伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 夜の国のクーパー

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    ネタバレ

    戦争ものかと思ったらやっぱり伊坂さん!
    占領しにきた人たちが、元クーパーの戦士だなんて。
    クーパーも架空の敵で国王が統治しやすいように作り上げたもので、結局杉の森に現れる普通の人?のことだったのかな。そしてミニチュアみたいな世界だったとは。初めからまた読むと違った見方ができそう。
    でも、戦争に負けた国のその後は何もかも奪われる、何をされても文句は言えない、というのが初見だとリアリティがあって怖くなった。伊坂さん自身北朝鮮のミサイル問題でこの本を書いているし、身近というか案外空想の世界と思っていたこともすぐそばにあるのかもしれないな。

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    2023年05月18日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    ネタバレ

    魔王を読んで本作に来た。魔王では最後、お金で人を救えるか、考えていた潤也だが、モダンタイムスでは、その後の潤也がどうなったか、真偽は別として噂上で示唆されている。また、犬養という名前や、スポーツ選手の能力持ちの話から、魔王と同一世界であることが分かる。これから下巻を読むが、楽しみでしかないので、期待を込めて星4をつける。

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    2023年05月18日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    グラスホッパー辺りが流行った頃に伊坂幸太郎作品を読んでた。

    色々な登場人物の視点から物語が進んでいく構成が、状況を理解するのに時間はかかりながらも懐かしくて。
    後半の一気に展開していく流れに乗ると楽しんで久々に1冊読み切れました。

    せっかく観たことのあるレミゼの内容も小説部分が分からないのはしょうがないにしろ、自分の中で忘れてしまった設定やらシーンが沢山ありそうで悲しい悔しい。

    全体的に事件がスッキリ解決!というよりかは登場人物のキャラクター性?が魅力的なのが良い!好き!!

    後になってこういった過去が〜ってゆうのはずるいとも思いながら、その人の人格の説得力がしっかり増す設定で、まんまと

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    2025年10月07日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白い! 伊坂作品はアヒルと鴨のコインロッカー、マリアビートル、魔王、フィッシュストーリーくらいしか読めていない初心者だけどダントツでハマってしまった。
    並行して走るエピソードが全部スリリングで魅力的だし、何より女好きでいけすかない人物として主人公に語られる井坂好太郎なる小説家のキャラクターがとても良い。続きが楽しみ。

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    2023年05月05日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    蔵王に墜落したB29、公開中止になった幻の映画、迫りくる冷酷非情な破壊者…。世界を救うために、2人は走る。

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    2023年04月20日
  • SOSの猿

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    ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、株誤発注事故の原因を調査する男、そして、斉天大聖・孫悟空。彼らは魂を救えるのか。五十嵐大介「SARU」と対をなす物語。

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    2023年04月20日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    浮気を疑う妻が怖い。
    でもそれこそが運命をともにする伴侶であり、目の前の守るべき存在。いや守られているのかも。

    アリ自体は賢くない、コロニーが賢い。

    システムのために、世界は勝手に回っていく。

    大いなる力、システムの中では部品である我々はなんのためにその仕事を、その行為をしているのかわからない。悪意さえもそこからは消えていく。

    恐ろしい現代風刺の物語であり、その中で我々はどう生きていくかを提示してくれる、愛すべき物語だった。

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    2023年04月19日
  • PK 新装版

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    いつになくモヤモヤ

    アプリにお薦めされて読みました。
    いつものようにグイグイ読み進んだのですが、解説を読むまで三篇とは思いませんでした。
    一篇の長編だと思っていたので、読み終わってモヤモヤしてしまったようです。
    これまで著者の作品でこんな風に感じたことがなかったので、それはそれで新鮮でした。
    解説を読んで、「そうだったかも」と思うところが多数あるので、近いうちにまた読み返すとおもいます。

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    2023年04月03日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    やっと50年前の出来事の結びつきが

    真実なんて人の見方次第だよねーって
    思ってたら、見事にちゃうんかーいって
    やっぱり一気に読んじゃった。

    妻の正体が知りたいわー

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    2023年03月30日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    「伊坂幸太郎」のエッセイ集『3652―伊坂幸太郎エッセイ集―』を読みました。

