伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 楽園の楽園

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    短編? 小説の短編は何文字、長編は何文字とか長さの基準はあるんでしょうか。もっともっと読みたいなと思う作品でした。最遊記の世界観なので、あれもこれも話が膨らみそうで、今後が楽しみな作品だと思いました。

    装丁が素敵で挿絵も素敵でした。手元に置いておきたくなる作品でした。

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    2025年12月03日
  • フーガはユーガ

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    ネタバレ

    『フーガはユーガ』を読み始めたときは、双子の“入れ替わり”という不思議な設定がメインで、たしかに面白くはあったものの、物語の目的や盛り上がりどころが見えず、あまり没入できていなかった。正直、どこに向かっている話なんだろう?という気持ちのまま読み進めていたと思う。

    でも、物語が終盤に近づくにつれて一気に印象が変わった。双子が本当にやりたかったことが明らかになる場面は、衝撃的というか、言葉を失うような展開だった。そして、作中でたびたびユーガが言っていた「俺の話には嘘や脚色がある」というセリフの意味がわかったとき、その裏にある覚悟や優しさが想像のはるか上をいっていて、一気に引き込まれた。

    読み終

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    2025年06月08日
  • オー!ファーザー

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    2010年発行。
    伊坂幸太郎の長篇小説。

    あとがきで作者自身が述べている通り、本作が伊坂幸太郎作品の「第一期」最後の作品。
    この次の『ゴールデンスランバー』から「第二期」が始まる。
    「第一期」は、所謂ポップな雰囲気と伏線回収による読み応えの爽快さを売りにする小説である。

    本作もそれに漏れず、終始軽やかな空気で、結構シリアスな事件が起こってもコミカルさがある。

    主人公の由紀夫は一人の母親と四人の父親を持つ高校生。

    四人の父親はそれぞれ、ギャンブル狂の鷹、博識な大学教授の悟、容姿端麗で女好きの葵、スポーツ万能の中学教師である勲、と非常に個性的である。
    由紀夫はそんな父親たちと暮らし、賑やか

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    2025年06月04日
  • 首折り男のための協奏曲

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    伊坂幸太郎さんの文体や登場人物の対話が面白いのでファン的な加点を含みつつ、、

    賛否コメントがありますが、あくまで短編集が前提で、無理くりタイトルに倣って首折り的なシーンが出てくるだけな一冊だと受けました。

    ただ登場人物の時系列によるリンクはありますし、すんなり読めました。

    コメントを見る限り、皆様オチに厳しいなと思いました笑

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    2025年06月04日
  • 火星に住むつもりかい?

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎っぽさ全開で、抑圧された社会、バラバラのピースが繋がっていく感じが楽した。一方で今まで通りというか、あまり新しさを感じられなかった

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    2025年06月03日
  • ガソリン生活

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    車が喋り、車同士が会話をする。
    主人の車は緑のデミオ。
    初心者の良夫、小学5年生の少し生意気で大人びた弟の亨、芸能人の翠が事故にあい良夫の運転するデミオに乗り込んで来る場面から、車達の世界と良夫兄弟の慌ただしい展開を繰り広げるストーリーが始まる。
    この物語の主役は亨。
    生意気な小学生だ。

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    2025年06月01日
  • 首折り男のための協奏曲

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    初めての伊坂幸太郎さん。

    長編小説かと思い込んで読み進め、盛大な伏線回収があるのかと期待してしまい、あれ、短編だった…と、勝手に肩すかしを食らってしまいました。

    もう一度読み返しましたが、微妙につながっているところがおもしろいんですね。こうして世界はつながっているんだろうなと思ったり。

    合コンのお話がほっこりして好きでした。若いっていいね。

    他の伊坂幸太郎さん作品も読んでみたいと思います。

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    2025年05月31日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    2006年本屋大賞の続編

    死神が主人公。死神視点で「人間」の生き様が描かれる。

    職業死神「千葉」の物語。
    前作『死神の精度』に続く長編で。今作では、愛娘を理不尽に奪われた夫婦が、千葉のサポートのもと復讐に向かう姿が描かれる。サイコパス愉快犯の狡猾さに苛立ちつつも、最後には制裁が下される展開にホッとした。
    「可、ただし延命」という千葉の判定には戸惑ったが、生きながら湖底に沈むという犯人の末路は、まさに地獄そのもの。静かに、しかし確かに「可」裁きを夫婦に下す千葉の姿に、死神の“浮力”を感じた一作だった。

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    2025年06月08日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎作品で一般人の主人公がちゃんと戦えるの珍しい気がする

    ラストの結局それぞれの世界でベストを尽くせはよかった
    確かに寝てる場合ではない

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    2025年05月31日
  • シーソーモンスター

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    ネタバレ

    3.8
    「シーソーモンスター」
    昭和後期の嫁×姑問題(スパイ)から始まり、
    「スピンモンスター 」
    近未来の人工知能の話へと繋がる。

