伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 死神の精度

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    ネタバレ

    死神が主人公という、もう、ユーモアが溢れている作品。死神と言っても、鎌を持っていたり、怖い形相ではなく、何ら一般人とは変わらないクールな死神が織りなす、短編物語。ササッと読み終わった。

    「恋愛で死神」が非常に印象深い。
    死神を通じて、2人の距離が縮まっていく様子、最後に彼女が萩原と同じセリフをまんま喋っていたのが何とも素敵だったなぁ。

    2人で同じことを考えたり、同じことを言ったりするような小さな幸せが、恋愛の根幹、人を好きになるっていうことなのかな。

    「死神対老女」で、例の彼女が登場したり、最後には死神念願の「晴れ」の天気を見ることができたりなど、死神にとって、忘れられない出会い、忘れら

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    2025年09月23日
  • 火星に住むつもりかい?

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    ネタバレ

    公的機関による監視社会、事実が捻じ曲げられるディストピアとなった日本。
    正義のヒーローが立ち上がり、最後には既存の仕組みが緩やかに破壊される。

    緩やかにというのが面白かった。結局仕組みを破壊するためには、リーダーをすげ替えて既存の仕組みから新しい仕組みに移行させる必要がある。
    今の仕組みに問題があるからと言って真っ向から戦ったとしても、相手がその仕組み上のリーダーであれば、よっぽどのことがない限り変えられない。
    しかし、その仕組みを提唱するリーダーを失脚させ、すげかえることで仕組みを変えられる。
    そんなメッセージを受け取ったように感じた。

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    2025年09月21日
  • フーガはユーガ

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    幼少期から過酷な環境に身を置く双子は、誕生日に2時間おきに瞬間移動で入れ替わる能力がある。その能力を使って誰かを支配しようとする奴らから同級生、恋人、そして自分達自身を救い出す。切なくなるラスト。風我と優我は間違いなくヒーローだった。

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    2025年09月20日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    5つのストーリーが最後は繋がってくることに驚く。

    ①拝金主義画商の戸田&画家の志奈子
    ②泥棒の黒澤
    ③新興宗教に惹かれている画家志望の河原崎&宗教の先輩?の塚本
    ④W不倫しているカウンセラーの京子&サッカー選手の青山
    ⑤失業した豊田&老犬

    あまり好きではないストーリーだったが、泥棒の黒澤の性格はなかなかおもしろかった。
    失業した豊田&老犬もおもしろいコンビ?だった。
    この老犬は実は神様なのではないか?と思ったが、当然そんなはずもなかった笑

    読んでいくと時系列も分かってきて、そうなってくるとあっという間に最後まで読み切れた。
    とてもよく考えられた構成

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    2025年09月20日
  • サブマリン

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    チルドレンに続き、こちらも読み返した。
    陣内さんと武藤さん、それぞれの形の優しさがあるなあと思った。ちゃんと伝わる優しさは、触れると温かい気持ちになる。

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    2025年09月18日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ストーリーの本筋が持つ牽引力以外に、キャラの掛け合いで客を引き込める(こいつらの会話ずっと聴いてたいな)作品は強いよなぁと思う

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    2025年09月17日
  • チルドレン

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    ライトノベルのような軽さがあり、疲れていてもさらっと読める良さがあった。個性豊かなキャラクターがイキイキしているのも良い。ちょいちょい飛び出す名言もいい感じ。

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    2025年09月17日
  • 夜の国のクーパー

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    ネタバレ

    ・海で遭難し、流れ着いた先で、喋る猫からある国同士の戦争の話を聞かされる。
    ・喋る猫、独特な名前の人々、某暴れ柳を彷彿とさせる化け物樹木・・・と変わった世界観ながら懐かしさを感じたのもそのはず、デビュー作が喋るカカシがいる奇妙な島の話だったことを思い出した。
    ・鼠が猫に同胞を差し出す交渉をするくだりみたいな、「これは示唆的だぞ」という描写がしっかり後に繋がってると気持ちいいね。良い意味で予想通りという。
    ・途中参加の傍観者的主人公が最後にしっかり活躍してくれたのも良かった。
    ・戦争に負けると要るものも要らないものも奪われるという様な台詞をはじめ、敗戦後の顛末が示されるとこは沈んだ。やーねー戦争

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    2025年09月16日
  • 砂漠

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    伊坂幸太郎さんの作品はどれもとても読みやすくて、入口の広い文学というか、誰でも気負わずに読めるその文体が魅力なのかなと思う。
    とりわけ砂漠は、学生の頃に読んでも共感できるだろうし、大人になってから読んでも味わい深い作品になっているのだろうなと感じた。

