五十嵐貴久のレビュー一覧

  • リミット

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    ネタバレ

    五十嵐貴久に初挑戦。全く知らない作家さんであったが、書店で大々的に平積みされていて・・・帯のポップに惹かれて衝動買い。
    うん、おもしろかった。

    ラジオには全く興味が無く、深夜放送の聴取とは縁の無い生活を送ってきたが・・・、高校時代、友人が『オールナイトニッポン』に夢中になっていたのを思い出した。


    前半は(基本的には全体を通して、であるが)状況説明の言い回しがくどくて、少々辟易していたが・・・。

    “番組”が始まると同時に物語は一気に加速。刻一刻と迫る“リミット”まで突っ走る登場人物たちの動きは絶妙なスピード感で、後ろ3分の2はほとんど一気読み。今までにはちょっと、ありそうでいてでも出会っ

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    2015年08月21日
  • ダッシュ!

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    五十嵐貴久さんの本を読むのはこれで3冊目です。
    まだ3冊しか読んでないけど、五十嵐さんの小説と私は相性がいいみたいです。
    今のところどれもはずれなしで面白いです。

    このダッシュ!はあらすじを読んでもう面白そうだなと思いました。
    青春ものってわりと好きなので。
    内容的にはぶっ飛んでるっていうか、ちょっとありえないかなって感じもしますが、小説なのでそのありえなさも面白いです。
    後味も爽やかですっきりしてます。
    結末は予想通りでした。だから意外性はないかな。

    ねーさんの頑固な性格に途中ちょっとイラッとしてしまいました。
    イノケン達4人組はそれぞれがいいキャラしてて好きです。

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    2013年02月15日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    読みやすい
    最後はすっきり。失敗からどう立ち直るか?が大事っていうのは、40過ぎて言える言葉ですね。きっと。
    オバサンオバサン…と自嘲してるのと、世間体気にし過ぎてるのが違和感あるけど、それは世代のせい??

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    2013年02月08日
  • TVJ

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    氏の幻のデビュー作だそうです。
    帯にもあるように、まさにダイハード的な
    超巻き込まれ型のスーパーアクション!
    しかも主人公はOL! んなアホな!の連続の
    怒濤の大活躍です。

    サントリーミステリー大賞に佳作で留まった作品らしいですが
    そら仕方ないよね...ってくらい雑(笑)。突っ込みどころは限りなく
    満載です。でも、まぁ、気にならないタッチの作風だし、その
    大雑把な部分を上回る、「読ませる」っていう圧が感じられ、
    結局グイグイ引っ張られて読んでしまいますねー。

    これぞ初期衝動!

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    2013年02月07日
  • ダッシュ!

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    まっすぐな少年たちと、まっすぐな杉田さん、まっすぐなねーさん、みんな一生懸命きらきらしてて素敵。好き打なあ、まっすぐ。

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    2013年01月17日
  • ダッシュ!

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    好きな作家さんの一人である五十嵐貴久さんの新しい文庫です。

    青春群像劇とでもいうのでしょうかね、こういうのは。
    男子高校生4人組が憧れの一つ上の先輩のため、
    東奔西走する話し、という感じです。

    主人公のノーキャラっぷりと、
    サブの男子たちの強すぎるキャラと、
    先輩の乖離具合にはもはやアニメを感じさせられますが、
    ともあれテンポ読ませてくれること請け合いの一作です。

    五十嵐さんが好きな方にはお奨めだと思います。

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    2013年01月05日
  • パパとムスメの7日間

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    父と娘の心が入れ替わっちゃうという、
    ありふれてるといえばありふれてる設定なんだけど、
    とてもうまいことやってると思う。

    なってみて初めてわかる、その人のこと。
    大っ嫌いなあの人のことも、もしかしたら・・・

    知らずに続編の方を先に読んでしまったけど、
    全然大丈夫でした。

    ドラマ化してたんだー、それも知らなかった。

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    2013年01月02日
  • Fake

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    コン・ゲームというジャンル名を初めて知った。自分は読んでいて見事に騙されてしまい、ラストのネタばらしでなんだかとても爽快な気分になった小説。
    探偵が勉強の出来ない受験生をカンニングで合格させるという話から、ヤクザの手先とイカサマギャンブル対決をする話へと展開。途中冗長に感じるところもあったけど、ポーカーのスリリングなやり取りは面白かったし、なんといってもネタばらしが良い。

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    2012年11月16日
  • 安政五年の大脱走

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    ネタバレ

    さすが五十嵐さんの作品だなぁ。やっぱり違うなぁ
    やぁー桜庭さんがよかったね。色々な伏線があって
    宗十郎さんイメージ的には土方タイプ。和解最期にできてよかったなぁ。美雪姫はずっと桜庭敬吾がおもいびとだったんだなぁー。やっぱり五十嵐さんの作品は面白い

