伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • サブマリン

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    陣内と武藤の小君良い掛け合いや伊坂幸太郎らしい伏線回収も魅力的だが、何より少年犯罪というテーマをジャズと掛け合わせて作品に昇華したことに感激した。非行少年たちの多くは皆それぞれの境遇に「ひどいこと」があり、時としてそれは犯罪として牙を剥くこともあれば、音楽で観客を宇宙まで連れていくことにもなりうる。
    家裁調査官という仕事は常に答えのない問いと向き合っていかねばならないが、陣内ならきっとその奔放な振る舞いと先入観のなさで少年少女と真摯に向きあい、奇跡を起こしていくのだろう。

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    2026年02月08日
  • さよならジャバウォック

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    ネタバレ

    本当に人間の暴力的な言動がすべてジャバウォックのせいで、追い払えば解決できるとすればどんなにいいか。仕事柄、日々、人の言動を変えていくことの難しさを痛感しているが、自分とその未来を変えることに力を注いでいくべきだと改めて感じた。
    伊坂幸太郎さんらしい、伏線もたくさんあり、一気読みしました。

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    2026年03月01日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    「一緒に本屋を襲わないか」

    冒頭数ページのこの言葉に込められた意図や感情を読み解きたい一心で必死にページを捲っていたと言っても過言ではないくらいスルスルと物語の世界観に没頭していった。

    「宗教もレッサーパンダも存在しない国に住む必要があるのか」
    日本は優しくない。
    日本語を流暢に喋れない外国人は舐めれる。
    人種差別はダメだと思っていても潜在的に外国人を面倒くさいと思ってしまうのは共感する部分だった。

    ブータンには因果応報の考え(善い行いには幸せが訪れ、悪い行いには災いが降りかかる)はあるものの、日本と異なり、"生まれ変わり"を信じる宗教が生まれながらにしてそばにある。

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    2026年02月08日
  • チルドレン

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    奇跡を起こす男、陣内を巡る五つの物語。そんな奴はいる訳がないけど、いても面白い、どうなるんだ、全くやってられない、目が離せない。不思議な魅力の主人公を作り出すのは簡単ではないが、伊坂幸太郎初期のこの作品は陣内と彼を取り巻く何人かの友人たちによって、普通の生活がちょっと普通でない物語になって面白かった。
    映像化を見たいとは思わないけど、続編は読みたい。しばらく伊坂ワールドを追いかけようと思っているので、陣内のその後も楽しみ。全然関係ないけど、横道世之介を思い出したりした。魅力的な男の話は面白いんだ。

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    2026年02月08日
  • ラッシュライフ

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    読み進めながら、早く先を知りたいけど読み終わりたくないって気持ちがせめぎ合っていた。

    作中に出てきた「リレー」が物語の構成に繋がってくるとも思うんだけど、それだけだとなんだか足りない気がする。

    リレーは次の人にバトンを渡したらその人の出番は終わりだけど、人生はそうじゃない。
    ここに出てくる登場人物の行動や言動一つ一つが重なり合って、良くも悪くも影響し合って、波のようなうねりが生まれたんだと思う。

    人間の嫌な部分、愚かな部分、哀れな部分が随所に出てきて、すごく応援したくなるような人がいるわけでもないのに、でも読み終わった後は全く嫌な感じがしないのは、伊坂さんの文才なんだろうな。

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    2026年02月07日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    ネタバレ

    最後の数ページのために読んだ甲斐があったなって思える
    人情とか、人の心ってやっぱり柔らかくてだけど気まぐれで純情だよねってことを改めて教えてくれた気がする、これまで読んできた元カノたちが結局ただの額縁だったのがとってもよかった
    繭美がこれまで黒く塗りつぶしてきた(塗りつぶさなければならなかった)経験たちが、人生という名の辞書が星野一彦と出会ったことでまっさらになるのがいい
    繭美にとって一彦は最後の光だったんだろうな

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    2026年02月07日
  • 重力ピエロ

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    独特でお洒落な言い回しが軽快に続いていました。冒頭から引き込まれ、読みやすく面白い。初めて読む伊坂幸太郎作品でした。家族愛が変に重く描かれておらず、自然に大切に表現されていて良かった。

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    2026年02月07日
  • 逆ソクラテス

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    小学生が主人公で物語が展開する短編集の本書は、普段見ることができない伊坂幸太郎さんの物語が楽しめるようになっています。