    昭和後期から近未来へ
    時代が飛びすぎて全く別の作品に感じたが
    その中にも繋がりがあって面白かった。

    「死にがいを求めて生きているの」を
    読んでいたから
    海族×山族 の関係性、話の繋がりもより楽しめた。

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    2025年05月28日
  • PK 新装版

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    仁美さんからいただいた本。
    なるほど未来三部作とはこういうことか。
    あと何往復かしないと味わえない面白さを持ったスルメのような本。
    勇気は湧かなかった。

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    2025年05月27日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    著者の別作品「魔王」の未来の話。
    「魔王」がおもしろかったため、続きの話があると知り購入。
    上下巻のためまだまだ話は始まったばかりだが、様々な要素が出揃い始め歯車が周り始めた感覚がある。
    下巻もすごく楽しみ。

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    2025年05月27日
  • SOSの猿

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    ネタバレ

    本作は伊坂作品の中ではかなり挑戦的に感じた。
    わかりやすい回収などよりも、少し疑問を残すような展開が多く、伊坂テンプレとは異なる印象を受けた。
    また、日常内に奇妙な展開が起こるのはいつも通りなのだが、今回はかなり奇妙な展開が多かっただった。リアルの中に過剰量のファンタジーが混ざっているような展開で、どこで説明が入るのか待っていたが、最後まで説明はなかった。

    なお、五十嵐さん作の漫画:SARUとの競作とのこと。関わりはあまりなさそう。

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    2025年05月25日
  • SOSの猿

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    例えば「恥ずかしさ」という誰もが持っている感情について人物の会話で哲学させること、例えば「引きこもり」といった社会問題を御伽噺を交えてファンタジックにしてしまうこと、伊坂マジックが詰め込まれた良作だと感じる。伏線回収や緻密さに少し物足りなさは感じたが発想力は評価できる。そもそも「取り憑かれた」男性が『西遊記』を交えて語る未来が、現実は合ってるようで少し違っていること自体が、作者不明で様々な口頭伝承や書物を複合して作られた『西遊記』の成り立ちそのものを表しているようで、メタ的な見地でも楽しめる作品。

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    2025年05月25日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    5股をかけていた一彦が、出所不明の狂暴な女、繭美に付き添われ、相手の女性一人一人に別れの挨拶をしてまわる現実離れしたストーリー。
    はじめから終わりまで、繭美の凄まじい破壊力が風通しよく、一彦の憎めない幼稚さが心地よく、伊坂幸太郎ならではの世界観でした。
    軽快なテンポとユーモラスな言い回しはさすがです。謎が謎のままというのが、やっぱり物足りなさを感じてしまいますが、そういう作品の楽しみ方もあると思います。

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    2025年05月24日
  • SOSの猿

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    『良くも悪くも伊坂ワールド』

    現実ともファンタジーともどちらとも言えない世界観で2場面で展開されて行く様は個性的だし、何が起こるのだろうと言うワクワクで読み進めては行けた。
    2場面での出来事が繋がってゆく構成もワクワクさせられたが、その分期待値が上がってしまい越えられなかった感じはあり読後感にひたれはしなかった。

    良くも悪くも伊坂ワールドで、それを楽しみたい人には向いているが、シンプルにミステリーを楽しみたい人には読みづらいし物足りないかと思う。

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    2025年05月23日
  • 終末のフール

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎この作品で初めてよんだ。
    来るべき終末に向けみんな淡々と過ごしながらも、根っこの所では底力が見えて良かった。

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    2025年10月20日
  • SOSの猿

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    ネタバレ

    終盤までは結構読むのが辛かった
    猿の話の文体が苦手で…
    でもラストスパートで伏線を巻き取っていくのは気持ちよかった!段ボールの壁で悪者を捕まえました!でも良かったのに、そうしなかったのはなんでなんでしょう?株にフォーカスするため?

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    2025年05月19日
  • オー!ファーザー

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    大好きな作家の1人の伊坂幸太郎さん。
    個性的なキャラ設定、おしゃれなセリフ回し、早い展開、ハラハラドキドキなスピード感、伏線、そして回収。

    うーん…今回はハラハラドキドキしかなかったなぁ…
    キャラ設定は完璧。
    主人公は顔もよく頭脳明晰で運動もできる高校生の由紀夫。
    由紀夫が普通の高校生とちがうところ。
    それは父親が4人いること(笑)
    母は四股をかけ妊娠。未婚のまま由紀夫を出産し、4人を父親として同居生活(笑)
    どんな母親なんだろって思うけど、まーでてこない。最後の最後にでてくるだけ。

    タイトルの通り父親の話。
    中学生教諭で格闘技好きの「勲」
    楽天家でギャンブル好きの「鷹」
    生粋の色男にて女

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    2025年05月19日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    読んでみたらうっすら記憶が蘇ったので2回目だと気づいた。伊坂作品の中では中くらいの好きさ加減。前半は面白かったけど中盤以降ちょっとついていけなかった。個人的には栩木さんと池野内夫人が大好き。栩木さんが社長になってて良かった。もしかして牧野課長が...?と思った自分は本当にセンスがない。

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    2025年05月18日