伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    伊坂ワールドのひとつと言えますね。ファンタジー要素と現実社会との融合というかリンクというか、話自体は特別盛り上がりがあるわけでもないのですが、年数が経つ中で淡々とそれぞれの世界、主人公に起きる物語を静観して見守っているような、そんな作品。伊坂ワールドとは言いましたが、異世界が交錯するところなんかはどこか村上春樹感も感じつつ、個人的には嫌いじゃないなと。先日まで長編作の国宝を読んでいたのもあって箸休め的に積読されてた本作を手にしましたが、ちょうどいい感じの箸休め感を得られて読んで良かったです。人に薦めるかと言うと、、うーん、別の伊坂作品になるかな…

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    2026年06月11日
  • 楽園の楽園

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    最新のテクノロジーとしてのAI(人工知能)と楽園として描かれるNI(自然知能)の関わり。人の脳は「物語」を求めているというところに、西遊記を彷彿させる登場人物。近未来の話のような昔ばなしのような不思議な感覚

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    2026年06月10日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    この本は結局のところ、
    ・誘拐の話しと、立て篭もりの話し。
    ・色々なことが入り組みまくっている。
    ・ハッピーエンドでちゃんと終わる。

    読みやすさ ☆☆☆☆ー
    分かりやすさ☆☆ーーー
    騙された感 ☆☆☆ーー
    ドラマ仕立てナレーション入り☆☆☆☆☆

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    2026年06月09日
  • 楽園の楽園

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    久しぶりの伊坂さんは、不思議なファンタジー。
    西遊記を思わせる三人の主人公たち。「天軸」のある楽園を目指す。
    フワフワした感じで、最後まで一気読みでした。
    人ってどんな存在なんでしょうか?

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    2026年06月09日
  • オーデュボンの祈り

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    コンビニ強盗に失敗した主人公・伊藤が、気づくと外界から隔絶された不思議な島にたどり着くことから始まる物語。島には、殺人を許された男や嘘しか言わない画家など、一癖も二癖もある人物ばかりが暮らしており、その独特な世界観に引き込まれた。

    中でも、言葉を話し未来を見通すことができるカカシの存在が印象的で、その不思議な設定を軸に物語が進んでいくが、読み終えた後に振り返ると、作中で語られていた言葉の意味が少しずつ繋がっていくのが面白い。

    不思議で独特な世界観の物語だった。

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    2026年06月08日
  • オーデュボンの祈り

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    面白かった
    それぞれの読者の中で作り上げられる荻島。
    読む人によって荻島の風景は違って見えるだろうし、それぞれの登場人物も魅力的だった

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    2026年06月08日
  • さよならジャバウォック

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    妻が夫を殺してしまう物語のはじまりシーン。
    頻繁に出てくる<スノードーム>という言葉や、殺人現場である部屋に突然訪ねてくる知人男性といい、え、これって「容疑X?石神?」なんて思いながら読んでたけれど、<WEB「推理小説」>の評で千街晶之さんが同じことを言ってて「だよねえ~、だよねえ~」と笑ってしまいました。

    閑話休題。
    本作は「<デビュー25周年>渾身の書き下ろし長編ミステリー」ということで注目度も高く、「伊坂ワールド全快!」という声も聞くが、残念ながら私的にはそこまでではなかった。
    張られた伏線は回収してくるし、「そう、そう、これ、これ」という伊坂風言葉遊びも見られる。言いたいことも、まあ

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    2026年06月07日
  • 重力ピエロ

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    タイトルの奇抜ネーミングがうまいので読んだことなくても題名を聞いたことある人は多い本だろう。スカシ感のあるライトミステリー風な小説。平成の空気を反映しているともいえる。競馬きっかけて読んだ。

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    2026年06月07日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    伊坂幸太郎の恋愛小説。
    早速「ベリー ベリー ストロング~アイネクライネ~」を聞いた。
    アップテンポな曲で聞いた時は意外だったけれど、本書を読み終わった後はやっぱりよく合っているんだなと改めて思う。
    たくさんの登場人物が出てくるが、描写が丁寧で、特にセリフ回しが軽快で人物像や人間関係が感じられる会話が楽しい。
    ありきたりな展開にはならないのに、文章表現や登場人物たちの生きざまが美しく、短編だが満足度が高い。

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    2026年06月07日
  • オーデュボンの祈り

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    期待値が高すぎたのか、そこまで面白くなかった。カオス理論について書かれている本だった。今作に登場したキャラクターが他の作品にも登場するみたいなので、読んでいきたい。

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    2026年06月07日
  • 重力ピエロ

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    春が二階から落ちてきた

    この一文で語れる作品かも

    競馬のジュウリョクピエロから来ました。

    話の途中で回想シーンが入ったり、遺伝子の難しい話が出てきたり(高校レベルの生物が分かれば理解できる)面白いかと言われれば、結末が知りたいから読んだ。となってしまうが、
    ミステリーだけど、家族の温かさが最後にはあって、泣きそうにもなった

    作品名考えるの相当迷ったんじゃないのか?っていうぐらいピエロについてはほぼ出てこない笑

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    2026年06月07日
  • 仙台ぐらし

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    震災のあと のワードが刺さりました
    「役に立たない人間ほどよく泣く」
    そして私も観光として震災遺構に訪れ、資料を食い入るように見ていましたが、果たしてそれは本当に見ていたのか、「人の心を見る」事ができていたのか。映像だけ、上辺だけだったのではないか。私もこの映画監督と同じだったのではないかと恥じているところです

