伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 陽気なギャングの日常と襲撃

    Posted by ブクログ

    10年ぶりに読んだ
    印象的なシーンは変わらずで、久遠の「犬派か猫派か」の問いはやっぱりかっこいい
    響野と雪子ではなく、響野と久遠ではなく響野と成瀬が長年の付き合いなのが読んでいてよくわかる
    いつか自分が強盗に遭っても恐怖に怯えてる中、この本を思い出して一瞬だけ愉快な気持ちになれるかもしれない

    サブマリンで出てきたお店の「天々」が今回も出てきて嬉しかった

    0
    2026年02月04日
  • 死神の浮力

    Posted by ブクログ

    オーディブルで。前作を読んでから間が
    空きすぎたのも良くなかった。
    伊坂さんは、淡々とふざけている感じがしますね。
    ゴールデンスランバー、グラスホッパーやマリアビートルの方が好き。
    ドラマになればと、思ったら、前作は映画化された。

    0
    2026年02月03日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    ミステリー好きなのにハラハラするシーンが苦手で(だからこそ結末が気になってめちゃ読み進められるんだけど)今回の成瀬はすごく落ち着いていてあまりドキドキせずに読めてよかった。ハッピーエンドが決まってる話はなんて安心して読めるんだろうか〜

    ところどころのセリフにギュンっと救われる
    「鬱と心の強さは関係がない」

    0
    2026年02月04日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    阿部和重さんと伊坂幸太郎さんの合作の小説です。2人で思ったよりきちんと文書や話を推敲しあって作った長編小説のようです。

    相葉時之はかつて少年野球のピッチャーを務めていた男でした。性格は行動力がある反面、あまり深くものごとを考えないため、いつも失敗してしまいます。後輩の女性を助けようとした結果、代わりに多額の借金を背負うことになります。この借金返済のため、心の拠り所だった実家を母から売却されてしまい、相葉は家を買い戻すための資金を必死で探していました。

    井ノ原悠は、相葉とバッテリーを組んでいたキャッチャーで、常識な社会人です。小さい子供がいますが、原因不明の皮膚病院を患い治療費が嵩み、借金をしてしまいます。仕事はオフィスにあるコピー機の販売や保守点検を行っています。しかし毎月の給料ではやっていけないので、営業で売り込んだコピー機から会議資料・機密資料などのスキャン結果を自分のパソコンに転送をさせるプログラムを組んで、情報屋としてお金を稼いでいました。

    桃沢瞳は、作品冒頭に出てくる女性です。「ガイノイド脂肪に注目しろ」と言って、色仕掛けで情報を集めています。ただ、書き出しのインパクトは強く、一気に彼女の印象が頭に叩き込まれます。彼女の目的は父親の無念を晴らし、村上病の謎を解くことです。

    ある日相葉は、「一儲けできる」と思う取引のため、ホテルでの待ち合わせに向かいます。しかし、別の部屋でのロシア人の取引と、関係者が入れ違ってしまいます。状況を誤解したロシア陣たちと乱闘になりますが、ホテルのガードマンである同級生の助けで辛うじて逃げ出します。その際、水を汲んできた髭面男のスマホを奪うことに成功します。相葉はその後映画館に潜り込みますが、その際に、偶然旧友の井ノ原に出会います。「金が欲しくないか?」と井ノ原に問いかけますが、面倒事に巻き込まれるのを嫌い断られます。しかし、結局は事の成り行きで井ノ原ひ強制的に関与してしまうことになります。映画館には、髭面男が追いかけてきますが、さらに彼を殺したロシア人のメンターに今度は追われることになります。
    相葉がスマートフォンを持っていることが明らかになると、冷酷で異常にこの銀髪の男メンターが、執拗に相葉と井ノ原を追い始めます。この男は“テロリスト”のような存在として描かれ、死体を重ねながら、2人は追われるようになります。

    相葉と井ノ原は、奪ったスマホの情報を辿る中で、「ゴシキヌマ」という言葉と出会います。これは蔵王山中にある火口湖「御釜」のことであり、その地元ではかつてウイルス性の感染症「村上病」が流行し、立入禁止区域となっていました。またその地域には、太平洋戦争末期にB29爆撃機が墜落したという痕跡があります。物語の冒頭で髭面男の汲んで来た水も御釜の水でした。

