伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 逆ソクラテス

    Posted by ブクログ

    短編集

    「逆ソクラテス」
    「あいつはダメなやつだ」と決めつけその感覚を疑わない先生の先入観を覆すために、カンニングや噂話を広げるなどさまざまな手段で先入観に立ち向かう話。
    主人公の小学時代の回想として話が進んでいくので、「その時の表情は覚えていない」などと時々ぼかしを加えられるが、それが逆に読み手側の想像に任せられるところがあって個人的には良い読み心地だった。
    言葉遣いの面でも、比喩の使い方が独特で美しいなと感じた。
    他4編はまだ読めていないので改めて時間をとって読もうと思う。

    0
    2026年03月14日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     スラスラと読めた。伊坂幸太郎作品は非常に読みやすい。誘拐された女性が痛々しいので、早く救出してほしいとの願いも読書スピードを加速させたかもしれない。
     とにかく読みやすかった。

    0
    2026年03月13日
  • 楽園の楽園

    Posted by ブクログ

    大規模停電、強毒性ウィルス、大地震、放射能漏れ、飛行機墜落事故、そしてAI。挿絵の付いた短編。大人向けの現代の寓話。著者は面白いジャンルに取り組んでいる。

    0
    2026年03月12日
  • 死神の精度

    Posted by ブクログ

    死神の調査員『千葉さん』
    指示があった人に1週間付き【可】ならば8日目に死ぬ
    【不可】ならば死なない
    死ぬに値するかを調査する…と言う短編集

    まぁよくこんな設定を思いついたもんだ。死神の千葉さんは人間の感覚が分からないからちょっとチグハグな会話がすごく面白い
    これぞ伊坂ワールド!

    0
    2026年03月11日
  • ラッシュライフ

    Posted by ブクログ

    最後に全ての物語が交わっていくのが爽快で面白かった。あの日の仙台駅は誰かにとっては物語の始まりで、別の誰かにとっては終わりだった。人は皆毎日それぞれの人生を生きて、どこかで交錯しているのだろう。

    0
    2026年03月11日
  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    初めて伊坂さんのエッセイを読みました。
    思っていた以上に心配性で、小心者w
    そりゃ、自分の心配にさせる"悪"の根元を小説で研究したくなるのも分かる。

    分からないことを分かっていないと、
    分からないことが分からない…の境地なんだろう。なかなか面白い人柄だと思った。

    0
    2026年03月11日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少し懐かしい感じがする不思議な小説だった。

    最初は、外国の町の昔ながらのスパイと少年の物語から始まる。次の視点は日本の会社員、松嶋の失恋話。どん底の気分の彼が、猪苗代湖でおもちゃのグライダーを拾い、湖に向かって飛ばしてやると、あら不思議。絶体絶命のピンチだったエージェント・ハルカと少年の乗ったグライダーがひとりでに宙に浮かび上がって飛行することに。

    タイトルの「マイクロ」というのは、百万分の一という小さな単位を指す。
    まったく別の風景を見ているつもりでいたら、実は同じ場所だった。ただし、片方はとても小さな世界だったのだ。

    こんな風にこの物語は一年に一作、あしかけ七年にわたり続いていく。

    0
    2026年03月11日
  • 陽気なギャングが地球を回す

    Posted by ブクログ

    癖強4人が銀行強盗を行うが、まさかの別の事件にも巻き込まれてしまう痛快ドタバタストーリー。どこか憎めない性格の4人のテンポ良い会話と、駆け抜けるかのようなスピード感ある展開が面白い。

    0
    2026年03月11日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誘拐犯の妻が誘拐される話
    伊坂幸太郎作品にしては読みにくいけど『レ・ミゼラブル』を知っていればわかりやすいかも
    夏之目が不憫すぎる

    「どのような人間関係においても大切なのは対等であることだ」
    こうであるべきなのに対等な人間関係ってレアなものになってると思う

    「やばい話は、あなたのために協力しますよ、というスタンスでやってくる」
    聞き方によっては怪しまれずに相手の情報を引き出すことが可能、人間は恐ろしい

    何より響いたのは「海よりも壮大な光景がある。それは空だ。空よりも壮大な光景がある。」
    「それは人の魂の内部」
    宇宙の時間からすれば我々が生きている時間はほんの一瞬でしかない

    夏之目が言う

    0
    2026年03月11日
  • 楽園の楽園

    Posted by ブクログ

    100頁足らずの本なのでサクッと読めます。
    登場人物の名前が某有名な物語のパロディで楽しい話かと思いきや、実際は不穏な内容。
    偉大な自然の前では人間はちっぽけな存在ってこと。

