伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    ある日、ある場所で立て籠もり事件が発生する。オリオン座と白兎とレ・ミゼラブルの交錯。読み進めるごとに真相に近付き、アタマの理解がついて行かなけなくなるほどに驚くと同時にページを捲る手が、文字を追う眼がスピードを増す。最後の伏線回収はいつもながら圧巻!他作品の登場人物が出てくるのもファンには堪らないであろう事は間違いない。

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    2026年01月27日
  • 逆ソクラテス

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    伊坂幸太郎さんの作品はどれも、どこか「男の子の目線」が残っている感じがある。世界を斜めから見ていて、少しひねくれているけど、根っこは案外まっすぐ。理屈っぽい会話や軽妙なやり取りも、放課後の教室で延々と続くおしゃべりみたいな温度がある。

    大人の側が持ち出す正しさや決めつけに対して、子どもたちが静かに疑問を返していく。そのやり取りが説教くさくならないのは、物語全体が「分かったつもりになるなよ」という男の子の視線で貫かれているからだと思う。伊坂幸太郎特有の、あのどこか浮世離れした軽快な文体。
    日常に潜む違和感を鋭く突く書き味が、相変わらず心地よい。

    大人になってもふと思い出す、あの甘酸っぱい懐か

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    2026年01月27日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    檀先生とネコジゴハンター2人の話がだんだん繋がっていくのがとても面白かった!
    ラストはちょっと難しかったけど…
    サクサク読み進められて、だけど考えさせられる内容でした
    東北イーグルスが負け方とかそのまますぎて笑いました

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    2026年01月27日
  • 仙台ぐらし

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    伊坂幸太郎では珍しいエッセイ集。伊坂さんって不思議な人なんだな〜っていうのが伝わってきて面白い。もちろん普通の人の感性も持ってるんだけど、小説家になる人が持ち合わせるであろう独特の感性も人一倍持ち合わせているなと感じた。
    震災については、伊坂さんなりに考えることもあるみたいで色々興味深かった。仙台に少しでもゆかりがある人はサラッと読んでみてほしい一冊。

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    2026年01月26日
  • チルドレン

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    ネタバレ

    初めての伊坂幸太郎作品。
    面白い!変な言い回しがないのでストレートに伝わる。短編集と書いてあるが全ての話が繋がっているのでまさに「短編のフリした長編」だと分かる
    陣内のハッキリした性格が癖になる。出てくる登場人物皆が魅力的で陣内との掛け合いを見るのが楽しい。家裁調査官のライブに行ってお父さんが歌っていると気づいた時に少年が驚くのではなく苦笑しながら「歌ってるの俺のお父さんだよ」と言ったのが良かった。
    この章の「俺たちは奇跡を起こすんだ」というセリフが凄く好き

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    2026年01月26日
  • チルドレン

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    伊坂幸太郎の世界観大好きかも、なんか全部を喜劇として捉えてるような達観してる陣内も好き。盲導犬を連れているから知らない婦人からお金を渡された永瀬に対して「ずるい」っていう陣内も好きだし、「関係ない」の【響きが心地よい】っていう表現がとても好きだった。

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    2026年01月24日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    短編小説を切って貼ったパッチワークのような作品。世界観、細かく設定された主人公たちが交錯し、物語が収束していく。
    疾走感のある展開で主人公が次々と入れ替わるのでついていくのが大変だが、面白い作品で仕上がっている。
    この中では黒澤が一番好き。

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    2026年01月24日
  • ガソリン生活

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    これを読むと、自分の自家用車を大事に乗りたいなぁと思いました。
    車があんな風に話していたらと想像すると楽しい。
    最後の終わり方も素敵でした!

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    2026年01月23日
  • 楽園の楽園

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    装丁が綺麗で目を引きました。壮大なストーリーがコンパクトにまとめられていて読みやすかったです。内容的には、鈴木光司さんのユビキタスを思い出しました。

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    2026年01月22日
  • ラッシュライフ

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    ネタバレ

    素晴らしい群像劇。
    5人の人間たちのそれぞれの人生、視点で話が並行していくが、最終的に全て交錯して繋がる。これってこの時書かれていたこの人では、、、!!となって読み返してしまった。面白かった、勧めたい一冊。

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    2026年01月21日
  • 仙台ぐらし

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    エッセイは苦手と言いつつもすごく伊坂ワールドらしいエッセイだった。見知らぬ知人が多すぎるIIIもとっても好きだし、見知らぬ知人が多すぎるIIの顎を触らせてくるおじさんのところはすごく好き。

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    2026年01月21日
  • 火星に住むつもりかい?

