伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
大好きな作家の1人の伊坂幸太郎さん。
個性的なキャラ設定、おしゃれなセリフ回し、早い展開、ハラハラドキドキなスピード感、伏線、そして回収。
うーん…今回はハラハラドキドキしかなかったなぁ…
キャラ設定は完璧。
主人公は顔もよく頭脳明晰で運動もできる高校生の由紀夫。
由紀夫が普通の高校生とちがうところ。
それは父親が4人いること(笑)
母は四股をかけ妊娠。未婚のまま由紀夫を出産し、4人を父親として同居生活(笑)
どんな母親なんだろって思うけど、まーでてこない。最後の最後にでてくるだけ。
タイトルの通り父親の話。
中学生教諭で格闘技好きの「勲」
楽天家でギャンブル好きの「鷹」
生粋の色男にて女 -
Posted by ブクログ
自動車が喋って狂言回しをする小説(ただし人間には聞こえず、自動車同士で会話する)…なんとも振り切った設定だが、主人公車のマツダデミオ(緑デミ)が見聴きする範囲でしかお話が進行しない(登場人物が車から離れた後の会話や行動は読者にも隠される)という独自ルールを課されたミステリーと考えると、発想の妙に感心させられる。車が人格を持つ、という設定をフルに活用すれば、もっと車種やメーカーごとの性格付けにもバリエーションをつけてこだわることもできたと思うが(そもそも車の性別?が全員男のように読めたのだが気のせいか?)、車は人間の運転するままにしか動けないので、結局は小説を駆動するのも人間だけであり、そんなこ
-
Posted by ブクログ
初めて伊坂さんの作品を読んでみました。てっきり長編作品かと思っていたので、「時空のねじれ」によって引き起こされるSF的展開みたいなものを期待して読み進めていたのですが、首折男自体が途中から登場しなくなり、あ、これ短編集だったんだと気づきました。
主要人物の再登場などで一応短編同士の繋がりが薄らとはあるものの、特にストーリー的な関係性があるわけではなく、淡白な印象を受けました。あとがきを見るに、元々1つの作品として作り上げることを意図していない作品群のようでしたので、その割にはまとまりがあるのかなとは思いましたが、肝心のストーリーがあまり面白くなかったです、、。
「月曜日から逃げろ」や「合コンの -
Posted by ブクログ
私は不完全燃焼になるので短編は好きではないのだけれど、伊坂幸太郎の短編は大体連作の場合が多いので、いつも楽しめている。
しかし!今回は違った…
「ジャイロスコープ」
相談屋の稲垣さんと、浜田青年の話、
浜田青年には何か謎があると思えたが、まさか、こんな結末になるとは…
「ギア)
セミンゴという謎の生物が登場するいつかどこかの世界。
特にオチもない。こういう話が好きな人がいるのはわかるのだけれど、私は正直に言おう。本当に意味がわからない。
「二月下旬から三月上旬」
ミスリードさせて時間のトリックを使う。
ちょっとわかりづらいけれど、伊坂幸太郎らしい作品。
「If」
もしもやり直せたらと言 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作家さん読み。
毎回伊坂幸太郎さんの作品は入り込みやすいし、今回ももちろん物語に入り込みやすかった
でも、読み終わった後にいつもみたいに「おもしろかったー!」とはならなかった。
わからないところを残して終わって、不完全燃焼な感じ。
もしかしたら企画物だから他の作家さんのやつも読んでみたら解決することなのかもしれないけど、このストーリー自体あまり興味をそそられなかったので一旦伊坂さんので終了しておく。
_______________________
2作収録されていて、どっちもちょこっと世界観が繋がっている。
私は1作目の嫁姑バトルが結構好きだった。
嫌いあってるけど最終的に一緒に絵本