伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    死神の千葉、彼が仕事の時は必ず雨が降る。今回担当するのは小説家の山野辺遼。彼を「可」か「見送り」か判断するための1週間。その1週間+αが書かれた長編。
    前作「死神の精度」と違い、山野辺遼、山野辺美樹夫婦の復讐劇をまるまる1冊におさめた1冊だった。
    山野辺夫婦が娘の菜摘を殺した犯人・本城崇に復讐するために動こうとしている。そこにたまたま現れた千葉。そして、ナチュラルに同行する千葉。大事件を起こそうとしている時に、あまり記憶にもない、自分も復讐したかったと嘘っぽいことを言う千葉を連れて行く夫婦のなんと人の良いことか。
    ピリピリした気持ちの中に突如ポっと出現した千葉に、何かを感じたのか、救いを求めた

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    2026年04月12日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    伊坂幸太郎・阿部和重『キャプテンサンダーボルト』

    借金返済のため、一攫千金を狙う相葉時之。山形のホテルで手違いから、テロリストから追われる身となる。
    絶対絶命の中、旧友・井ノ原悠と出会う。

    蔵王の御釜を発生源とする『村上病』。
    第二次世界大戦中、東京大空襲の日に蔵王に墜落したとされるB29。
    御釜でのロケを敢行し、公開直前に公開中止となった『劇場版 鳴神戦隊サンダーボルト』。
    そして、御釜の『五色沼の水』を狙うテロリスト。

    テロリストからの逃走を続ける相葉と井ノ原。

    それぞれがつながり始める…
    真相が明らかに…

    伊坂幸太郎と阿部和重の合作。
    伊坂幸太郎らしいといえば、伊坂幸太郎らしい

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    2026年04月10日
  • 魔王 新装版

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    私の中では面白かった!
    腹話術が使えたり賭け事で腕試ししたり紙を25回おると富士山の高さと同じなるという雑学を試してみたり、、職場の人に借りた本だけどすごく満足!!

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    2026年04月10日
  • 火星に住むつもりかい?

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    約500頁にもわたる大作。途中までは退屈に感じたが、最後の数頁で綺麗に着地した。ゴールデンスランバーのような読み応えがあった。

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    2026年04月09日
  • 仙台ぐらし

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    4月に3年過ごした東北から異動ということで何となく手に取った本。新卒で入った会社の配属先が東北で、頻繁に仙台に赴いていたりしていたわけではなかったけど、伊坂幸太郎の文章を通して昔の仙台を知るのは面白かった。国分町やアーケード街って昔からあんな感じなんですね。伊坂幸太郎の作品は「アヒルと鴨のコインロッカー」しか読んだことはなかったけど他の作品も読みたくなった。
    自分から行動しないと話は進まない。自分の日常を他人に読ませられる文章にするのって何気に難しいですよね。

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    2026年04月09日
  • 終末のフール

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    気付いたら読み終わっていたってくらいスラスラ読めた。
    世界の終焉という壮大でもありきたりでもあるテーマで、よくここまでそれぞれの生活を映し出せたなと思う。
    自分がもしこの立場になったら誰に共感するのかという視点で読み進めてみたが、どの人物にも共感ができてしまった。
    人間の中にある恐怖と不安と少しの好奇心を人物として描き切ったことに感服した。
    個人的には「天体のヨール」と解説が好きだった。
    答えのない悩みに押し潰されそうになった時に何度も読み返そうと思う。

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    2026年04月05日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

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    おっもしろ…である。
    特にボーナストラックがおっもしろ。
    本編ははらはらドキドキ過ぎて、心臓に悪い、という表現がしっくり。

    伝染病にワクチン接種、そして兵器。
    ハードボイルドもあり、人間の営みもあり。

    作家さんって本当にすごい職業だと思います。フィクションの中に、いろんな要素を整えて、楽しませてくれる作品を生み出している。

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    2026年04月04日
  • ジャイロスコープ

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    ネタバレ

    短編集。でも1つ1つが面白くてサクッと読めてしまった。
    短編ながらに、それぞれがちょっとずつ繋がっていたりして全然、舞台が違う話なのに不思議と同じ世界線のなかでの物語になっている。

    いちばん好きだったのは、「1人では無理がある」かな。
    冒頭の物騒な話から、サンタクロースの話になってどう展開するのか…と思いながら読んでいたので、これがいちばん面白かった。

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    2026年04月02日
  • 終末のフール

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    あと3年で世界が終わる
    みんな死んでしまう中で生きていく人達の短編集

    人それぞれ3年で終わる世界での死と生への感情が違いとても面白かった
    色々な登場人物がある時点で交差する点なども読んでいて面白かった

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    2026年03月31日
  • モダンタイムス(下) 新装版

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    今後サスペンス小説のおすすめを聞かれたら自信を持ってモダンタイムスと答えるだろう。

    それくらい終始ハラハラドキドキの連続だった。
    上下巻合わせて700ページ超という長編小説だったが退屈することなく最後まで読むことができた。

    上巻で散りばめられた安藤商会や株式会社ゴッシユの正体、播磨崎中学校事件の真相や検索の仕組みなどありとあらゆる伏線がどんどんと回収されていき、読み進める手が止まらなかった。

    中でもホテルで緒方と兎の男と対峙する場面がドキドキした。
    もうダメかと思う度に超能力が解放したり思わぬ人物が助けに来たりと胸熱な展開に何度歓喜したことか。