    ちょうど最近読んだサン・テグジュペリの人間の土地からの引用や、坂口安吾の名前も出てきたりと自分にとってはタイムリーな部分もあって楽しめた。読後感もとても爽やかでした。

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    2025年09月14日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    ネタバレ

    タイトルのまま、陽気なギャング(強盗)の物語。
    登場人物が個性豊かで、キャラクター性が強い。

    役に立たないカメラとクルマが、最後の最後には、ちゃんと役に立つ、そのフラグ回収に拍手。
    終わり方は何ともスッキリする。

    長過ぎることもなく、短過ぎることもない。
    気楽に読んで、楽しい作品。
    これこそエンターテイメントという感じ。

    実写化された映画も映画館で観てみたいなぁ。
    4人が初めて出会ったのも、映画館なのだから。

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    2025年09月12日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    前作ほどのインパクトやパンチ力はないけど、前作を読んでいるからこそ、各パート読みやすかったし、何よりも登場人物の性質を理解しているから、何の違和感もなく読めました。ページを読み進めるごとに過去の伏線をしっかり回収していくところも気持ちよかったです。

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    2025年09月12日
  • シーソーモンスター

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    読んでいる時は面白かったけど まあまあかな
    お姑さんとの絡みをもう一押し欲しかった
    強い女の人好き

    スピンモンスターはあんまり好きではなかった
    消化不良と言うか 説得力が無いし。
    読後の爽快感のために最後はハッピーエンドであって欲しいのだ

    もう少し面白く出来たんではないかと思ってしまった
    螺旋プロジェクト 読んでみようと思う

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    2025年09月11日
  • オー!ファーザー

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    初伊坂幸太郎作品
    4人の父親が素敵でそれぞれに愛着を感じる
    作中の会話が秀逸でスリリングだけど楽しんで最後まで読めた

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    2025年09月07日
  • 首折り男のための協奏曲

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    まず、短編集だと思ってなかったからはじめのへんはん?ってことが多かった。後になって短編って気づいたけど他の短編ででできた人がこっちの短編でもでてくるみたいな感じ。だけどストーリー的には繋がらない。なんか焦ったい感じだったけど逆にそれに新鮮さを感じた。解説のところで繋がりすぎて平凡に陥ることへの対策らしい。それがわからないとなんだこれってなりそう。

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    2025年09月06日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    外界から遮断されている荻島での物語。荻島には不思議な人物たちが住んでいて、そこに外の世界から来た伊藤(主人公)が奇妙な出来事に巻き込まれていく。荻島には何かが足りていないと言われていることを知り、日比野と探し始めるが、未来の見えるカカシである優午が亡くなったことで、物語は大きく動いていく。読み終えて、全て優午はわかっていたのかなぁと思った。終盤に城山が荻島に向かい、ドキドキしたが、伊藤に会う前に亡くなるとは城山は想像しなかっただろう。桜が荻島を守ったけど、やっぱり優午はそれも含めてわかっていたんだろうな。

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    2025年09月05日
  • SOSの猿

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    よくわからん…西遊記をよく知らないし…
    『私の話』と『猿の話』が交互に進んでいき、
    交わってるのがだんだんわかってくる感じ。

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    2025年09月05日
  • SOSの猿

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    リアルとファンタジーが混ざったような話で、うーん…と思いながら読んでましたが、あるところからグッとおもしろくなりました。

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    2025年09月03日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    冒頭のイラストで、どんな話なんだろと思ったら文章の舞台は現代日本っぽくて。ハテナを浮かべながら読んで後半は、そうだったのか!となりました。
    初めて読むタイプのストーリーでした。
    ただ、そうだったのか、が話の辻褄があっても現実ベースの驚きではなかったかなってのと、伏線回収が回収感強めだったので、後半は急ぎ気味に読み終わらせてしまいました。
    メッセージやテーマがあったと思いますが、構成に頭が持ってかれてました。

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    2025年09月01日
  • ラッシュライフ

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    それぞれ全く異なる人生を送る登場人物が、実はどこかで繋がっていた。
    この人はここで関わっていたのかとわかっていくのが面白かった。
    黒澤のキャラクターが素敵だった。
    最後は何をしてもだめだった人生に、少し明るい兆しが見える終わりで、完全に報われはしないが悪い事ばかりでもないと思えてよかった。

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    2025年08月31日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    フィッシュストーリー&ポテチは映画で先に鑑賞済み。フィッシュストーリーは短いせいか映画の方が良かった。

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    2025年08月30日