伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
改めて、伊坂幸太郎好きだなって思った。
他の本は、設定や登場人物に現実味がないと、うまく入り込めないのだが、彼の本は絶妙に全部現実味がない。
それでも、今生きてるこの世界ではなく、伊坂ワールドとしてしっくり受け入れられちゃうから不思議だ。贔屓だと思う。
でも、読後はいつもの現実の世界がちょっと優しくなった気がするし、人の発言や自分の発言に凄く気が止まるようになる。
悩みはしっかりあるのに楽観的な感覚が性に合ってるのかもしれない。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」がいいね。
そうそう、関係ないけど、どの本にも毎回ボクシングの話が出てきて懐かしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ独特な才能をもった4人が銀行強盗をする物語。
と思いきや、そのお金を奪われる。そして奪い返しにいく。文で表すとずいぶんボリュームの多い内容だと思うが、そこまで複雑に語られていないため読みやすい。
また、作中にそれぞれの子供を大切に思う気持ちが丁寧にそして幾度と描かれているのが印象的である。また最後の怒涛の伏線回収にクスッとしてしまう。フラッシュが焚かれないフィルムカメラがこうも役に立つとは。警官の制服が3着あると言ったセリフはこの3人のためだったのか。不思議な車はこう使うのか。あぁそうだ訓練があったんだ。
さくっと読めてしまう物語であった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ友人でも恋人でも同僚でも家族でも、今ある縁も新しい出会いも大事にすること。
それは回りまわって何か面白いものに繋がっていくのだな…一期一会でも。
ミステリでない人間ドラマもなんだか爽やかで面白かったです。
「この人が誰のお嬢さんか知ってて仰ってるんですか?なんて命知らずな…」みたいな戦法が脈々と受け継がれていて笑いました。
登場人物が多くて、でもこの人はこの人の…!と入り乱れ関わり合っていく関係に「伊坂さんコレコレ〜!」と思いながら読みました。
連作短編集さすが。ちゃんと「あの人か」と思い至れる。
時系列バラバラなのに途中で気付かされるのにも、やられた!という気持ちになれます。
ラストも「お前もかよ〜!!」とツッコんでおわり。
学生時代のいじめっ子と仕事相手として再会する話の結末だけ謎が残りました。プレゼンと合コンで一勝一敗、意外な結果だったみたいだけれど結果は描写されず。合コンが勝ったとしても、忠告通りの人物なら結局負けではあります。
斎藤さんの正体も、勇敢な姉の弟が進んだ道も( ゚д゚)ハッ!となりました。パチパチ(^^) -
Posted by ブクログ
「届けよ、誰かに。頼むから」
帯にも書かれていたこのフレーズがもう大好きで。メロディーのように口ずさみたくなります本当に最高です。笑
短編だけど読後にしっかりと重みも爽快感もどちらも味わえるような一冊でした。
タイトルにもなってる「フィッシュストーリー」はやっぱりホロッときましたし好きですが、他のどのストーリーも奇抜で面白いし、キャラクターも個性的で楽しい。
「ポテチ」に出てくる今村のお母さんと彼女の掛け合いが抱腹絶倒でした!今村、こんな二人が付いてるんだから大丈夫だよと言ってあげたい。いずれ二番煎じにならない世紀の大発見をしてくれることを期待しています。笑
あと他の伊坂さん作品でもあちこち顔を出す黒澤さんファンの方も必読です♪