シーソーモンスター

シーソーモンスター

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

バブルに沸く昭和後期。一見、平凡な家庭の北山家では、元情報員の妻宮子が姑セツと熾烈な争いを繰り広げていた。(「シーソーモンスター」)
アナログに回帰した近未来。配達人の水戸は、一通の手紙をきっかけに、ある事件に巻き込まれ、因縁の相手檜山に追われる。(「スピンモンスター」)

時空を超えて繋がる二つの物語。「運命」は、変えることができるのか――。

【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】

※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画

〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』(本作)
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    シーソーモンスター
  • タイトルID
    :
    1242060
  • ページ数
    :
    480ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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シーソーモンスター のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    海と山。

    シーソーモンスターは話の展開が終盤まで読めず、最後まで楽しむことができた。

    スピンモンスターは納得する部分が多く色々なものを受け取った。

    現代の技術の発達は人々の生活を便利、快適にしていくのと同時に危険に晒していくことにも繋がる。
    現代のペーパーレスは作業の効率化に繋がるがデータを改ざんされてしまえばそれは本当に便利なのかどうかはわからない。
    デジタル化の便利は危険と表裏一体であり、結局行き着くところはアナログによる保存であることに共感した。未来の日本もそうなっているのだろうか。

    自分が見えている世界が全てログとして記憶に残ってしまっているとしたら。過去の嫌な思い出、楽しい思い出は本当は自分の記憶と異なる部分も多いのではないだろうかと思った。もし自分の視界もログとして記録されているのなら、見てみたいと思う。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    「螺旋」という企画で書かれたものらしいが、全然知らなくて、企画云々はおいといて、掛け値無しにおもしろかった!!!ネタバレならない程度にいうと、嫁姑問題からまさかの伊坂さん殺し屋シリーズのような描写がたくさん出てくるし(毒針とか)、近未来の技術の様々なものの名称が私的に好きで(パスカとかジャマーとかカーゴとか…)全然まとまらないけど、好きです。せっかくなので、「螺旋」企画の本を全部読んでみようと思います。まだ読んだことのない作家さんがほとんどなので、幅を広げるよい機会になりそう。

    0
    2025年12月04日

    Posted by ブクログ

    夫婦の不穏な関係を描く「シーソーモンスター」と、未来の世界を舞台にした「スピンモンスター」の2編になります。過去と未来、それぞれ違った設定なのにどちらも人間同士の対立や関係性が軸になっていて面白かったです。テンポがよく先の展開が気になって一気に読める作品です。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    中央公論新社の企画から生まれた中編2編
    シーソーモンスターとスピンモンスター…
    昭和が終わる末期のバブル期と近未来のお話…組織の人間である嫁と姑の軋轢を書いたお話とそれから60年後くらいのお話とつながりがあり、特にスピンモンスターはお得意のゴールデンスランパーのような時間のない中で怒涛のようなスピード感がドキドキ感を助長する…

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    中編小説が2つですが、思わぬところで繋がるのが伊坂ワールドですね。
    詠み始めはただの嫁姑問題と思いきやそれだけで終わらないのが伊坂さん 笑
    そうきましたか?って感じでしたね。
    近い未来に起こるかも知れないことかもです。
    楽しんで読める本でした。

    0
    2026年06月18日

    Posted by ブクログ

    かなり感情移入して楽しみながら読むことができた。
    現実離れしたストーリーは好まないが、山と海の嫁姑問題だったり現実にもある問題を提示して、将来の現世にありそうな問題でスピンモンスターで取りあげられていたり面白かった

    0
    2026年06月11日

    Posted by ブクログ

    冷戦時代の米ソ対立と嫁姑バトルという、大小二つの対立を同列に描いた表題作「シーソーモンスター」がとにかく面白かった。相容れないようで、実は相性が良いのでは?と思わせる嫁姑のやりとりは、伊坂作品らしいウィットに富んだ会話劇で魅了される。一方、2作目の「スピンモンスター」では、人工知能が情報操作で主人公たちを追い詰め、東京を東西に分断する壁の建設が進んでいく様子は現実とリンクしてなんだか不気味。

    0
    2026年06月09日

    Posted by ブクログ

    螺旋プロジェクト。複数の作家が共通ルールをきめて年表の中で歴史を書く。
    その中の一つの作品。
    ルールの中で
    海族山族対立、共通のキャラクター、共通のシーン。
    本作は昭和後期嫁姑問題、
    近未来での事故の遺族同士の話。
    人工知能の暴走など、伊坂ワールドとテーマがいい具合に混ざってた。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    面白かった~~!
    シーソーモンスターも、スピンモンスターも背景の世界観が一緒なのはおもろい。あと、出てきた登場人物被るのとか、後からうわー!これそーゆーことかー!ってなるのもいい。人工知能こわい。どうしても仲悪い人は、先祖からの因縁だと思おう!

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    表紙をみて(勢いで)購入した、伊坂幸太郎さんの作品。

    アートっぽい世界観だったので、どんな話だったのかが見えず読んでみました。
    大まかな物語は『シーソーモンスター』は嫁姑問題、『スピンモンスター』は暴走するAIを食い止めようする。

    物語を読み進めると気づくのが、『シーソー』を釣り合いや裏表の顔。そして『スピン』を回転、そして脚色・改作していく主人公たちの心理状態や行動を緻密に表現していることだった。

    特に印象深い、直人が不正に行われた事件があると気づいた時の天使と悪魔のささやき。「いうべきか、言わないべきか」と迷う部分は誰もが経験をしていることで、それが自分の人生を左右するだろうという緊張感。
    また親を殺す(=寺島テラオ)生成AIの判断。「自分が殺される(リセット)」と認識した時の生成AI判断。

    ある程度の余裕、危機感のない平和な時間を作りたいのが人間にとっての理想郷。
    恐怖や緊張感を人間の体に回り始めると判断に迷いが生じる。迷いがあるのは「この先、自分の人生にどれだけ影響が出てしまうのか」と恐怖に慄く事なんだと思う。
    大まかな軸から彼ら彼女らの本質的な部分へと分解していくと、結構奥が深い物語かもしれない。

    この物語は、『螺旋プロジェクト』他の作家さんも参加されている一環の企画。
    伊坂幸太郎さんの作品は現代よりだけど、他の作品の時系列が幅広い。
    (時系列が変わるけど)、次はどの作品を読んでみようかなと楽しみが増えそうです。

    0
    2026年04月22日

シーソーモンスター の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    シーソーモンスター
  • タイトルID
    :
    1242060
  • ページ数
    :
    480ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年10月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    17MB

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  • 【閲覧できる環境】
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