伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
表紙がとても綺麗で手に取りました。
二十四節気は知っていても、それをさらに三等分した七十二候は知らない人が多いのでは?
わたしも今回初めて知りました。
雉始雊(きじはじめてなく)というように、動詞で示されているのが、分かりやすい。
どれも現代人にも理解できるもので、時代が変わっても季節の移ろいは変わらないものだなと思います。
この本では、二十四節気の春夏部分を抜き出し、また、各節気の真ん中の七十二候をタイトルに各自が短編をお書きになっています。
思えば、短い作品は触れてこなかったので、どれも不思議な余韻を残す終わり方で、こちらの想像力や読解力を掻き立てるなぁと短編の面白みを初めて知りました。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ私たちはどうやったらヒーローになれるのか。
PKを決めるサッカー選手、
落ちてきた子どもを受け止めて助けた政治家、
時間を止めてなんの気なく世界を救ってる戦隊役者、
蔓延菌を防ぐために戦う未来人。
三篇の短篇集なので、最後の章に行くまでは、「これってどんな話なんだ…?」とイマイチ掴めなかった。
後半からいよいよ面白くなってきて、最後の章でしっかり繋がってきた!
とはいえ、解説を読まないとなかなか理解が難しいタイムトラベル系。
ゴキブリ計画と時間スリ計画。「これが、こうなる」。これだけじゃなんのことか分からないけど、この2つが相反しているのがとても面白い。幼き大臣のお家にゴキブリが送られなかったら、一万人もの人が犠牲になるところだった、、、
ゴキブリがなんでこんなにすごいのかって、しっかり伏線張られて語られてるところも。
後半で盛り上がる前に、読むのを途中で諦めかけちゃったから、もう一回読み返したら種明かしがわかった状態でもっと楽しめるかなと。
でも、最後の「密使」をもう少し長く読みたかった!ここで二つの世界の繋がりをもっと伏線回収しまくってくれたらよかったな。
勇気は伝染する。