五十嵐貴久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ五十嵐貴久に初挑戦。全く知らない作家さんであったが、書店で大々的に平積みされていて・・・帯のポップに惹かれて衝動買い。
うん、おもしろかった。
ラジオには全く興味が無く、深夜放送の聴取とは縁の無い生活を送ってきたが・・・、高校時代、友人が『オールナイトニッポン』に夢中になっていたのを思い出した。
前半は(基本的には全体を通して、であるが)状況説明の言い回しがくどくて、少々辟易していたが・・・。
“番組”が始まると同時に物語は一気に加速。刻一刻と迫る“リミット”まで突っ走る登場人物たちの動きは絶妙なスピード感で、後ろ3分の2はほとんど一気読み。今までにはちょっと、ありそうでいてでも出会っ -
Posted by ブクログ
五十嵐貴久さんの本を読むのはこれで3冊目です。
まだ3冊しか読んでないけど、五十嵐さんの小説と私は相性がいいみたいです。
今のところどれもはずれなしで面白いです。
このダッシュ!はあらすじを読んでもう面白そうだなと思いました。
青春ものってわりと好きなので。
内容的にはぶっ飛んでるっていうか、ちょっとありえないかなって感じもしますが、小説なのでそのありえなさも面白いです。
後味も爽やかですっきりしてます。
結末は予想通りでした。だから意外性はないかな。
ねーさんの頑固な性格に途中ちょっとイラッとしてしまいました。
イノケン達4人組はそれぞれがいいキャラしてて好きです。 -
Posted by ブクログ
表紙からバスケの話だとは思ったけれど、アリウープもバスケ用語だったのね。パスを空中でキャッチしてそのままシュートするってすごいよ、確かに。
バスケがやりたいために、背伸びして受験した高校に合格。やるじゃん。予想通り勉強のほうは苦労することになってしまうけれど、バスケへの執念は凄まじい。
入部届を出したら、
3年生の飲酒問題で1年間は試合に出れないことになったから
と2年生は入部を嫌がるし。
それでも諦めないジュンベー。なんか高校生って感じでいいな。
すごく熱心な1年生、2年生との試合には負けてしまうけれど、情熱にはかなわなかったみたい。入部できることになって良かった。
何かに夢中になれるって素 -
Posted by ブクログ
キューブサット。超小型の人工衛星の設計。
参加の体裁だけ整える…はずがあれよあれよの後に引けない大ごとに。
どうするカジシン:梶屋信介!?
声をかけたら手伝ってくれそうなのは、学校でも部活でも必要性のない、つうか、とりつく島があるならここにいないだろうってな連中ばかり。
そんなメンバーが、もてる全てを費やす。価値を見出す。
はみ出し者でも「使える」メンバーが集まるわけで、そこに予定調和の「きっかけ」が仕組まれるんだよね、現実はそんなにうまくいかないよ--。
すれた大人はそう考えるかもしれん。
けど、すっげー普通の少年も、すっげー普通の女の子も、いつもきっかけを探してる。世の中の大多数を占め