伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • グラスホッパー

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    ゴールデンスランバーがめちゃくちゃ楽しかったので購入。

    個人的に拷問とかの描写が得意ではなく、YouTubeの本紹介動画では「殺し屋の話だが殺しのシーンはあっさりしている」と紹介されていたので安心しきって読み始めたが、想定より暴力シーンが多く感じてしまった。

    前半は少し退屈に感じてしまったけど、中盤以降から先が気になって一気読みしてしまった。ゴールデンスランバーと同じく読みやすく、映画を見ているようでエンタメ性が高かった。

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    2025年12月10日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    伊坂ワールド!!

    2つの世界を行ったり来たりするお話で、最初「?」だったところが少しずつクリアになっていくのは爽快な読後感だった!

    猪苗代湖でのイベントで配布する冊子に掲載されたもので、毎年連載をしていたというのだから驚き!リアルタイムに読んでたら毎年がきっと楽しみでドキドキしてたんだろうなー!って思って少し悔しくなった

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    2025年12月10日
  • さよならジャバウォック

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     伊坂幸太郎のパターン、理不尽に窮地に立つ人が救われるハナシ。
     今回は夫の暴力に耐える主婦、量子さん。
     耐えて耐えて、耐えかねて夫を殺してしまう。
     意識が途絶え途絶えになるなか、気が付けば若夫婦に連れられていた。

     彼の名は破魔矢、彼女の名は絵馬。

     二人が言うには、人間の脳にジャバウォックが憑りつくと暴力的になってしまうという。
     そして、憑りつかれた人が死ぬと、その付近にいる人に憑りついてしまう。
     その対処法は、歌で脳から剥がして、亀に憑りつかせる。
     それでは、たった今のジャバウォックはどこに?

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    2025年12月10日
  • さよならジャバウォック

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    予想外にファンタジー要素、SF要素が入ってて、ちょっと世界観に戸惑った。
    登場人物の名前が変わっていて、なんかそこにも引っ掛かるというか、のめり込みきれず。

    でも、話が繋がってくるところはやっぱり気持ちいい。ザ伊坂ワールド。
    随所に出てくる言い回しや言葉選びが小気味良かったり。
    映画化されそうだけど…難しいかな。

    最後の一文が私的に怖かったけど…え?大丈夫だよね?

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    2025年12月09日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    最後にきっと全て繋がるんだろうなーと思いつつ、色々な展開が同時並行で起こるので、日を跨いで再開すると少し混乱することも…一気読みがおすすめです。内容にぴったりのタイトルです。

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    2025年12月09日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    カットバック形式、叙述トリックってやつにまんまと騙されたな。違和感あるなと思いつつも種明かしされるまで見当がつかなかった。
    序盤は物語の歩みが遅く、どこか噛み合わない感覚にウズウズしながら読み進めていたが、終盤になって一気に加速し、気づけばページをめくる手が止まらなくなっていた。

    本作は、軽やかな会話とコミカルな空気感の裏で、取り返しのつかない現実が静かに進行していく物語。読み進めるほどに、過去と現在がどこか噛み合わない違和感が積もっていき、最後になってそれが「出来事の誤解」ではなく、「自分自身の見方の誤り」だったことに気づかされる。
    主人公は被害者でありながら、同時に目撃者であり、知らぬ間

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    2025年12月09日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    「ロマンはどこだ」っていい台詞だと思う
    犯罪の中に哲学があるところがいい
    細部の伏線回収がさすが
    冷静な主人公が伊坂幸太郎作品には多い
    クライムノベルはハラハラするけど楽しい
    映画も観ようかな

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    2025年12月09日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    コメディっぽい雰囲気で始まり、だんだんと不穏な空気が漂ってきて、現在と2年前のストーリーが重なっていく流れはよかったな。
    ボブディラン知らなかったけど、映画では主題歌になっていた。予告編を見てみたら作品の雰囲気とすごくマッチしてた。
    私には主人公はあんまり魅力的な人物には映らなかったけど、この曲を丸暗記するまで何百回も聴いたんだろうなと思うと少し好感が持てた。

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    2025年12月09日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    マイクロスパイ、確かに笑
    読み始めは少し頭の中で????が
    飛び交っていたけれど
    なんとも可愛らしく一気読みしました。
    こんな可愛らしい短編を毎年ライブイベントで
    配布するなんて粋だなぁ。
    ライブ参戦する楽しみも増えちゃう。
    猪苗代湖でエージェント・ハルトと
    任務の少年を探してみたくなる(笑)

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    2025年12月09日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    普通に面白かった!薄めの伊坂幸太郎ワールドって感じで、そこまでの満足感はなかったけれど、さらっと読めてよかった
    私は門倉さんがすき

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    2025年12月09日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    なぜ音楽なんだろうと思った。

    終わりとしてはきれいだけど、でもなんで、という疑問が残っていた。
    でも他の人が書いていた「動物がたくさん出てくるのが印象的」という感想を見かけた時、ふと頭に浮かんだことがあった。

