伊坂幸太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『豊かな人生』とは?がテーマとなっている作品。
父に自殺され神に憧れる青年、不倫相手と再婚を企む女性カウンセラー、職を失い家族に見捨てられた男。
思想や恋愛、仕事に捉われている登場人物たちのピリピリした人生が描かれる中、諦観している黒澤の視点がとても印象的です。黒澤の「人生については誰もがアマチュアなんだよ」というセリフが、失敗してあたりまえなんだと、間接的に人生の教訓を教えてもらえた気がしました。中でも、豊田という職を失い老犬を拾う男がこの物語の肝で、ラストに描かれる『豊かな人生』とは?の答えが、この人物のセリフにつまっています。個人的には、佐々岡がサイドボードの趣味が悪いと一言放つ場面と、 -
Posted by ブクログ
ずっと読んでみたかった本だったけれど、自分の中でのタイミングがなかなか合わず。
しかし、いざ読んでみると面白い。
3人の「殺し屋」。
殺し屋の「鯨」「蝉」が殺害をしていくシーンはなかなかのグロさというかリアルというか。少し苦手なタイプでしたが、先が気になり読む手が止められませんでした。
それぞれの登場人物の物語が交互になっていて読みやすかった。
「殺し屋」だから本来であれば最低な人間なのに、なぜかそれぞれのキャラクターに没入してしまう。不思議な感覚。
読み進めていき、なんとなく予想していた感じではあったけれど、ドキドキとハラハラが止まらず、とても面白かったです。
不思議な感覚といえば、