伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • オーデュボンの祈り

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    伊坂幸太郎さんの『オーデュボンの祈り』
    デビュー作です。とても不思議な小説です。

    主人公は伊藤です。彼は元システムエンジニアで、コンビニ強盗をして捕まりました。彼を捕まえたのは、中学時代の同級生で今は警察官の城山でした。パトカーで連行される途中、偶然にも事故が起こり、その隙に伊藤は逃げることができました。しかし、そこから先の記憶がありませんでした。

    意識を取り戻すと、彼は見知らぬ島である萩島にいました。この島は、長い間外界との交流を断っていると言われています。轟という島で唯一島内外を行き来する男に出会い、彼が伊藤をこの荻島に連れてきたのです。

    荻島にはこの百五十年間、島外からの人間が来た

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    2025年11月23日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    過去の旅先でも火事で遭遇していた3人。同じ場所に居合わせ、同じ夢をみるよーに。夢の世界での戦いに負けると現実でもトラブル発生。3人がチームになり夢の世界でも現実世界でもトラブルに挑んでいく。この夢は続くのか?アクションありのハラハラ、映画でもみたよーな感覚。

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    2025年11月23日
  • 終末のフール

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    小惑星が衝突して世界が滅亡する。死を目の前にした極限状態の中で、人はどう生きるのか。人はただ生きるだけだと、方向性を見失い、生きる意味がわからなくなる。でも、目の前の死を意識すると、過去を思い返し、今あるものに感謝し、その中でどう生きるかを考えるようになる。設定自体は現実的ではないが、人が追い込まれた時に共通する考え方であるように感じる。

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    2025年11月23日
  • 死神の浮力

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    クールでどこか奇妙な死神・千葉の物語の第二弾。
    前作『死神の精度』は連作短編集という形だったが、今作はがっつりの長編。

    小学生の娘・菜摘を殺された山野辺遼と美樹夫妻は、
    犯人である本城への復讐心に燃えていた。
    そんな二人の前に現れた謎の男・千葉。
    彼は遼の死を判定するために訪れた死神だった。
    行動を共にする千葉と夫婦が駆け巡る想像を絶する七日間。

    設定が重い。山野辺夫婦の体験した出来事が辛すぎて
    読んでいて心が抉られる。が、そこに颯爽と現れる千葉。
    この存在がとても大きかった。何でかわからないがホッとできるのである。
    むしろホッとできる度合いは前作よりも濃度が濃い。

    だが前作のようなどこ

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    2025年11月23日
  • サブマリン

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    少年犯罪、自動車事故という難しいテーマを扱った作品。シビアで重くなりがちな展開ですが、陣内さんという超クセ強、家庭調査官のお陰で上手く緩和してるかなと。この辺はさすが伊坂幸太郎さん。加害者と被害者、少年達に明日はあるのか希望を持って生きていくのか。罪を償った後は。なかなか難しい問題でけど、少しの希望があればいいなと思いました。それにしてもこの陣内キャラは過去作の死神の千葉や泥棒の黒澤みたいに好きかも。

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    2025年11月22日
  • フーガはユーガ

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    なんだこりゃって導入だったけれど、最後の方は夢中で読めた。
    湯船に浸かっていたが、ちっとも汗をかかない身体の冷えによる影響もあるかもしれない。
    アキレス腱が痛い。

    敵を楽勝で完膚なきまでに叩きのめす展開も気持ちいいが、
    こちらもしっかり取り返しのつかないダメージを負ってしまうところが良い。

    結局、元陸上部で活躍し、華やかでおそらく床上手なエロい嫁を得たワタボコリの一人勝ちか、
    とも思ったが、彼もそれなりに苦労しているようなのでトントンか。
    しんどい奴はそれぐらいは報われたっていい。

    陸上部モノにしよう。

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    2025年11月22日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    ネコジゴハンター!!
    伊坂作品には欠かせない、軽妙な悪党コンビ!
    主役ではないが、この手のキャラがでてくる作品にハズレなし!!
    さらに主人公のちょっとした特殊能力も万能とは程遠いのが、物語をいい塩梅に仕立て上げてる!

    物語としては、ちょっとした特殊能力をもつ主人公の壇先生(学校の先生)が、いつのまにやらテロリストを止める羽目になっている話。

    作中のテロリスト達の動機はわかるが、何故そうするかに疑問をもっていたが、伊坂先生の巧妙な話運びにすっかり、夢中になり、全然謎解きに気づけなかった。

    「さよならジャバウォック」でも感じだが、物語に入り込みすぎて、謎解きというか、推理とかしてる暇もないぐ

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    2025年11月21日
  • グラスホッパー

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    伊坂さんの作品て、会話であったり例え話が抜群のワードセンス。登場人物一人一人に命吹き込まれていて、読者1人1人に推しキャラいそうですね。

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    2025年11月21日
  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎の殺し屋系の物語は面白い

