伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • さよならジャバウォック

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    伊坂幸太郎さんデビュー25周年書き下ろし長編。読まないと今年が締め括られないなぁ、と漠然と感じて購入しました。
    評判がよかったので、ワクワクしながら読んだのですが、私はあまり好きな内容ではなかったです。
    伊坂幸太郎さんらしいストーリーであったものの、残虐行為が多く、しかも倫理観が掛けているように感じてしまいました。

    おそらく1番は、大好きな亀が…というところ。個人的過ぎますが、他の物ではダメだったの?と思ってしまい、そこから本を閉じたくなってしまいました…

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    2025年12月06日
  • ガソリン生活

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    さすが伊坂幸太郎。伏線の貼り方や回収が素晴らしいですね。
    ただ個人的に、無機質なもの(この物語の場合は車)や、犬猫等の動物が、人間と同じレベルに感情を持っていたり、それ目線からのストーリーの進め方があまり好きではないので、その分評価が下がってしまいました。でも、楽しくあっという間に読んでしまいました。

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    2025年12月06日
  • さよならジャバウォック

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    ネタバレ

    個人的にはリアリティさが、ちょっと物足りなかった。
    今年Ankを読んでいただけに余計に差を感じたのかもしれない。

    よくわからないジャバウォックが取り憑いたり、剥がされたりする。
    コロナ禍の後だからか、未知のウイルスのようなものに対する人の怖さが共通認識になっているのだろうか。

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    2025年12月06日
  • さよならジャバウォック

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    量子は妻に対する夫の執拗な言いがかりや暴言・暴力に耐えかね、刹那的に殺害してしまう。その処理に戸惑っているときにたまたま学生時代の同級生が自宅を訪れ、予想外の展開が始まる…。
    殺人事件の謎解きミステリーかと思いきや、話は現実か夢の中なのか不思議で荒唐無稽な展開に早変わり。
    ジャバウォックとは何なのか。いったいどうなってるのか。
    伊坂幸太郎の知的でスピード感あふれる作品。「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を改めて読んでみたくなる。

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    2025年12月06日
  • さよならジャバウォック

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    今作はいつもの伊坂幸太郎寄り作品。『主人公が夫を殺してしまった』からの怒涛の展開。グイグイと物語に引き込みながら、個性的でユーモラスな登場人物達が物語に緩急をつけ、衝撃的な結末で幕を下ろす。
    いつもの伊坂幸太郎らしさある溢れる作品ということで、個人的になかなか面白かったが、作品を出す度に面白くなっているかと言われると、なかなか難しいところ。少しオカルトめいた内容でもあったので、リアリティさの欠如は、伊坂作品にはややマイナスに作用したようにも思う。(とはいえ、殺し屋にリアリティがあるかと言うとそうでもないが・・)
    とはいえ、作風は唯一無二の作家さんだと思うので、次回最高の一冊になるものを期待した

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    2025年12月06日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    最初から最後までファンタジー!って感じ
    読みやすさはあって、ひっっさしぶりの読書に勢いつけるのに良かったかな。何も考えず、フラットに読む感じ。

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    2025年12月06日
  • チルドレン

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    優しい登場人物、ウィットに富んだ会話、それぞれの物語のつながりなど、いつもながら楽しく読み進められる物語

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    2025年12月05日
  • 砂漠

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    伊坂幸太郎の作品の中で、好きな作品に挙げられることが多いようで興味を持った。
    読み進めながら大学時代に戻りたくなった。自由で、ワクワクするような日々が懐かしい。大学生に戻れることなら麻雀を覚えたい。
    「砂漠に雪を降らせること」つまり「不可能を可能にすること」を信じてやまない西嶋の考え方は、みんなと同じことをやっていれば良いという世の中に一石投じるもので、大切な感覚だと思ってしまった。
    一方で、物語のクライマックスに超能力が持ち出されたことで、一気にフィクション感が漂ってしまったのは残念だった。

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    2025年12月05日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    ネタバレ

    伊坂さんの作品らしく、とても読みやすくてテンポ良かったけど、こちらはあんまり世界に入り込めなかった。
    ネコジゴハンターはいいとして、ニーチェの『永劫回帰』が絡んで遺族が爆弾テロを起こすのがやや突拍子ない感じで…ずっと客観的な視点で話を追ってしまった。
    飛沫感染で先行上映って能力は面白いんだけどなあ。

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    2025年12月05日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    読後感はとにかく良い。が、他に何もない
    美しい表現も心に残るフレーズも特になく、学びもなければ、物語に脈絡もない。
    ファンタジーであればそれらは通常不要で、その代わりにのめり込むような読書体験があればそれで良いとも思うが、それも無い。
    ただ少し暖かく、心地よい妙な読後感だけはある。
    おおすめもしないけど、読むという人がいれば止めもしない、まさに星3のような作品

