伊坂幸太郎のレビュー一覧

  • 魔王 新装版

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    伊坂幸太郎の作品を1作目から順番に読んできたけの、個人的にはこの作品が初めてしっかりと着地を成した感じで、たまらん好きだなと思う作品に出会えました。

    作者がもともと持つ独特の言葉選び(と言葉あそび)であったり、日常と少しブレた感じの世界観や設定はもともと好きだったけど、ここに気持ち悪い温度で「政治」が巻き込まれたことで、唯一無二のコクがドロドロと出て、最高の仕上がりになりました,という感じです。

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    2025年05月10日
  • 死神の浮力

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    本城崇、サイコパスの見本のような男。
    でもなぜ山野辺夫妻、主に作家である夫のほうにあんなにまで苦しみを与えたがるのか、娘を殺した挙げ句、その一部始終をビデオに撮って見せ、用意周到に計算して無罪を勝ち取り、復讐に燃える山野辺夫妻を手玉にとるように追い詰め、更に殺害を重ねたようにみせかけようとする、こんな悪意を
    全然、関係ない人にするか?
    山野辺の読者ってことが関係してるのかな。
    死神の千葉が登場してからは、相変わらずすっとぼけてはいるけれど、ちゃんと仕事はまじめにするから読んでいて痛い場面がいっぱい出てきたけど、なんとか読めた。
    中でも”参勤交代”の話しはワロタ。
    妻の美樹が”まるで見てきたよう

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    2025年05月06日
  • シーソーモンスター

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    ネタバレ

    螺旋プロジェクトというものを知らずに購入。
    昭和と未来の話の2篇入っており、伊坂作品の系譜を引き継ぎ世界観が繋がっている。
    海と山の対立をただ描くだけでなく、どうしようもなく合わない場合の生き方、関わり方について考えさせられた。
    スパイというか国家を守るための秘密組織が出てくるので緊張感となんとかなりそうなバランスが良かった。

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    2025年05月05日
  • バイバイ、ブラックバード<新装版>

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    伊坂幸太郎作品の中でもかなり上位に入る作品。
    それぞれの女性との別れのエピソードも爽やかで良いけど、なによりラストが凄く良い。
    個人的にはロープで侵入女が面白くて好きです。
    な〜にやってんだおめえ!!ってツッコミたくなる。

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    2025年05月01日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    シリーズ3部作目の本作も、事件に巻き込まれドタバタするギャングたちの様子を覗くことができます。
    敵となるのは多くの人の人生を壊した非道な記者で、どうやって退治するのかハラハラしましたが、最後は成瀬の思いも寄らない作戦でスカッと解決してくれました。

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    2025年05月01日
  • 魔王 新装版

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    ネタバレ

    15年ぶりくらいに再読。
    犬養の言動がどこまでが自分の意志によるものなのか、読み終わったが分からず。潤也も然り。
    ただ解説を読んで、この物語で伝えたかったことは、大衆が持つ恐怖とそれに流されない強さ果たして自分にあるのか、ということだったのかと気づいた。私もスカートを直してあげたいと思える人でいたい。

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    2025年04月30日
  • 残り全部バケーション

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    溝口と岡田の裏稼業コンビ。
    5つの短編からなっており、ユニークな伊坂節も健在。笑えて泣ける小説だった。

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    2025年04月26日
  • ジャイロスコープ

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    初めて伊坂さんの短編集を読みました。

    すごく面白かったけど,短編集だと中々入り込む前に終わってしまう笑

    特にギアは最後まで不明だった笑
    ただ“そういう”空気感は楽しめました。

    彗星さんたちは、王道な雰囲気で面白かったです。
    最後怒涛の連続で今までの登場人物が出るところは,
    なぜか懐かしい気持ちになりました。

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    2025年05月15日
  • 死神の浮力

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    ネタバレ

    こちらも新装版で再読。

    とても重い内容。
    児童誘拐殺人
    人を殺せてしまうタイプのサイコパス
    復讐

    他の作者の方が書いたら、すごく重い内容になるはずなのに
    やっぱりやっぱり伊坂さん。
    悲しみや恐怖を感じるけれど、全体的にポップに読み進められる。
    そしてなんといっても死神、千葉さんが最高!

