伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ今まであまり読んだことのないタイプの作品だった。
伊坂幸太郎の作品を読み始めたのが最近だったから伊坂幸太郎の作品がこうだと言われたらそれまでだが。
そもそも誰の視点?神?(=伊坂幸太郎?)となりながら読む新しい感覚だった。
「これはただの偶然である」って「作者である神が作り上げているのに偶然とは笑」とツッコミを入れてしまいたくなるような不思議なテンポ感だった。
初めて登場人物のメモを取りながら読書した。
でもそれも覆されていってメモは一体!?となったため、再読時に時系列とともにまた書き出す必要もあるかもしれないと思ってしまった。
小説を読むときはいつも頭の中で勝手に空想の俳優や実際の俳優た -
Posted by ブクログ
大規模停電や強毒性ウイルスの蔓延によって急速に混乱へと傾いていく世界が舞台。なんだか現実とリンクしてしまってソワソワする。原因とされたAIの開発者を探すために主人公たちが“巨大な木のある楽園”を目指す展開は、終末が近い緊張感の中でもファンタジーのような雰囲気があって、その奥には人間の傲慢さや人間がこれまで自然に与えてきた負の影響への風刺と、「いつかしっぺ返しが来るぜ」という警告が込められているように感じた。
ラストはなんだか後味の悪い終わり方で、もしかしたら、この先の未来をどうしていこうか?と読者に問いかけているのかも。
井出静佳さんによる装画・挿絵も作品世界に深みを与えていて、物語の余韻をよ -
Posted by ブクログ
それなりに楽しく読みました。3つ揃うと扉が開くという面白い仕組み(?)とか、CEOや門倉課長のような素敵な人柄の人が出てきたりとか……好きな部分はいくつもありました。だけど、伊坂さんの本にしてはしっくりこなかった。
他の方の感想も少し読んだ上でこのモヤモヤの理由を考えてみたけど、やはりこのお話はオハラ⭐︎ブレイクの参加者を楽しませるために書かれたもので、本になることは想定されていなかったからだろうなと思った。
音楽のイベントで小説を配るなんて、かなりトンチキで楽しい試みだとは思うし、イベントに参加する人間として出会いたかったなぁというのが素直な感想でした。