無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。(「シーソーモンスター」)
アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。(「スピンモンスター」)
時空を超えて繋がる二つの物語。「運命」は、変えることができるのか――。
【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】
※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画
〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』(本作)
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
海と山。
シーソーモンスターは話の展開が終盤まで読めず、最後まで楽しむことができた。
スピンモンスターは納得する部分が多く色々なものを受け取った。
現代の技術の発達は人々の生活を便利、快適にしていくのと同時に危険に晒していくことにも繋がる。
現代のペーパーレスは作業の効率化に繋がるがデータを改ざんされてしまえばそれは本当に便利なのかどうかはわからない。
デジタル化の便利は危険と表裏一体であり、結局行き着くところはアナログによる保存であることに共感した。未来の日本もそうなっているのだろうか。
自分が見えている世界が全てログとして記憶に残ってしまっているとしたら。過去の嫌な思い出、楽しい思い出は本当は自分の記憶と異なる部分も多いのではないだろうかと思った。もし自分の視界もログとして記録されているのなら、見てみたいと思う。
Posted by ブクログ
表紙をみて(勢いで)購入した、伊坂幸太郎さんの作品。
アートっぽい世界観だったので、どんな話だったのかが見えず読んでみました。
大まかな物語は『シーソーモンスター』は嫁姑問題、『スピンモンスター』は暴走するAIを食い止めようする。
物語を読み進めると気づくのが、『シーソー』を釣り合いや裏表の顔。そして『スピン』を回転、そして脚色・改作していく主人公たちの心理状態や行動を緻密に表現していることだった。
特に印象深い、直人が不正に行われた事件があると気づいた時の天使と悪魔のささやき。「いうべきか、言わないべきか」と迷う部分は誰もが経験をしていることで、それが自分の人生を左右するだろうという緊張感。
また親を殺す(=寺島テラオ)生成AIの判断。「自分が殺される(リセット)」と認識した時の生成AI判断。
ある程度の余裕、危機感のない平和な時間を作りたいのが人間にとっての理想郷。
恐怖や緊張感を人間の体に回り始めると判断に迷いが生じる。迷いがあるのは「この先、自分の人生にどれだけ影響が出てしまうのか」と恐怖に慄く事なんだと思う。
大まかな軸から彼ら彼女らの本質的な部分へと分解していくと、結構奥が深い物語かもしれない。
この物語は、『螺旋プロジェクト』他の作家さんも参加されている一環の企画。
伊坂幸太郎さんの作品は現代よりだけど、他の作品の時系列が幅広い。
(時系列が変わるけど)、次はどの作品を読んでみようかなと楽しみが増えそうです。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