伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • AX アックス

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    まさかこんな切ない展開になるとは思わなかった。
    主人公が殺し屋だからこそ、人の温かさや切なさが際立った気がした。

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    2025年10月05日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    コミカルな話の展開もあって、悲しさや爽快感もあり、全体的なバランスが良かった。
    伏線回収もしっかりあって、映像では味わえないどんでん返しもある。
    黒澤さんの活躍ぶりがすごい。罰せられるものはしっかりと罰せられていて、ホッとした。

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    2025年10月04日
  • オーデュボンの祈り

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    久々に再読した!
    やっぱり好き!

    登場人物のどれもこれもがぶっとんでるのに、
    しゃべるカカシなんているから、
    はちゃめちゃな人々と暮らしが
    平然と成り立つ世界観が好き。

    カカシなのに鳥贔屓って秀逸が過ぎる…

    伏線回収が全てではないけど
    拾い上げられていくたびに
    ワクワク感が巻き起こるのはやっぱり楽しい。

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    2025年10月04日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    騙された、まんまと騙されてしまった。

    推理小説でも何でも、普段から犯人は誰だろうとかどういうトリックだやら、何も考えずに読み進めているが、にしてもまさかそうなるとは思わなかった展開に唖然。長くも短くも無いが、読み応え抜群。

    何より、ラッシュライフから再びの登場、黒澤!
    これまた、黒澤の存在がいい味を出していたなぁ。
    黒澤の人間性というものを、噛み締めて味わった。

    この作品の面白い点は、妙な第三者視点、いわば、ナレーション形式で語られるところだろう。
    稀にある、変な作品。
    でも、その変が故に、面白い。

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    2025年10月06日
  • モダンタイムス(上) 新装版

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    伊坂幸太郎さんの作品は、貫井徳郎さんや薬丸岳さんの作品と違って初っ端からグイグイ引き込まれる感覚は無いのですが読み進めていく内にいつの間にか沼の真ん中に腰まで浸かっちゃっているという感覚です。前置きが長くなってしまいましたが、今回の作品はシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、出会い系サイトの仕様変更といったもので今迄受けてきた仕事と比べわりかし楽な仕事と思いきや、自分の前にこの仕事を担当していた上司の五反田正臣は突如失踪。。。不明な点が多すぎる仕事に対し、渡辺は発注者に問い合わせる為に電話しても繋がらないし、コンタクトを取ろうとした事を上司に叱られる始末。渡辺はこのプロジェクトの謎を

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    2025年10月04日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    面白かったね。
    で何が面白かったかっていうと、物語よりも状況を説明する言葉、状況説明かな。
    もっと簡単な言い回しがあると思うけど、何でそんな回りくどいことを説明調に話すのか、何となく面倒くさい自分を思い出したよ。
    だけどこれが良かった。
    さて物語はっていうと罪の意識もあるし、まあある意味ハッピーエンドだけど、この作者の殆どに言えるのかと思うけど、死を軽んじてるよね。
    100人100通りの人、人生があるからこんな簡単じゃあないと思うけど、まああまり重くならないのでそこがいいのかっていう感じも分かる。
    この作者らしいね。
    でも、落とし所は外してなかったので、SIT隊長の夢に出てきた娘、妻の会話は何

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    2025年10月03日
  • マリアビートル

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    再読。全編ほぼ新幹線車内でのお話。うっすら鉄ヲタ気味の私にはそれだけでワクワク嬉しい…!
    「グラスホッパー」の続編的な作品なので、知ってる人がちょいちょい出てくるのも面白いです。七尾君は今回も不運で可愛い。気弱なひょろひょろメガネ男子なのに腕っぷし強いの刺さり過ぎます。
    次々人が死んでいくけどあっさりぽっくりすぎて何も感じないところに殺し屋業界を実感します。こわい。
    それでとにかく中学2年の王子やばい。ずっとムカついてました。言ってることが世の中の本質をついてるからこそ煽られるんだよな…。

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    2025年10月02日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    現実離れした設定でありながら、緻密に張り巡らされた伏線の回収に唸らされる。
    憎めない登場人物たちの不思議な立て籠もり事件に引き込まれていく楽しい一冊でした。

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    2025年10月02日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    伊坂幸太郎らしく、風呂敷を上手く畳むなぁ、という印象でした。物語中の物語が実は実在する誰かだった、みたいな入れ子の展開は斬新に感じました。
    猫にはさらに優しくしよう、そう思える作品でした。

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    2025年10月01日
  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    殺し屋シリーズ4作目、積読してたけどやっと読めた。今回も期待を裏切らなかった。

    七尾が今回も大活躍でよかった。
    3階でセンゴクと鉢合わせるところなんか、自分の不運さを武器にまでしてて最高だった。

    ソーダとコーラは、檸檬と蜜柑より良い奴そうだったのに退場、さみしい…コーラなんかまったく出番なしだった…

    クライマックスの蓬VS乾のところは、伏線回収もあってさすが伊坂幸太郎!だった。

    まだまだ七尾の活躍が読みたいよー

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    2025年10月01日
  • オー!ファーザー

