五十嵐貴久のレビュー一覧

  • あの子が結婚するなんて

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    感想
    自分より先にあの子なんて。そんな無意識の見下しを白日の下に晒してみる。普段は隠しておきたい部分だが、それゆえに出てくると面白い。

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    2023年09月06日
  • 交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

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    合同相対教の教祖解放を要望する犯人とのやり取りを描いた警察小説。
    テロ事件が発生した時に警察が対応する人海戦術部分が、読んでいて緊迫感があった。

    この話かわからないが、映像化されている様なので観たいとと思いました。

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    2023年08月24日
  • 愛してるって言えなくたって

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    今までになかったタイプの話だった。
    中途採用で入社してきた男性部下にときめいてしまう男性の話。
    妻も娘もいて、浮気の経験もない。
    なのに、なぜ?!よりによって?
    面白かった。

    2023.8.17

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    2023年08月18日
  • 奇跡を蒔くひと

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    こんな医者がいて、こんな病院があることに感謝。心ある医療関係者もいるってことが分かった。志摩市であった本当の話。ステレオタイプの考え方はやめた方がいいね~

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    2023年08月15日
  • 交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔

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    シリーズ2作目。大量殺戮事件を起こした信仰宗教の教祖解放を求める犯人に、遠野が、警察が翻弄される。爆弾魔の名の通り爆弾が使われ、派手で緊迫した展開の、手に汗握るサスペンスでした。
    一気読み必須です。
    警察組織VS犯人の構図がメインで、欲を言えばもう少し遠野が活躍して欲しかったな。

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    2023年08月14日
  • スカーレット・レター

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    スプラッターで始まってミステリーかなと思ったらホラー、伝奇に変化。冥婚してしまったのね。小説のラストはどうなったんだろう?

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    2023年08月12日
  • リベンジ

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    『リカ』シリーズ第八弾

    どんどんパワーアップするリカに怯え、
    人生を翻弄される人たちの物語。

    ーーーーー
    リカに婚約者の奥山を殺された青木孝子は、
    同僚の梅本尚美を助け、復讐と身を守るため
    リカに拳銃を向け12発の銃弾を放った。

    自身も酷い傷を負った上に、警察を懲戒免職に
    なった孝子のその後の人生は激変する。

    12発の弾を受けて生きているはずがないと
    思う反面で、生き延びて自分を殺しにくる
    んじゃないかとリカの影に怯えてすごす。

    人の常識では想像のつかない究極の異常さ、
    悪意と増悪、自己愛の塊のようなリカと
    警察の最終決戦。
    と思いきや、表紙絵が指し示す予想だにしない
    人物の登場

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    2023年07月29日
  • コヨーテの翼

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    東京オリンピックの開会式て総理殺害を目論む伝説のテロリスト。幾つもの非情なトラップを仕掛けて捜査を撹乱するコヨーテに対し、たった一人の異色の総務課員だけが真実に迫るところや、最新の科学技術を活用した捜査の過程は面白かった。
    でも、かつて戦場で目撃されたにも関わらず最後のオチはないと思う。残念な幕切れでした。

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    2023年07月29日
  • PIT 特殊心理捜査班・水無月玲

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    面白かった
    AIとプロファイリングを使った捜査ミステリー

    しかし、AI+プロファイリングの捜査って、そんなに突飛な印象でもないし、普通なのでは?っていうか、ビデオ画像における画像解析ってやっていないの?って逆に思ってしまいます。
    AIというよりビッグデータ解析技術ですね。

    また、主人公の蒼井俊のキャラクタはイマイチ
    一方その上司になるプロファイラの水無月玲は、いいキャラしています。

    東京都内で続発する連続猟奇殺人事件「V事件」、その犯人をプロファイリングとAIで捜査します。
    AIによる犯人の絞り込み、絞り込むパラメータが甘いです。案の定、その通りになっちゃった(笑)
    また、おとり捜査の施