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    2012年09月20日
  • Fake

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    コン・ゲームの面白さと、最後まで息をつかせない展開はささすが。登場人物の設定が意外な結末を引き出すコツですね。

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    2012年07月14日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    小説読みでよかった、と思わせてくれる一冊。4人の中年女性がバンドを始め、ステージに上るまでを描く。ギターに関する描写が甘かったり、本当の意味での悪人が出てこなかったり、基本先の読める展開に多少の不満は残るが、クライマックスでは泣かせてくれる。
    最近は新書読みがメインで、なんとなく知識は増えていた気もするのだけれど、ここまでの感動を味あわせてくれるのは、やはり物語だよなあと…映画もぜひ観てみます!

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    2012年07月13日
  • 安政五年の大脱走

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    五十嵐貴久さんの時代小説ということで興味津々で手にとってみましたが、期待に違わない仕上がりでした。当然映画「大脱走」を意識して書かれたんだと思われますが、面白かったです。

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    2012年06月17日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    「1985年の奇跡」は、世代もドンピシャでテーマも野球だったけれど、こちらは、主人公は一回り以上も上の世代だし、バンドのこともよくわからない。それでも、最後はぐいぐいと引き込まれた。

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    2012年06月16日
  • 1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

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    このシリーズは盛り上げかたが上手い!自分の母親と同じ世代だと思うとリアルに感じる

    Playing my measure

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    2012年05月29日
  • ぼくたちのアリウープ

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    表紙からバスケの話だとは思ったけれど、アリウープもバスケ用語だったのね。パスを空中でキャッチしてそのままシュートするってすごいよ、確かに。
    バスケがやりたいために、背伸びして受験した高校に合格。やるじゃん。予想通り勉強のほうは苦労することになってしまうけれど、バスケへの執念は凄まじい。
    入部届を出したら、
    3年生の飲酒問題で1年間は試合に出れないことになったから
    と2年生は入部を嫌がるし。
    それでも諦めないジュンベー。なんか高校生って感じでいいな。
    すごく熱心な1年生、2年生との試合には負けてしまうけれど、情熱にはかなわなかったみたい。入部できることになって良かった。
    何かに夢中になれるって素

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    2012年04月24日
  • Fake

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    緊張感だったり臨場感がすごく伝わってきて、読み始めたら止まらない作品だった。衝撃のラストと謳われていたが、個人的にはちょっと物足りなかった。

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    2014年04月07日
  • 安政五年の大脱走

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    ストーリーの設定は大変強引。

    井伊直弼が宇和島藩の姫の側室話を断られた腹いせに、津和野藩士51人を拘束し、姫を脅して妾にしようと企む。その津和野藩士が台形の絶壁に閉じ込められなんとか姫のために脱出をしよう!という展開。ストーリーは強引だが、脱出のための手段・努力・意気込みなどは楽しくストーリ展開もわくわくハラハラして読める。最後に藩士と姫が結ばれてアメリカで医者を開業なんハッピーエンドで終わるのも後味がよい。

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    2012年02月06日
  • 2005年のロケットボーイズ

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    キューブサット。超小型の人工衛星の設計。
    参加の体裁だけ整える…はずがあれよあれよの後に引けない大ごとに。
    どうするカジシン:梶屋信介!?
    声をかけたら手伝ってくれそうなのは、学校でも部活でも必要性のない、つうか、とりつく島があるならここにいないだろうってな連中ばかり。
    そんなメンバーが、もてる全てを費やす。価値を見出す。

    はみ出し者でも「使える」メンバーが集まるわけで、そこに予定調和の「きっかけ」が仕組まれるんだよね、現実はそんなにうまくいかないよ--。
    すれた大人はそう考えるかもしれん。

    けど、すっげー普通の少年も、すっげー普通の女の子も、いつもきっかけを探してる。世の中の大多数を占め

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    2011年12月19日
  • 年下の男の子

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    おもしろかった!
    それなりにキャリアをつんでる女性と、14歳も年下の男の子とのお話。
    ありがちな設定だけど、とってもおもしろい。
    晶子の気持ちもよくわかるし、児島くんの気持ちもよくわかる。

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    2021年08月08日
  • パパとムスメの7日間

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    人格の入れ替わりという、小説の世界では非常にありふれた設定ながら、五十嵐氏らしい温かさで楽しい作品に仕上がっています。
    それにしても、入れ替わりはどうして父と娘ばかりに起こるのでしょうね。母と息子の場合を想像すると怖すぎるからかな...

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    2011年11月13日