伊坂幸太郎のレビュー一覧
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伊坂ワールドのひとつと言えますね。ファンタジー要素と現実社会との融合というかリンクというか、話自体は特別盛り上がりがあるわけでもないのですが、年数が経つ中で淡々とそれぞれの世界、主人公に起きる物語を静観して見守っているような、そんな作品。伊坂ワールドとは言いましたが、異世界が交錯するところなんかはどこか村上春樹感も感じつつ、個人的には嫌いじゃないなと。先日まで長編作の国宝を読んでいたのもあって箸休め的に積読されてた本作を手にしましたが、ちょうどいい感じの箸休め感を得られて読んで良かったです。人に薦めるかと言うと、、うーん、別の伊坂作品になるかな…
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Posted by ブクログ
妻が夫を殺してしまう物語のはじまりシーン。
頻繁に出てくる<スノードーム>という言葉や、殺人現場である部屋に突然訪ねてくる知人男性といい、え、これって「容疑X?石神?」なんて思いながら読んでたけれど、<WEB「推理小説」>の評で千街晶之さんが同じことを言ってて「だよねえ~、だよねえ~」と笑ってしまいました。
閑話休題。
本作は「<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー」ということで注目度も高く、「伊坂ワールド全快!」という声も聞くが、残念ながら私的にはそこまでではなかった。
張られた伏線は回収してくるし、「そう、そう、これ、これ」という伊坂風言葉遊びも見られる。言いたいことも、まあ -
Posted by ブクログ
シーソーモンスターの方のオチ、かなり最高だった
途中までの嫁姑問題はかなりいらいらしたし長いなぁと思ったけどもオチが神すぎて読後感も最高だった
スピンモンスターの方の読後感が微妙だったな、、、、あと話が難しく感じた、思考が誘導されてる感じが否めなかったかなあ
とはいえ前半の話が後半にめちゃくちゃ絡んでくるのも、前半の伏線が後半で回収されるのも、未来のテクノロジーの話とかが出てくるのもすごくワクワクしたし面白かった
読後感はアヒルと鴨のコインロッカー、スピンモンスターの逃走劇はゴールデンスランバー、設定と構成はさよならジャパウォックに酷似って感じでした
螺旋プロジェクトは気になるので読む! -
Posted by ブクログ
心が沈んでいる時にこそ読むべき物語かもしれない。
8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。
そう予告されてから5年が過ぎた頃。
当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。
仙台北部の団地ヒルズタウンの住民たちも同様だった。
彼らは余命3年という時間の中で人生を見つめなおす短編集。
たんなるパニックものではなく、パニックの先にある不気味な平穏さ。
小惑星が衝突する、そんな大前提の設定がありつつも
描かれているのは我々と変わらない平穏な日常。
それがまたより生きている実感を読み手にも与えてくる。
特にこれといった起伏や驚きが待っているわけではないのだが、
それでも最後 -
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Posted by ブクログ
6人それぞれ別の物語として描かれる短編集と思って読んでたら最終的に同じ世界線を生きていたっていう話。初めての伊坂幸太郎作品、登場人物が章を超えて、あ、あのときの!ってわかる描写に引き込まれたし、恋愛描写もキュンとするし全体的に心温まる内容だった。
特に印象に残っているのが「運命」に言及する部分。若くして結婚し子育ても少し大変そうな2人の登場人物。でも2人揃って「劇的な出会いなんてない。あの人と出会えてよかったな」と振り返って思えること自体が運命で最高の出会いなんだって話すところ。思えば、この作品自体も日常の何気ない、やるせない生活が描かれているけど、最終的にあのとき出会ったあの人と幸せになって