    さらに物語が進む中で、二人は公開直前に上映中止となった幻の映画『鳴神戦隊サンダーボルト』の存在を知ります。この映画は蔵王の御釜を舞台に撮影されたものですが、中止の理由は公にされなかったため、館長が所持していたコピーを二人は入手し鑑賞します。その映像には、五色沼で魚が生きて跳ねている場面が写っており、それが原因で公開中止になったのだと、2人は気づきます。

    やがて、2人は桃沢瞳と合流します。桃沢は、村上病に関する情報を集めていたため、情報屋の井ノ原に接近していたためです。しかし、桃沢はメンターに攫われてしまいます。メンターが2人に要求したことは一つでした。五色沼の水を汲んでくること。

    相葉と井ノ原は、映画のサンダーボルトの主演をしていた赤木駿に出会い、五色沼やB29に関する情報を仕入れます。特殊な五色沼の水から、旧日本軍は化学兵器を作ろうとしていたこと、B29はそれを察知していたアメリカ軍が派遣した爆破部隊であったことを教えてもらいます。

    桃沢を助けるため、2人は御釜に侵入し、水を汲んできます。そして、待ち合わせ場所に現れたメンターに桃とひきかえに水を渡します。その場でメンターは水から化学兵器を作ります。彼は日本の破滅を願うテロリストでした。2人は共同してメンターを倒しますが、メンターはその場で化学兵器に時限爆弾をつけて作動させてしまいます。都市部での爆破をさけるため、2人はそれを仙台市内の銀行の金庫でそれを爆破させます。
    感謝した資産家より、2人は借金を帳消しにしてもらます。また相葉は桃沢と付き合い始めます。

    非常に話のあらすじは面白いです。そのうち、映画化とかされそう。ただ、共著であるせいか、少しいつもの伊坂幸太郎さんの作品より読みづらい気がします。
    でも、それを差し引いても面白いですね。

    0
    2026年02月01日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊坂幸太郎25周年特別版のカバーに惹かれて購入
    合作ということでどうかなって思ったけど、買って正解だった。

    勢いだけ良くていつも肝心なところで選択を間違える相葉と、真面目っぽいけどなんだかんだと相葉に付き合う井ノ原のコンビがとても良かった。
    特に相葉の、自分のせいで他人を不幸にしてしまったことを内心では悔やみながらも強がりが出て、また自己嫌悪するという人間臭いところがかなり好きだった。ちょこちょこ「ちゃんと考えて動きなよ…」って思うところもあったけど、そこも含めて相葉っていう人間って感じで、最終的には好きになってた。

    話的には、テロの話は片付いた実感がない感じで呆気なく終わるし、借金もなんかいつの間にか無くなってるしでちょっと消化不良な感じもある。

    でも最後の、12年前の骨折事件のその後が語られるところはとても良かった。相葉は井ノ原と再会して、12年前の後日談を知ったことで救われて(奥さんも手に入れて)、井ノ原は相葉と再会してあり得ない経験をしたことで息子の治療も思い切れた。相葉と井ノ原それぞれの人生の逆転の話だったのかな。

    調べたら、楽天の試合は実際3点差から見事逆転勝利したとのことだった。
    野球には逆転があるし、人生にもあるのかもしれない。

    最後の書き下ろし短編もめちゃくちゃ良かった。赤木さんかなり好き。

    0
    2026年01月30日
  • シーソーモンスター

    Posted by ブクログ

    知らなかったが、8作家による螺旋プロジェクトなるものが生まれていて、その一冊がこの伊坂幸太郎の「シーソーモンスター」だった。
    昭和後期と近未来を舞台に、海族と山族の対立を扱う。対立がなければ人類は進化しないとAIが対立を企むくだりは背筋が凍る思いだった。
    やはり伊坂幸太郎らしく、話の中に現代の行き過ぎたデジタル化への警鐘が見え隠れしていて、大いに共感した。

    0
    2026年01月30日
  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎では珍しいエッセイ集。伊坂さんって不思議な人なんだな〜っていうのが伝わってきて面白い。もちろん普通の人の感性も持ってるんだけど、小説家になる人が持ち合わせるであろう独特の感性も人一倍持ち合わせているなと感じた。
    震災については、伊坂さんなりに考えることもあるみたいで色々興味深かった。仙台に少しでもゆかりがある人はサラッと読んでみてほしい一冊。

    0
    2026年01月26日
  • ガソリン生活

    Posted by ブクログ

    これを読むと、自分の自家用車を大事に乗りたいなぁと思いました。
    車があんな風に話していたらと想像すると楽しい。
    最後の終わり方も素敵でした!

