五十嵐貴久のレビュー一覧

  • 天保十四年のキャリーオーバー

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    七代目・市川團十郎vs悪の奉行・鳥居耀蔵。陰富籤の積立金100万両をめぐる命を賭けた騙し合い。一気読み必至の傑作時代エンタテインメント。
    水野忠邦の天保の改革は歴史の授業で習った記憶がある。本作に描かれた社会背景を知っていれば、もっと興味が持てたのに。個性溢れる登場人物たちが踊るように奔走する描写が見事。

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    2024年01月11日
  • 命の砦

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    前作同様、時間経過と共に展開される必死の消火活動は非常にスリリング。但し、今回は期待以上の内容ではなかったという感想。消防士の内輪な話しだけでなく、一般市民の活動も期待してしまった。

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    2024年01月04日
  • 誰でもよかった

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    ちょっとものたりなかったですが、最後まで読むことでこのタイトルが秀逸!

    渋谷で発生した無差別殺人事件。11人を殺害。
    さらに犯人はセンター街の喫茶店に人質を取って籠城。
    交渉人との攻防が始まります。

    犯人はなぜこのような事件を起こしたのか?
    ある意味、承認欲求を満たしたいということかとも感じました。
    犯人にすれば「誰でもよかった」

    良くありがちの、誰かを殺すためのカモフラージュではありませんでした(笑)

    交渉人による辛抱強い会話。一方で、解決を急ぐ、理不尽な警察上部からの要求。度重なる課長からの不可解な判断と指示。
    現場って大変ですよね。

    犯人はどうなるのか?
    といったところから、

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    2023年12月24日
  • 鋼の絆 ギンイチ消防士・神谷夏美

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    『炎の塔』『波濤の城』『命の砦』に続く女性消防士・神谷夏美シリーズ第四弾にしてエピソード0。

    優秀だった父を火災現場で失い、炎に復讐を誓い消防士を志した神谷夏美。
    日本各地から選りすぐりの精鋭が集まる研修に加わったが、最強の消防軍団の中で、体力も技能も劣る夏美には試練の連続だ。

    鬼教官の容赦ない訓練に加え、男性消防士から浴びる辛辣な言葉。
    くじけそうになりながらも最後の一歩で留まり諦めない姿勢が胸を打つ。

    火災の場面は心拍数が爆上がり。

    消防士という仕事に真摯に向き合い仲間を信頼し炎に立ち向かう夏美にエールを送った。

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    2023年12月16日
  • リセット

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    ネタバレ

    面白かったけど、リカの不気味や怖さがだんだん薄れていく。

    義理の父が死んだのはまさかのリカじゃなくて、息子と再婚相手だとは!!

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    2023年12月13日
  • 愛してるって言えなくたって

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    恋するおじさんの行動が乙女で可愛い。最後はものすごく切なかった。結婚しても恋はしていいと思う。でももし奥さんの立場なら微妙なところ。

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    2023年12月04日
  • 炎の塔

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    フォローしている方の「波濤の城」のレビューを見て興味を惹かれ、シリーズものと知れたので、最初の巻から買ってみた。
    本の概要を見れば、映画「タワーリング・インフェルノ」を思い出す。私は封切の日(1975年6月28日)に中洲の松竹ピカデリー1で観た。
    もう50年近くも前だが今でも鮮明に思い出す。生き物のような炎の動き、ところかまわず起こる爆発、様々な人間模様、全てを洗い流す水の迫力…。

    ページを開けば、『全世界の消防士にこの物語を捧げる』という映画の冒頭のメッセージがここにも。(本の献辞としては、ちょっと違和感)
    映画をなぞったような前半はかなりかったるく(そこに伏線は撒かれていたのだが)、作者

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    2023年11月23日
  • スカーレット・レター

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    山科和美(26歳)は自費出版で出した本が評判となり、版を重ね、ついに50万部を超えた。どの出版社も次は自社で出してほしいと願う中、選ばれたのは中堅の出版社の春川(30)という編集者だった。作品を生み出すのに苦しんでいる山科の住んでいる実家を、春川と編集長の古田が訪れるところから話は始まる。春川は同人誌で山科の作品を発見し、書き直してコンクールに応募するよう強く勧めていて、その縁で二作目を頼んだのだった。しかし、その山科の実家を訪れたところから怪異的な事象に襲われ始める。
    淡々と話しが流れていき、冒頭の殺人事件とか途中で起きてる怪異とか、いつお話が動き出すんだろう?と感じながら読んだ。最後の最後

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    2023年11月21日
  • 愛してるって言えなくたって

