五十嵐貴久のレビュー一覧
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『リカ』シリーズ第八弾
どんどんパワーアップするリカに怯え、
人生を翻弄される人たちの物語。
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リカに婚約者の奥山を殺された青木孝子は、
同僚の梅本尚美を助け、復讐と身を守るため
リカに拳銃を向け12発の銃弾を放った。
自身も酷い傷を負った上に、警察を懲戒免職に
なった孝子のその後の人生は激変する。
12発の弾を受けて生きているはずがないと
思う反面で、生き延びて自分を殺しにくる
んじゃないかとリカの影に怯えてすごす。
人の常識では想像のつかない究極の異常さ、
悪意と増悪、自己愛の塊のようなリカと
警察の最終決戦。
と思いきや、表紙絵が指し示す予想だにしない
人物の登場 -
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面白かった
AIとプロファイリングを使った捜査ミステリー
しかし、AI+プロファイリングの捜査って、そんなに突飛な印象でもないし、普通なのでは?っていうか、ビデオ画像における画像解析ってやっていないの?って逆に思ってしまいます。
AIというよりビッグデータ解析技術ですね。
また、主人公の蒼井俊のキャラクタはイマイチ
一方その上司になるプロファイラの水無月玲は、いいキャラしています。
東京都内で続発する連続猟奇殺人事件「V事件」、その犯人をプロファイリングとAIで捜査します。
AIによる犯人の絞り込み、絞り込むパラメータが甘いです。案の定、その通りになっちゃった(笑)
また、おとり捜査の施 -
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東京オリンピックを舞台にしたテロを巡るエンターテイメントサスペンス!
楽しめました。
東京オリンピックの開会式で日本の総理大臣を殺害しようと、過激派に雇われたスナイパー「コヨーテ」
このコヨーテとテロを阻止しようとする日本警察との戦いです。
日本の警察もすごいけど、コヨーテもすごい
そもそもスナイパーなのに、クラッキングもできる。何ともすごい殺し屋です。
そして、コヨーテが仕掛ける様々な陽動作戦。
分散される警察組織。
コヨーテが選択した総理殺害手段。
総理殺害を防ぐことができるのか?
最後の最後で明かされるコヨーテの姿に唸らされました。
これは、面白い
お勧めです!
#このオチだと映 -
Posted by ブクログ
物語の舞台は地方の市立病院(モデルになったのは三重県の志摩市民病院)、4億円の赤字となったことを受け、指定管理となることを危惧した院長以下3名の医師が辞意を表明…残った医師は若干34歳の速水隆太1人だけだった…。地域住民の医療を守るため、どんな患者でも見捨てず診察する、開かれた病院として知名度を高める、職員の抜本的な改革などを打ち出し、奮闘する姿を描くストーリー。
「自助・共助・公助」について、厚労省の官僚がいけ好かないなぁ…。読んでいて、何だこいつ!って思っちゃった…。まず自分でなんとかする、できなければ助けてくれる人を…どうしても無理な場合は生活保護…でも、そこに頼ろうとする人々は医 -
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主人公は、出版社の編集者春川澄香…新人作家の山科和美との打ち合わせのため、彼女の実家でもある、岩手県の山間にある「山科旅館」に向かう…。編集長の古田は1泊するが、春川澄香は山科和美との次回作の執筆を勧める目的で連泊することになる…。山科和美の家族も、春川澄香を家族のように迎えるが…その間、説明のつかない現象を目の当たりにしたり、山科和美の友達が不審な死を遂げたりと様々なことが起きる…。
なんだが、うん??となっちゃった読後でした。オカルトテイストが強くて、でもなんだろう…だんだんと、ストーリーがとんでもない方向にいっちゃった感じ…。読み切れないことはなかったけれど、私的にはなんともなんと -
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リカシリーズ第8弾。リターンで青木孝子刑事に12発の弾丸を撃ち込まれたはずのリカが、今なお生き延び、その後2年間逃走をつづけているとあるのだからたまげる。
本作では、免職となってから興信所で探偵として勤めている青木孝子と、リカ事件を取り上げるバラエティ番組を作ろうと目論むテレビ局員・佐藤が、それぞれの手掛かりを頼りにリカの跡を追っている。
過去作の振り返りも兼ねていて、その点は読者に優しい内容なのだが、リカが全然でてこないので幾分退屈だった。その点ラスト20ページの勢いは凄まじいんだけど。
このシリーズにおけるリカという存在が、どんどん観念的なものになっているのが気になる。
「リカ的な犯罪」と