    『火星に住むつもりかい?』、『夜の国のクーパー』、『残り全部バケーション』、『ガソリン生活』に続き、「伊坂幸太郎」作品です。

    -----story-------------
    愛する小説、苦手なスピーチ、憧れのヒーロー。
    「小説以外」を収録した初のエッセイ集。

    エッセイが得意ではありません――。
    自らはそう語る「伊坂幸太郎」がデビュー以来ぽつぽつと発表した106編のエッセイ。
    愛する小説、映画、音楽のこと。
    これまた苦手なスピーチのこと。
    憧れのヒーローのこと。趣味を語る中にも脈々と流れる「伊坂」的思考と、日常を

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    2023年03月24日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    状況がぴったり

    軽快で伏線回収が心地よい。新型コロナの前に出ているようだが、感染症に関する部分はリアルな感じを強く受けた。

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    2023年03月08日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    ネタバレ

    うーん、、社会の仕組みについて考えさせられた。

    特に興味深いところ記録↓

    国家は国民を守るためにあるのではなく、国家自体を存続させるためにある。国家を存続させるためには停滞が最も良くないから、定期的に犬養みたいな英雄、力を持つカリスマ的人間の登場が必要らしい。そんな人たちが料理の出汁をとる肉と喩えられてるのが印象的。それがないと料理はできないけど、料理が出来上がった頃にはもう中身すかすかで捨てられている、みたいな。犬養自身も「自分はシステムの一部に過ぎない」と言っていたことが分かって、魔王で出てきた時と印象が変わった。

    どうしても気になるのは佳代子、何者?と佳代子、さすがに旦那にやりすぎ

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    2023年03月06日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    やっと理解した。
    結局何も変わらないということが良く分かった。
    ただそれだけの話をこれだけ面白くするのはさすが伊坂さん。

    「昔は良かった、とかよく言うけど、昔も良くはねえんだよ。いつだって、現代ってのは良くなくて、だからな、俺たちは自分の生きてるその時と向き合わないといけねえんだ。音楽も映画も、その時の自分たちの時代と立ち向かうために作られたものなんだよ」

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    2023年03月01日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    晴れの日に空の見える場所で浸りたい短編 オーディブルにて

    それぞれの人生がうっすら交差する短編集
    どの話もとても良かった

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    2025年12月12日
  • アイネクライネナハトムジーク

    匿名

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    リンク

    この人はさっきのあの人か。そんな感じで読書があまり得意でない自分も最後まで楽しく読めた。映画化もされているらしいので見てみようかな。やっぱりやめておいた方がいいかな。そんなことを考えてしまうくらい好きな作品になりました。

    #ほのぼの #ハッピー #癒やされる

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    2023年02月03日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

    nao

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    前回のを読んだ時にも思いましたが、このメンバー?の人達は人を責めないところがすごいと思いました。
    自分が思ったように事が運ばなくても、まぁそういうこともあるよね〜、じゃあどうしよっか〜、という感じで。
    自分がそんな風にトラブルに対処できないので、こうやってできたらいいなと勉強になりました。

    #笑える #タメになる #深い

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    2023年01月09日
  • 魔王 JUVENILE REMIX 1

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    楽しみです。

    面白かったです。さらりと読めました。絵癖があるけど、ストーリー展開も気になります!何度読んでも面白い。

    #アガる #ドキドキハラハラ #エモい

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    2022年10月19日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    「喫茶店」で巻き起こる数々の奇跡、退職を決意したあの日、「青春」の部屋の直筆間取り図、デビュー前のふたりの恩人、偏愛する本や映画に音楽、「干支」に怯える日々、恐るべき料理、封印された「小説」のアイディア。20世紀「最後」の「新人作家」が歩んできた10年。


    伊坂幸太郎さんのエッセイ集第一弾。発刊されたのが、デビューしてから10年。

    伊坂さんの人柄、優しさ、謙虚さで溢れていて、とてもほっこりしながら読むことができました。伊坂さんのお父さんがたびたび登場し、謎の存在感を漂わせる。

    「父は行動する人である。『今できることはすぐにやるべきだ』とよく言った。服にこぼれたスープの染みを布巾ですばやく

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    2022年10月19日
  • エール!(3)

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    世の中には色々な仕事があるんだなぁと改めて思う。
    救急センターの電話は、読んでるだけで手に汗握りました。
    農業のゑいさんが、かっこよくて素敵でした☆こんなおばあちゃんになりたい(笑)
    あと、スプーンひとさじの砂糖、というメリー・ポピンズの歌の中の言葉が心に残りました。

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    2022年10月15日
  • AX アックス

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    個人的には前2作のほうが好みでしたが、これも面白かったです。
    恐妻家という設定はちょっと時代に合わないような気もしつつ、それでも面白く読ませるのはさすがでした。

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    2022年10月12日