    それは、なぜ桜は人を殺すことを認められているのかという疑問の答えにも通じる気がした。

    音楽は人間だからこそ楽しめる芸術だからかもしれない。絵もある、読書もある。残るは音楽。

    優午は話せるけど案山子だから、音楽を知らない。楽しむこともできない。
    それに、この島に音楽が持ち込まれるためには優午は殺されないといけない。

    桜が人を殺しているのはきっと自然だからだ。実際は桜になりたがって

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    2025年12月09日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    上下巻読み終えての感想を一言。壮大なるファンタジーだったかなと。

    5年前の惨事、播磨崎中学校銃乱射事件。
    その事件で奇跡の英雄と評された永嶋丈は、
    今や国会議員として権力を手中にしていた。
    もう一つの検索ワードを追う渡辺拓海は安藤商会の始祖とされる
    安藤潤也に辿り着くが、事件との繋がりを見出せないまま追い詰められていく。
    大きなシステムに覆われた社会で渡辺は自身の生き方を選び取れるのか。

    上巻から更に加速して血生臭い展開が続いていく。
    降りかかる悲劇に目を背けたくなる描写も多数。
    その辺の緊迫感を含め、恐怖は最大限に煽られていくが
    辿り着いた真相含め、壮大すぎたなという印象。

    とは言え、

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    2025年12月08日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    期待しすぎたかも
    終盤の伏線回収は凄いけど、最終的なストーリーが魅力的ではなかった。ボブディランは知らなかったのでYouTubeで検索して風に吹かれてを聞いてみたら、コメント欄に本書のことも話題に挙げられてた。

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    2025年12月08日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    この4人組の絶妙な掛け合いが気持ちいい。
    これで3作目だけど、ぜひまた続編が出ますように。
    懲りずに銀行強盗をしたり、わちゃわちゃしている話をまた読みたい。

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    2025年12月07日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海はあるサイトの仕様変更を引き継ぐ。
    プログラムの一部は暗号化されていて、前任者の先輩は失踪中。
    解析を進めていた後輩や上司を次々と不幸が襲う。
    彼らは皆、ある特定のキーワードを同時に検索していたのだった。

    時代設定は21世紀半ばという近未来。
    著者の別作品『魔王』の50年後の世界を描いているらしく、
    『魔王』が未読だったので、それがどこまで影響しているのかわからず。

    上巻はとりあえず謎を散りばめ、芽が出てきたとこで終わる。
    これがどう花開くのか、下巻に期待したい。
    伊坂作品特有のキャラクターの良さが今作も光っている。
    作者・伊坂幸太郎自身をもじった小説家

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    2025年12月07日
  • さよならジャバウォック

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    伊坂幸太郎らしい文体や理念。
    ただし、もっとスカッとできるというか、もっと満足感があるのが伊坂幸太郎だと思う。
    不思議な感じのお話、に収まってしまった作品。

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    2025年12月07日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    正直に言うと、最初の方はあまり合わないな…と思いながら読んでいた。どこか力の抜けた現代パートと、不穏な過去パートが交互に進むも、とても読みやすい。

    なんとなくそうなのかなと疑いながら読んでいたのでそれ自体にはそこまで驚きはしなかったものの、本がなくなった理由など、細かい伏線は見落としていたので納得感があった。さりげなく新聞を読ませるのは(彼も、これを考えた伊坂先生も)上手いな〜と鮮やかさにため息が出た。過去と現代が繋がってからはとても面白く引き込まれた。

    彼は自首したのか、帰省から戻った椎名はどんな選択をするのか。彼らの道がもう一度交差することはないのだろう、という寂しさと乾いた爽やかさが

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    2025年12月07日
  • さよならジャバウォック

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    読んじゃいました

    やっぱり読んじゃいました

    もう読まなくてもいいかなと思いながら新刊が出るたびに読んでしまう作家のひとりが伊坂幸太郎さんです

    期待値低めで読み始めましたが、、、

    ん?

    あれ?

    今回は何だかちょっと面白いかも…、って感じました

    上手く説明できませんが、ちょっと昔の伊坂さんの作品に戻ったような感じもしました
    (そー感じたのは私だけ?)

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    2025年12月07日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    いわゆる誘拐ものの犯罪小説と思っていたら、そこにはびっくりする仕掛けが。伊坂幸太郎らしいトリックが光っていた。

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    2025年12月06日
  • AX アックス

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    家庭を持つ普通の会社員として過ごしているが、実は殺し屋が主人公。家庭に気を遣いつつ、殺し屋家業から足を洗おうとするが、簡単にはいかない。主人公目線と息子視点でそれぞれの想いが描写されていく。

    いつもの感じ。それなりにおもしろいが、ワンパターンな感は否めない。主題は「家族を思う気持ち」という感じ。

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    2025年12月06日