伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 終末のフール

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    子供に、なぜ自殺してはいけないのか?
    と聞かれたらなんて答える?

    ウォンカーウァイ的な人物の交差が面白く、それぞれのストーリーがあるなと思わされた。

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    2026年06月27日
  • オー!ファーザー

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    ネタバレ

    <目次>
    略

    <内容>
    4人の父親を持つ主人公。伊坂ワールドの巻き込まれ型で事件に関わる。ゆっくりとしたテンポではじまり、一気に事件から解決へ。富田林さんがけっこういい人でよかった。ただ解決部分のドタバタがちょっと強引だったかな?

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    2026年06月27日
  • 砂漠

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    とっても青くさい。良い意味で。
    トラブルはあったものの、穏やかな雰囲気のまま終わるのかと思ったら、最後!なんだかちょっと…えーーこれはどっちなんだろう。

    それに作中に出てきた「砂漠に雪…」の下り、出版から11年後に本当に降るとは。西嶋すごい!伊坂幸太郎すごい!

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    2026年06月26日
  • オー!ファーザー

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    父親が4人いる高校生の由紀夫の大冒険。長編で話が一体どこへ向かうのか?繋がるのか?予測不能でした。終盤からの伏線回収は見事!さすがとし言いようがない。伊坂幸太郎第一期の締めの小説だそうです。

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    2026年06月24日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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     夢と現実。そこのつながりは偶然なのか必然なのか?ただわかっていることは、そこで精一杯悩み考え生きること。

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    2026年06月23日
  • フーガはユーガ

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    何故だろう。初めて読むはずなのに、途中の既視感。それも途中だけ。
    歳をとると読んだことも、読んだ内容も忘れるのか。悲しい。
    と思ったら、懇切丁寧なネタバレを読んだからだった。ネタバレを読んでいてもハラハラしたけど、やっぱりこの人の作品はグロテスクな描写が多くて苦手だ。

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    2026年06月21日
  • ラッシュライフ

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    5人の登場人物それぞれの視点から描かれる群像劇。それぞれがまったく別の場所で別々の問題を抱えているように見えるが、物語が進むにつれて少しずつ繋がりが見え始める構成が面白かった。

    後半になるにつれて伏線が回収され、それぞれの出来事が思わぬ形で結びついていく。個性的な登場人物たちも魅力的で、伊坂幸太郎さんらしい巧みな構成を楽しめる作品だった。

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    2026年06月19日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    大好きな伊坂作品
    安定の読みやすさと面白さ
    あとがきを読んで驚いた。てっきり最近の話だと思ったから。2019年ごろの作品とは思わなかった。あまりにも今の生き難い世界を表していると思ったから。

    夢の世界なのかアナザー世界とでもいうのか
    ここは大きな根幹ではなくて、それは前提の話で展開する。この細かい部分がなくていいってのはこの作品らしさなのかなと思う。

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    2026年06月19日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    3作連続で読み続け本作がラスト。
    子供の歳の変化に月日の経過は感じつつも
    当の4人達はいつも通りのドタバタ劇でもう安心でしかない。今回は火尻の影響でヒヤヒヤもしたけど、成瀬戦略は圧巻。そして響野いじりのメンバー内会話が毎回とにかく面白い。
    これが聞けなくなるのはなんだか寂しい気がして…。
    是非 次作があると期待したい、そんな愛おしい作品。

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    2026年06月16日
  • 死神の精度

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    タイトルからして全く内容が想像できなかったのだが
    読んでみて納得。特殊な設定が斬新で読みやすく、短篇集で分かり易い。
    淡々としているようだが、千葉のキャラが愛おしい。
    どの章も終わりがはっきり書かれていなかったりするけど…あえてそれがいいのかな。
    死神目線で描かれたとてもスタイリッシュな作品。

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    2026年06月13日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    前作から続いて2作目。相変わらずなテンションで続いていき、一気に引き込まれる。
    今回、前半はバラバラのお話だったがやはり最後は各ストーリーが絡まりあい4人のドタバタ劇が読んでいて心地よく愛おしい。
    伊坂先生の遊びごころ満載な作品。

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    2026年06月13日
  • サブマリン

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    かつて犯罪を犯してしまった子どもとの交流が中心の作品。
    陣内という登場人物がミステリアスで魅力的。
    ローランド・カークという人のジャズが聴きたくなる
    明確な意思のもとの犯罪もあれば周りの環境、社会的な要因をどう捉えるかなど、逸脱した人たちへの救済が描かれた小説

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    2026年06月12日
  • 魔王 新装版

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    ネタバレ

     目の前の人に、念じた言葉を喋らせることができる不思議な力「腹話術」に目覚めたとある男性。
     彼は、いま世間で注目を集め大きなうねりを生み出そうとしている一人の政治家を危険視し、「腹話術」の能力で近づこうとするが…………

     全ての謎が分かりやすく明かされてスッキリするというタイプの話ではなく、読み終わっても「あれはどういうことだったんだろう?」というモヤモヤが残る。
     突然の鳥の視点とこちらを見上げる潤也……という体験が一体何を意味するのか、バーのマスターの謎など、後半で明かされそうな気配もあったけど明確な種明かしはないまま。
     想像や考察のし甲斐があると言えばそうだけど、2編ともどこか消化不良のような読後感が残る。