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    なるほど、確かにBLではないな。
    作者本人もそう明言しているけど、これはまさにブロマンスの部類であり、純恋愛よりだと思う。
    作品の評価が低い理由はもれなくBL界隈が好きな人の酷評からなんだろうけど、はっきり言ってそう言う人はちゃんと読めてない人。作者もこれがBLとして書く気はないことから、それを取り上げて酷評するのは御門違い。まあ確かにラブコメディって書いちゃってるから「おっさんずラブ」好きの人からちょっと誤解されるのも無理ないかな。

    けど内容はやっぱり良かったです!
    特に門倉の行動が男心からなる純愛要素満載で、好きな人に日常的に会えないかと、その人が普段から利用する施設とかよく行ってたのを

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    2023年11月16日
  • あの子が結婚するなんて

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    女って面倒くさいなぁと思うと同時にこれが本音だとしたら恐ろしいなぁと、しかも無意識で。
    結婚観とかは現代のそれと合ってるのかしら。
    読みやすく面白かったです。

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    2023年11月02日
  • マーダーハウス

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    もう少し怖い描写が続くかと思っていたけれど案外そうでもなく。
    とはいえ、文章は読みやすく、続きが気になりサクサク読めました。

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    2023年10月24日
  • スカーレット・レター

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    うーん。
    ラストが唐突すぎる。
    2/3までは良かったのにな〜
    最後にもう一捻りあったらベストだったかも。

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    2023年10月22日
  • リベンジ

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    ネタバレ

    リカシリーズは話の展開が早くて一気読みするけど、これは登場人物も多いし、展開が遅くて読みづらかった。

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    2023年10月22日
  • 交渉人・遠野麻衣子 籠城

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    シリーズ3作目。喫茶店での立て籠もり犯の要求は、TVの生中継!
    今回は、遠野が交渉人として犯人と何度も駆け引きをします。物語もスピーディに展開し、あまり見かけない、「日本版ネゴシエーター」を堪能してました。

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    2023年10月15日
  • 愛してるって言えなくたって

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    ネタバレ

    BLでない場合、結末ってどうするんだろうなと気になって手に取りました。
    最後だけ切ないですが、大体コメディよりでした。
    門倉さんが思ったより子供っぽいというか、おっさんずらぶ見たいでした。そこまでコメディでもないですが。
    あと各章に古典文学が出てきました。どれも名前だけ知ってて読んだことなかったので興味深かったです。

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    2023年10月15日
  • スタンドアップ!

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    夫のDVから逃げ出し、女子プロボクサーになった。タイトルマッチはもう投げ出してもいいよと思いながら読み進めた

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    2023年09月28日
  • 贖い : 上

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    東京、埼玉、愛知の3ヶ所で起きた子供の殺害事件。
    それぞれに警察も手を尽くすが、殺されたのがいずれも子供であることから、怨恨の線も薄く、手懸かりや目撃証言も少なく、なかなか犯人に近付けずにいた。
    一体、犯人の目的はなんなのか…

    3ヶ所の事件が交互に進み、少し混乱する。
    どの事件の話だったか…

    2023.9.23

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    2023年09月24日
  • スタンドアップ!

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    DV男に苦しめられる女性がどれだけいるのか、、リアリティがあって辛かった。
    最低な男から逃れるためには自分のそれまでの人生すべて捨ててこないといけないのが悲しい。
    そういう話かと思ったら、逃げた先で出会ったボクシングに取り組むことになる。
    シングルマザーでDV男への恐怖に打ち勝つとかでもなく、勧められて、やってみるよ、というきっかけにあれ?そういう感じ?

    女性がボクシングって読んでいてもハードだった。しかも娘一人を置いてやるって、ちょっと理解しがたい。
    でも新しい環境では、場末な人たちだけどハートフルで良い人にめぐり会えて良かった。

    残りの人生かけても試合したいっていうには理由が弱いけれど

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    2023年09月19日
  • 交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

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    交渉人シリーズのリライト第2弾!

    直感の鋭さは、同じ女性刑事である『姫川玲子』と同等並みに持ち合わせていると思いますが、論理的思考は『遠野麻衣子』の方が一枚上手なので、味方になれば心強いし、敵対すればとても厄介な相手だと感じました❗

    冒頭から映画並みのシーンが展開されて、前作よりも残忍さがスケールアップしていますが、交渉シーンは少し物足りなさを覚えます。

    彼女の活躍がちょっと気になるので、第3弾もチャレンジします❗

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    2023年09月11日
  • リベンジ

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    相変わらず怖いもの見たさに手に取って読んでみた。ゾクゾクしながらページを追うが、本作のクライマックスは短く呆気無かった。
    なんでかいな?k

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    2023年09月09日