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    2026年06月07日
  • シーソーモンスター

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    シーソーモンスターの方のオチ、かなり最高だった
    途中までの嫁姑問題はかなりいらいらしたし長いなぁと思ったけどもオチが神すぎて読後感も最高だった
    スピンモンスターの方の読後感が微妙だったな、、、、あと話が難しく感じた、思考が誘導されてる感じが否めなかったかなあ
    とはいえ前半の話が後半にめちゃくちゃ絡んでくるのも、前半の伏線が後半で回収されるのも、未来のテクノロジーの話とかが出てくるのもすごくワクワクしたし面白かった
    読後感はアヒルと鴨のコインロッカー、スピンモンスターの逃走劇はゴールデンスランバー、設定と構成はさよならジャパウォックに酷似って感じでした
    螺旋プロジェクトは気になるので読む!

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    2026年06月06日
  • 終末のフール

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    心が沈んでいる時にこそ読むべき物語かもしれない。

    8年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。
    そう予告されてから5年が過ぎた頃。
    当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。
    仙台北部の団地ヒルズタウンの住民たちも同様だった。
    彼らは余命3年という時間の中で人生を見つめなおす短編集。

    たんなるパニックものではなく、パニックの先にある不気味な平穏さ。
    小惑星が衝突する、そんな大前提の設定がありつつも
    描かれているのは我々と変わらない平穏な日常。
    それがまたより生きている実感を読み手にも与えてくる。

    特にこれといった起伏や驚きが待っているわけではないのだが、
    それでも最後

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    2026年06月06日
  • さよならジャバウォック

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    夫の暴力に抵抗した末に、殺してしまった。そこに、かつての大学の後輩が訪ねてきた。一体どうしたら…。
    狐に摘まれたような話の展開で、本筋を掴むのが難しいのに、先が気になるという、なんとも奇妙な味わいのSFファンタジー?(ジャンルはなんだろう)。小気味よくストーリーが進んでいって、ところどころ煙に巻かれながら、最後に種明かしがあり、そのあたりは伊坂さんらしい独特の面白さ。

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    2026年06月06日
  • さよならジャバウォック

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    伊坂さんの新作、やっと順番が来たよ!タイトル以外の情報を完全に遮断してから読書開始。

    ジャバウォックってこれかー。突飛な設定だけど面白い。主人公の量子と一緒に、謎の状況に戸惑いながら、最後にバーっと明らかになっていく怒涛の展開に、おおーっとなる。

    まあ、でもちょっと、真相の回収まで時間がかかったかな。途中で、まだー?って何度か思ったかも。

    こういうSF的な話は、ストーリーのつじつまが合わないことが多いけど、それも気にならないくらい魅力的な表現力や、いろいろな要素が詰まっていて楽しめた。

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    2026年06月06日
  • さよならジャバウォック

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    モラハラ夫を思わず殺してしまった所から始まる衝撃のスタート。あーこれはサスペンスandミステリーなのかな?と読み進めるとSF?ファンタジー?とジャンルがわからなくなりました。
    読んでいるとなんとも言えない違和感をずっと感じていて、最後に関係なさそうなエピソードやキャラクターが繋がる所は圧巻‼️

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    2026年06月05日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    七十二侯を題にとり、春夏の三十六のなかから十二の掌編を集めた掌編集。
    作家の個性がよくわかる。
    特に長嶋有とか村田沙耶香とか。よく読んでいたからか。季節賛美とか、情景の小説なのかと思えばそうでもなく、その言葉から感じたものを小説に仕立てているようにも感じる。
    野人になった姉を持ち、ルームシェアした友人と赤ん坊のシェアを考える、ドライなのか突き放しているのか不思議な感覚になる土脉潤起。
    襤褸から、昔住んでいた家に働きにくる山村の少女たちの継ぎ接ぎと寒さについて思いをたどる雷乃発声、

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    2026年06月05日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    6人それぞれ別の物語として描かれる短編集と思って読んでたら最終的に同じ世界線を生きていたっていう話。初めての伊坂幸太郎作品、登場人物が章を超えて、あ、あのときの!ってわかる描写に引き込まれたし、恋愛描写もキュンとするし全体的に心温まる内容だった。
    特に印象に残っているのが「運命」に言及する部分。若くして結婚し子育ても少し大変そうな2人の登場人物。でも2人揃って「劇的な出会いなんてない。あの人と出会えてよかったな」と振り返って思えること自体が運命で最高の出会いなんだって話すところ。思えば、この作品自体も日常の何気ない、やるせない生活が描かれているけど、最終的にあのとき出会ったあの人と幸せになって

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    2026年06月05日
  • さよならジャバウォック

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    人の持つ理性のタガをはずしてしまうジャバウォックとの対峙を軸に物語は進んでいく。

    主人公、量子は常に混乱している。そして読み手であるこちらもずっと混乱している。
    何が本当なのか、SFなのか、時代はいつなのか、
    すべてがよくわからないまま、最後までつきすすむ。
    ポップな若者や不気味とも思える青年が出てくるあたりは伊坂幸太郎作品らしい。

    結局よくわからない内容だったけれど、この相変わらずの疾走感は好きです。

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    2026年06月04日