伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレ感情がなく、淡々と仕事をこなしていく死神がよい。
死神のトンチンカンなところが、おもしろみを生み出して、死という重さを軽くしてくれる。
死神の変な質問にも、それぞれがまともに返答していて、よりおもしろかった。
どの話もラストは読者の想像に任す形で、それぞれが命を落とすところを見ずに済んでよかったと思う。
最終話は、なんとなく違和感があったら、雨があがってしまった。
特別な話なのだと、心して読んだ。
話が進むと、奇跡のように懐かしい人たちが顔を見せてくれた。
なんとも美しくて切ない話だった。
ただ、偏向の謎が解けずに終わってしまったのが、とても心残りである。
2025/07/09 11: -
Posted by ブクログ
暴力を振るう父親のいる家に生まれた双子が、自分たちの持つ不思議な力を使いながら、二人で力を合わせて困難に立ち向かう話。
家庭環境は最悪なんだけど、双子はどこか飄々としていて、静かにその環境から抜け出すべく奮闘している姿が良かった。生命力があるというか。お互いがお互いを唯一無二、辛さがわかる存在として支え合っているのが伝わってきた。
双子って本当に不思議というか、通じ合っている感じがしてこの物語に出てくる様な力を現実に持ってるって言われてもなんだか信じてしまいそうな感じがする。
ただ、ほかの伊坂作品でも感じたけど途中物語がちょっとだれちゃうというか、冗長に感じてしまうんだよなあ。今の私にはちょっ -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとも言えないモヤモヤが残る作品でした。
作品としては完成度も高く、面白い話でした。
兄貴が危惧していたことが今のSNSで起きてしまっているのかなと感じました。そう言ったところを考えさせたかった一冊だったのかな。
ただ、兄貴が急死したところに少しモヤモヤしました。
今作の中で1番印象に残ったのは「お前たちがやっていることは検索であって、思索ではない」というセリフです。
Xなどでこう言われているから、偉い人がこう言っているからで決めてしまっていることも身に覚えがあるのでギクリとしてしまいました。
今後は自分で考えて結論を出さなきゃな。
様々なことを考えさせられる一冊でした!
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Posted by ブクログ
伊坂幸太郎『魔王』から50年後の世界。
『魔王』から続けて、と思っていたが…
かなり時間が経ってしまい、『魔王』の記憶もあやふやに…
システムエンジニアの渡辺拓海は、行方不明となった五反田の残したあるサイトの仕様変更の仕事を引き継ぐ。
プログラムは暗号化されていて、一向に仕事は進まない。
依頼元・株式会社ゴッシュともうまく連絡が取れず…
『播磨崎中学校事件』、『安藤商会』で検索をした会社の上司、後輩に不幸が…
一方で、渡辺は妻・佳代子から不倫を疑われ…
不倫相手は行方不明に…
渡辺の友人の作家・井坂好太郎も絡んできて…
何がなんだか…が、ここまで…
かなり設定が複雑で…
『検索から監