伊坂幸太郎のレビュー一覧
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かなりコメディな伊坂
読みやすくわかりやすくライトな感じで楽しめる。
教室と自宅の行き来をベースに事件に巻き込まれる王道的・漫画的な感じはとっつきやすく要所要所イメージがしやすいのでサッと読める。
親っていいよなと適当に思いながら読む。
起承転結の結にあたる部分はいまいちパッとせず、終盤も緊張感というかメリハリが少なくだらっと読んで終わった。作者の手癖??的な趣向を強く感じちゃったな。(それはそれで好きだけど……)
続編あるなら納得できるけどそうではないのでなんか雑な終わり方にみえてしまう。
風呂敷畳みきれてないのでもう少し補完欲しいなと思いました。 -
Posted by ブクログ
お友達からプレゼントしてもらった本。
ちょうど去年、前作「オーデュボンの祈り」を読み終わっていたので、早速読んでみた。
ラッシュライフー豊潤な人生
何人もの登場人物が出てきて、一体この話はどこに向かうんだ?ちゃんと結末を迎えられるのか?と心配になるくらい様々なストーリーが交錯していたが、段々とそれが同じところに戻り、何度も巡る景色があることに気づく。
それぞれの人にそれぞれの突拍子もない人生があるが、それは決して特別すぎることはない。外側から見れば、日常に溶け込んでしまうような一幕。けれども平凡では無い。
そんな堂々巡りのようなお話。
いつも伊坂幸太郎の発想には驚かされる。
話の面白さ -
Posted by ブクログ
強烈な冒頭の一行から始まって心を鷲掴み!
なめらかに物語が展開されていき、伏線回収やすべての謎が明かされてから、最後の締めくくり方にも、思わず笑みが溢れてしまう。心地よい読後感。。。
放火、レイプ、家族としての形。物語はとても深刻な内容であるにも関わらず、主人公の語り口から周りの人物、作品全体の作風にユーモア全開で楽しめてまったく飽きさせない。ストレスを笑い飛ばす様な、前向きな描写に一気に惹き込まれた。
ポジティブな思考を持って困難な時にこそ、重力に逆らうピエロの様に、笑って生きていくべきだと勇気づけられる。「重力ピエロ」という、タイトルのセンスに脱帽!!
初の伊坂幸太郎!
読む -
Posted by ブクログ
ネタバレ伊坂幸太郎好きはここから始まった。記録しておかないといけない一冊なのに今頃。
椎名は大学に通うためにアパートを借りる。
隣の部屋に河崎が住んでいた。
ディランの歌をきっかけに言葉を交わし、突然本屋を襲う片棒を担がされることになる。
それが現在の話。
並行して二年前の出来事と、交互に話が進んでいく。
二年前は、ブータンからの留学生ドルジとペットショップの店員琴美が付き合っていた。
河崎はドルジに日本語を教えていた。
その頃(二年前)ペット殺しが発生する。公園で犯人グループを見たドルジと琴美は彼らに狙われるようになる。
琴美は犯人をつかまえようとして、危険な道を走り出す。
椎名は河崎言うとこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ銀行強盗なのですが、愛すべきメンバーで、実害がない分応援態勢で読んだ。ガンバレ四人組 m(__)m
伊阪さんの作品は「死神の精度」もそうだが、ピリッと気の利いた反面とぼけたところもある面白い短編集が好きだ。
読後の安心感と、お得感がある。
文章(会話)もおしゃれで、ウイットもユーモアも、テンポもキレもいい。
スピードも緊張感もある。
深刻な世界観を様々な形にくるんで、時々は幻想的な風景に紛らせて作り上げてくれる。
好き度マッハな作家に入れている。
楽しいという「面白い」もあるが、これには文章や内容、設定人物が興味深いという面白要素が多分にある。
主人公たちは実際ならアウトロー。泥棒だから。