    あまりにも好きなセリフがあったのでメモ
    p.90
    「お金はある程度以上になるともう、使い道がないよ。それが分かった」
    「早くその台詞を口にしたいな、と思って、練習しているんだけれど」
    →口にしてみたい、じゃなくて、練習している、なのが、単に期待するだけじゃない積極性を感じて面白い
    p.165
    「(略)俺を殴るか?メロスのように」
    「いや、誰のようにも殴らない」
    p.284
    「君は年に数回なのか。俺は数年に一回もないよ」
    「ワールドカップみたいね。盛り上がりそう」

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    2025年11月23日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    悪気なく5股している主人公なのに憎めない優しさがある。一体何が起きてこれからどうなるのかぼやかされているのが却って心理描写に集中できてよい。

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    2025年11月20日
  • ペッパーズ・ゴースト

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    非常に「ちょうどよい」エンターテイメント小説であった。

    この、伊坂氏の現代版おとぎ話とでも言うべき小説の何がちょうどよいかと言えば、その「爽快さ」である。

    いつぞやのニュースや、どこか最近見かけたような「悪」がいる。それらと対峙する分かりやすい「正義」が悪戦苦闘する。現実世の中がそう単純なものではなく、「悪」は跳梁跋扈するばかりであるが、小説の中で繰り広げられる、悪く言えば単純な、良く言えば、そうあって欲しい理想的なエンターテイメントが繰り広げられ、日常で溜まった脳や心の澱が流されていくような気持がする。

    その中にあって、「悪」に対する復讐を試みる「悪」が登場し、我々の心の水面に石を投じ

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    2025年11月20日
  • ジャイロスコープ

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    伊坂幸太郎さんらしさが溢れる短編集だった。どの作品も味わい深く、かつ一本芯の通った作品に仕上がっていると感じた。この不思議な清涼感のある読後感を得られるのが伊坂幸太郎さんの作品であり、さらに多くの作品を読みたいし、ご本人には作っていただきたいと願ってやまない。

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    2025年11月19日
  • 死神の精度

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    ネタバレ

    「死」について私はよく考えていました。
    死神、という言葉に惹かれてこの本を買って、読みました。
    「死ぬというのはそういうことだろ。生まれる前の状態に戻るだけだ」というセリフを聞いて漠然と抱いていた死への恐怖がふっと軽くなりました。
    あと、私も千葉と同じくミュージックが好きなので「人間が作ったもので1番素晴らしいのはミュージック」というセリフに激しく同意しました。

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    2025年11月19日
  • オーデュボンの祈り

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    はじめは進みがイマイチだったけど
    途中から一気に引き込まれた!
    ありえない世界なのに、どこかリアリティーもあって
    謎が一気に解けそうになったり、ならなかったり
    面白かった!
    ちゃんとすべてに意味があって繋がっている伊坂幸太郎ワールドのデビュー作

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    2025年11月18日
  • マリアビートル

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    ネタバレ

    殺し屋シリーズの第2弾。
    またも個性的な殺し屋たちが、新幹線の中という限られた空間でいろんなことを起こす。
    蜜柑と檸檬のコンビも面白いし、何より七尾の不運が面白い。
    次はどんな事が起こるんだろうって期待しちゃう。
    木村の両親にもびっくりだ。
    あと、前作のキャラクターが出てくるとちょっとうれしいよね。
    鈴木、お前もか!って。

    登場人物が多く、それぞれにフォーカスが当たるので途中ちょっと中だるみ感があった。
    けれど、最後はやっぱり面白いんだよね。
    後半のスピード感が良い。

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    2025年11月18日
  • マイクロスパイ・アンサンブル

    購入済み

    やっぱり面白い

    伊坂幸太郎ワールド全開、オススメです。

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    2025年11月18日
  • グラスホッパー

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    伊坂幸太郎の本基本的にめっちゃ読みやすいけど、これ一番すごい。飛ぶように読めた。伏線回収とかも当たり前に気持ちよかった。
    ハードボイルドってジャンル?らしいけどその辺はよくわかんない。

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    2025年11月17日
  • 終末のフール

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    3年後に小惑星の衝突により世界が滅亡する。
    事前に国民が知らされていたらどんなに混乱するだろう。パニック映画のように暴徒化した国民が暴れたりわかりやすくはちゃめちゃになるんだろうか。
    自分は絶望したあとどうするだろう。
    滅亡を前に日常生活をおくる人々の話を読みながらしんみり考えてしまった。

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    2025年11月17日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    先が気になって一気に読み進めたい!そんな一冊だった。
    主人公の岸さんをずっと応援しながら読んでた。

    この題名、どういう意味!?とずっと思ってたんだけど、ラストで明かされて『なるほど!そういうことか!』とすごく腑に落ちた。

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    2025年11月17日
  • 777 トリプルセブン

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    小気味いいストーリーで安定の面白さ。
    暗殺や切迫したストーリーなのだが、文体のおかげで楽しい話でも読んでいるような錯覚を覚える。

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    2025年11月16日