あらすじ
オレはまだやれる。今度は仲間のためにもう一度泳ぐ! ――オレ、西山大輔。競泳自由形で、オリンピック2大会連続で金メダルをとった日本のヒーロー!のはずだった……。若い選手の台頭と、彼らに日本代表を任せたい協会幹部の意向にオレは抗い、次のオリンピックを目指す。ただそれは個人種目ではなく、新設された男女混合メドレーリレーで。現役バリバリのトップスイマーVS老いぼれスイマーや訳ありスイマーの寄せ集め軍団。オリンピックの代表選手を賭けた勝負に勝つのはどっちだ?
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Posted by ブクログ
セブンズで気持ちが盛り上がって新刊で見つけたスイムスイムスイムを直ぐに購入してはや半年ですか。ようやく読み切り、今回は登場人物が多いけど、ほぼ1人語りの、しかも頭叩く奴が1番嫌いなんだよなぁと思っていた、まあそこまで憎めない奴でした。最後までずっとテンションが主人公ので読み切れるので、確かにカーリングでも優秀な選手を集めてもダメな分野で、水泳のリレーも当てはまるかも。レースの場面書かないかもと思っていたが、丁寧に買いてるので、最後結果が出ないのが?でした。というか凄い気になった。
Posted by ブクログ
絶対に勝てない勝負にだって、挑む価値はある。勝つこと以上に挑むことの価値って、なんだろう。勝負を突き詰めた先の戦いをおもしろおかしく描いた作品です。でも、血と汗と涙の青春ってほどハードではなく、かつワクワクするこの感じ、とても楽しかったです。
Posted by ブクログ
競泳でオリンピックを目指す人たちの物語。
終始主人公目線で語られるのだが、主人公があまりいけ好かないせいでなんとなく入り込めないまま終わってしまったことが残念。また最後の結末にもあと少し踏み込んで欲しかった、読み手として結果が気になったので。
五十嵐さんの作品の魅力のひとつは、各登場人物の人物像に踏み込むことで読者が共感できる人間性が描かれていくことだと思っているので、その点では他の作品と比べて登場人物の魅力を感じるまでにはやや至らなかった。競泳選手という一般人離れした能力を持っているという前提があるので共感できなかったのかもしれない。