    SEとしてPC上のシステムを制作する渡辺

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    2026年03月30日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    動物園のエンジン、サクリファイス、フィッシュストーリー、ポテチの4篇を収録。いつもながら、タイトルからは全く内容がわからない。読んだ後でも何だこれ。そういうところも伊坂幸太郎ワールド。人を喰ったような話の展開、とぼけているのか、天然なのか、意味不明な行動をする登場人物も他編と繋がりがあるのも、もうすっかり伊坂ワールドにハマっている自分には楽しい。
    煙に巻かれたような、翻弄されているような、登場人物たちだけでなく、読者も一緒にフワフワできるのが楽しいのか。黒澤は今回も活躍するけど。ロックバンドでメジャーで夢見る話、作家で賞を取れたらいいなとか思って書いたのかしら。仙台の野球チームはどう思っている

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    2026年03月30日
  • 残り全部バケーション

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    ネタバレ

    ●悪い人ばかりなのに憎めないキャラクター。会話が軽快で面白い。
    ●第二章タキオン作戦が一番好き。
    ●焼肉屋のDMがまさかラスト1行で生きてくるとは…。岡田は結局生きてるのかわからないけど、生きててほしいなと思った。

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    2026年03月29日
  • ジャイロスコープ

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    短編小説。単独の話しではあるけど、少しずつどこかで誰かが繋がっていてそれも面白い。
    今起こったことが、間違えていたり、失敗したとしても、いつかその出来事は巡り巡って自分や誰かを助けたりするのかもしれないと思い、読んでいて気持ちが軽くなった。
    伊坂幸太郎さんの小説はいつも読後が気持ちいい。

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    2026年03月26日
  • 逆ソクラテス

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    とても爽やかな短編集でした。
    小学生の息子にも読んでほしい。

    やっぱり一番インパクトが強かったのが最初の「逆ソクラテス」でした。自己否定をされそうになった時に、「僕はそうは思わない。」魔法の言葉を唱えられるような人でありたい。
    普段あまり短編を読まないので、その後どうなったかなと気になってしまう私ですが、巻末のインタビューで伊坂さんが「書かれていないことは、書かれていないことに意味がある」絵画の白い部分と同じで、そこが白いことに意味がある、と仰ってるのを読んで、なるほど、と思いました。これまで読んできた小説や、未完で終わってる物語にまで、自分自身が納得してしまいました。そこは私の想像で構わな

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    2026年09月06日
  • 首折り男のための協奏曲

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    単なる殺し屋の話かと思いきや、

    そうでもなかったぞ。

    殺し屋と関わる人々の群像劇。

    個人的には、もっと殺し屋に活躍して欲しかった。

    そのへん、ちょっと物足りないかも。

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    2026年03月24日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    たくさん本読んだし、そろそろ伊坂幸太郎節もわかっちゃうかもしれんで…の気持ちで読み始め
    いや、全然わからん。どーなんのこれ?の一気読み。

    飛沫で未来が見えるってもう、どんな発想なん(好きです)いつもの魅力的なキャラ、アクションに加えて
    人生や人間についての考え方にもはっとさせられる言葉や、共感が多かった。
    面白いだけじゃなくて、未来に対して明るい印象をもてる話。

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    2026年03月23日
  • オーデュボンの祈り

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    ネタバレ

    なんだこれー!面白すぎる。
    読む手が止まらず、1日で読み終わってしまった!
    なんというファンタジーミステリー。
    冷たさだけじゃなく、人と人とのつながりの温かさもちゃんと描かれているのが良かった。

    城山の最期は呆気なかったな〜。
    ある意味、爽快でもあった。
    最初は怖いなあと思っていた桜も、伊藤との会話や物語が進むにつれてどんどん好きになっていった。

    園山さんの奥さんが生きていると分かった場面で、
    「まいったな、ベッドは彼女が独り占めだ」
    と、嬉しさと寂しさが混じった言い方をしたのが印象的で、、
    そのシーンを読んで、草薙の百合ちゃんに対する向き合い方を思い出した。
    荻島の男女は精神的に支え合っ

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    2026年08月18日
  • サブマリン

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    突飛な言動ばかりだけど愛おしくなってくる陣内という人物。人間として魅力的だよなぁ。
    武藤は現実的なキャラクターだから、主人公として読者と一緒に悩んだり感じたりしてストーリーが進むから読みやすい。武藤と一緒になって「陣内さん変わってるなぁ」と翻弄されながらも憎めない。
    若林青年には苦しくても頑張ってほしいなと鼓舞の気持ちでいっぱいになったし、棚岡少年には若林のように立ち上がっていけるといいなと応援したい想い。小山田くんはその能力を善の方向に役立てる方法があると素敵!
    この本に出会えて、極悪人の犯人ってのはそうそう存在しなくて、たまたま良くない方向につまづいてしまった人も多いのかもしれないと考える

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    2026年03月22日
  • SOSの猿

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    初めは孫悟空に少し戸惑いを覚えていたけれど、物語が一つに収束する中盤になると、納得した。おもしろい!!
    西遊記を元に因果応報を突き詰めていく作品!
    あとがきにあるように、なんとも妙な小説だ
    西遊記に煙に巻かれる作品。

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    2026年03月22日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    ネタバレ

    安定の面白さだった。伊坂作品のシリーズものは前作をあまり意識しすぎず見れる点が良い。新鮮さがある。でも陽気なギャングシリーズは不変さがより愛着が湧く気がする。皆んなが求めている4人のたわいもない会話を聞きたいんだろう。敵対する人物の遥か上をいく作戦、緻密に計算された伏線が絡み合いスピード感があってこのシリーズにしか摂取できない栄養がある。いつにも増して役に立たなかった響野が大好きだ。あのポジティブさ、鈍感さは見習いたい。9年越しの三作品目だったらしいが、最近見始めた自分はラッキーだった。四作品目がもう待ち遠しい。

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    2026年03月21日