    0
    2026年01月23日
  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    エッセイは苦手と言いつつもすごく伊坂ワールドらしいエッセイだった。見知らぬ知人が多すぎるIIIもとっても好きだし、見知らぬ知人が多すぎるIIの顎を触らせてくるおじさんのところはすごく好き。

    0
    2026年01月21日
  • 火星に住むつもりかい?

    Posted by ブクログ

    タイトルに騙された!SFじゃないのか、、、
    いや、デストピアものの近未来的なSFだった。

    舞台は、平和警察という公安と特高を混ぜて、そこから倫理観や道徳観を差し引いた様な組織が跋扈する世界。彼らにかかれば、どんな無実な人間も危険人物にされてしまう。そして、あるのは処刑という未来のみ。そんな世界で唯一の対抗するツナギのヒーローと平和警察の攻防を描いた話。

    いやー、これは伊坂作品のなかでも異色じゃない?
    いつものユーモラスな感じは身を潜め、漂う暗鬱な空気感。平和警察に睨まれたら本当に終わってしまうという恐怖感が、もし自分や周りの人がそうなってしまったらどうしようと怯えながら読む事ができた。

    タイトルの回収も、そういう意味か!?と思うタイミングで出てきたなぁ。
    初期でも魔王とかはある意味ディストピアだし、こういう伊坂ワールドもたまらない!!

    0
    2026年01月21日
  • SOSの猿

    Posted by ブクログ

    読んでる最中はなかなか理解に苦しみながら読んでたけど2つの話が1つに繋がった時は色々スッキリする。伊坂幸太郎さんらしい作品だと思います。

    0
    2026年01月20日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    現実世界と夢の世界を行ったり来たりという展開だが、挿絵(?)の効果もあり、さほど混乱せずサクサク読めた。
    単行本発売直後(コロナの流行前)に読んだらどんな感じだったかな?

    0
    2026年01月17日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

    Posted by ブクログ

    日常の中の非日常

    あなたの辞書の中は何が塗り潰されていますか?

    自分の辞書の中の何が塗り潰されているかは他人に教えられて生きていくのかな?

    せめて「愛」だけは消えてないでほしい

    もし消えていたのなら追いかけよう
    エンジンが、かかるかわからないバイクで

    キックして、キックして、キックして。
    「かかれ」と祈りながら、キックする。

    0
    2026年01月15日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    シリーズ最新作。

    一作目が雪子、二作目が全員の物語とすると、本作は久遠の物語か。

    分かりやすいヒール、嫌な奴が出てきたせいか、これまでの中で一番面白かった。

    0
    2026年01月15日
  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    やっぱり伊坂さんの書き方や文体が好きだと改めて思いました(語弊のないように補足をつけるところや、心配性なところ)。日々を送っていると、嫌になることにも大変なことにも遭遇するけれど、好きな作家さんの本を手に取れることが、日々の支え・潤い・彩りになる。

    0
    2026年01月14日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

    Posted by ブクログ

    ギャングシリーズ第3弾です。
    やはりギャングシリーズは面白いと再確認させられました。エンターテイメント性が高く、4人のキャラもブレずに良さが出ていて、実力の中にある運と不運を上手く使い分けながら展開するストーリーは見事です。

    0
    2026年01月13日
  • シーソーモンスター

    Posted by ブクログ

    おもろかったー!
    シーソーモンスター、なぜか単行本で読んだ時は挫折したけど改めて読み直すとめちゃくちゃ爽快感のある物語だった、、!
    しかも他の作品との連動もしてるっていうし、改めて読み直そうと決心。
    これでますます積読が増えていくけど嬉しい悲鳴笑笑

    0
    2026年01月11日
  • モダンタイムス(下) 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    凄く深くて面白かった。
    佳代子がとにかくかっこよくて、特に好きだったシーンはルームサービスですといって部屋に入ってきたシーン。
    文庫本にあたって改変された真相もすごく面白くてすっきりできた。
    魔王を読んでやるせない気持ちになってたのがだいぶ救われた。

    0
    2026年01月11日
  • 透明ポーラーベア/I LOVE YOU

    ネタバレ 購入済み

    短いよ!!

    話はおもろかった。でも1話しかないなんて聞いてない!

    #スカッとする

    0
    2026年01月09日
  • ジャイロスコープ

    Posted by ブクログ

    よく分からないのもあったけど、全体的に面白かった。
    少しでも繋がってる部分に気づいた時は嬉しかった。
    相談屋の話は好きだった。

    0
    2026年01月03日