伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    久しぶりに伊坂幸太郎先生の本を読みました。慣れない仕事に疲れていて、気分が晴れる小説が読みたかったので楽しかったです。

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    2026年08月23日
  • 首折り男のための協奏曲

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    ネタバレ

    首折り男のための協奏曲

    積読の山にあった伊坂くんのスランプに陥る結構前の作。
    いろいろな雑誌に載った短編を集めた短編集です。
    伊坂くん得意のちょっとだけ登場人物がダブっているという連作手法ですが、今回はあまりしっくりと来ませんでした。
    冒頭の「首折り男」が何で死んでいたのか?という謎が回収されることを期待して読み進めましたが、残念な結果に。
    スランプからも立ち直ったみたいで、結構なスピードで新作も出ているので、娘に貸しているのを早く取り上げて伊坂節を堪能しようと思います。

    竹蔵

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    2026年08月23日
  • SOSの猿

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    伊坂エンターテイメントを体現している小説であった。ストーリーは奇想天外で、西遊記の登場人物が現実世界の人間に絡んだり、何かに憑依された人間が、実は善悪の判断に迷っているからこそ引きこもっていたりと、目まぐるしく事が進んでいく小説だった。
    SOSの猿、というように、困っている人を野放しにしておけないような感受性の強い人が近くにいたら、それはそれできっと思い詰めるのだろうなぁと思った。

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    2026年08月22日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    不思議な設定の最後までよくわからない話。けどそのよくわからなさに全くストレスを感じることなく自然と受け入れて読み進められる。終盤で小さな伏線が次々ハマっていく感じが心地よかった。

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    2026年08月21日
  • PK 新装版

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    いつもの作品に比べると少しむずかしいけど会話のリズムとかがいつもの作品と同じなので愉快に読めた。もうひとつの世界を想像したらすごく楽しくなった、もしかしたら私のいる世界はA′の世界で、Aの世界の自分がどうにか変えてくれたのかもしれないと思ったりしました。誰かがどこかの世界で幸せになれますように

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    2026年08月20日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎が、猪苗代湖で年1回行われるオハラブレイクという「音楽とアートのフェス」の第一回でリーフレットに掲載された短編が、毎年恒例となり、それなら1冊の小説にしようと出来上がったのがこの作品。

    なので、基本的には1年でスパイの世界と社会人の世界(我々の世界?)でささやかなリンクが生まれるというプチストーリーが連続する形で物語が進む。

    長編として作成されたものではないため、ストーリー性などは他の伊坂作品の方が面白く感じるが、その中でも、伏線回収や伊坂幸太郎らしい言葉のちょいすなどがふんだんに盛り込まれており、これはこれで面白かった。

    2つの世界を行き来しながら進むが、実は冒頭の「昔話をする女」の世界はスパイの世界よりも更に小さい世界で、
    更には、単行本のラストに描かれている雪のかたまりのようなものと、軽トラックサイズの手というのは、社会人の世界(我々のいる世界)より更に大きな何かがいる世界があるという示唆(ファンタジー)ではなかろうか。

    つまり、ベースの2つの世界のそれぞれより小さい世界と大きい世界の4つの世界が重なり合っている御伽噺というのがこの作品なのかと読み取った。
    (諸説ありそうだが笑)

    印象深かったのは下記のフレーズ
    「いろいろ理不尽なことが多いじゃないですか。いい人がひどい目に遭ったり、悪い人がのさばったり。なんかそういうのは嫌なんですよね」

    まさに伊坂幸太郎作品らしいフレーズだと感じた。
    本人は意図していないところで誰かに感謝されたり、巡り巡って自分の助けとなったり。そういう願いのような、御伽噺のような、小さな奇跡や幸福を描く。
    この一冊はまさにそれを体現するような作品だった。

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    2026年08月19日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    RPGの世界と現実世界が交錯する、そして漫画と小説も両立させる、面白い世界観。いろんな新しいことを試行錯誤して作品を作っているんだなぁ。
    かなり前の作品なのに、感染症のパンデミックが話題になっていて、コロナ禍を想起させる。クマやトラと戦うシーンもあり、荒唐無稽な展開のようだが、面白くてスッと読めた。伊坂幸太郎の読みやすい文体だからこそだな。

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    2026年08月18日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    2年前と現在の二つの時間軸を交互に話しを進めて、絡み合って、疑問が解けていくような流れに構成されています。
    奇妙な話しの連続で、私自身はモヤモヤした感覚で読み進めました。
    ミステリー小説と紹介されているが、それほどのドキドキ感は無く、ちょっと期待していましたが、夢中になるほどではありませんでした。

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    2026年08月17日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    フィッシュストーリーみたいな人間讃歌が読みたくて読んだ
    終末のフールみたいな清々しさがあると思ったら解説も同じこと書いてた

    メンタルの調子が落ちてて思うように活字が入ってこない、、

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    2026年08月16日
  • 残り全部バケーション

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    数ある作品の中でも
    特に言葉遊びが秀逸な作品で
    とても面白かったです。

    この作品を読んで選ぶ花言葉は
    【モンステラ】ですね!

