伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 首折り男のための協奏曲

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    ネタバレ

    連作短編集よりも、もっと緩い繋がりの短編集でした。
    首折り男か黒澤さんがだいたい出てくる。
    面白かったです。
    掲載誌がバラバラだったからなのか、お話のテイストもバラバラでいい。

    「似ている」と間違われまくってた男と、束の間のやり取りを遺して逝った首折り男の話「首折り男の周辺」、
    おそらく月〜日と始めから順番通りに読むんじゃない気がする「月曜日から逃げろ」、
    会社の状況などが山家清兵衛の逸話と似ている悪友の周辺で起こる不幸は怪異の仕業か…な「相談役の話」、
    駆け引きしまくる合コンで爽やかな結末「合コンの話」、
    この4作がが特に好きでした。

    合コンのラストシーンで弾かれてたピアノに目を見開いて

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    2025年07月23日
  • 仙台ぐらし

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    お風呂本。
    エッセイが苦手という伊坂さんが書く、エッセイのようなフィクションのようなエッセイ、らしい。
    結構過剰な心配症なエピソードがあったが、わかるなぁ〜と思いながら楽しく読みました。
    震災の時のお話や、それを題材にした短編小説もあり、伊坂さんらしさを感じることが出来た。

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    2025年07月22日
  • 首折り男のための協奏曲

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    首折り男のフレーズが気になって読んだけど、天道虫とは関係なかったんですね…

    でも、短編なのに、つながりが面白かったです。

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    2025年07月21日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    久々でした、伊坂幸太郎さん。
    相変わらず楽しい♪
    初っ端からコミックパートがあり、『…??』となるが、読んでるうちにこのコミックパートの重要性が分かる!
    何となく、コロナ禍を思い出すが…なんとコロナ前に書かれた作品。
    とても楽しかったです^ ^

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    2025年07月21日
  • PK 新装版

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    3つの中編に繋がりがありそうで、メモしながら読んだんだけど、わかりそうで結局ハッキリしなかった。
    そもそも作者も、これはもともと独立した話だったと言っていたので、ハッキリしないところがあるのはしょうがないのか。
    個人的には、Gが出て大臣の浮気がバレなかったことによる効果?や、大臣が病気を蔓延させる世界線?についてもっと詳しく知りたかった。

    0
    2025年07月21日
  • 死神の精度

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    ネタバレ

    感情がなく、淡々と仕事をこなしていく死神がよい。
    死神のトンチンカンなところが、おもしろみを生み出して、死という重さを軽くしてくれる。
    死神の変な質問にも、それぞれがまともに返答していて、よりおもしろかった。


    どの話もラストは読者の想像に任す形で、それぞれが命を落とすところを見ずに済んでよかったと思う。

    最終話は、なんとなく違和感があったら、雨があがってしまった。
    特別な話なのだと、心して読んだ。
    話が進むと、奇跡のように懐かしい人たちが顔を見せてくれた。
    なんとも美しくて切ない話だった。
    ただ、偏向の謎が解けずに終わってしまったのが、とても心残りである。

    2025/07/09 11:

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    2025年07月20日
  • フーガはユーガ

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    自分と同じ名前なので気になって読んだ。
    だが途中が辛くて読みたくなくなった。結末を知った上でまた読んでみようとは思う

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    2025年07月20日
  • 火星に住むつもりかい?

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    サスペンスや怖いのが苦手、かつ、
    人間的な恐怖が多いこの作品は、読むのにかなりパワーが必要でした...