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    2023年07月29日
  • コヨーテの翼

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    東京オリンピックを舞台にしたテロを巡るエンターテイメントサスペンス!
    楽しめました。

    東京オリンピックの開会式で日本の総理大臣を殺害しようと、過激派に雇われたスナイパー「コヨーテ」
    このコヨーテとテロを阻止しようとする日本警察との戦いです。

    日本の警察もすごいけど、コヨーテもすごい
    そもそもスナイパーなのに、クラッキングもできる。何ともすごい殺し屋です。
    そして、コヨーテが仕掛ける様々な陽動作戦。
    分散される警察組織。
    コヨーテが選択した総理殺害手段。
    総理殺害を防ぐことができるのか?

    最後の最後で明かされるコヨーテの姿に唸らされました。
    これは、面白い
    お勧めです!

    #このオチだと映

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    2023年07月15日
  • 交渉人・遠野麻衣子

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    ネタバレ

    ネゴシエーションをテーマのドラマや小説が事実
    なのかは知らないが石田警視正と犯人の交渉経過
    は見事なものだった、本書の見どころはソコに尽
    きてしまう

    (以下、問題部分)
    恋愛感情で研修中に集中が途切れ、研修の優秀さ
    を妬まれ、研修講師と不倫関係とかいう噂だけで
    研修中断、異動(辞任希望)、閑職というくだり
    で読む気が失せたw(/・ω・)/

    辛抱して読み終えたが、新展開で崩壊する捜査陣
    を後目に、主人公の癖にモブ化していたのが急遽
    覚醒するあたりはワロた・・・意外性はあったw

    0
    2023年07月13日
  • For You

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    2.75
    読み進めていくとどーゆー結末になっていくかというのがわかってしまうが甘酸っぱさを感じる作品
    映画雑誌の編集者の女性とその叔母の学生時代の2つに分けて構成された小説
    このタイミングでNetflixのFirst loveを観てたので、何か一瞬ぽいなぁと思った
    1970年代と今より10年ちょいくらい前の時だと考える所や障害があるなと思ったというのは読んで確認して下さい

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    2023年07月12日
  • リフレイン

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    長らく手をつけられてなかった
    リカシリーズ

    久々だったけど
    あの強烈な臭いは
    嗅いだ事がないのに
    読んでる間
    相変わらず
    纏わりついてくるような
    気がする…

    私の中で
    ドラマが残念でならなかったので
    (1話で観るのやめた)
    小説も止まっていたけど

    まだ読んでないのもあるから
    早く読みたい!

    私の中でのリカは
    絶対に叶わないが
    大好きな中谷美紀さんとか

    黒髪和ホラー顔の
    栗山千明さんとか

    イメージしながら読んでます

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    2023年07月12日
  • 交渉人・遠野麻衣子

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    『リカ』以来の五十嵐作品。有名な女性刑事と言えば、姫川玲子、雪平夏見あたりを思い浮かべるけれども、遠野麻衣子も中々素敵な刑事でした❗

    冒頭から、『二章 交渉』までは少しスローテンポで若干退屈な感がありましたが、『三章 追跡』以降は、ガラリとテンポが良くなり、最後はあっと言うような展開もあって、十分楽しめるサスペンス小説でした❗続きもチャレンジしたいと思います♫

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    2023年07月06日
  • 天保十四年のキャリーオーバー

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    ネタバレ

    ルパン三世の様に絶対不可能案件に挑むピカレスク物
    時代小説ですが映画コンフィデンスマンの様に賛否が
    分かれるだろうな(´・ω・`)

    タイトル天保14年、最近では有名な元南町奉行矢部定
    謙を陰謀で失脚させた妖怪鳥居耀蔵を養子が復讐する
    敵対する声なき町民をどんなネットワークで仲間にし
    たのか?とか、南町奉行鳥居耀蔵が陰富札(ご法度)
    で二百万両貯めたのを奪うとかいう設定がご都合主義
    とか突っ込み要素満載ですが、テンポよく物語は進む
    ので楽しめる一冊(本は突っ込まれてナンボ)

