伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
深く重いテーマを淡々と冷静な筆致で描いています。
登場人物の〈春〉の母親に起こった事件を知った時、暗澹たる思いのなかで、これ以上の不幸がこの家族に起きないようにと祈りながらページを進めました。
文中にJ・バタイユやマルキ・ド・サドが出てきた時は、もし伊坂さんがこの作家達を敬愛しているならこの小説を読むのを止めようと思いましたが、登場人物の会話のなかで否定してくれ、ホッと胸を撫で下ろしました。
笑いながら人を傷つけることに快楽を得る人々を私は受け入れることはできないので。〈春〉と同じように。
ノートに書かれた文字の羅列‥‥これがキーワードになります。
母親の懊悩に触れてないのが残念ですが、