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    2026年08月16日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    【2026年度74冊目】
    街頭アンケートから始まる出会い、電話越しの逢瀬、免許更新日の再会と発見、世代を越えた繋がり、いじめっ子との再会、ボクサーから広がる人間関係――波紋を描くような連作短編集。

    伊坂幸太郎さんは、連作短編集が本当にお上手ですね。人と人とのつながりを描くのが上手い。今回は、過去と現在を生き来する回数が多かったので、ちょっとだけ時系列で混乱してしまったのですが、やはり面白かったです。

    登場人物同士の思わぬ繋がりというか、「こういう形で描かれるのか!」という驚きが多く、時には目頭が熱くなりました。好きなのは「ライトヘビー」と「ルックスライク」ですかね、そういうことか!といい意味での騙された感がある作品でした。

    斉藤さんが、斉藤和義さんから来てるのも良いですね。曲を聴きたくなりました。

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    2026年08月16日
  • 楽園の楽園

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    伊坂幸太郎の独特な世界観が広がってました。
    短編集なので、あっという間に読み終えてしまって、振り返ると「あれは何だったのかな?」と不思議な世界に導かれる感じです。
    装丁や挿絵がすごくきれいなので、それを見ながら読むと、児童文学のような気がしてきます。でも、内容は難しくて、読み込む力が必要かもしれないです。

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    2026年08月16日
  • 首折り男のための協奏曲

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    今回も短編集で話が繋がっていく…
    首折り男にまつわるお話から、黒澤が登場したあたりで話はだいぶ別の方向へ…
    クワガタ飼育を例に神はたまに人間の生活を見ていて罰をやご褒美を与える…
    そんな話がありながらつながらない短編もあり、結局首折り男の話へ…難解。

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    2026年08月16日
  • マリアビートル

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    ネタバレ

    『ゴールデンスランバー』が典型だが、伊坂幸太郎さんのミステリーは読むのが疲れる。何故かは分からない。でも、本作は疲れながらも面白く読めた。
    最後の終わり方がとっても良かった。王子を始末したのが木村の両親で秀逸な終わり方。

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    2026年08月16日
  • 砂漠

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    所々ぶっとんでて、でも、大人になっても忘れないような大学生活の様子が詰まった作品。大学生のうちに読めてよかった。最後の学長のセリフがいい。

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    2026年08月16日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    作中に頻出するレミゼラブルの小説も映画も触れたことがないわたしのような人間を置いてけぼりにしない伊坂幸太郎さんの物語の運びかた、とても素敵だ。読んだことのないレミゼラブルを読んだことがあるような気持ちにさえさせてくれた。
    レミゼラブルに倣ったらしい“作者が妙にしゃしゃり出てくる”ホワイトラビットだったけど、わたしには新鮮で良かった。

    そして何度か出てくる軽快なミスリードが楽しい。
    この物語がどんな風に収束していくのかなとワクワクしながら読み進める感覚がとても懐かしかった。
    ほぼ全部のキャラクターにどこか愛おしさが芽生えてしまう筆力は流石だ。
    わたしっていまも変わらず伊坂幸太郎という作家がすきだ、と再確認できてとてもうれしかった。
    そんな展開うまくいく〜?!と思う気持ちもなくはないのだけど気づけば納得できる、させられている、腑に落ちている。
    フィクションってこれでいいんだ、と思う。

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    2026年08月16日
  • チルドレン

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    陣内万歳。かなりクセのあるキャラクターだがどこか憎めない。
    ちゃんと立派に社会人してるじゃないの❗と母親の様に安心してしまった。
    楽な気持ちで、時折くすりと笑いながら読める本です。

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    2026年08月14日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    ネタバレ

    この小説が書かれた経緯を知って、納得した
    ツギハギな感じと常に出てくる歌詞
    全体に何か意味があるものなのかと勘繰ってたけど、そんな意味はなかった
    何故なら、書かれた理由があったから

    小人の時の大きさが想像し難かった
    蝉に乗れる大きさ…ちょっと大きいアリぐらい?

    面白く読めたけれど、ちょっとなんだか という後味だった。


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    2026年08月13日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    歳を重ねるとあの時の出来事がこの瞬間に繋がるのかと思う事がある。

    普段選ばない方を選んだら意外と上手くいことがあるかもね。

    いつもと違うポテチの味を選んでみたりしてみよっかな。

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    2026年08月12日
  • オーデュボンの祈り

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    今度は伊坂氏作品読みなおしです。

    なんとも不思議な世界観。
    舞台は現代の仙台沖の離島のようですが、カカシがしゃべります。ファンタジーかと思いきや、現実に沿った話のようで、なかなか突飛です。また、この島は本島と断絶しており、そこに住む人たちも風変わりですが、同じ人間です。
    離島というとのんびりしたいい雰囲気を思い起こしますが、どうもここは本島の縮図のように、犯罪も起こるようで、妙な窮屈さを感じました。
    非現実と妙な現実感が混ざった不安定な感じです。

    リョコウバト絶滅の話は衝撃でした。何しろ数字が桁違い。ちょっと信じられない感じですが、事実なんですよね。
    また、本島では悪意たっぷりな悪事が描写され、この2つの事柄が人間の恐ろしさを際立たせています。すごく凹みます。
    それと対を為す存在として、全てを知るしゃべるカカシと、「桜」という断罪者がいます。彼らの存在によって、読感になんとかバランスが生まれてる感じがしました。それにしても「桜」の優雅さはいいですね。なかなか身につけることができない優雅さに憧れます…

    あとオーデュポンって、どこかの神様の名前かと思ってましたが、人の名前だったのも意表をつかれました。

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    2026年08月12日