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    2023年07月05日
  • 交渉人・遠野麻衣子

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    コンビニ強盗犯が、逃亡中に患者らを人質に病院に立て籠る。警視庁特殊犯捜査のプロ=交渉人(ネゴシエーター)との息詰まる攻防、そして物語はラストで急転直下する。
    作者渾身の大幅改訂・決定版の名の通り、濃密で無駄なく畳み掛ける警察小説です。
    ただ、海外ミステリにあるような、もう少しネゴシエーターと犯人との丁々発止の駆け引きも…と思ったら、今後毎月連続3作刊行とのこと!お楽しみはこれからも続く。

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    2023年07月03日
  • 奇跡を蒔くひと

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     物語の舞台は地方の市立病院(モデルになったのは三重県の志摩市民病院)、4億円の赤字となったことを受け、指定管理となることを危惧した院長以下3名の医師が辞意を表明…残った医師は若干34歳の速水隆太1人だけだった…。地域住民の医療を守るため、どんな患者でも見捨てず診察する、開かれた病院として知名度を高める、職員の抜本的な改革などを打ち出し、奮闘する姿を描くストーリー。

     「自助・共助・公助」について、厚労省の官僚がいけ好かないなぁ…。読んでいて、何だこいつ!って思っちゃった…。まず自分でなんとかする、できなければ助けてくれる人を…どうしても無理な場合は生活保護…でも、そこに頼ろうとする人々は医

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    2023年07月01日
  • リベンジ

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    リカシリーズ第8弾。

    元刑事・青木孝子に12発の銃弾を撃ち込まれ、内9発は顔面に命中、だがリカは生きていた。
    もはや人ではなくゾンビ、サイボーグ、怪物?
    一体リカは何者なんだろう。

    リベンジを果たす為にリカを追う青木孝子を中心に描いた本作だが、悪臭の痕跡をあちこちに残しながらも、その姿は一向に現さない。

    登場までがひたすら長く、怖いのにリカに会いたいというジレンマに陥った。

    子どもの様な無邪気さと悪魔の様な邪悪さを併せ持つリカは彼女を追う者達より遥かに上をいく。

    最終章だけで、圧倒的存在感を見せる彼女から目が離せない。

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    2023年06月30日
  • スカーレット・レター

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     主人公は、出版社の編集者春川澄香…新人作家の山科和美との打ち合わせのため、彼女の実家でもある、岩手県の山間にある「山科旅館」に向かう…。編集長の古田は1泊するが、春川澄香は山科和美との次回作の執筆を勧める目的で連泊することになる…。山科和美の家族も、春川澄香を家族のように迎えるが…その間、説明のつかない現象を目の当たりにしたり、山科和美の友達が不審な死を遂げたりと様々なことが起きる…。

     なんだが、うん??となっちゃった読後でした。オカルトテイストが強くて、でもなんだろう…だんだんと、ストーリーがとんでもない方向にいっちゃった感じ…。読み切れないことはなかったけれど、私的にはなんともなんと

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    2023年06月28日
  • リベンジ

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    リカシリーズ第8弾。リターンで青木孝子刑事に12発の弾丸を撃ち込まれたはずのリカが、今なお生き延び、その後2年間逃走をつづけているとあるのだからたまげる。
    本作では、免職となってから興信所で探偵として勤めている青木孝子と、リカ事件を取り上げるバラエティ番組を作ろうと目論むテレビ局員・佐藤が、それぞれの手掛かりを頼りにリカの跡を追っている。
    過去作の振り返りも兼ねていて、その点は読者に優しい内容なのだが、リカが全然でてこないので幾分退屈だった。その点ラスト20ページの勢いは凄まじいんだけど。
    このシリーズにおけるリカという存在が、どんどん観念的なものになっているのが気になる。
    「リカ的な犯罪」と

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    2025年01月22日