伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ジャイロスコープ

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    今回の短編集は面白かった。前に読んだ「首折り男のための協奏曲」にガッカリさせられたので、あまり期待はしてなかったんだけど、楽しませていただきました。「ギア」は独特の世界観で、虫嫌いの私には気持ち悪さしかなかった。「ニ月下旬から三月上旬」は何のことやらサッパリ。
    「一人では無理がある」は私の好きな伊坂ワールド。
    「彗星さんたち」も良かったです。
    オマケの「後ろの声がうるさい」は全体をシメる作品なので、なんだか、スッキリ。
    やっぱり、長編が良いかな。

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    2025年11月11日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい

    1.2作目同様、サクサク読める。小粋なやり取りが面白いし、今回は4人以外にもしっかりスポットが当たっていて面白い。火尻には嫌悪感抱くけど、、きのこが生えて殺されちゃったのかな。ゾワゾワする。

    #カッコいい #笑える

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    2025年11月11日
  • ジャイロスコープ

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    全体を通じて不思議な世界観。一見バラバラな短編集だが、最後ではつながりを感じさせる描写もあり。「if」にはうまく騙された。

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    2025年11月10日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    数々の大災害が人類を襲いその原因は人工知能「天軸」の暴走とされ、五十九彦、三瑚嬢、蝶八隗の選ばれし3人は天軸の開発者「先生」が残した絵画「楽園」を手掛かりに天軸を探す旅に出る。巨大樹の麓に残された天軸には先生からのメッセージが残されていた。人類を追い詰めた大災害の原因がAIの暴走ではなく、自然知能(Nature Intelligence(NI))が地球にとっての脅威である人類を排除し始めたことによるものだった。意図せずNIを再稼働させてしまった3人は人類の滅亡を予期しつつ大きな嵐に身動きがとれなくなっていく。

    西遊記を思わせる人物設定の大人のための童話。100ページほどの短い物語だが、とぼけ

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    2025年11月09日
  • 逆ソクラテス

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     正直に言うと、小学生を主人公にした小説は苦手である。胸が苦しくなる。人生経験が少ないからこその純粋さがまぶしいからでもあり、その純粋さが含み持っている残酷さと傷つきやすさが、安易に物語を楽しむことを許してくれないような気がするのだ。傷つきやすいくせに傷つきやすい、未熟なくせに自分なりに一生懸命考えて頑張る。人間という生き物の危なっかしさを、オブラートに包まずあからさまに掲げているようで、痛々しくも愛おしくなる。
     
     この物語に出てくる少年・少女たちも同じである。作者はそういう子どもたちの姿を、温かく描き出している。どいつもこいつも危なっかしく、平気で傷ついたり傷つけたり、小さな心でたくさん

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    2025年11月09日
  • グラスホッパー

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    エンタメですねぇ。個人的にはハードボイルドってこの作品のようなイメージだった。
    伊坂幸太郎って会話文がやたら面白いな。ずっと読んでられる。

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    2025年11月08日
  • オーデュボンの祈り

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    物語の舞台となる島には独自の習慣やルールがあって、その設定がすごくおもしろかったです!
    出てくる島民の一人ひとりに個性があって、最後まで飽きない展開になってました!

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    2025年11月08日
  • 逆ソクラテス

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    Audibleできいたのだけど、耳からだと微妙なところがよくわからなかった。
    一つ一つの話のあらすじは分かるのだけど、 作品感の関連までは聞き取れなかった。

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    2025年11月07日
  • 楽園の楽園

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    短編作なので少し物足りなさを感じるが、SF、ファンタジーな世界観が好きな人にはおすすめできる
    短い中にも人々への問いかけがしっかり詰まっていて、思わず考えてしまう作品

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    2025年11月06日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    前半、あまりのゾワゾワ感に
    何度も読む手を止めたが、
    後半の勢い、伏線回収の艶やかさは素晴らしく、
    一気に読み終えた。

    一見リアルな逃亡劇だが、
    奇跡的なタイミングや出会いはファンタジー的。
    あくまでも創作であることを忘れてはいけない。

    メディアの情報操作、利権と政治、陰謀論・・・
    ノンフィクションと言うにはあまりにリアルで、
    当たり前だと感じている生活への警鐘とも取れる
    一冊。

