伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • サブマリン

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    陣内の態度も言葉も、最後の行動も、全部が不器用で、でも意味があって本当に惹きつけられた
    少年法の曖昧さや、家庭裁判所の在り方など、社会的な意義も考えることができる小説。
    本当に面白かったし、弁護士なりたての友達に勧めた一冊!

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    2026年06月02日
  • ジャイロスコープ

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    「浜田青年ホントスカ」と「一人では無理がある」と「彗星さんたち」がよかった。

    「彗星さんたち」の市川君の想像物語、いいなぁ。鶴田さんを想って他の登場人物たちと同じようにしんみり。
    パウエル国務長官の台詞があまりにもかっこいいので思わず検索してしまった。

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    2026年06月01日
  • ジャイロスコープ

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎さんの短編集。それぞれ別の機会に執筆したものだそうだが、少しずつつながっている気がする。
    最後の1話は書き下ろしで、味の濃いそれぞれの物語をまるっとラッピングしてくれる。伊坂さんのおもてなし心を感じた。
    読み終えてから振り返ると、そこまで意外な展開の話はなかった。でも「読ませる」力が圧巻。
    途中でキラリと何かのメッセージが光る気がするが、明確に掴ませてくれないところが良い。
    クスッと笑えるポイントが多いのも印象的。

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    2026年06月01日
  • チルドレン

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    ネタバレ

    短編集だが陣内を軸に登場人物が絡み合ってるからとても読みやすかった。陣内自身の内情は一切書かず、周りの人から見た感想や印象だけで構成されているので、一緒の立場でどんな人かなと想像する楽しみがあった。

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    2026年06月01日
  • 終末のフール

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    おもしろかった!
    地球滅亡のカウントダウンの中
    たくさんの主人公のそれぞれの物語

    この世界の中なら自分はどうするか?
    主人公達の立場なら私は何を選択するだろう?

    鋼鉄のウール
    籠城のビール
    演劇のオール
    天体のヨール
    のエピソードが特に私好みでした
    苦悩や一縷の望みや諦めを繰り返し達観的な
    主人公や自分の出来る事や平時と同じように
    暮らそうとする主人公も
    それぞれ何をどうやって
    今を生きるかが問題だ
    ただやはり家族がいる主人公は精神的にも強いか

    そういえばこの作品は伊坂幸太郎氏の
    特徴のある軽快でノリの良い会話が少なくて
    一度あれこれ伊坂幸太郎氏作品だったよな?と
    表紙の作者名を確認した事がありました
    伊坂幸二郎氏とかじゃあないよねって(笑)

    キャラ1人1人が魅力的でわかりやすく
    書き分けられているのは間違いなく
    伊坂幸太郎氏の特徴で静かに考えさせられる
    良い物語でした

    数日前 競馬でジュウリョクピエロが勝ち
    話題になりました
    影響で小説が売れて重版決定らしいですよ
    私も読んでみますね

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    2026年05月31日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    伊坂幸太郎ワールド全開の交差するストーリー、それも伏線だったの?という小ネタ、ユーモアのある軽快なトークにほとんど一気に読みました。
    作者によって事件の解決役を課せられ、変な特殊能力も付加された決して強くもない主人公ですが、己の過去の苦い経験を克服しようと事態を解決するために奮い立ちます。一方で同じく平凡な市井の人々がある事件を機に事件を起こす側にもなるという、対比が描かれています。本書にはニーチェを考察する場面も含まれていて、心の救済のあり様を考えさせられました。ああ面白かっただけでは終わらない好みの一冊です。

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    2026年05月30日
  • 終末のフール

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    生きることは権利ではなく義務である。
    もし私がこの世界にで生きていたのなら、死という観念的なものを目の当たりにした時、どう思うのか

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    2026年05月29日
  • サブマリン

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    ネタバレ

    「チルドレン」の続編。
    家裁調査官の陣内と、それに振り回される部下の武藤。
    だけにとどまらず、少年やその親、いろいろな人を相変わらず独自の理論で振り回される。
    少年犯罪という思いテーマが陣内の破天荒さで中和されて読みやすくなっている。

    永瀬や優子といった前作のキャラクターが出てくるのも魅力的。
    鴨居が出てこなかったのがちょっと残念。
    あるシーンで、今日は3人だけで集まる日というのがあったから、あれ、鴨居は居ないの?ちょっとしんみりした雰囲気がしたのでもしかして鴨居は‥‥と思ってしまう。



    調べてみると、「読書のいずみ「座・対談」」というインタビューで「死んじゃっていると寂しいので、どちらともとれるような感じで描いているんですよね」と言っていた。
    ちょっと残念ではある…。

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    2026年05月29日
  • 魔王 新装版

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    ネタバレ

    考えろ、考えろ。今の世の中は考え無しのことが多すぎる。だからこそ考えなければならない。

    ささいな超能力を得た兄弟は、それぞれの思惑でこの国を変えていく方法を模索する。その結果は描かれていないが、果たしてどうなったのか。

    この小説は集団心理の恐ろしさを描いている。反米感情からファストフード店に放火し、耳触りのいい言葉のプロパガンダに同調する。この集団心理に立ち向かえるのかどうか、今後、現実の私たちの世界で答え合わせをすることになるだろう、と思った。

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    2026年05月27日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    短編集だけど伊坂幸太郎の世界観は健在。どのキャラクターも魅力的で引き込まれる。
    ポテチのラストも良かった。
    ポテチどっちも美味しいよ!