    絶好のチャンスを逃すきっかけを作ってしまったり
    落ち込む山野辺夫婦に笑いをもたらせたり
    山野辺夫婦の危機を救ったり。
    本人はただただ真面目に仕事をして、音楽に激しく惹かれているだけ。
    それだけの千葉さんが、ちょっとかっこよくて、すごく愛らしい。
    最後の自転車で追いかけるシーンなんて
    クスクスが止まらなくて

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    2025年04月23日
  • 魔王 新装版

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    15年以上前の作品なのに、今の社会の問題にもなっているようなことがたくさんある。ドキッとさせられる。視点が鋭い。
    やはりディストピア、どうにもならない世の中で少しでも良い方向になるように勇気を出そうとする、もがこうとする登場人物たち。誰もが認める英雄が出てくるのではなく、普通の人間が主人公。共感できる部分も多い、でもこういう思い、持つことって間違いじゃないんだ、と背中を押してくれる作品なのではないか。

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    2025年04月21日
  • サブマリン

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    チルドレンとセットで読みたい。チルドレンを読んでから読んでほしい。
    懐かしの愛すべきキャラクターが出てきて、関係性が変わりつつも、その後も触れられているので、お、そうなったんだ!と。想像が委ねられる描写も。
    少年犯罪の加害者被害者それぞれの点からストーリーが描かれ、伊坂さん特有の推理小説ぽさも楽しめつつ、身近でいつ起こるとも分からない事故、犯罪について考えさせられる。答えはない難しいことではあるが、武藤さんの豪快ながらも熱さに引っ張られて、前向きになれる小説だった

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    2025年04月19日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    前作のギャングシリーズ読んだのがだいぶ前だからキャラ設定とかほとんど忘れてたけど読んでくうちに思い出してきた。安定の面白さ。

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    2025年04月19日
  • 陽気なギャングは三つ数えろ

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    私はハラハラドキドキものは苦手なんですが、このシリーズはきっと最終的には成瀬たちが相手を出し抜くと思ってるので、安心して読めます。
    とは言ってもかなりドキドキしましたが(笑)。
    今作も面白かったです!

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    2025年04月18日
  • サブマリン

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    結構好き。みんないいキャラしてる笑
    前読んだ伊坂幸太郎がシリアスだったからびっくりしました。もちろん色々考えさせられるけど、心が疲れてる時でも読めそう。

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    2025年04月17日
  • 死神の浮力

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     前回は短編の幾つかで千葉さんの人柄?神柄?を垣間見た。人情ならぬ神情を傾けられる思考があるのが愛おしくも感じる。神は痛みも感じず毒にも侵されないなら花粉症も無縁だろうか。病は気からと言うように花粉症ではないと強い気持ちを持つことで実は症状の兆しがあっても発症することはない人もいる。
     「どうせ可なんでしょ」に抗いの気持ちが隠せない千葉さん。流れ作業で処理するお役所仕事のような考え方に嫌疑を抱き判断の根拠を見出すまで調べる姿勢は利己的なマジョリティの今にアンマッチな魅力を感じる。敵討ちの長い長い道のりがその真摯な考え方を後押しする。その加勢もあってか判断を覆す程の強力な気持ちはルールをも打ち砕

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    2025年04月16日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    成瀬さんが伊坂幸太郎の描くキャラの中での私の最推しだとギャング二作目にして気付きました。
    ずっと読んでいたいずっと楽しい

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    2025年04月16日
  • 仙台ぐらし

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    仙台の街、を全体の題材に、言葉遊びやこれフィクションじゃなくて本当にあったのか、と思うような周りの人の行動を綴るエッセイ。仙台は勿論実在する街で地名も色々出てきて、当たり前だけどエッセイだから生活の中の一コマ的な話題が多いのに、小説での世界観に通じるような独特の浮遊感のような、フッとSFか何かを読んでいる気分になる感覚がある。

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    2025年04月11日
  • フィッシュストーリー(新潮文庫)

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    恐らく初めて読んだ伊坂幸太郎さん作品で、繋がっていることがすごくおもしろくて何度も色んな順番で読んだ記憶がある。自分で相関図も書いて楽しんだな

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    2025年04月11日
  • 残り全部バケーション

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    裏稼業・どこか憎めない愛すべき登場人物たち・一見全く関わりがないような出来事が最後はすべて繋がっていて綺麗に伏線回収される話の流れ。

    300ページに満たないページ数の中に伊坂幸太郎さんワールドがぎゅっと詰まっていた。

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    2025年04月14日
  • 火星に住むつもりかい?

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    伊坂幸太郎らしい作品。SFと言ってもいいかも。
    タイトルの「火星に住むつもりかい?」は平和警察という魔女狩りが横行するその世界で、その現状が嫌なら火星にでも住むしかないんじゃない?という意味だが、舞台となっている架空の日本で繰り広げられる事態が想像であってもあり得なさ過ぎて、この舞台の方こそ火星での出来事じゃないの?と思ってしまうくらいあり得ない設定だ。
    しかし考えてみると、例えば遠く離れたアフリカの独裁国ではもしかして同じような事が起きているかも?すぐお隣の拉致問題が解決していないお国では密告も奨励されているようだし同じような事があるのでは??最近世界を掻き回しているいる超大国の大統領は本作

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    2025年04月07日