    真実というのは視点や人それぞれかもしれないが、
    存在する事実は一つなのだと思う。
    何かの判断や意思決定の際には、なるべく多くの
    事実を多角的に収集することが大切だと感じた。
    あと、借金は人の心を曇らせる、とも。

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    2025年11月05日
  • サブマリン

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    面白かった。前作のチルドレンも読みたくなった。
    罪の重さについて考えさせられる本だった。これ以上不幸の連鎖は起こらないでほしい。棚岡少年も若林青年も私は幸せになってほしいと思う。

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    2025年11月03日
  • グラスホッパー

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    評判の高いゴールデンスランバーより個人的にはこちらの方が面白いと感じました!
    これぞエンタメって感じ。
    ☆は限りなく4に近い3とさせてもらいましたが、マリアビートルも間違いなく読みたい作品になりました!
    いやー、読みやすいしずっとワクワクする展開でしたね。

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    2025年11月03日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    どんな伏線回収があるのか、後半に期待




    御釜の水は浄化します。なんか、二十世紀少年を思い出した。主人公たちの過去の話と今の話がいい感じにミックスされて、あれこの謎は?となるお話。

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    2025年10月31日
  • 逆ソクラテス

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    ネタバレ

    「先入観」がテーマになっているので、「なるほどなぁ」「たしかに」とハッとさせられる部分がちょこちょこあった。
    個人的に好きだったのは「スロウではない」「アンスポーツマンライク」。

    「スロウではない」の展開は、私自身も先入観で騙された。
    もし大人になってから仲良くなった人や結婚を考えている相手が、昔いじめをしていた人だったら。そのいじめによって相手が命を落としてしまっていたとしたら。たとえ本人が改心してその後は真っ当に生きていたとしても、自分は許せるだろうか?と答えの出ない問いをしばらくグルグル考えてしまった。

    「アンスポーツマンライク」はシンプルに胸熱展開だったな、と。子どもの頃に言われた

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    2025年10月30日
  • 重力ピエロ

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    ネタバレ

    大量の伏線と思える箇所に出会っては、自分なりに考えながら読むのがとても面白かった。ただ、春の「どんな事柄にも意味があると思うのは、人間の悪い癖だよ」という文を読んだときには、まるで自分のことを言われたようでドキッとした笑。

    印象に残ったフレーズは、夏子さんの「自身に根拠があるのって卑怯な気がしませんか?」というセリフだった。根拠がないけど願掛けを大切にする春、そして兄がいればなんでもできると信じる彼にぴったりだと思った。

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    2025年10月30日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    最近読書できてなかったので、リハビリ的な意味では読みやすくて良かった。ただ、面白さとしては、可もなく不可もなく、、、何となく見たことある展開の寄せ集めっぽくて、真新しさは特になかったかな、、、

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    2025年10月29日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    104頁というこの短さで、よくもここまで内容を詰め込められたなぁと圧巻の作品。
    挿絵も入っているので、ザ・大人の絵本という感じで、読みやすい作品です!

    「わたしたちの脳は、ストーリーを求めている。」

    この部分を読んで、先日読んだ「イン・ザ・メガチャーチ」を思い出した。
    やっぱり、人間は物語に縋り、物語に翻弄され続けるのは、脳の仕組みからして仕方のないことなんだなぁと思った。
    改めて、物語との付き合い方を考えてくれる作品になりました!

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    2025年10月29日
  • 楽園の楽園

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    短いのに、世界の終わりと希望の物語がちゃんと詰まってる。AI〈天軸〉と「楽園」をめぐる旅の中で、人間とは何かを静かに問われる感じ。伊坂らしい皮肉と優しさが同居してて、最後の余韻が妙に長く残る。絵も雰囲気があって、ページをめくるたびに世界が広がるようだった。

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    2025年10月28日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    〜1周目〜
    2025.10.27
    あまり短編集は読まないから久しぶりの感じだった。
    小さい伏線がちらほらあるのと他の小説で出てきた人物が出てくるのが伊坂幸太郎という感じがする。
    話としてはポテチが一番好きだった。

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    2025年10月27日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    少年時代の仲間と思い出とトラウマをバックボーンに
    大人になって出会い奇想天外な事件に巻き込まれる
    といったよくある物語
    読めなくもないが、進んで読みたい本でもない
    登場人物がなにか物足りなく
    物語の展開が分かりやすすぎる

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    2025年10月27日