伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 首折り男のための協奏曲

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    首折男は大須賀めぐみの漫画でチラッと知ってるなと思いながら、黒澤周りの話は良かったし他の話も良かった。ちょっと間隔空けて読んでしまったのが悔い。

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    2026年06月04日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    <目次>
    略

    <内容>
    4つの短編からなる。伊坂ワールドの、なんとも言えない読後感に襲われる内容。伊坂ワールドでは珍しく、ハッピーエンドが多いか?

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    2026年06月03日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    不思議な小説だった。
    夢と現実を行き来するような設定は、具体例は浮かばなくともどこかで出会っている設定のはず。この小説は夢の中だけでなく現実世界でさえも現実離れしたようなイベントが起こり、主人公はなんとかして落ち着けて行くが、どこかずっとふわふわしたような雰囲気を感じた。あまり現実味がないというか。夢の中での勝敗がこちらの世界での何かに繋がっている。主人公がイマイチ半信半疑で進んでいくのは割と面白かった。最終的には目の前の事件の解決に向けて、逆説的に夢の中での敵を倒せば!となって寝ようとするのは面白かったし、そうくるか、と新鮮だった。
    ところどころ入っている挿絵も可愛くてよかった。

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    2026年06月02日
  • フーガはユーガ

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    地味な特殊能力で、これで何ができるんだ?というのが第一印象でした。良い意味でも悪い意味でも素直すぎる双子ですが、二人三脚でブレずに生き抜く姿はたくましく、美しくも感じました。
    子どもたちへの描写は残酷でしたが、語り口は軽快で、どこか救いを感じさせるのは皆さんが言う「伊坂幸太郎らしさ」なのかな?…

    物語の構成も面白く、読み進めるにつれて加速度的にページをめくる手が止まらなくなりました。

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    2026年05月31日
  • 終末のフール

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    八年後に小惑星が衝突すると予告された五年後の世界。それぞれの人が人生を見つめ直し、どう生きていくのか考える場面が読みごたえがあった。

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    2026年05月31日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    相手の未来が見える「先行上映」の力を持つ中学教師の檀が、生徒の父親の失踪をきっかけに事件に巻き込まれて行くエンタメ小説。

    特殊能力があってもヒーローではない、しかも飛沫感染が能力の発生条件という面白さが伊坂幸太郎らしくて好き。

    真面目に生きている人が損をする理不尽な世の中を、少し明るくしてくれる一冊。

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    2026年05月28日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    どの作品にもどことなくしんみりした空気の中の明るさを感じました。淡々と描かれているようでいて、人情味のあるキャラクター達が魅力的に写ります。表題作が特に好みでした。バンドが最後のあがきで出した一曲が、当人達も知らないところで世界を救っていたなんていう不思議な縁に、世界ってそんな縁の積み重なりなのだろうと思いました。小さな出来事が大きな世界を救う、バタフライエフェクトの運命的な効果を感じます。

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    2026年05月28日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    もっと銀行強盗の話がメインだといいなー。
    「…追いついたところが地獄になりますよ」って台詞が一番怖い。

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    2026年05月27日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    伊坂幸太郎連作短編集。コミカルな描写や、個性的な人物造形には伊坂幸太郎ワールドが全開されており楽しめた。まゆみのような凶暴で自己欺瞞に満ちた人物はこの作者くらいしか書けないだろうなあ。最後にはそのまゆみにも変化の兆しが現れ人間らしい情が芽生えてくるという意外な展開に‥ギャグ小説として位置付けられる作品だった。

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    2026年05月24日
  • 首折り男のための協奏曲

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    ネタバレ

    短編集ということ知らずに読んだ。

    伊坂さん恒例の後半伏線回収!っていう話ではないけれど、同じテンションで描かれる個々のお話がほんの少しだけリンクしてて、それがわかるのは神視点ともいえる読者のみっていうのがクワガタの話とリンクしててなんだか妙に納得してしまう。
    大きいこと小さいこと人によって起こることはさまざまで、でも自分にできることは今目の前を生きることのみ。神様がたまたま見てくれたら施しがあるかもねくらいのゆるさがなんだか救われる。

