伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    連続短編集の前作と違って1人の人間に対しての物語で個人的には今作のほうが好み。

    前作も本人は「可」となるが後味が良くされていたので20年保証で胸糞展開にするのは珍しいと思ったらなるほどその手があったか!と思える内容だった。

    千葉が音楽関わらない所で「見送り」を選ぶ事があるのかは少し気になる。

    あと雨が降っていないと傘が閉じる演出が良かった。

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    2026年03月01日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    スラスラ読めた。続きを読みたくて暇があれば読むというのを久しぶりにやってとても楽しい時間になった。

    「こっち」と「あっち」
    こっちではあっちが勝たなければ状況が好転しないと思っているけどこっちが勝てば、あっちの状況も好転するのか?

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    2026年02月26日
  • 火星に住むつもりかい?

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    ネタバレ

    ☆4.0
    なんとなく真壁さんがまだ生きてるんじゃないかと思えちゃった分、ちょっと私の中での評価が下がったかも?

    でも、それでも伊坂幸太郎はおもしろいなぁ
    これは担当した患者さんが面白いって教えてくれた作品第一弾!

    この危険人物の見つけ方は日本人が陥りやすそうな方法よね
    大きな権力には逆らえず、大衆の意見が正しいと思い込むやり方

    正義の味方と裏で手をひいてた真壁さん、ワクワク楽しかったなぁ

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    2026年02月25日
  • シーソーモンスター

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    シーソーモンスターとスピンモンスターの2作が収められていた。
    螺旋プロジェクトとという他の作家さんと異なる時代設定で海の一族と山の一族の話を描いているらしい。
    今回の二作は現代付近と近未来といったところ。2つの物語は海の一族、山の一族ってだけのつながりよりは繋がっている。2作目読み出したときにはつながりを感じられないのだけど、緩やかにつながっていく。シーソーモンスターの意外な展開は良かった。

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    2026年02月25日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    シリーズ3作目。再読。3作目にして響野と久遠の変人ぶりが特に際立っている気がする。雪子はやや影が薄め。突拍子もない作戦で危機を乗り越えるこのシリーズは娯楽として楽しく読める

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    2026年02月25日
  • オー!ファーザー

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    今までにない価値観を文字で表現してくれる一冊。
    独特な世界観に没入する時間が好きで陶酔していた。
    長編だったが、ラストに描かれる伏線回収に思わず笑ってしまう。
    小説を好きになりそうな、きっかけをくれる一冊でした。

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    2026年02月24日
  • 死神の精度

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    知り合いに勧められて。

    後ろの3つは特に好き。

    死を考えることは、自分の生を考えることそのものだと誰かが言ってた。

    死ぬまで分からない。
    生きる最後の瞬間まで分からない。
    それは怖くもあり、希望だとおもう。

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    2026年02月24日
  • 残り全部バケーション

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    のどかな題名からは想像しづらい、当たり屋や誘拐等を生業とする裏社会を舞台にした物語。悪党ばかりなのに会話が軽妙で、なぜか少し温かい読後感。
    散らばっていた伏線が最後に綺麗に回収される、さすが伊坂幸太郎作品だなぁと思う一冊でした。

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    2026年02月23日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    少年野球、戦隊ヒーローものにお宝という子供時代にワクワクさせてくれたあんなものやこんなものが大人の世界に再び蘇る大人の冒険譚。大人の世界のヒーローは鮮やかに敵を倒せる訳でも綺麗事ばかりって訳にもいかないけれど、主人公コンビの絆や情の厚さはやっぱりヒーローの名にふさわしいかっこよさ。さらに思わず泣きそうだったボーナストラックを読めたのも幸せ2割増だった。
    解説佐々木さんの「伊坂小説の作中人物たちは、それぞれの仕方で『正義は、たとえ勝てなかったとしても、けっして負けない』と言いたいように見える」がすごくストンとおちた。

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    2026年06月04日
  • キャプテンサンダーボルト 上

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    ちょっとアンタたち、お金より命の方が大事でしょ!!というまっとうなツッコミはさておき、伊坂さん安定のおもしろさ!というか、共著のはずなのに伊坂さんの作品としか思えないのだけど。もしかしたら阿部さんも伊坂さんと作風が似ているのかしら?
    川上未映子さんの旦那さん、芥川賞作家のアベちゃんという認識しかなかったので、これを機に何か読んでみようかな。

    途中で一息つけるところが、前編後編にわかれている本のいいところ。
    なんとなく仮説を立ててみたので、いろんな伏線がどうつながるのか、ワクワクしながら後編へ!

