伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレ死神の千葉、彼が仕事の時は必ず雨が降る。今回担当するのは小説家の山野辺遼。彼を「可」か「見送り」か判断するための1週間。その1週間+αが書かれた長編。
前作「死神の精度」と違い、山野辺遼、山野辺美樹夫婦の復讐劇をまるまる1冊におさめた1冊だった。
山野辺夫婦が娘の菜摘を殺した犯人・本城崇に復讐するために動こうとしている。そこにたまたま現れた千葉。そして、ナチュラルに同行する千葉。大事件を起こそうとしている時に、あまり記憶にもない、自分も復讐したかったと嘘っぽいことを言う千葉を連れて行く夫婦のなんと人の良いことか。
ピリピリした気持ちの中に突如ポっと出現した千葉に、何かを感じたのか、救いを求めた -
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伊坂幸太郎・阿部和重『キャプテンサンダーボルト』
借金返済のため、一攫千金を狙う相葉時之。山形のホテルで手違いから、テロリストから追われる身となる。
絶対絶命の中、旧友・井ノ原悠と出会う。
蔵王の御釜を発生源とする『村上病』。
第二次世界大戦中、東京大空襲の日に蔵王に墜落したとされるB29。
御釜でのロケを敢行し、公開直前に公開中止となった『劇場版 鳴神戦隊サンダーボルト』。
そして、御釜の『五色沼の水』を狙うテロリスト。
テロリストからの逃走を続ける相葉と井ノ原。
それぞれがつながり始める…
真相が明らかに…
伊坂幸太郎と阿部和重の合作。
伊坂幸太郎らしいといえば、伊坂幸太郎らしい -
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今後サスペンス小説のおすすめを聞かれたら自信を持ってモダンタイムスと答えるだろう。
それくらい終始ハラハラドキドキの連続だった。
上下巻合わせて700ページ超という長編小説だったが退屈することなく最後まで読むことができた。
上巻で散りばめられた安藤商会や株式会社ゴッシユの正体、播磨崎中学校事件の真相や検索の仕組みなどありとあらゆる伏線がどんどんと回収されていき、読み進める手が止まらなかった。
中でもホテルで緒方と兎の男と対峙する場面がドキドキした。
もうダメかと思う度に超能力が解放したり思わぬ人物が助けに来たりと胸熱な展開に何度歓喜したことか。
SEとしてPC上のシステムを制作する渡辺 -
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動物園のエンジン、サクリファイス、フィッシュストーリー、ポテチの4篇を収録。いつもながら、タイトルからは全く内容がわからない。読んだ後でも何だこれ。そういうところも伊坂幸太郎ワールド。人を喰ったような話の展開、とぼけているのか、天然なのか、意味不明な行動をする登場人物も他編と繋がりがあるのも、もうすっかり伊坂ワールドにハマっている自分には楽しい。
煙に巻かれたような、翻弄されているような、登場人物たちだけでなく、読者も一緒にフワフワできるのが楽しいのか。黒澤は今回も活躍するけど。ロックバンドでメジャーで夢見る話、作家で賞を取れたらいいなとか思って書いたのかしら。仙台の野球チームはどう思っている -
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とても爽やかな短編集でした。
小学生の息子にも読んでほしい。
やっぱり一番インパクトが強かったのが最初の「逆ソクラテス」でした。自己否定をされそうになった時に、「僕はそうは思わない。」魔法の言葉を唱えられるような人でありたい。
普段あまり短編を読まないので、その後どうなったかなと気になってしまう私ですが、巻末のインタビューで伊坂さんが「書かれていないことは、書かれていないことに意味がある」絵画の白い部分と同じで、そこが白いことに意味がある、と仰ってるのを読んで、なるほど、と思いました。これまで読んできた小説や、未完で終わってる物語にまで、自分自身が納得してしまいました。そこは私の想像で構わな -
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ネタバレなんだこれー!面白すぎる。
読む手が止まらず、1日で読み終わってしまった!
なんというファンタジーミステリー。
冷たさだけじゃなく、人と人とのつながりの温かさもちゃんと描かれているのが良かった。
城山の最期は呆気なかったな〜。
ある意味、爽快でもあった。
最初は怖いなあと思っていた桜も、伊藤との会話や物語が進むにつれてどんどん好きになっていった。
園山さんの奥さんが生きていると分かった場面で、
「まいったな、ベッドは彼女が独り占めだ」
と、嬉しさと寂しさが混じった言い方をしたのが印象的で、、
そのシーンを読んで、草薙の百合ちゃんに対する向き合い方を思い出した。
荻島の男女は精神的に支え合っ -
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突飛な言動ばかりだけど愛おしくなってくる陣内という人物。人間として魅力的だよなぁ。
武藤は現実的なキャラクターだから、主人公として読者と一緒に悩んだり感じたりしてストーリーが進むから読みやすい。武藤と一緒になって「陣内さん変わってるなぁ」と翻弄されながらも憎めない。
若林青年には苦しくても頑張ってほしいなと鼓舞の気持ちでいっぱいになったし、棚岡少年には若林のように立ち上がっていけるといいなと応援したい想い。小山田くんはその能力を善の方向に役立てる方法があると素敵!
この本に出会えて、極悪人の犯人ってのはそうそう存在しなくて、たまたま良くない方向につまづいてしまった人も多いのかもしれないと考える