     ただ、2005年に単行本で発行された本作は2026年の今読んでみても、現在の日本や世界の情勢を正確に描いているように見えるのが不思議。
     中東情勢の不安定化や、憲法改正、首相が襲撃を受けるなんていうのがまさにそれだ。「はい論破」の論調にチクリと刺すようなシーンも。
     作中には「腹話術」という特殊能力が登場するが、伊坂氏にも「未来視」のような何かが備わっているのではないかと思ってしまうほど。
     もしくは我々の社会が20年前から何も変わってないのか……?という気すらする。

     作中で自分にかなり刺さり気に入ったとある台詞があるのでここに残しておく。
    「今、この国の国民はどういう人生を送っているか、知っているのか?テレビとパソコンの前に座り、そこに流れてくる情報や娯楽を次々と眺めているだけだ。死ぬまでの間、そうやってただ、漫然と生きている。食事も入浴も、仕事も恋愛も、すべて、こなすだけだ。無自覚に、無為に時間を費し、そのくせ、人生は短い、と嘆く。もっと言えば、まともに生活することもままならない人間が多すぎる。彼らは無料の娯楽で、毎日を過ごす。テレビとインターネットだ。豊富な情報と、単調な生活から生まれてくるのは、短絡的な発想や憎悪だけだ」
     現代との違いと言えばパソコンがスマホに置き換わったくらいで、それ以外はまさしく現代の日本の様子をそのまま言い当てているように感じる。

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    2026年06月13日
  • チルドレン

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    人というのはショックから立ち直ろうとする時は自分の得意なやり方に頼るんじゃないか。
    落ち込んだ陸上選手はやっぱり走るだろうし、
    歌手は歌う。
    そうやって立ち直ろうとするんじゃないかな。

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    2026年06月12日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    私は伊坂さんの作品が好きで。それは、いつも読み終わった後に温かい気持ちになるというか、こんな不安ばかりの毎日でも頑張ってみるか、というような、なんというかちょっとした元気が出るからなんですけども。
    エッセイ集を読んで、伊坂さんがいかなる人物かが伝わってきて、だから私はいつも読んだ後にああいう気持ちになるんだな、と腑に落ちました。そういうエッセイ集でした。
    こそあど言葉ばっかりですみません。もう少し感情をまとめてから感想すべきですね。

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    2026年06月11日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    この本は結局のところ、
    ・誘拐の話しと、立て篭もりの話し。
    ・色々なことが入り組みまくっている。
    ・ハッピーエンドでちゃんと終わる。

    読みやすさ ☆☆☆☆ー
    分かりやすさ☆☆ーーー
    騙された感 ☆☆☆ーー
    ドラマ仕立てナレーション入り☆☆☆☆☆

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    2026年06月09日
  • 仙台ぐらし

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    震災のあと のワードが刺さりました
    「役に立たない人間ほどよく泣く」
    そして私も観光として震災遺構に訪れ、資料を食い入るように見ていましたが、果たしてそれは本当に見ていたのか、「人の心を見る」事ができていたのか。映像だけ、上辺だけだったのではないか。私もこの映画監督と同じだったのではないかと恥じているところです

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    2026年06月07日
  • シーソーモンスター

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    シーソーモンスターの方のオチ、かなり最高だった
    途中までの嫁姑問題はかなりいらいらしたし長いなぁと思ったけどもオチが神すぎて読後感も最高だった
    スピンモンスターの方の読後感が微妙だったな、、、、あと話が難しく感じた、思考が誘導されてる感じが否めなかったかなあ
    とはいえ前半の話が後半にめちゃくちゃ絡んでくるのも、前半の伏線が後半で回収されるのも、未来のテクノロジーの話とかが出てくるのもすごくワクワクしたし面白かった
    読後感はアヒルと鴨のコインロッカー、スピンモンスターの逃走劇はゴールデンスランバー、設定と構成はさよならジャパウォックに酷似って感じでした
    螺旋プロジェクトは気になるので読む!

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    2026年06月06日
  • 終末のフール

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    心が沈んでいる時にこそ読むべき物語かもしれない。

    8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。
    そう予告されてから5年が過ぎた頃。
    当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。
    仙台北部の団地ヒルズタウンの住民たちも同様だった。
    彼らは余命3年という時間の中で人生を見つめなおす短編集。

    たんなるパニックものではなく、パニックの先にある不気味な平穏さ。
    小惑星が衝突する、そんな大前提の設定がありつつも
    描かれているのは我々と変わらない平穏な日常。
    それがまたより生きている実感を読み手にも与えてくる。

    特にこれといった起伏や驚きが待っているわけではないのだが、
    それでも最後まで読み耽ってしまった。
    3年後には問答無用に世界が終わる。
    夢も希望もあったもんじゃない内容なのだが、
    夢と希望は存分に込められていた。

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    2026年06月06日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    七十二侯を題にとり、春夏の三十六のなかから十二の掌編を集めた掌編集。
    作家の個性がよくわかる。
    特に長嶋有とか村田沙耶香とか。よく読んでいたからか。季節賛美とか、情景の小説なのかと思えばそうでもなく、その言葉から感じたものを小説に仕立てているようにも感じる。
    野人になった姉を持ち、ルームシェアした友人と赤ん坊のシェアを考える、ドライなのか突き放しているのか不思議な感覚になる土脉潤起。
    襤褸から、昔住んでいた家に働きにくる山村の少女たちの継ぎ接ぎと寒さについて思いをたどる雷乃発声、

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    2026年06月05日