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    伏線回収が見事で惚れ込んで過去作品全て揃えて出版順に読んでいる
    お父さんが4人お母さんはひとり
    そして親の影響がとても強くみんなとてもカッコ良いお父さんであるからこそ成り立つストーリー

    中高生くらいが読むとまた違う感想を持ちそうだし是非読んで欲しい

    映画もあるようなのでまた見つけたら見てみようと思う

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    2025年10月01日
  • 3652―伊坂幸太郎エッセイ集―

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    伊坂幸太郎の才能は、平凡を非凡に変換する能力のたかさにあるのじゃないだろうかと思わずにいられなかった。
    お父さんはとても面白い人だし、周りで起きていることも面白い。日常の小さなファニーを丁寧に拾い集め、かつ、伊坂の内側をこっそりお披露目してくれたのがこのエッセイ集だと思ってる。
    楽しかった!

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    2025年10月01日
  • AX アックス

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    ネタバレ

    「そういえば読んでる途中でそのまま行方不明になっていた…」本です。

    たまたま読みたかった新しい本が出て、そのままになってしまっていました。

    主人公の行く末には衝撃を受けましたが、家族を守るために選択した結末は少しほんわかしました。

    殺し屋が主人公の話なのでシリアスなシーンが多いのか?と思いましたが、所々ユーモアのあるシーンもありつつのめり込んでしまいました。

    シリーズ作らしいので、他の作品も見てみようと思います。


    蟷螂の斧

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    2025年09月30日
  • 火星に住むつもりかい?

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    ネタバレ

    伊坂作品にしては心重たい部分が長くて疲れる本だった。

    平和警察とは名ばかりの一般市民に対して魔女狩りを行う世の中に対して、ちょっとした正義感から立ち上がる1人の青年を描いた物語。
    揉み消された平和警察の横暴を始めとして伏線の散りばめ方と回収のスマートさは伊坂幸太郎健在と言ったところ。

    真壁鵠太郎という敵側に置いておくには些か魅力的すぎるキャラクターが最終的には黒幕の1人であるあたりは伏線で裏切りを重ねながらも大事なところは押さえているな、という感じ。

    まさかタイトルが「不満があってもこの世で生きていくしかないよね、まさか火星にでも住むつもり?」みたいなニュアンスとは思わなかったけど。

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    2025年09月30日
  • グラスホッパー

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    伊坂さんらしい魅力的なキャラクターの人物が沢山いて、伏線も沢山あって、とても楽しめる作品でした!面白くて本当にあっという間に読み終えました。

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    2025年09月30日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    本屋に行って「い」の行の下を見ると大体平積みされているのがこの作品。
    その理由が読むとわかる。
    作品としてとても綺麗にまとまっていて
    ちゃんと騙される。
    それでいて読みやすく、特徴的な視点も持ち合わせている。
    この著者の別の作品を読みたいと思わせる作品。

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    2025年09月28日
  • マリアビートル

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    殺し屋と死体が多すぎる(笑)
    東北新幹線の中で起こる殺し屋たちのエンタメ小説。

    伊坂作品のキャラクターには、癖があってとても好き。
    完璧じゃなく欠点があるのが、魅力をアップさせていると思う。

    この新幹線に現実で乗ってしまったら地獄でしかないが、伊坂作品の溢れるユーモアとストーリー展開が、エンターテイメントとしてすごく面白かった。

    一方で、王子の「悪」に特化したキャラクターは、伊坂作品では久しぶりの気がする。
    『オーデュポンの祈り』の城山を思い出した。

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    2025年09月28日
  • 重力ピエロ

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    映画を先に見てしまったが故に、中盤まで集中できず、なかなか進まなかったのが惜しいというか、後悔。 本を先に読むべきだったな。

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    2025年09月28日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    なんとなく普通に起こりそうで、起こらない。そんなことを人はいつも思ってるもので、あの人に会いたいな、こういうこと起こらないかなみたいな連続が散りばめられてて、さらに短編同士の登場人物が関係してたりして、時々読み返さないと誰だっけ?となりますが、面白く読めました。

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    2025年09月28日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    個人的にはかなり好みな作品だった。
    複数人の登場人物からなる短編集。
    それぞれの出会いや別れ、小さな奇跡が起こす友愛の物語。全てのお話に登場する1人のボクサーをきっかけに物語が動いていく。
    そして最後にはボクサーの熱い戦いの様子や、それを取り巻く他の登場人物たちの関係性やストーリーが気持ち良いほどに繋がり完結に向かっていく。

    出会いや別れを楽しみながら、奇跡を味わい、予想外な関係性に衝撃を受けながら読める作品だった。

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    2025年09月28日