伊坂幸太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに反して、全編スリリングで息つく間のない最高にロックな作品!
国家権力、利権、警察組織。個人が立ち向かうにはあまりにも強大な壁に、たった一人の一般人が巻き込まれていく圧倒的な絶望感と逃亡劇の疾走感にページを捲る手が止まらない。
公共の利益という大義名分のもと、人の人生を平気で踏み躙るメディア。利権なのか無能なのか….。しかし、これほどの状況証拠の中で無実を確信するかつての仲間。彼らが一緒に過ごした無駄で無意味な時間の積み重ねこそが、巨大な嘘を見抜く最強の武器。
最後は大逆転といかないリアルな結末。でも、あの黄金のまどろみの記憶と、青柳の人柄が繋いだ偶然の出会いが、彼を最後まで諦めさせな -
Posted by ブクログ
トリプルセブンがすごく面白かったので即購入。
キラキラの高帯がたまらん…!そろえたい。
走り続ける東北新幹線車内で、ミッション遂行のために駆け引きし合う殺し屋たち。
そこに悪魔の中学生“王子”が絡むことで一気に事態が複雑化する。
それにしてもこの王子が本当に嫌な奴!ムカつきつつも、感情に動かされてしまう周りの大人たちも哀れに映る。
恐怖で人心掌握するやり口は、今の政治を見ていると実際に行われていると感じる。王子は周囲の人を面白く支配したいだけな分、まだ可愛いと言えるか。
七尾のアクションシーンは言わずもがなカッコいいが、とにかく運が悪すぎる…笑
回想シーンを少し読み飛ばしたくなってしまったから -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら伊坂幸太郎さんのデビュー作とは知らずに、25周年限定カバーの装丁(by坂内拓さん)が素敵で購入。
序盤は外界から遮断された島、という設定の上で個性しかない登場人物とイベントに遭遇する。
奇抜だけど淡々としている、そこに田園や星空風景が加わり、なんともシュールで不思議な小説という印象。
後半はおとぎ話じゃなくてミステリーだったと、ハッとさせられる。ロマンティックとも言えるラスト。
主人公伊藤と当時の伊坂さんは
同年代、システムエンジニア、仙台と共通項がある。
伊藤はご自身のイメージで書かれたのでしょうか。
そして
論理的で極めて現実的な世界で仕事をしている伊藤がなぜコンビニ強盗 -
Posted by ブクログ
超一流の殺し屋でありながら、家庭では妻に頭が上がらない男・兜。家族に裏稼業を隠しつつ引退を望む彼は、最後の仕事へと向かうが、その依頼をきっかけに思いもよらない事件へ巻き込まれていく。スリルとユーモア、そして家族愛が織り交ぜられたエンターテインメント小説です。
殺し屋シリーズ「グラスホッパー」「マリアビートル」に次ぐ、三作品目。
殺し屋といえば、シリアスで殺伐とした雰囲気ですが、本作品では、主人公・兜のユーモラスも描かれ、殺し屋としての一面がより際立たせられたものと感じました。
誰にだって幸せなひとときを感じる権利はあるのです。
たとえそれが、殺し屋だとしても。