伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • グラスホッパー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三人の個性的な主人公がとても癖になって面白かったです。会話や行動の表現のテンポがかなり良くてあっという間に読んでしまいました。特に蝉と岩西のやりとりのテンポはかなり好みでした。それぞれの主人公にそれぞれの物語の進み方や思考があるのもとてもよかったです。

    また、全て鈴木が見ていた幻覚なのではないかという考察が生まれるラスト(点滅の終わらない赤信号と通り過ぎない回想列車が幻覚の始終を描いている)や押し屋の仕掛けた緻密な作戦、スズメバチの正体など巧妙に散りばめられた伏線やトリックにも驚かされました。

    あと個人的に好きなのは感情の表現の数々で、直喩も隠喩も頻繁に出るのですが、全て納得できる感覚でし

    0
    2026年04月12日
  • 陽気なギャングが地球を回す

    Posted by ブクログ

    4人の銀行強盗が出てきて、わいわいがやがやと喋りながら、騒動に巻き込まれていく話。というのが作者のあとがき。90分くらいで終わる映画、あまり頭を使わないで楽しめるという作者狙い通りのエンタメ。うまいもんだなぁ。
    銀行強盗はそうやってやるのか解説付き。秒単位の時間計測が成功の決め手、確かにズレたら失敗するというのは何にでもあること。犯罪にだってロマンがなければいけない、そういえば殺伐とした世の中で陽気なギャングはお目にかからない。こういう奴らがちょっと頭に来る社会や集団を小気味良くやっつけてくれたりするとスカッとする。本当に頭のいい奴らは悪いことばかりはしない。という世の中であってほしい。


    0
    2026年04月12日
  • ペッパーズ・ゴースト

    Posted by ブクログ

    面白かった。登場人物が魅力的で会話がユーモアに溢れています。悲観的な性格で「もうおしまいだ」が口癖のロシアンブルがいい味を出していました。悲しい事件が根幹にありますが、驚きも待ち受けていました。

    0
    2026年04月11日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    非常にコミカルに家族愛を描いている。
    強くて家族への愛が深い殺し屋夫と、頼りなく見える父を実は気にかけている息子の関係が素敵。
    奇妙さと恐ろしさを感じさせる医者を2人で倒したときは感動した。

    0
    2026年04月11日
  • ペッパーズ・ゴースト

    Posted by ブクログ

    前半は難しくて時間がかかったけど、現実と小説がリンクしてきて一瞬で読み終えた!
    壇先生の最後の考察がよかった、
    私はアメショーが好き

    0
    2026年04月11日
  • 重力ピエロ

    Posted by ブクログ

    心理描写がある泉水と、感情が読みにくい春の対比がとてもよかった。春の明確な意図がわからない言動に、おいてかれそうになる泉水の驚きや焦燥感、これらがとてもマッチしていた。「ジョーダンバット」とか「春が2階から落ちてきた」などのキーワードを読者が忘れているタイミングで出してくるのも技巧的であった。重力ピエロという、具体的だが意味不明の言葉を本の題名にした意図が、徐々に顕になっていく展開も素晴らしい。

    0
    2026年04月11日
  • 陽気なギャングが地球を回す

    Posted by ブクログ

    中学生の頃に読んで以来、久しぶりに手に取った。伊坂幸太郎作品らしく個性の強いキャラクター達の会話劇を満喫できる。

    0
    2026年04月10日
  • キャプテンサンダーボルト 新装版(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    伊坂幸太郎・阿部和重『キャプテンサンダーボルト』

    借金返済のため、一攫千金を狙う相葉時之。山形のホテルで手違いから、テロリストから追われる身となる。
    絶対絶命の中、旧友・井ノ原悠と出会う。

    蔵王の御釜を発生源とする『村上病』。
    第二次世界大戦中、東京大空襲の日に蔵王に墜落したとされるB29。
    御釜でのロケを敢行し、公開直前に公開中止となった『劇場版 鳴神戦隊サンダーボルト』。
    そして、御釜の『五色沼の水』を狙うテロリスト。

    テロリストからの逃走を続ける相葉と井ノ原。

    それぞれがつながり始める…
    真相が明らかに…

    伊坂幸太郎と阿部和重の合作。
    伊坂幸太郎らしいといえば、伊坂幸太郎らしい

    0
    2026年04月10日
  • 魔王 新装版

    Posted by ブクログ

    私の中では面白かった!
    腹話術が使えたり賭け事で腕試ししたり紙を25回おると富士山の高さと同じなるという雑学を試してみたり、、職場の人に借りた本だけどすごく満足!!

    0
    2026年04月10日
  • 火星に住むつもりかい?