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    2026年05月27日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    短編4編収録
    フィッシュストーリーの短編が特に気に入った…
    時代が早すぎて売れなかったバンド、最後のアルバム最後の収録から40年くらいの歳月をかけて繋がる物語。
    バンドメンバーが自分達の曲から影響を受けて大きくなってほしいという夢が結果的に実現する話。そのベースには『僕の孤独が魚だったら…』の詩集がある。
    のちのアイネクライネナハトムジークにも繋がる偶然の出会いの妙的作品であった。
    その他の短編どれも毛色の違う伊坂ワールドで良かった…

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    2026年06月08日
  • 終末のフール

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    もし自分が物語のような状況になったらどんな風に生きるかと想像しながら読みました。どのお話も好きだけれども、1番好きなのは天体のヨール。この状況下で天体観測を飄々と続ける冷静さ、夜の静けさからは想像できない隕石の衝突の矛盾が物語に美しい雰囲気を演出していると思う。

    印象的な場面が3つ。

    ①鋼鉄のウールより、苗場さんが「明日死ぬとしたどうするか」と聞かれての反応、
    「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」
    「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
    「できることをやるしかないですから」(ローキックと左フック)

    ②天体のヨールより、二ノ宮の亡き妻、千鶴の決め台詞、
    「勝ち組とかいう言い方って、品がなくて、嫌な感じだ。」

    ③深海のポールより、隕石が降ってきてまず洪水が来ると予測して家の屋上に櫓(やぐら)を作っている父から、
    「人生を山に譬えるのは、陳腐だ。」

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    2026年05月25日
  • 終末のフール

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    設定がすごい。自ら死んだらダメだっていうけど、死のタイミングが分かってしまった時はどうなんだ。生きるか死ぬか、そもそも生きるとは、死ぬとは。
    それを突きつけられるのに、なぜかどの話も読んだ後に心が軽くなる不思議な小説。いかにもって感じ。
    私は冬眠のガールと太陽のシールが特に好き。ラストのしっくりくるセリフをピタッと入れてこられて、最後笑みが溢れてしまう。

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    2026年05月25日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    クジラアタマの王様
    最初は「何がどうなってるんだ?」という感じで、全然物語についていけていない自分がいた。
    でも、伊坂さんの作品だから絶対気持ちのいい爽快な伏線回収が待っているはず、という安心感があってワクワクしながら読み進めていた。
    小説の途中にある挿し絵のおかげで、夢の中の世界やハシビロコウ・主人公たちの顔や姿が想像しやすくなって、よりその世界に入り込んで読むことができた。あと挿し絵にはセリフがないところも、夢の中をふわふわと覗いているような感じがして楽しかった。
    夢の話もそうだけれど、そもそもこの小説全体が伊坂さんの想像の中から生まれていると思うと本当にすごいの一言しかない……。
    不思議だけれど「もしかしたら本当にあるかもしれない」と思わせてくれる、かわいいお話だった :)
    やっぱり伊坂さんの世界観、好きだなぁ。

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    2026年05月24日
  • キャプテンサンダーボルト 下

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    伊坂さんが好きなので
    合作?と思って手にとってませんでしたが
    面白かった。第二弾してほしい。実写化も面白そう

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    2026年05月24日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    『陽気なギャング』シリーズ第2作。前半は4人それぞれを中心にした話が描かれ、後半に繋がっていく。テンポの良さは相変わらず、4人の掛け合いも面白い。会話のテンポがよく、今回も楽しく読み進められた。

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    2026年05月23日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2026.5.21
    絵があったの新鮮で状況がすぐ理解できて読みやすかった
    アクション小説だと文で躍動感を表すのは難しいという作者の意図が解消されててよかった

    夢でなぜその3人が選ばれた…?絶対関わらなそうな人たちだけど…?みたいなとこから面白くなって引き込まれた
    通常だとあまり考えられないけど、小説の中では主人公が侵入者と対峙するシーンで、夢で勝たなきゃこっちでも勝てないから寝なきゃ!!ってなってたのが、もう以前とは違う主人公になってて池野内氏に似てきてる笑って思いながら見てた面白かった
    最後の方インフルの話だったけど、コロナの時こんな感じだったなという懐かしさもあった

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    2026年05月21日
  • 残り全部バケーション

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    久しぶりに小説読んだ。名前覚えるの苦手だけど面白かった。伏線もあったし岡田の掴みどころのない性格好き、最後メール来たのか解説読んで考えた。

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    2026年05月20日
  • 終末のフール

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    ネタバレ

    世界の終末なのに、なぜか少し心が温かくなる。大どんでん返しが起きないかなと思ったけど、起きなかった。パニックの中で大切な人たちを亡くした話はしんどい。各話単独だけど、リンクしてるのがおもしろいし、伊坂幸太郎っぽい。

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    2026年05月18日
  • チルドレン

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    物語の中心人物として関わってくる『陣内』がすごく魅力的。

    身近にいたら振りまわされて心身ともに疲弊して、もうこりごりって感じなのかも知れないけれど……。でも個人的には、とっても好きな性格なのよね。

    カッコつけないで、等身大であるがままに生きているヒトは、魅力的です。

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    2026年05月18日