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    2026年06月13日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    シリーズ2作目。再読。タイトル通り例の4人の日常を描いた短編のつもりが結局長編に軌道修正したそうで、やはりちょっと違和感はある。あるけどやっぱり面白い

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    2026年02月18日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    相葉と井ノ原の凸凹コンビが最後の最後までずっとおもしろかったです。ボーナストラックがとてもいいので、文庫本おすすめです。

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    2026年02月17日
  • サブマリン

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    前回が単行本で今回が文庫本で再読にあたる。陣内がかっこいいことしか覚えていなかった。陣内がやっぱりかっこよかった。

    破天荒な言動でむちゃくちゃなキャラクターでありながら、まっすぐこどもたちのことを見て真剣に考えている。言動はむちゃくちゃだけど。

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    2026年02月17日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

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    「いや、向こうも気にしてくれた可能性はある」

    猪苗代湖を舞台に小さな物語が生まれる。伊坂ワールド全開、ナノSF。
    伊坂幸太郎のこの雰囲気大好き。ミステリ疲れを癒してくれる。
    これを毎年のリーフレットで、リアルタイムで追えた人羨ましい。

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    2026年06月19日
  • オー!ファーザー

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    かなりコメディな伊坂

    読みやすくわかりやすくライトな感じで楽しめる。
    教室と自宅の行き来をベースに事件に巻き込まれる王道的・漫画的な感じはとっつきやすく要所要所イメージがしやすいのでサッと読める。
    親っていいよなと適当に思いながら読む。

    起承転結の結にあたる部分はいまいちパッとせず、終盤も緊張感というかメリハリが少なくだらっと読んで終わった。作者の手癖??的な趣向を強く感じちゃったな。(それはそれで好きだけど……)
    続編あるなら納得できるけどそうではないのでなんか雑な終わり方にみえてしまう。
    風呂敷畳みきれてないのでもう少し補完欲しいなと思いました。

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    2026年02月12日
  • 死神の精度

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    サクッと読めるのに、いちいち少し感情が動く。
    物語に関係ないのだけれど、恋愛で死神の、「靴入れの上に乗っていた花瓶は横向きに倒れ、水がこぼれ、滴が垂れ、小さな溜まりを作っていた。外に降る雨を真似るかのような、垂れ方だ。」っていうこの2文、なぜかすごく好き。

    死神の視点で見ると、人間の世界、なんか無駄が多くて愛おしいかも。
    私の人生の下流の方も、悪くないといいな。

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    2026年02月11日
  • サブマリン

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    『加害少年たちの中身と独走家裁調査官』
    ・陣内の隠すことなく少年と接する姿勢・態度
    ・不安・孤独・疑いを持つ各人の心情

    久しぶりに伊坂幸太郎を読んでホッコリした
    そしてこの作品が続編だったとは…普通に楽しんで読めました

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    2026年02月11日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    ネタバレ

    銀行強盗なのですが、愛すべきメンバーで、実害がない分応援態勢で読んだ。ガンバレ四人組 
    伊阪さんの作品は「死神の精度」もそうだが、ピリッと気の利いた反面、とぼけたところもある面白い短編集も好きだ。
    読後の安心感と、お得感がある。
    文章(会話)もおしゃれで、ウイットもユーモアも、テンポもキレもいい。
    スピード感も緊張感もある。
    深刻な世界観を様々な形にくるんで、時々は幻想的な風景に紛らせて作り上げてくれる。
    好き度マッハな作家に入れている。


    楽しいという「面白い」もあるが、これには文章や内容、設定人物が興味深いという面白要素が多分にある。
    主人公たちは実際ならアウトロー。泥棒だから。それも銀

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    2026年02月09日
  • 死神の浮力

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    人間は必ず死ぬ
    自分も愛する人も
    怖くてしょうがないから、
    その事を考えずにその日を摘む。
    死ねないことも怖い。
    死んでも周りの世界に違いを及ぼさないけれど
    周りの人の心には残っていて生きている

    千葉のキャラがよくてコミカルな話に見えるけど、中身は結構重い話。

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    2026年02月08日
  • サブマリン

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    陣内と武藤の小君良い掛け合いや伊坂幸太郎らしい伏線回収も魅力的だが、何より少年犯罪というテーマをジャズと掛け合わせて作品に昇華したことに感激した。非行少年たちの多くは皆それぞれの境遇に「ひどいこと」があり、時としてそれは犯罪として牙を剥くこともあれば、音楽で観客を宇宙まで連れていくことにもなりうる。
    家裁調査官という仕事は常に答えのない問いと向き合っていかねばならないが、陣内ならきっとその奔放な振る舞いと先入観のなさで少年少女と真摯に向きあい、奇跡を起こしていくのだろう。

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    2026年02月08日