伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『フーガはユーガ』を読み始めたときは、双子の“入れ替わり”という不思議な設定がメインで、たしかに面白くはあったものの、物語の目的や盛り上がりどころが見えず、あまり没入できていなかった。正直、どこに向かっている話なんだろう?という気持ちのまま読み進めていたと思う。
でも、物語が終盤に近づくにつれて一気に印象が変わった。双子が本当にやりたかったことが明らかになる場面は、衝撃的というか、言葉を失うような展開だった。そして、作中でたびたびユーガが言っていた「俺の話には嘘や脚色がある」というセリフの意味がわかったとき、その裏にある覚悟や優しさが想像のはるか上をいっていて、一気に引き込まれた。
読み終 -
Posted by ブクログ
2010年発行。
伊坂幸太郎の長篇小説。
あとがきで作者自身が述べている通り、本作が伊坂幸太郎作品の「第一期」最後の作品。
この次の『ゴールデンスランバー』から「第二期」が始まる。
「第一期」は、所謂ポップな雰囲気と伏線回収による読み応えの爽快さを売りにする小説である。
本作もそれに漏れず、終始軽やかな空気で、結構シリアスな事件が起こってもコミカルさがある。
主人公の由紀夫は一人の母親と四人の父親を持つ高校生。
四人の父親はそれぞれ、ギャンブル狂の鷹、博識な大学教授の悟、容姿端麗で女好きの葵、スポーツ万能の中学教師である勲、と非常に個性的である。
由紀夫はそんな父親たちと暮らし、賑やか -
Posted by ブクログ
大好きな作家の1人の伊坂幸太郎さん。
個性的なキャラ設定、おしゃれなセリフ回し、早い展開、ハラハラドキドキなスピード感、伏線、そして回収。
うーん…今回はハラハラドキドキしかなかったなぁ…
キャラ設定は完璧。
主人公は顔もよく頭脳明晰で運動もできる高校生の由紀夫。
由紀夫が普通の高校生とちがうところ。
それは父親が4人いること(笑)
母は四股をかけ妊娠。未婚のまま由紀夫を出産し、4人を父親として同居生活(笑)
どんな母親なんだろって思うけど、まーでてこない。最後の最後にでてくるだけ。
タイトルの通り父親の話。
中学生教諭で格闘技好きの「勲」
楽天家でギャンブル好きの「鷹」
生粋の色男にて女