伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎さんのエッセイ。
    仙台ぐらしという題名だけど、
    仙台という県を大きく取り上げるよりも
    伊坂さんの内面的な感情を少し触れることが
    できる本だとおもいました。
    そして、伊坂さんの飾らない人柄にも
    すごく魅力を感じました。

    最近エッセイを読んで感じるのは、
    そんなに面白い人に話せるような日常、
    そうそうないよ〜です。
    もっとアンテナ高く生きていたら普段の日常に
    面白いことを見つけられるのかな〜

    0
    2025年08月26日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    8年後に小惑星が衝突し、地球が滅亡する。そんな絶望の世界を生きる人々の8つの物語。最期が決まっている世界で人は何を考え、何を望むのか。

    どんでん返しや意外な展開はないけれど、読み飽きないストーリー。パニックが治まってから隕石衝突まで2年という期間が舞台だから、殺伐とはしておらず、むしろ日常系に近いと感じた。8つの物語が少しだけ交錯するのが心地よい。もし世界が終わるのならば、私は何に価値を見出すのだろうか、と考えながら読んだ。

    0
    2025年08月26日
  • 火星に住むつもりかい?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    監視社会のディストピア。
    伊坂作品の中では特に暗めな気がする。他の作品と比べるとコミカルというかユーモアチックな文章が少ないから?

    真壁が魅力的。警察内の中の唯一のまとも人。
    飄々としてるけど罰せられない程度に薬師寺の権力の乱用に反抗したり、嗜めていた。
    刑事部長を最初から最後まで馬鹿にしていたけどそれもブラフなのは流石だと思った。

    薬師寺の最後として自分がこれまでやってきたことが帰ってきた感があったすこしすっきりした。

    監視社会はたしかにテロ対策として効果はあるかもしれないが、目的がテロを目論む人たちの謙虚ではなく、この物語のように体制に反発する人、考えをもつ人たちを黙らせることにシフ

    0
    2025年08月24日
  • フーガはユーガ

    Posted by ブクログ

    久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品を読んでみました。
    ファンタジー要素もありつつ、途中からは事件性もあったりと最後まで楽しめました。特に最後の方は、続きが気になって一気に読んでしまった。

    双子って関係に憧れることある。特にこの2人は、助け合わないと生きていけない環境だったのが、悲しくもあるけど、とても強い絆で結ばれていました。心が痛くなったり、胸糞悪い場面もあるけど、登場人物たちが幸せそうに生活してる描写もあって良かったねとなる。

    誕生日に交代するって楽しそうだしたまには便利そうだけど、不便もたくさんありそうだなと思いました。そこもちゃんと書かれていて、確かにとなりました。

    最後はまさかの人

    0
    2025年08月24日
  • シーソーモンスター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【シーソーモンスター】
    最初は姑の意地悪具合に胸くそが悪かったが、元同業者という事がわかって以降の嫁と姑の結束力が、読んでいて気持ち良かった。


    【スピンモンスター】主人公が何故ここまでして警察に追いかけられているのか途中わからなくなったが、結果そこまでして追いかけられる理由が本当になかった事に拍子抜けした。
    グラスホッパーやマリアビートルのようなスピード感のある展開に読む手が止まらなかった。

    0
    2025年08月23日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    8年後に小惑星が衝突すると言われたら、ぼくならどうするだろうか。どうにかこうにか5年を生きながらえて残り3年になったときのぼくはどうなっているのだろうか。生きることとは。幸せとは。その答えを見つけられただろうか。

    0
    2025年08月21日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

    Posted by ブクログ

    1作目の銀行強盗とは趣が違う令嬢救出の話。
    響野、久遠、成瀬の掛け合いは健在で、またなんか言ってるわーって感じの軽い気持ちで楽しく読めた

    0
    2025年08月21日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    連作短編

    5股していたおとこが各編で女性に別れを告げて最後を迎えるストーリー

    伊坂幸太郎先生は浮気男をかいても嫌悪感が出てこないのが不思議

    繭美が強くて魅力的
    豪快なキャラクターだが、これまでの人生で不要だと思ってきたことを名の通り辞書から消してきた、その言葉の中には他の人を助ける言葉のほとんどが消せられていて人生の過酷さを感じさせた。
    (具体的なストーリーとしては幼いころに強姦?されていたことを匂わせといた)

