伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    現在と2年前と交互に進められるお話し。
    2年前、ペット殺しの犯人を目撃してしまい、狙われてしまう琴美に、いつ襲われてしまうのだろうか?犯人達の言っていた方法で襲われてしまうのだろうか?と怖くなってしまった。
    ドキドキ、ゾクゾク、しながら読んで言ったのに、琴美の最後に納得がいかなかった。河崎に助けられ、難を回避したのだから、生きていて欲しかった。
    現在のドルジには、すっかり騙されて、やられた〜と思った。

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    2025年10月01日
  • 終末のフール

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    短編小説になっているが、それぞれ話が少し繋がっていて面白かった。ただ全体的に話が暗く短編ごとに一喜一憂してしまうので読み終える頃には疲れきってしまった。

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    2025年09月30日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    それぞれ短編で読めるんですけど、それがつながって最後にまとまるのが安定の伊坂作品という印象でした。読み終えたらベリーベリーストロングを聴くのがオススメです。

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    2025年09月30日
  • 砂漠

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    ネタバレ

    幼稚な反抗と浅薄な理想主義はパンクロックの本質

    一年春
    いかにも登場人物が大学生っぽいし、講義や麻雀やボウリングって…
    東堂:誰もが認める美人
    南:スピリチュアル
    西嶋:思想強め
    鳥井:金持ち

    長谷川はホスト通いで、支払いに困ってたんかな
    合コン相手を出しに使ってそう

    普通の人なら恥ずかしくなることも平然とやってのける西嶋がカッコ良すぎる

    懐かしい感じがしてセンチメンタルになった

    二年夏
    ドライブや海の描写
    西嶋がビルの管理会社の古賀さんに頼んでビルの電灯で中をつくり、ロンする話
    鳥井がおそらく長谷川に騙されて、ホストの礼一くんたちにRV車に轢かれて、腕を失う
    左腕に気を遣ってしまう

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    2025年10月03日
  • 終末のフール

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    八年後に地球は滅亡する世界でのお話。
    現実でよく何月何日に滅亡するらしいよーが実際に起こり始めている世界で、何を考え、どのように生きるのかが描かれた短編集。
    高みの見物をして最後に死ぬ。復讐を果たす。新たな命と共に生きる。恋をする。寄り添い合い家族を演じる。強くなるためジムに通う。
    などなど、人それぞれの生き方があるなと感じるとともに、自分だったらどんな生き方をするのだろうとも思った。
    生きる意味を見つめ直しながら楽しめる作品でした。

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    2025年09月28日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    姿勢に隠れている銀行強盗たちが、些細なことからチンピラ記者に目をつけられるが、沈着冷静な作戦により、間一髪ながら逃れて、平穏な日常を戻していく物語。相変わらずスピード感の作品だ。そして作中では人が死なない(これが大事!)。

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    2025年09月27日
  • 終末のフール

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    本当に小惑星が落ちてくることになったら、自分はどうやって過ごしてるんだろうと考えてしまった。無いとは思うけど少し有り得そうで、色々想像できて生きることについて考える良いきっかけになった。

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    2025年09月26日
  • 残り全部バケーション

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    それぞれの章だけ読んでもストーリーがあって、おもしろいです。全体通して、きれいにまとまるのは安定の伊坂作品という感じでした。溝口と岡田の関係がよかった。

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    2025年09月26日
  • 砂漠

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    ネタバレ

    歳をとって大人になるにつれて、自分の関わってきた世界が広くなる。色々なことを知るにつれて、純粋無垢な子供の心を失っていく気がする。
    世の中自分の力じゃどうにもならないことがたくさんある、自分のことで精一杯、才能ある人には勝てない、世の中平等じゃない、不条理、諦観、羨望などを知るにつれて、それを、ことあるごとに理由にして、目の前の問題から逃げてしまったり、挑戦できなくなっている自分がいるなと、この本を読んで思った。

    ・その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ。

    ・目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわ

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    2025年09月26日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    伊坂幸太郎の小説は好きなものもあればあんまりそうじゃないのもある
    本作は後者だった

    後半になってようやく面白くなったきたが、前半は生徒が書いたよくわからない内容の小説と現実世界の行ったり来たりで少しイライラしながら読み進めた
    そういう別の話との行ったり来たりする形式の小説ははっきり言って苦手だ
    自分は気が短いのかもしれない

    それでも最後まで読み終えられたのは、ひとえに結末が気になってしょうがなかったからだろう
    未来を垣間見ることができる能力を持つ主人公の話は私の大好物だから

    ストーリーは面白かったけど、前半のイライラがあったので星3つです

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    2025年09月26日
  • グラスホッパー

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    久しぶりの伊坂幸太郎せんせい
    殺し屋シリーズものだと知りグラスホッパーから読んだ。ページを読み進めていくと思い出すこの感じ。。読解力低めのせいかキャラクターの個性というか区別が難しいのよね。イメージがしにくいというか。
    中盤までいくとキャラクターを理解し始めて、中弛みもなくなってきてからは楽しく読めた!
    序盤の不安感からのラストはもやもやを残さずにほわっとさせてくれるのは好き。

