伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
複数の短編が独立しているように見えて、実はすべてのエピソードが繋がっている。この作品は、そんな人と人との繋がりの尊さや、出会いの大切さに気づかされる一冊だった。
作中で特に心に残ってるのは、「これが出会いだ、ってその瞬間に感じるんじゃなくて、後で思い返して分かるもの」という言葉です。この言葉に触れ、私自身の現在の価値観も、これまでの様々な人との出会いによって形作られてきたのだと改めて実感しました。今後も大小様々な出会いを経験していくと思うが、その瞬間の関わりを大切にできれば、相手への見え方や関係性もより豊かになっていくのかなと感じた。
また、この作品には一貫して「世界チャンピオンに挑戦する -
Posted by ブクログ
「私」・泉水と出生に事情がある弟・春が連続放火犯を捕まえるために次の放火場所を推察するミステリです。
犯人が誰かは予想がついてしまいますが、それ以上に物語全体に広がるけだるい雰囲気が良いです。弟・春の葛藤や兄弟の絆、春を受け入れた父と母の愛に「私ならどうするか」と考えさせられます。
難しいDNAの説明もわかりやすく書かれていて、一緒に予測したくてどんどん読み進められました。ところどころに散りばめられた本や絵の知識も興味深く、読み終えたら付箋がいっばい付けていました。
この本を読んだきっかけはオークスで勝ったジュウリョクピエロに感動したからなのですが、血統が最も重要な競馬の世界でこの本の題名 -
Posted by ブクログ
すべての作品において、短編であることに消化不良に感じた。特に、米澤穂信の「無明」を、収録作の中で一番好きな作品、長編ないし中編で読みたいと思った。他の収録作に比べても短いことも影響したのかもしれない。また、「真実のトランク」も好みのミステリー&ホラーで良かった。全体的にホラー要素のある作品が多かったが、それ以上にどの作品も夏を感じることができ、さすがの作家陣だなと思う。
作家の他の作品のスピンオフや前日譚があり、元の作品を読んでいればより楽しめたなと思いました。個人的には、この短編集のコンセプト的にこれらの作品を収録するのは読者を置き去りにしているような印象を受け、少し不満に思い -
Posted by ブクログ
良い
題名どおり新潮文庫からのプレゼントのような本。
友人に噂を聞き、購入。錚々たる著者達から新潮文庫からの気合を感じた。
-伊坂幸太郎
自分の1番好きな小説家である。今回も流石だった。予想のつかない角度からの物語展開が面白く、毎回虚を突かれる。今回もそれが良かった。
-江國香織
主人公のことをもっと知りたくなった。出てくる登場人物が不思議な人ばかりで、考え方が変わっているなと何度も感じた。主人公については、特にそれが顕著だった。物語が主人公目線で進むため、主人公は普通であると思っていたが、言葉の節々やエピソードなどから何かが違うと感じ始めた。自分が感じた宇宙は3つあった。
-宮部 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「新潮文庫の100冊」50周年記念作品。
“夏”をテーマにした、今の季節にぴったりの超豪華アンソロジー。
青春、恋愛、ミステリー、ホラー――
一冊でさまざまな物語を楽しめる、まさに”本の詰め合わせ”でした。
特にお気に入りだったのは、この2作品。
①伊坂幸太郎『ウッドペッカー荘事件』
白河ヨフネと和野尊。
まるで令和版ホームズとワトソンのような名コンビ!
「理系の力」が事件を解き明かしていく展開に引き込まれ、最後に待ち受ける切なすぎる真実には思わず息をのみました。
ページをめくる手が止まらない一編。
② 町田そのこ『きっとあの日の光と同じ』
大好きな『コンビニ兄弟』シリーズのス -
Posted by ブクログ
ネタバレ長らく、本を貸してあげていた元教え子が、自分で本を買うようになったから、もう貸してもらわなくていいと言ってきた。何を買ったのかと聞いたら、この伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』だという。
この本を選んだ理由は、タイトルがかっこよかったからとのことで、彼は、この本のタイトルが、モーツァルトの作曲した有名な曲名であることを知らなかった。そのため、本当に「アイネクライネナハトムジーク」という響きのかっこよさだけに惹かれて、この本を読もうと思ったらしい。
これが曲名であることを知ってしまっている人間の身からすると、どうしても、あの曲とのつながりや、音楽にまつわる物語を期待して本を開いてしまう -
Posted by ブクログ
アンソロジーは実はあまり読んだことなくて。
新潮文庫の100冊50周年記念なのと、
大好きな伊坂幸太郎さんがいらっしゃるので店頭で手に取って購入。
伊坂幸太郎さんは、読んでて安心感があるのと、やっぱり伏線回収が気持ちいい。
昔から苦手な作家さんは、今回読んでもやっぱり苦手だった… まぁ、こればっかりは相性なので仕方ない!
町田そのこさんの作品はキラキラした一夏の思い出がすごく眩しくて好きです。スピンオフなんですね。読まなきゃ。
同じく恩田陸さんの作品も繋がりのある作品があるようで。読んでて正直?????となってしまったんだけど、『六番目の小夜子』を読むとより分かるのかな。
読むべき本がど