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マーダーは、そのまま殺人の意味でいいのかしら。直球なタイトル。
女子大生が初めての一人暮らしにシェアハウスを選ぶ。鎌倉で部屋の広さ充分、家賃も破格。入居者達もフレンドリーで、美男美女。
数ヶ月過ぎるうち、部屋に違和感を感じるようになる。誰かが侵入しているような。加えて、シェアハウスの住人が一人、又一人と不可解な事故で亡くなる。
日常生活での違和感は気持ち悪い。そして、その嫌な感じは、おおよそ正解になりますよね。
ラスト数ページまで、犯人限定しなくて、なかなかスリリングでした。
最近は賃貸物件を遠隔で契約する事も多くなってきたけど、部屋との相性はやっぱり内見して決めたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『リバース』『リセット』『リフレイン』『リハーサル』『リカ』『リターン』『リベンジ』『リメンバー』が時系列に沿っている、と聞き順番に読もうと決めた。
なんとリカは感染する?
猟奇的事件で逮捕された宮内静江を、心理学者の立原教授の講座を受けている4人が診断面接をする。4人中、2人の男性が殺される。樋口刑事はリカに近い身体的特徴を持つ結花子を疑う。しかも結花子という名前はリカの姉と同じ。だが樋口刑事は先輩である梅本尚美、青木孝子の仇討ちの気持ちが強すぎ、捜査の方向性を誤る。
なんと講座生の残りの一人は、白崎亜矢。6歳頃、リカから感染していた…誘拐され背中に赤いバツを書かれた、たかおの娘、あの亜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ*母方の親戚にあたる十六歳の結花を引き取って、ひとつ屋根の下で暮らすことになった四人家族の升元家。結花の父親は交通事故で死に、その後、母親が新興宗教にはまって出家したらしい。そんな訳ありの美少女に、高校一年の次男・晃は一目で恋に落ちてしまう。「あたしは結花じゃありません、リカです」淡い恋心をも嘲笑う、恐怖シリーズ第7弾*
今作も、安定の底知れない恐怖感を味わえます。
結花に関わる全ての人が闇に取り込まれる様に、本当に背筋が冷える…
ただ、シリーズも第7弾、どれがどの物語だったのか混乱してきたので、また最初から読み通したいところ。
「執筆順」と「年代順」に読むと二度楽しめるらしいので、いつか