    Posted by ブクログ

    約500頁にもわたる大作。途中までは退屈に感じたが、最後の数頁で綺麗に着地した。ゴールデンスランバーのような読み応えがあった。

    0
    2026年04月09日
  • 仙台ぐらし

    Posted by ブクログ

    4月に3年過ごした東北から異動ということで何となく手に取った本。新卒で入った会社の配属先が東北で、頻繁に仙台に赴いていたりしていたわけではなかったけど、伊坂幸太郎の文章を通して昔の仙台を知るのは面白かった。国分町やアーケード街って昔からあんな感じなんですね。伊坂幸太郎の作品は「アヒルと鴨のコインロッカー」しか読んだことはなかったけど他の作品も読みたくなった。
    自分から行動しないと話は進まない。自分の日常を他人に読ませられる文章にするのって何気に難しいですよね。

    0
    2026年04月09日
  • ラッシュライフ

    Posted by ブクログ

    なぜエッシャーの騙し絵が
    巻頭に描かれているのか
    最後まで読んでようやく理解出来ました
    読み進めて戻って忙しいですが
    楽しい一冊です

    0
    2026年04月07日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    伊坂さんの小説を読むと、私が普段生きている中でぼんやりと、でも確かに思ったり感じたことを登場人物が台詞の中で言っていたりする。その台詞を読んで初めて私はこう思っていたんだ。思いたかったんだと気付かされる。他者の文章を、言葉を読み進める中で自分の内側を発見するような不思議な気持ちになる。
    決して突飛なことでもないし、言ってしまえば誰もが思う事なのかもしれない些細なフレーズが、私をはっとさせる。そんなページに出会えた時私もあの伊坂さんと同じ感覚を持っている部分があるのか...こう考えるのは私だけじゃなく誰しもが考える事なのかもしれない...とワクワクと安心をくれる。
    星って死ぬんだなあ。と最近初め

    0
    2026年04月06日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    恐妻家を自負する自分としては兜の気持ちがわかりすぎてとてもよかった。裏の仕事や辛かった子供時代の事がさらっと触れられているが、スマートで飄々とした感じがカッコいい。途中で思わぬ展開となったが家族愛が素敵だった。殺し屋シリーズで殺した後の影響が描かれるのは他にないのでは?そういう点でも新鮮だった。

    0
    2026年04月06日
  • 逆ソクラテス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先入観を壊すことがテーマの作品たち。あっと驚く瞬間というか、自分も先入観を持っているなあと、気づく瞬間があって反省する部分があった。
    とくに「逆ソクラテス」と「スロウではない」が好き。
    「僕はそうは思わない」というセリフは印象に残っている。あと高城かれんへの印象をひっくり返されたところも。

    0
    2026年04月06日
  • 終末のフール

    Posted by ブクログ

    気付いたら読み終わっていたってくらいスラスラ読めた。
    世界の終焉という壮大でもありきたりでもあるテーマで、よくここまでそれぞれの生活を映し出せたなと思う。
    自分がもしこの立場になったら誰に共感するのかという視点で読み進めてみたが、どの人物にも共感ができてしまった。
    人間の中にある恐怖と不安と少しの好奇心を人物として描き切ったことに感服した。
    個人的には「天体のヨール」と解説が好きだった。
    答えのない悩みに押し潰されそうになった時に何度も読み返そうと思う。

    0
    2026年04月05日
  • チルドレン

    Posted by ブクログ

    陣内が面白くてクスッと笑える。一方で芯食ったようなかっこいいことを言ったり、行動したりもしていて惹きつけられた。
    短編集はあまり見ないが、話がつながっているので読みやすく一気に読み切ってしまった。

    0
    2026年04月05日
  • アイネクライネナハトムジーク

    Posted by ブクログ

    短編小説で読みやすく、それぞれのストーリーが繋がっていて面白かった。
    恋愛小説というよりも、ボクシングの試合のアツい展開に1番胸が高鳴った。
    斉藤和義さんから「出会い」について書いてほしいと頼まれてできた小説だそうで、あの斎藤さんはその斎藤さんだったのかと理解した。

    0
    2026年04月04日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    大作だった。読み切った感がすごい。
    いろんな視点から事件を見ていくことで続く展開にハラハラさせられる。

    0
    2026年04月04日
  • アイネクライネナハトムジーク

    Posted by ブクログ

    出会いは偶然をテーマに5つの短編を読み進めれば時を超えて繋がっていく流れは流石の一言である。
    ちょっとした登場人物の会話が素晴らしくリアルですんなり入ってくる感じである。

    0
    2026年04月04日