    なので初めて伊坂幸太郎を知る方やにも手を取りやすいのではないかなと思う。

    ただ普段の伊坂幸太郎の長編が好きな方には物足りなく感じる部分があるかもしれない。



    私が本書を読んだタイミングが江戸川乱歩の少年探偵団のようなものを見た後に見たのもあってタイミングとして良かったなと思う。同じように小学生が主役だし…



    個人的にはやはり最初の物語の逆ソクラテスの話が1番心に残っている。

    流されやすい自分にとって物語に出てくる言葉「僕はそうは思わない」この一言に自分の大切な価

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    2026年02月07日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    読んでいる途中で、河崎が犯行を行なっていたこともわかったし、琴美が死んでいることもわかってた。でも、河崎が実はドルジであったことには気づけなかったのは悔しい。色々なところに伏線があったのに。

    これはただの推理小説ではない。この小説に書いてある全てのことに意味があって、全部が全部繋がっていて、3人の物語と椎名の物語を垣間見た気がする。

    結局、アヒルと鴨って誰のとこだろう??ドルジと琴美かな??それとも、河崎と椎名??ドルジと河崎のことだったりもするかな

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    2026年02月07日
  • アイネクライネナハトムジーク

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    一つ一つ面白いかと言われると、序盤があまり興味をそそられず集中力が切れたりしたけど、少しずつ繋がってくるにつれて相関図ができあがるようでどんどん引き込まれていきました。
    中盤〜後半は気になってスイスイ読めた。
    登場人物が多すぎてこれ誰やったっけ?っていうのは多々あった。記憶力が問われる…

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    2026年02月07日
  • 砂漠

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    大学入学前に読んだけど刺さらなくて、3年になって読んだら面白かった。
    最後がいい。個人的に、結局砂漠の中で五人は疎遠になってしまうと思う。大学の人間関係ってそういうものだから。
    でも、それも含めてモラトリアムの青春で良いし、あの4年間は紛れもなく人生の宝物になるだろうな〜。

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    2026年02月07日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    人物叙述トリック。お前がドルジか!と騙された。
    映像化は難しそう…、と思ったら映画化されていた。
    観てみたいような、観たらガッカリするんだろうな、と複雑な気持ち。

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    2026年02月11日
  • ラッシュライフ

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    泥棒の家に空き巣に入る。強盗現場に強盗に入る。妻の殺害と愛人の殺害のダブルブッキング。偽の犯人にされてる途中で別事件の犯人に。エッシャーの騙し絵のように、気づいた時にはいつの間にか形勢が逆転している構図が面白い。昇ってるのか降ってるのか、立場が上なのか下なのか、騙してるのか騙されてるのか。

    作中の言葉にあるように、リレーのバトンみたく今日という日の主人公が受け継がれていく群像劇。分かりやすくバトン役を担う野良の芝犬。首輪を与えられ、宝くじを付けられ、鋏でバラバラにされかけ、無職のおじさんに拾われ喧嘩に巻き込まれ、大金との交換を持ちかけられる。お互いの人生や修羅場など全く知らない他人同士の共通

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    2026年02月06日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    読み終わった後にもう一度読み返してしまいます。
    全てを知った上で読むとまた違う面白さを感じられる作品です。さすが伊坂幸太郎、と唸ってしまいました!

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    2026年02月05日
  • 777 トリプルセブン

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    シリーズの中では、どたばた度合が増して、設定が更に非現実的になって来ていてる気が。でも次作でたらでたで読んでしまうんやろな~。

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    2026年02月05日
  • 楽園の楽園

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    新聞で紹介されていて読んでみようと思って、本をみたら、すごく薄くてビックリした。面白かったので、すぐに読み終わった。

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    2026年02月05日
  • グラスホッパー

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    4.2/5.0

    少し現実離れした設定の楽しさ、会話のユニークさ、バラバラだった物語が交差していく展開、等々伊坂幸太郎小説の楽しさが詰まってる。

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    2026年02月05日
  • フーガはユーガ

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    ネタバレ

    全体的には重めの話題。読むなら元気のあるときに読みたい。

    どっちにも生きてて欲しかったよ( ; ; )
    すごいよ、すごいけど2人とも幸せになってほしかった…

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    2026年02月05日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    内容は大きな事件に立ち向かう感じだけど、事件の内容よりも、それぞれの人の持つ負の感情に対しての折り合いの付け方についてよく描かれていて
    かつ、そういう重めのテーマなのに軽快に進む登場人物同士の会話や場面転換でその重さを感じさせずスルスル読める本だった

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    2026年02月05日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    社会で働く人の理不尽さを感じつつ読みました。
    部長には腹が立ってしょうがなかった!

    度々怒る事件ではヒヤヒヤと緊張感が走り、引き込まれました。

    面白かったです!

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    2026年02月04日