    でもとにかく続きが気になる展開に、
    誰なのか?なぜなのか?
    と考えさせられる正義のヒーロー。

    苦手なタイプではありつつも、
    ドキドキした気持ちで読み進めることができました

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    2025年07月17日
  • SOSの猿

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    読み進めれば面白くなるのかなと思いつつ、珍しく、読みどころが?な感じでした。
    物語の本筋とは大分ズレるけど、システムの不具合をなぜなぜ分析するあたりは面白い。

    私は元SEなので、なぜなぜ分析には泣かされましたが、事務職の現在では、これが品質を上げる良いやり方であることを知っています。

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    2025年07月16日
  • フーガはユーガ

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    暴力を振るう父親のいる家に生まれた双子が、自分たちの持つ不思議な力を使いながら、二人で力を合わせて困難に立ち向かう話。
    家庭環境は最悪なんだけど、双子はどこか飄々としていて、静かにその環境から抜け出すべく奮闘している姿が良かった。生命力があるというか。お互いがお互いを唯一無二、辛さがわかる存在として支え合っているのが伝わってきた。
    双子って本当に不思議というか、通じ合っている感じがしてこの物語に出てくる様な力を現実に持ってるって言われてもなんだか信じてしまいそうな感じがする。
    ただ、ほかの伊坂作品でも感じたけど途中物語がちょっとだれちゃうというか、冗長に感じてしまうんだよなあ。今の私にはちょっ

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    2025年07月16日
  • 死神の精度

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    いつ死ぬかと決まってる話なんだが、何か希望があったり、夢があったりするので、もう少し死神さんも真剣に仕事をしてほしい。

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    2025年07月13日
  • 魔王 新装版

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    モダンタイムスを先に読んでしまっていたので気になって読みました。
    先に読んでいたらモヤモヤだったろうな、、、と思う内容。
    宮沢賢治から引用する部分も良かった。

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    2025年07月12日
  • オー!ファーザー

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    四人の父親は個性的で面白いが、話は謎や伏線をちらばめておいて上手くまとめきれずに終わった印象
    そのため読後のスッキリ感があまりない

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    2025年07月08日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    面白く読み進められた。
    勇気はあるか?のキーワードに対する答えの変化も興味深かった。
    奥さんのキャラクターが大好きになった。

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    2025年07月06日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    これが伊坂幸太郎か!と感動しました。
    最初は登場人物がわけわからなくなりましたが、えぇ?という展開が何度もあり、全てが繋がります。

    自分は読者であり、上から傍観している人間なんだと思わされる表現が多々あり、あまり読んだことのない本だなぁと思いました。

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    2025年07月02日
  • グラスホッパー 1巻

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    ネタバレ

    原作既読。
    同じ残酷な描写でも、文字から想像する恐ろしさと
    誰かが思い描いた絵の形でそこにある恐ろしさは
    受け取り方が違う。
    自分の場合は他人の目線になる分描写に嫌なエグさを感じた。

    人物の内面描写が薄く感じるので深みが感じられないし
    手に汗握る、怖いのについページを捲ってしまう
    原作の感じは自分は得られなかった。
    ストーリー自体は
    比較的忠実なので、小説未読で小説より漫画を読む方が
    好きという方にはおすすめできると思う。

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    2025年07月01日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    初読。おもしろかった。でも個人的にはクライマックスがちょっとあっさりしてるなと思った。コロナを踏まえたものかと思ったら、それ以前の発行とのことに驚いた。挿絵で夢の世界を表すのもよかった。胡蝶の夢の提示もありがたかった。

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    2025年06月29日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    面白かった〜。これが伊坂幸太郎か。
    特に中盤は手が止まらなかった。
    最後はなんだか、自分の読む手が失速してしまった。ずっと食べてたスルメイカの味が急になくなった感じ、後味にモヤモヤ。
    メタな語り手が面白かった。自然に語り手の切り替えが可能で、トリック的にもかなり効いていた。

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    2025年08月14日
  • 死神の精度

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    ネタバレ

    その死神が仕事をする時はいつも雨が降る。好きなものはミュージックで嫌いなものは渋滞。
    1週間以内に指示された人間が死ぬことに「可」か「見送り」かを判断するその仕事。その判断基準は死神の個人に委ねられる…
    奇抜な設定ながらも、それぞれの短編で異なった展開や結末は伊坂幸太郎の発想力に驚かされる。

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    2025年06月26日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    独特な語り口と場面展開は伊坂ワールドそのもの。
    途中まではグイグイ読み進めたが、エンディングは大した展開もなく尻すぼみでちょっと残念。

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    2025年06月24日