    0
    2025年08月17日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    8年後に小惑星が衝突して地球が滅亡する。
    発表当初は掠奪や暴動が起こったが5年が経ち、
    少し落ち着いた状況とこの微妙な設定がさすがです。
    各登場人物はみんな何かしらの理由で家族の一部が無くなった人ばかりで、そんな中、残りの人生を諦める者、新たな目標を見つける者など様々な人々が描かれ、どのお話もとても良かったですね。

    一番はキックボクサー苗場と会長!
    この状況でもひたすら練習に打ち込む姿は個人的には憧れであり目標ですね。
    恐らく私はいの一番に諦めると思います。



    0
    2025年08月17日
  • 陽気なギャングが地球を回す

    Posted by ブクログ

    響野と久遠のキャラが伊坂ワールド全開って感じで懐かしく感じた
    銀行強盗なのに正義感もあって人間性も素敵なのがおかしくて面白い

    0
    2025年08月17日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    現実味、ファンタジー要素、不思議世界、
    アクション、色んなことが凝縮された一冊でした。
    きっとどの世代が読んでも楽しめる本だなと思いました。

    伊坂幸太郎さんの本を読むのは今回が2冊目でした。
    2冊目を読んで思ったことは、伊坂さんの書く本は、
    主人公以外の出てくる登場人物もみんな個性的で、魅力的、決して脇役にしないなと思いました。
    だからこそ、それぞれの人物を愛おしく、大切に思えます。
    また、すべての出来事は緻密に繋がっているという伏線にも鳥肌が立ちました。

    この本を読んで1番心に残ったセリフは「短期的には非難されても、大局的には大勢の人を救うほうを選ぶべき」という言葉です。
    私自身はそんな

    0
    2025年08月16日
  • ラッシュライフ

    Posted by ブクログ

    初の伊坂幸太郎作品でしたが、なるほど、これは面白い!という感想でした。関係のない他人同士の人生を一緒に歩みながら、点が線に繋がっていくような感覚。所々、あれ?これ誰だっけ?となりページを戻りながらも、最後までワクワクしながら読み進めることができました。他の伊坂作品も読んでみたいと思わせてくれた本でした。

    0
    2025年08月15日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    陣内さんがとても良い!
    陣内さんの作った「侏儒の言葉 トイレの落書き編」を読めればいいのに。
    家庭裁判所の調査官の中で陣内さんほど少年たちに慕われている人がいないのも納得。

    伊坂さんの作り出す登場人物は毎回魅力的で、これからも伊坂さんの作品を読むのが楽しみ。

    0
    2025年08月13日
  • 死神の精度

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎の初期の作品(ということを知らずに読んだけど、全く分からなかった。)
    短編の一つひとつは全然違う話なんだけど、死神がいることで一貫性があるような無いような不思議な感じだった。最後の老女は倍賞千恵子としか思えなかった…

    0
    2025年08月11日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

     売れないロックバンドの一曲が未来で世界を救うことになる表題作を含む四編が収録された中編集で、どれも外れ無しの面白さで特に表題作と『ポテチ』は「様々なことが巡りめぐって迎えるラスト」の完成形と言って良いぐらいクオリティが高かった。

    0
    2025年08月10日
  • 死神の精度

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    死神のお話なんで、辛い話なのだが、作者らしくユーモアを交えて憎めないキャラクターが揃っている。

    0
    2025年08月09日
  • オー!ファーザー

    Posted by ブクログ

    良い家族やな〜って感じ!

    お父さん4人おるけど、それぞれの良さがあって由紀夫のことが大好きなのが伝わってくる。

    友達ような関係性でありながら、リスペクトもしている。
    結構理想かも笑

    伊坂作品面白い!!

    0
    2025年08月08日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    8年後に惑星突撃で全員死ぬ、その5年目のいろんな人の短編集。8年後に死ぬからといって自殺するのはよく分からないな。

    0
    2025年08月05日
  • シーソーモンスター

    Posted by ブクログ

    伊坂節炸裂といった作品。設定が最高にイカしている。どうやって思いつくんだろう。ジメジメしていない嫁姑関係も良い。他の作者との企画もののようなので是非他も読んでみたい

    0
    2025年08月03日
  • 魔王 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊坂さん、9冊目!

    なんだか、今の世の中を見ているような、内容だった。
    安定の千葉さん登場。今回の死に関係していたのか?

    0
    2025年08月03日