伊坂幸太郎のレビュー一覧
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簡単な仕事だというのに、いつも何かに巻き込まれてしまう、殺し屋の天道虫こと七尾。(『マリアビートル』にも登場している。)
今回も、超高級ホテルの一室に誕生日プレゼントを届けるという簡単な仕事(殺し屋なのに?)だったはずが、あれやこれやと面倒な事態に巻き込まれてしまい、中々ホテルを後に出来ない。
時を同じくして、記憶力が驚異的で、1度記憶したら忘れない女・紙野結花が、ホテルに身を潜めていた。
ボスの乾から逃げたいのだ。
そうはさせるかと乾から依頼を受けた殺し屋たち、紙野を助けたい逃がし屋のココ、次々出てしまう死体を片付ける為に別途乾から依頼を受けた殺し屋などなど、次第に多くの殺し屋たちがホテ -
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『さよならジャバウォック』は賛否が分かれそうな作品だと思うが、私はとても面白かった。
前半はミステリーとしてぐいぐい引き込まれ、途中からファンタジー要素が強くなっていく。私はファンタジー色が強すぎる作品はあまり得意ではないので、一度は離脱しそうになったが、それでも読み進められたのは物語全体の構成が巧みだったからだと思う。
特に印象に残ったのは桂さんという人物だった。彼は「人間とは何か」という問いを突き詰めようとし、考え続けた末に行き詰まる。そして、人間は本質的に悪なのではないかという考えにたどり着く。しかし、その結論を受け入れたくないからこそ、人間以外の何かに原因を求めようとする。
ただ -
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殺し屋シリーズはハズレがない。
殺しの場面より、家庭の場面の方が多かった。というより家庭の話の方が印象に残っている。
主人公の性格は家と外では違った。外では非情な殺し屋。家では妻に頭が上がらない気弱な夫。矛盾しているようで両立しているところに人間味があった。
息子が父親を助けているところに親子愛を感じた。時と場所で家族間の関係が変わっていく。
主人公が妻の機嫌を悪くしない方法を考える場面が多かった。それは苦痛だったと思う。けど楽しんでいるようにも見えた。殺し屋の仕事をしているときに比べて、まだ感情があるように見えた。息子と妻の存在が、彼の暗い人生を支えているように感じられた。 -
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いいね、こういう本じゃないと表現できない展開って面白いよね。
でもこれはやり方次第では映像化もできそうだな。
どんな最後を迎えるのかワクワクして読めた。
途中細々と違和感があるんだけど、それが最後にそういうことか!って分かる。
いや、分かんないところもあるな。
害虫駆除の男がどういう経緯であの仕事に付けたのか、いまいちしっくり来てない。
あと篤志家のなんちゃら夫妻もなぜジャバウォック研究なんかに金出してたのか。まぁその辺は舞台装置としてあまり気にする所でもないのかもな。
主人公を自宅近くまで送り届けてくれる通りすがりのおばさんは都合良すぎないか。
あと後半に出てくる女性係員も都合良すぎる出番 -
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7人の人気作家が「夏」をテーマに書き下ろした短編アンソロジー。伊坂幸太郎のミステリ、江國香織の静かな恋、宮部みゆきの人生を照らす一編、町田そのこの青春、米澤穂信の社会派ミステリ、梨木香歩の幻想、恩田陸の記憶に残る夏――7人7色の物語が詰まっています。
直接的な夏の描写は多くない。それでも不思議とどの物語からも夏の気配が立ち上ってくる。陽炎のような読後感が、いつまでも心に残った。
輪郭は見えているのに、どこか揺らぎ、現実と夢の境界を行き来するような読書体験。作家が変わるたびに夏の景色も表情を変え、その移ろいを味わえるのも、このアンソロジーならではの読書の楽しみだった。
ぜひ、眠れない夏の夜 -
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ネタバレ伊坂幸太郎の書き下ろしが載っているということもあり購入。
他の作家も名のある人ばかりで読み応えもあるだろうと思ったので。
肝心の伊坂作品はAI関連で途中まで何が何やらでネタバラシ後もイマイチすっきりせず。
風変わりな探偵とその相棒、という構図や白河ヨフネのキャラクターは伊坂作品ぽくて良いのですがストーリーは少し大味でした。
他の作品も全部面白く、あっという間に読み終わったのですが中でも「二つの宇宙」がお気に入りでした。人見知りのおばあちゃんというキャラクター、おばあちゃんと彼女の宇宙が重なり合うドキドキ感、大学生っぽい青春を感じました。
他にも「真実のトランク」の昭和感(バブル感)、「
き