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    タイトルに騙された!SFじゃないのか、、、
    いや、デストピアものの近未来的なSFだった。

    舞台は、平和警察という公安と特高を混ぜて、そこから倫理観や道徳観を差し引いた様な組織が跋扈する世界。彼らにかかれば、どんな無実な人間も危険人物にされてしまう。そして、あるのは処刑という未来のみ。そんな世界で唯一の対抗するツナギのヒーローと平和警察の攻防を描いた話。

    いやー、これは伊坂作品のなかでも異色じゃない?
    いつものユーモラスな感じは身を潜め、漂う暗鬱な空気感。平和警察に睨まれたら本当に終わってしまうという恐怖感が、もし自分や周りの人がそうなってしまったらどうしようと怯えながら読む事ができた。

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    2026年01月21日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    今回は長編、たった1週間の話なのに、意外にぶ厚い…
    冒頭は辛い事件のせいか、読むのがしんどく、千葉が出てくるまでは、なかなか進まなかった。
    ただ前回未消化だった部分もあったので、放り出さず読み進んだ。
    千葉が登場すると、お馴染みのボケのようで、なんだか笑ってしまう。
    まるでコメディの冒頭シーンを見ているようだ。
    山野辺夫妻は復讐心に燃え、煮え繰り返っているのに、ただ仕事をしているだけと言う千葉に、ぼんやりと癒されていったと思う。
    山野辺夫妻は元が善人なのだろう、全く復讐には向いていなく、千葉がいなければ、全ての罠に引っかかり、まんまと返り討ちにあっていただろう。
    それにしても、千葉が参勤交代に

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    2026年01月20日
  • SOSの猿

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    読んでる最中はなかなか理解に苦しみながら読んでたけど2つの話が1つに繋がった時は色々スッキリする。伊坂幸太郎さんらしい作品だと思います。

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    2026年01月20日
  • ホワイトラビット(新潮文庫)

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    「伊坂幸太郎25周年フェア」限定カバーが可愛くて購入。積読あるのにどうしよう〜と思っていたが、スラスラ読み進んでしまった。さすが!伊坂ワールド!トリックがあってエンタメ性もある作品でした

    色んな人の小さな行動の積み重ねで運命が作られるのかなと思いました

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    2026年01月20日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    短編で一気読み
    短いながらも伊坂作品らしい遊び心にクスッとなり、登場人物のやりとりにグッと引き込まれ、やっぱり私も物語が好きなんだなぁ〜と改めて思えた
    25周年らしい凝った装丁や書店展開もお祭りっぽくて良かった

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    2026年01月19日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    楽園だけあって装丁も中のイラストもとても素敵。短いお話。五十九彦と三瑚嬢と蝶八隗の会話が楽しい。この名前も楽しい。こんな風にヒトが排除される日がいつかくるかもなと思ってしまう。地震も多いし。戦争ももっと起こりそうだし。

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    2026年01月19日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    面白かったです!
    唯一無二の伊坂ワールドがすごく楽しい!
    まず好感度の高い魅力的なキャラクターが
    徒党を組み、お互いの関係性が面白い!
    次に一応舞台は日本でも日本では
    まず有り得ない非現実的でコミカルな世界
    その世界で物語がテンポ良く
    一転二転を繰り返し最後まで飽きることなく
    引き込まれます
    そしてThe伊坂ワールドとも言える
    登場人物達の軽妙、軽快でリズミカルな会話

    何時までもこの主人公達を見ていたい
    一緒に冒険をしたいと思わせる
    グッと掴まれ頭に映像の浮かぶような
    物語でした

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    2026年01月18日
  • 楽園の楽園

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    ネタバレ

    主人公たち3人のゆるやかな掛け合いから、大人のファンタジー、冒険のお話なのかと楽しく読み進めておりましたが、急に雲行きが怪しくなり気が付いたら主人公と同じ状況に置かれていました。
    しまった、と思った時にはもう遅い。
    普段いかに自分本位に物事を捉えてしまっているか、考えさせられる物語でした。

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    2026年01月18日
  • サブマリン

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    前作のチルドレンが面白かったので続きの本作を購入してすぐ読んだ。
    今回は陣内と武藤にフォーカスした長編で、前作とはまた違った面白さだった。
    相変わらず陣内は無茶苦茶で、それが良かった。
    後輩の木更津さんがどんな人かもっと知りたいからいつか掘り下げて欲しいなあ。

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    2026年01月18日