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    2025年09月25日
  • ガソリン生活

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    自分も車を買い替える時に必ず写真を撮るけど、そうしてきて良かった。
    あとずっと車目線なので、
    普通の小説なら知り得るところがわからなかったり、逆に知り得ないことがわかったり。そういう新しさはさすがです。

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    2025年09月24日
  • 死神の精度

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    ネタバレ

    死神が主人公という、もう、ユーモアが溢れている作品。死神と言っても、鎌を持っていたり、怖い形相ではなく、何ら一般人とは変わらないクールな死神が織りなす、短編物語。ササッと読み終わった。

    「恋愛で死神」が非常に印象深い。
    死神を通じて、2人の距離が縮まっていく様子、最後に彼女が萩原と同じセリフをまんま喋っていたのが何とも素敵だったなぁ。

    2人で同じことを考えたり、同じことを言ったりするような小さな幸せが、恋愛の根幹、人を好きになるっていうことなのかな。

    「死神対老女」で、例の彼女が登場したり、最後には死神念願の「晴れ」の天気を見ることができたりなど、死神にとって、忘れられない出会い、忘れら

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    2025年09月23日
  • 火星に住むつもりかい?

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    ネタバレ

    公的機関による監視社会、事実が捻じ曲げられるディストピアとなった日本。
    正義のヒーローが立ち上がり、最後には既存の仕組みが緩やかに破壊される。

    緩やかにというのが面白かった。結局仕組みを破壊するためには、リーダーをすげ替えて既存の仕組みから新しい仕組みに移行させる必要がある。
    今の仕組みに問題があるからと言って真っ向から戦ったとしても、相手がその仕組み上のリーダーであれば、よっぽどのことがない限り変えられない。
    しかし、その仕組みを提唱するリーダーを失脚させ、すげかえることで仕組みを変えられる。
    そんなメッセージを受け取ったように感じた。

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    2025年09月21日
  • フーガはユーガ

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    幼少期から過酷な環境に身を置く双子は、誕生日に2時間おきに瞬間移動で入れ替わる能力がある。その能力を使って誰かを支配しようとする奴らから同級生、恋人、そして自分達自身を救い出す。切なくなるラスト。風我と優我は間違いなくヒーローだった。

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    2025年09月20日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    5つのストーリーが最後は繋がってくることに驚く。

    ①拝金主義画商の戸田&画家の志奈子
    ②泥棒の黒澤
    ③新興宗教に惹かれている画家志望の河原崎&宗教の先輩?の塚本
    ④W不倫しているカウンセラーの京子&サッカー選手の青山
    ⑤失業した豊田&老犬

    あまり好きではないストーリーだったが、泥棒の黒澤の性格はなかなかおもしろかった。
    失業した豊田&老犬もおもしろいコンビ?だった。
    この老犬は実は神様なのではないか?と思ったが、当然そんなはずもなかった笑

    読んでいくと時系列も分かってきて、そうなってくるとあっという間に最後まで読み切れた。
    とてもよく考えられた構成

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    2025年09月20日
  • AX アックス

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    殺し屋シリーズの中でも異色。

    妻には頭が上がらない殺し屋。
    機嫌を損ねないようにする行動の数々。
    どのように返答するかが最適解なのか考える思考。

    どれも共感しかなかった笑
    そして魚肉ソーセージは笑った。

    奥さんの機嫌を損ねないための最善の方法を学ぶにはこの本を読むのがてっとり早いかもしれません笑
    世の夫が読むべき必須の教科書って感じです。

    個人的には奈野村さんが好きでした。

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    2025年09月20日
  • サブマリン

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    チルドレンに続き、こちらも読み返した。
    陣内さんと武藤さん、それぞれの形の優しさがあるなあと思った。ちゃんと伝わる優しさは、触れると温かい気持ちになる。

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    2025年09月18日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    久々の伊坂幸太郎作品でした。

    超能力物?!絶対面白いじゃん!と購入したのですが
    現実と虚構が入り交じった面白い作品でした。

    ネコジゴハンターの2人のやり取りも楽しいし、
    実は?!な展開に読む手が止まらなかったです。

    哲学や思想の本を敬遠してましたが
    ニーチェがちょっと気になっちゃう。

    ラストはどうかそうであってほしいと
    願わずにはいられなかったな。

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    2025年09月19日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ストーリーの本筋が持つ牽引力以外に、キャラの掛け合いで客を引き込める(こいつらの会話ずっと聴いてたいな)作品は強いよなぁと思う

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    2025年09月17日