伊坂幸太郎のレビュー一覧
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本城崇、サイコパスの見本のような男。
でもなぜ山野辺夫妻、主に作家である夫のほうにあんなにまで苦しみを与えたがるのか、娘を殺した挙げ句、その一部始終をビデオに撮って見せ、用意周到に計算して無罪を勝ち取り、復讐に燃える山野辺夫妻を手玉にとるように追い詰め、更に殺害を重ねたようにみせかけようとする、こんな悪意を
全然、関係ない人にするか?
山野辺の読者ってことが関係してるのかな。
死神の千葉が登場してからは、相変わらずすっとぼけてはいるけれど、ちゃんと仕事はまじめにするから読んでいて痛い場面がいっぱい出てきたけど、なんとか読めた。
中でも”参勤交代”の話しはワロタ。
妻の美樹が”まるで見てきたよう -
Posted by ブクログ
ネタバレこちらも新装版で再読。
とても重い内容。
児童誘拐殺人
人を殺せてしまうタイプのサイコパス
復讐
他の作者の方が書いたら、すごく重い内容になるはずなのに
やっぱりやっぱり伊坂さん。
悲しみや恐怖を感じるけれど、全体的にポップに読み進められる。
そしてなんといっても死神、千葉さんが最高!
絶好のチャンスを逃すきっかけを作ってしまったり
落ち込む山野辺夫婦に笑いをもたらせたり
山野辺夫婦の危機を救ったり。
本人はただただ真面目に仕事をして、音楽に激しく惹かれているだけ。
それだけの千葉さんが、ちょっとかっこよくて、すごく愛らしい。
最後の自転車で追いかけるシーンなんて
クスクスが止まらなくて -
Posted by ブクログ
前回は短編の幾つかで千葉さんの人柄?神柄?を垣間見た。人情ならぬ神情を傾けられる思考があるのが愛おしくも感じる。神は痛みも感じず毒にも侵されないなら花粉症も無縁だろうか。病は気からと言うように花粉症ではないと強い気持ちを持つことで実は症状の兆しがあっても発症することはない人もいる。
「どうせ可なんでしょ」に抗いの気持ちが隠せない千葉さん。流れ作業で処理するお役所仕事のような考え方に嫌疑を抱き判断の根拠を見出すまで調べる姿勢は利己的なマジョリティの今にアンマッチな魅力を感じる。敵討ちの長い長い道のりがその真摯な考え方を後押しする。その加勢もあってか判断を覆す程の強力な気持ちはルールをも打ち砕 -
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎らしい作品。SFと言ってもいいかも。
タイトルの「火星に住むつもりかい?」は平和警察という魔女狩りが横行するその世界で、その現状が嫌なら火星にでも住むしかないんじゃない?という意味だが、舞台となっている架空の日本で繰り広げられる事態が想像であってもあり得なさ過ぎて、この舞台の方こそ火星での出来事じゃないの?と思ってしまうくらいあり得ない設定だ。
しかし考えてみると、例えば遠く離れたアフリカの独裁国ではもしかして同じような事が起きているかも?すぐお隣の拉致問題が解決していないお国では密告も奨励されているようだし同じような事があるのでは??最近世界を掻き回しているいる超大国の大統領は本作