伊坂幸太郎のレビュー一覧
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「私の話」と「猿の話」が交互に語られまして、察しの悪い読者は、最初ドギマギしてましたけど、「猿の話」がずっとファンタジーなのに対して、「私」の話はどうやら「私」に不思議な能力あるの?っていうじわじわ展開。
最後は絡み合うんだなと思って、読んでましたけど、軽く裏切られました…けど、面白い。
助けられない事象に自己嫌悪を抱いてしまう心情を掘り下げられて、染みる。
そして、あとがきで知ることになる(事前に情報入れとかない私が悪い)本書は五十嵐大介氏の「SARU」とリンクされてるんです!!
本書で置いていかれてた私の「はて?」は回収されるのか!? -
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嘘を見抜く名人、成瀬、演説の達人、響野、正確な体内時計を持つ雪子、スリの天才、久遠。四人の銀行強盗の続編。社長令嬢を恋人に持つ成瀬の仕事の後輩は、ともに刃物男騒動に遭遇し、朝起きたら書置きとともに女が消えていた男は、その彼女の謎を響野と解くことになり、雪子は職場の女の子が受け取ったチケットの謎を解く。久遠は、カジノで借金をつくった男が、犯罪行為に巻き込まれそうになるのに居合わせる。別々に書かれた四つの短編が、次の社長令嬢誘拐話で一つになる。
伊坂さんの小説は再読も再読で、何がそんなに魅力的なのか学んでやろうと思っていつも読むのだけど、こりゃ無理ですわ、と早々に舌を巻いてしまう。軽妙な会話、こ -
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ネタバレ8人の作家が同じ要素を盛り込む企画の中の一冊で、一応、発起人らしい伊坂作品。ほかの作品も読んでみたくなった。
シーソーモンスターは、バブル時代末期であることがあまり作品には活かされてない気はするが、楽しく読めました。作者を姑が極悪人であると思い込ませながら(けど、うすうすミスリードされているんだなぁと思いながら)進行するストーリー展開は流石だし、謎解きが楽しみでもある。
スピンモンスターは、作者が考える近未来が興味深く、充分考えられるディストピアとも思います。シーソーモンスターと通じているところも面白い。最後はバットエンド的な所はあるが作者の作品だもの、きっとこの少し後に劇的展開があるのでは? -
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ネタバレ良かった〜〜
伊坂幸太郎は長編ばかり読んでいて、短編は初めて読んだけどエッセンスがギュッと詰まっていて、より印象に残った気がする。
フィッシュストーリーは、不思議な曲が繋ぐ運命の物語。ピタゴラスイッチのような爽快感。時系列がバラバラだったが、これくらいならスッと理解もできて気持ち良い。橘さん、あのあと瀬川さんから両親の出会いと曲のこと聞けたかな?聞いてて欲しいな。
ポテチも良かった。
尾崎のホームランで救われたのかな?お母さんはもちろんその事実は知らないわけで…
でもあれかも。プロ野球選手って生まれつきなるもんじゃなくて、プロ野球選手に育てる親の努力も必要だろうから、あんま深く悩むなよって言っ -
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ネタバレ監視社会のディストピア。
伊坂作品の中では特に暗めな気がする。他の作品と比べるとコミカルというかユーモアチックな文章が少ないから?
真壁が魅力的。警察内の中の唯一のまとも人。
飄々としてるけど罰せられない程度に薬師寺の権力の乱用に反抗したり、嗜めていた。
刑事部長を最初から最後まで馬鹿にしていたけどそれもブラフなのは流石だと思った。
薬師寺の最後として自分がこれまでやってきたことが帰ってきた感があったすこしすっきりした。
監視社会はたしかにテロ対策として効果はあるかもしれないが、目的がテロを目論む人たちの謙虚ではなく、この物語のように体制に反発する人、考えをもつ人たちを黙らせることにシフ -
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久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品を読んでみました。
ファンタジー要素もありつつ、途中からは事件性もあったりと最後まで楽しめました。特に最後の方は、続きが気になって一気に読んでしまった。
双子って関係に憧れることある。特にこの2人は、助け合わないと生きていけない環境だったのが、悲しくもあるけど、とても強い絆で結ばれていました。心が痛くなったり、胸糞悪い場面もあるけど、登場人物たちが幸せそうに生活してる描写もあって良かったねとなる。
誕生日に交代するって楽しそうだしたまには便利そうだけど、不便もたくさんありそうだなと思いました。そこもちゃんと書かれていて、確かにとなりました。
最後はまさかの人