    0
    2026年03月10日
  • マリアビートル

    Posted by ブクログ

    ■殺し屋シリーズ第2作(2010年9月)書き下ろし
    不運な殺し屋、七尾が主人公。
    快速列車内の密室で起きる殺人事件。
    10年以上前に読んだので、最新作の『777』を読んでから再読。映像版も見てみました。

    シリーズで一番登場人物が多いのと、一番話が長い。海外の映像版はそのキャラクター性にフォーカスした作風で、小説とは違う海外受けしそうなエンタメアレンジ作品だった。

    木村の父親(茂)が伝説の殺し屋っぽいが、何をやっていた殺し屋なんだろう。
    王子のクソっぷりも、映像では悪ガキくらいに収まっている。(女の子だしw)

     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■今回居なくなった業者たち
    狼、スズメ

    0
    2026年03月10日
  • 死神の精度

    Posted by ブクログ

    短編集ではあるものの、ラストではこれまでの物語が繋がるような形になっていて、ひとつの長編作品のような締め方が伊坂幸太郎らしい作品だと感じた。非常に良い作品。

    強いて言うといくつかの短編の中で、結末が読まれやすいというか、驚きがないというか、やや単調に感じる部分はあった。

    死神である千葉は(本人的に)真面目なことを言っているのに、人間には「面白いことを言うじゃないか」のような反応をされ、何も面白いことを言っていないのになぜそんなことを言われるんだと腹を立てたりと、死神と人間の感覚のズレにユーモアがあって面白かった。

    0
    2026年03月10日
  • 楽園の楽園

    Posted by ブクログ

    ​短い物語だが、伝えたいことがぎっしり詰まっている。さすが伊坂先生。 先入観なしで読んでほしいので詳細は伏せるが、一見ディストピアのような閉塞感がありつつ、視点を変えれば不思議とユートピアのようにも感じられる。 その表裏一体の空気感がクセになる、伊坂マジック全開の一冊。知能を持っているのは人間だけではない。動植物も人間の知らないネットワークを通じて繋がっているのではないか。自然の知能、NI。NIが人に対してNOを突きつけたその時、人は排除される。排除されるのは人だけだからそのほかの動植物の世界は生き続ける。驕りに対する警告なのか。破滅へのカウントダウンを予期しているのか。作者は何を伝えたかった

    0
    2026年03月09日
  • 楽園の楽園

    Posted by ブクログ

    小学生でもよめそうな軽め薄めの本。
    名前の癖が強くて笑っちゃう。
    そして冒険者のつもりがどんでん返しでこわくなっちゃうね。ゾッとします。そして良い。
    地球は広くて大きいな。自分はなにもできないちっぽけなものだとわからせてくれる物語。

    0
    2026年03月08日
  • 重力ピエロ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    家族愛や血のつながり、過去の罪など、扱っているテーマは決して軽くない。それでも、不思議と重苦しさはなく、比較的さらっと読み進めることができた。おそらく、どこかユーモラスで軽やかな語り口で描かれているからだろう。

    作中にも登場する「重要なことは軽快に伝える」という言葉が、この物語の雰囲気をよく表しているように思う。大切で重い役割を担いながらも、それを感じさせないピエロのような存在。タイトルの「重力ピエロ」は、まさに物語全体の空気感そのものを象徴しているようだった。

    お父さんが本当にいい人で、読んでいて温かい気持ちになった。
    最後の「春が二階から落ちてきた」という一文には、ゾクッとさせられた。

    0
    2026年03月08日
  • グラスホッパー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三人の主人公の視点で描かれる。気づいたら1つずつ減っていく。
    最後は1個になる。その書き方はおもしろいけど、続編を特に読みたいとはあんまり思わなかった。

    0
    2026年03月06日
  • アイネクライネナハトムジーク

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    平凡な日常の中に潜んでいる心の暖かさ、不思議な人と人との繋がりを感じることができた。
    短編集ではあるが、実は一つの大きな長編の物語になっているところが面白い。
    歌のために書いた物語とは思わずビックリ。

    0
    2026年03月05日
  • ラッシュライフ

    Posted by ブクログ

    2026年2月17日〜2026年3月5日 再読

    なんてことのない(なんてことなくはない)各々の人生がたまに交差する群像劇。
    老犬が幸福な犬生を全う出来たのかだけ気になる。

    0
    2026年03月05日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

    Posted by ブクログ

    推しの新曲出た感じで楽しく読める!
    懐かしい気持ちで嬉しい。
    でも、もうちょい面白くなれたやろ〜とも思う。

    0
    2026年03月04日
  • アイネクライネナハトムジーク

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎味は薄い本作。劇的な描写も少ないし、ビックリする様なところもあんまりない。しかし、伊坂幸太郎では珍しく恋がテーマとなっており、純粋な文章で語られているため、面白く読みやすい。

    0
    2026年03月04日