伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレなぜ音楽なんだろうと思った。
終わりとしてはきれいだけど、でもなんで、という疑問が残っていた。
でも他の人が書いていた「動物がたくさん出てくるのが印象的」という感想を見かけた時、ふと頭に浮かんだことがあった。
それは、なぜ桜は人を殺すことを認められているのかという疑問の答えにも通じる気がした。
音楽は人間だからこそ楽しめる芸術だからかもしれない。絵もある、読書もある。残るは音楽。
優午は話せるけど案山子だから、音楽を知らない。楽しむこともできない。
それに、この島に音楽が持ち込まれるためには優午は殺されないといけない。
桜が人を殺しているのはきっと自然だからだ。実際は桜になりたがって -
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上下巻読み終えての感想を一言。壮大なるファンタジーだったかなと。
5年前の惨事、播磨崎中学校銃乱射事件。
その事件で奇跡の英雄と評された永嶋丈は、
今や国会議員として権力を手中にしていた。
もう一つの検索ワードを追う渡辺拓海は安藤商会の始祖とされる
安藤潤也に辿り着くが、事件との繋がりを見出せないまま追い詰められていく。
大きなシステムに覆われた社会で渡辺は自身の生き方を選び取れるのか。
上巻から更に加速して血生臭い展開が続いていく。
降りかかる悲劇に目を背けたくなる描写も多数。
その辺の緊迫感を含め、恐怖は最大限に煽られていくが
辿り着いた真相含め、壮大すぎたなという印象。
とは言え、 -
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恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
プログラムの一部は暗号化されていて、前任者の先輩は失踪中。
解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。
時代設定は21世紀半ばという近未来。
著者の別作品『魔王』の50年後の世界を描いているらしく、
『魔王』が未読だったので、それがどこまで影響しているのかわからず。
上巻はとりあえず謎を散りばめ、芽が出てきたとこで終わる。
これがどう花開くのか、下巻に期待したい。
伊坂作品特有のキャラクターの良さが今作も光っている。
作者・伊坂幸太郎自身をもじった小説家 -
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読書録「火星に住むつもりかい?」3
著者 伊坂幸太郎
出版 光文社
p491より引用
“「どうすることもできないよ。振り子の揺
れを真ん中で止めることはできないから。
大事なのは、行ったり来たりのバランスだ
よ。偏ってきたら、別方向に戻さなくてはい
けない。正しさなんてもとは、どこにもな
い。スピードが出過ぎたらブレーキをかけ
る、少し緩めてやる。その程度だ」”
警察組織が力を持ち、中世の魔女狩りのよ
うな行為が行われる世の中を描いた、長編サ
スペンスミステリ。同社刊行作文庫版。
会社におけるリストラ業務に携わっていた
男が、突然警察に身柄を勾留された。一度は
容疑を認めた男だったが -
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陽気なギャングでも思ったけど、大人が四人くらいで未成年の子供の私生活に面白おかしく干渉してくるストーリーが伊坂さんは好きなんだろうな。読んでて面白いから自分も好きだけど。
そんな中でもこの主人公の由紀夫は元来の無感動気質が前面に出てて、大人に可愛がられながらもちゃんと可愛げのないタイプに描かれているし、熱くならない気質の割に友人のピンチへの介入の仕方が限度を超えていたりと若者的な矛盾が多い。
物語の終わり方がとても独特で、状況的にはハッピーエンドなはずなのにとてもそう言えないような、一抹のもの淋しさを与えてくる終わり方をしてて、今までの伊坂作品には無い読後感だった。