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    2025年12月05日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    いやぁ、おもしろくて、通勤電車でふきだしました。途中の挿絵(あとがきによればコミックパート)が意味することがわからず、読み進めていく。その読書経験こそが、主人公が何だかわからない曖昧な記憶?を、自分のモノとして捉えていく過程と似ているのかな等と考察してみたり。あとから戻ってコミックパート見返しました。パスカが引き起こす、近未来感も好き。幸か不幸か、職場の隣の席の人がハシビロコウ好きで、たびたびハシビロコウの話をしてくるのだが、途中その人のことが浮かんでしまった。

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    2025年12月04日
  • SOSの猿

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    二つの話がつながってくるまで、正直つかみどころがわからなかったけど、後半は、一気に読みました。評論家の栗原裕一郎さんの解説まで読むと、わかってくるところもあり。ただ、私にとっては、他の作品に比べて、ちょっとわかりにくいところが多かったです。

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    2025年12月04日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    3つが偶然揃うと、異国の扉が現れる!
    猪鹿蝶とか…面白すぎる。あんまり言うと、ネタバレだけど、
    けして倒れない軍事目的の施設でも、起き上がり小法師から来てるとか、小原庄助とか、
    私にとって、親しみやすい、猪苗代湖が舞台で、会津のいろいろが散りばめられて、
    ナノをつけるとカッコいいとか、セミ型の乗り物とか、わけわからん世界観が、面白かったです。

    門倉課長の「技術と経験が生きている」謝りの真実。「プライド?そんなのただの言葉だろ」。の辺りが好き。
    天野さんとのゴキブリエピソードも好き。
    免許証のくだりとか、いろいろ最高でした。

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    2025年12月04日
  • さよならジャバウォック

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    どこから夢だか異次元だかの世界に入っていたのか、時間と現実が曖昧になって、でも先が気になり続け、一気に読み終えた。殺人からはじまるのにどんよりした重たさがないのが素晴らしい。精神的な病や認知症ももしかしたらこんな感覚なのかな。本人は周りに迷惑かけまいと本人なりに一生懸命考えて、たくさんの不安のなかで生きているのかもしれないな、と思った。やらかしもやりすぎも全部、ジャバウォックのせい。でも、本来のその人の中にあるもの以外は出てこない。平常時の言葉も態度もそうかも。

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    2025年12月03日
  • 楽園の楽園

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    かなり短い物語でしたが、キャラクターが濃く、設定も深みがあって、もう少しじっくり読みたい気もしました。手に取りやすい量の中にメッセージが詰まっていたのでこれはこれでよかったのかも。
    ちょっとぞっとするお話でした。

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    2025年12月03日
  • さよならジャバウォック

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    伊坂幸太郎ワールド全開。

    ジャバウォックって何ぞや?と思いながら読み進め、その正体を知ってゾッとする。

    物語は量子がパワハラ夫を金槌で殴り殺害した場面から始まる。
    そこに救世主のように現れたのは大学時代のサークルの後輩・桂凍朗。

    夫の死体を隠すべく二人は山中に向かったのだが、そこから奇想天外な展開へ。

    謎の二人組、破魔矢と絵馬、ミュージシャン・伊藤北斎まで登場し先が全く読めない。

    SF要素満載で物語は思いも寄らぬ方向へと動き出す。

    そして終盤に待ち受けるサプライズに驚愕。
    紆余曲折あったけど、きっとこれはハッピーエンド。

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    2025年12月03日
  • 首折り男のための協奏曲

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    伊坂さんの作品が大好きで楽しみにしていたのですが、やや着地点が分かりにくくすっきりしない感じで終わりました。
    それぞれの短編は繋がりがないようであるようになってると伊坂さんがあとがきで書いてあったのですが、繋がりがあるならある、ないならないと切り離せなくて、なんだかもやもやした感じでした。

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    2025年12月03日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    なんだかクスッと笑えるような話が読みたくて、伊坂幸太郎を選んだ。
    確かに陽気なギャング!会話が面白い。
    ドタバタしながらも4人のキャラが冴え渡っていたなあ。続編も読んでみようっと。

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    2025年12月03日
  • オーデュボンの祈り

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    最初はどーいう話か分からんかったけど
    (結局どーいう系かわからんけど)おもしろかった
    伏線も回収できた

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    2025年12月02日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    2つの話を行ったり来たりしながら話が進むけど読みにくさも無く、巧妙さがなんか伊坂さんだなぁと思った。面白かった。

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    2025年12月02日