伊坂幸太郎のレビュー一覧
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ネタバレ三人の個性的な主人公がとても癖になって面白かったです。会話や行動の表現のテンポがかなり良くてあっという間に読んでしまいました。特に蝉と岩西のやりとりのテンポはかなり好みでした。それぞれの主人公にそれぞれの物語の進み方や思考があるのもとてもよかったです。
また、全て鈴木が見ていた幻覚なのではないかという考察が生まれるラスト(点滅の終わらない赤信号と通り過ぎない回想列車が幻覚の始終を描いている)や押し屋の仕掛けた緻密な作戦、スズメバチの正体など巧妙に散りばめられた伏線やトリックにも驚かされました。
あと個人的に好きなのは感情の表現の数々で、直喩も隠喩も頻繁に出るのですが、全て納得できる感覚でし -
Posted by ブクログ
4人の銀行強盗が出てきて、わいわいがやがやと喋りながら、騒動に巻き込まれていく話。というのが作者のあとがき。90分くらいで終わる映画、あまり頭を使わないで楽しめるという作者狙い通りのエンタメ。うまいもんだなぁ。
銀行強盗はそうやってやるのか解説付き。秒単位の時間計測が成功の決め手、確かにズレたら失敗するというのは何にでもあること。犯罪にだってロマンがなければいけない、そういえば殺伐とした世の中で陽気なギャングはお目にかからない。こういう奴らがちょっと頭に来る社会や集団を小気味良くやっつけてくれたりするとスカッとする。本当に頭のいい奴らは悪いことばかりはしない。という世の中であってほしい。
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Posted by ブクログ
伊坂幸太郎・阿部和重『キャプテンサンダーボルト』
借金返済のため、一攫千金を狙う相葉時之。山形のホテルで手違いから、テロリストから追われる身となる。
絶対絶命の中、旧友・井ノ原悠と出会う。
蔵王の御釜を発生源とする『村上病』。
第二次世界大戦中、東京大空襲の日に蔵王に墜落したとされるB29。
御釜でのロケを敢行し、公開直前に公開中止となった『劇場版 鳴神戦隊サンダーボルト』。
そして、御釜の『五色沼の水』を狙うテロリスト。
テロリストからの逃走を続ける相葉と井ノ原。
それぞれがつながり始める…
真相が明らかに…
伊坂幸太郎と阿部和重の合作。
伊坂幸太郎らしいといえば、伊坂幸太郎らしい -
Posted by ブクログ
伊坂さんの小説を読むと、私が普段生きている中でぼんやりと、でも確かに思ったり感じたことを登場人物が台詞の中で言っていたりする。その台詞を読んで初めて私はこう思っていたんだ。思いたかったんだと気付かされる。他者の文章を、言葉を読み進める中で自分の内側を発見するような不思議な気持ちになる。
決して突飛なことでもないし、言ってしまえば誰もが思う事なのかもしれない些細なフレーズが、私をはっとさせる。そんなページに出会えた時私もあの伊坂さんと同じ感覚を持っている部分があるのか...こう考えるのは私だけじゃなく誰しもが考える事なのかもしれない...とワクワクと安心をくれる。
星って死ぬんだなあ。と最近初め