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    2026年05月22日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    このタイトルの回収は最後のクライマックス、湖に落ちた死神の千葉が浮き上がってくる時に「浮力」のように地道に働くものを労う部分がタイトルとなっている。
    死神は7日間対象者を調査して、死か見送りを判断する。しかもキャンペーンと称して20年の生存確定キャンペーンもある。
    主人公を調査する千葉は必ず7日間の調査の後に死と判決する(ことが多い)。今回も最後には死と判決するのではと予測しながら、敵対する本城にも香川という死神が担当する。大抵は調査をろくにず死と報告する死神かわ多い中、山野辺が死となり、本郷が20年の生を確約される。あまりにも無情であんまりだと思う。
    ただ最後の展開はさながら映画のアクションシーンのようで、超人的なように感じて少々好みではなかったが、エピローグでその後の生活や人間に関心の少ない死神の千葉が山野辺を覚えており、「晩年も悪なかった」という発言はなぜか自分も救われた気がした。
    千葉のような空気が読めないというか、死神という存在が故に人間の当たり前が通用しない存在というのは面白くもありハッとさせられることもある。
    著者は音楽の紹介や別著書の紹介もうまいと思った。私もパスカルや渡辺一夫を読んでみようかなと思った。本から本を繋いでくれる存在だと思う。

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    2026年05月21日
  • 終末のフール

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    数年後に世界が終わりを迎えるからこそ、生きるということが浮き彫りになる作品。死があるからこそ、生きる行為に対して考えさせられる小説だった。なにかを引き立たせるためには、比較することがポイントなのかなと学んだ。例えば、スイカやトマトに対して砂糖ではなく、塩をかけると逆に甘く感じられるなど。

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    2026年05月21日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    身近に思えました。何か第三者に影響や考えを与える方はどこか遠い存在で、普段自分が思うようなことも思わないのでは?そもそも人間じゃないのでは?もし人間であるならば自分が人間じゃない?と思うほど、別と思っていましたが、この本を読んで伊坂さんも同じようなこと思うんだとか、すごく本が好きで、そこは自分も同じだなとか勝手に親近感や寄り添いを感じながら読むことができました。

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    2026年05月19日
  • ガソリン生活

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    車目線のお話。
    車が意思を持って会話してるなんて、設定がぶっ飛び過ぎててびっくりでした。

    期間をかけて間を空けて読んでしまったのと、車目線なのが気になって、内容があんまり頭に入ってこなかった。笑

    でも読後感が伊坂さんぽくて良かったのと、うちの車ももしかしたら会話してんのかなーっていう想像をするとほっこりします。

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    2026年05月19日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    夢と現実とのリンクは、とても楽しめた。
    しかし、締めの収束度が速やかなのが残念だった。
    もう少し余韻を楽しみたかったなぁという、勝手な感想。

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    2026年05月18日
  • チルドレン

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    憎めない男 陣内の周りで起こるちょっとファニーな5つの短編。

    子供は1人だとチャイルド。
    複数人だとチャイルズではなく
    チルドレンになる。
    1人でいると問題無いのに、大勢になると
    歪むんだよ。

    5つの短編の話が集約され、奇跡は起こるのか?

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    2026年05月17日
  • サブマリン

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    家裁調査官・陣内と武藤

    少年犯罪の被害者・加害者
    重いテーマなのに飄々とした陣内のおかげでいい意味で軽く読める

    「人の命は別の命じゃ埋まらねぇぞ」と言う一文がある
    なかなかに刺さる一文だった。
    これだけを見ると一生罪と向き合い許される事は考えてはいけないんだ!ととれる。
    過去に脇見運転の事故で死亡させてしまった少年ははたからみれば充分に罪をつぐなって更生している。
    でも被害者の近親者からは同じ目に遭えばいいと狙われる…

    最近のニュースでも高校生が被害に遭った。あのバスに乗っていた仲間たちは将来どうなるのだろう…
    ふとそんな事を考えてしまう一冊。

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    2026年05月16日
  • ジャイロスコープ

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    ネタバレ

    いろんな短編おもしろかった!「後ろの声がうるさい」がすべてに繋がっててたのしい。あの親子、どうにかお互い認識できないのかな、もどかしいな。
    短編、どれも読み味が違っておもしろい。「二月下旬から三月上旬」がいちばん不思議でちょっと読み直しちゃった。「一人では無理がある」「彗星さんたち」好きだな。

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    2026年05月12日
  • 終末のフール

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    実際「8年後に地球が滅亡します」って言われたらどうなるだろう…。たぶん暴動に巻き込まれて早々に死ぬんだろうな。万が一ある程度生き残ってしまったらどんなふうに過ごすんだろう…。家族や友だちを失ったとして、残りの期間も決まっていて、前向きに最期まで抗えるんだろうか。
    ストーリーについては尻すぼみ感が否めないけど(伊坂幸太郎に伏線回収を求めすぎた笑)、テーマはすごく面白いなと思った。

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    2026年05月12日
  • ジャイロスコープ

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    好みの作品と全く好みじゃない作品と混在。
    この作者が大好きだった、かつての自分には
    もう戻れないんだ、と実感。

    感性も老化するのか。。。

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    2026年05月10日